とりあえずのとりあえず

syu-innonne

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茶 3

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しばらく二人のにらみ合いが続いた。
フローリアの気持ちもアルヴァロの気持ちも
引き下がることなく拮抗した。

そして、アルヴァロが折れたかのように見えた。

「わかりました。ここはいいでしょう」

「アルヴァロ・・・」

フローリアの表情は明るくなった。

「では、このアルヴァロ。命に変えてもあなたをお守りいたしましょう」

アルヴァロは頭を垂れ、片膝ついた。

「え?」

「つまり、着いていくって事だね」

「そういうことだ」

アルヴァロは素早く立ち上がり、言葉を返した。


「姫さん!ここは護衛が一人増えたってことで!」

ヤマトは明るく言った。

「でも・・・」

フローリアの表情は暗かった。

「大丈夫!どうにかなるよ!!」

ヤマトは明るく彼女を説得した。

「わかりました。アルヴァロ、無理はしないでください」

彼女は優しく声をかけた。

「まず、落ち着いて聞いてください。
 テンダールの王か大臣のどちらかが
 魔王軍と繋がっており、
 エメリート王子を利用して
 魔王を復活させようとしてます」

「なんですと!!?」

当然だが、アルヴァロはいきなりの事を言われて声を上げた。

「かいつまんで言うと、姫さんには聖なる力があるからその事を知っていたし、そいつを止めようと今日の夜出発するってわけ」

「ヤマト殿」

「はい?」

「そういう大事なことを何故言わなかったのだ!?」

「だって、アルは頭固そうだから言っても信じてくれそうにないし~~」

ヤマトは耳を押さえながら身を屈めた。

話がまとまったので、三人は出発した。


次の日の夜。
三人は地下通路を通り、テンダールの城に忍び込んでいた。

「・・・・・妙ですわ」

フローリアは漏らした。
彼女の言う通り、この空間が静か過ぎるのだ。
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