魔術と呪術が世界を歪めている

第1話 恐怖からの始まり

ひとりの少年が言う。｢やっとこの日がきた。復讐の時だ。｣
彼の名はレイン、レインは魔術士の学校でNo.1になり、卒業した。そう、まさに卒業式だ！
そして……彼は目をつぶり思い出す。


～回想～

あれはレインが５歳のときだ。

その日は雨で荒れていた。

レインは、家族が大好きでその日も、母親と父親と川の字になって寝ていた。

だがしかし、その幸せは一瞬にして崩れた。午後2時のことだった……

怪しげの黒いマスクをつけた者が侵入してきて、
何らかの（不思議な）方法で両親が殺害されてしまう。

そして、レインの顔には両親の血が……


もちろん５歳のレインには何が起こったのかわからない。

だが、しかし目を思っきり見開く、驚きの表情だ。涙がこぼれ落ちながら……

そしてレインがたずねる。

｢ねぇ、お兄ちゃんはだれなの？ママとパパはどうしちゃったの？｣体が固まりながらも平然を装いながら言う５歳の子供が。

そして、当然かの様に黒いマスクの者が言う。

｢オレは……呪術士……そしてお前の両親を殺した者だ。悪いなボウズ……だが、お前は生かしてやる……俺が許せないなら、いつか殺しに来い｣と。


その瞬間……レインは｢え？な……なんでなの？パパとママが殺されなきゃいけないの！ねぇ答えてよ。ママとパパを返してよぉ！ひどいよ｣
と言った。

それを無視して、立ち去る黒いマスクの者……

その後ろ姿を見て心に誓う。そして、

……レイン！……レイン大丈夫ですか？！
｢あ、先生……すいません。すこし昔の事を思い出してて｣
それに対して
｢ふぅー良かった。何かあったかと思ったわ｣
と笑みを浮かべる先生。

どうやら、卒業式は終わったようだ。先生が急に｢最近、なんか呪術士とかが世界に反乱をまねこうとしてるみたいよ？レイン君ももし、呪術士を見かけたら気をつけてね？｣それを聞いた瞬間レインは魔法の杖を片手に駆け出す、そして林を抜け、港にでるその時だった……レインが思っきりコケた。
？？？｢あんた！走ってどこ行く気よ！｣

とそこには小柄の少女ミオンがいた。

｢痛てぇ。バカミオン！何んすだよ！｣

どうやら、足をかけられコケたようだ。

｢はあ？バカはどっちよ！どうせあんたことだから、呪術士にでも復讐しに行こうとしたんでしょ？！｣

それに対しレイン。

｢うっ、お前には関係ないだろ！それにお前に俺
の何がわかるんだよ！｣と怒鳴る感じに言うレイン。
ペシっ！
平手打ちを食らうレイン
｢あっそ、はいはい。わかったよ！勝手にすれば？｣と冷たく言うミオン。何気に涙目だ。
  
暗い顔でその場を去るレイン。
そしてそのままに港に行き、船に乗る。船の出発の時…

｢バカーレイン！頑張りなさい！｣
なんとミオンだった。しかも、なんか元気そうに手振っている。
レインは驚き隠せなかった、喧嘩したはずの相手だったから。
そして、健やかに笑いこう言う
｢うるせい！ミオン！わかってらあ！お前も元気でな！絶対戻ってくる！｣

それから何も言わずミオンは見届ける。
そして、小さい声で囁けようにミオンは言った。｢本当に鈍感なんだから、少しは行くの戸惑ってよバカ…でも、あたしはそうゆうあいつが好きななんだよね｣

でも、それは到底気づかない。そして、船も見えなくなった。


船の上でレインは気合の一言をいう！
｢オレはつよくなる！あいつのためにも！｣

いよいよ、本編のストーリーが始まる。