真っ黒

はむ

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後悔

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もっとちゃんと青春を謳歌すればよかった。

変なプライドなんて持つんじゃなかった。

好きな人に告白しておくんだった。

友達の大切さにもっと早く気付くべきだった。


ふとした時に考えてしまうのは後悔ばかり、
今の私に希望なんてものは全くない。
肉体的にも精神的にも余裕がなくなってきた。
もうどうすればいいのか分からない、
今だってこんなくだらない気持ちの悪いことを文章にすることで欲を満たしている。

周りの人達はキラキラしている、
夢がある、希望がある、将来への期待、明るい未来を見てる。そんな人たちを気持ち悪いと思っている自分がいる。自分が一番気持ち悪い。
全て私が悪い、分かってる、分かってるけど分からない。「あなたは間違ってない」「辛かったね」「私も昔は~」「頑張ってる」腐るほど言われてきたこれらの言葉が私は大嫌い。同情もアドバイスもいらない、私はもう根本から腐ってしまった。腐っているものに水を与えてもさらに腐るだけ、1人になりたい。

私は親切、優しいと言われることが多い、昔はそう言われることで承認欲求を満たしハリボテの自尊心を組み立てていた。しかし、気づいてしまった。私は優しいのではなく他人に興味が無いのだ、なんなら自分のことすらどうでもいいと思っている。空っぽだった。

昔同性を好きになったことがあった。というより好きになったと勘違いしている時期があった。今思えばあのキラキラしている生き方への憧れ、羨ましさの現れだったのだろう。結局告白することもなかった。成功してもあの人の人生を濁してしまうことになっていただろうからこれで良かった。私は一番遠くでただ見つめているだけでいい。関わるべきではなかった、出会わなければよかった。こんな苦しい気持ちになるくらいなら。


もし願いが一つ叶うのなら
記憶を消して全く別の人生を生きたい
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