地球に落ちた(元)神様〜移住先で自由気ままな人生はじめました〜

涼月あん

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28☆ アナのもう一つの願い

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《どうか早く目覚めますように⋯》

いつも、祈っている。まだ、目が覚めていないギリリッシアの神達の事を⋯。
そして、もう一つの願いを⋯⋯。

願いが叶う日ーーー

今日は、楽しみ🖤
もう一つの願い⋯前からゲームセンターに行きたかった。
「ダメだ変な男に絡まれたら大変だ」
「アナが不良になるわ」
「父様、母様、みんなと一緒に行きますので⋯お願いします」

心配性の父様と母様の許可がおりなかった。何度も頼んで、やっと今回いいよって言ってくれた。

アマテラス神社で行けますように⋯と、祈っていたら、ツクヨミ様も一緒に行くと言われた。⋯けど、お断りした。
しかし⋯『アナとお出かけできないのなら⋯⋯神界から見守ってます!』だそう⋯。私を見守るよりも、神様のお仕事頑張ってください。

そろそろ時間なので、お出かけの用意をし、兄弟五人で家を出た。
私の両脇をアポロくんとアルテちゃんがビッタリくっついて、後ろにアレス兄様とヘル兄様が並んで、ゲームセンターに向かう。
そんなに厳重にしなくても大丈夫なのですが⋯?

ゲームセンターについたら、すごく賑やかだった。子供達や親子連れもたくさんいた。
私は初めてきたので、最初に店内をみて回る事にした。

「私は店内をリサーチして来ます」

「あ~ヘルが行ってしまったな。俺もちょっと行ってくるぜ」

早速、ヘル兄様が動いた。アレス兄様も行ってしまった。
アナとずっと一緒に歩くぞ!なんて言ってたのに⋯⋯あとに残った三人はお互いを見て、ちょっとため息。

「アナは何するの?あっちにち〇かわ⋯こっちにキ〇ィちゃんのUFOキャッチャーあるよ」

「アルテちゃんやってみてください!ち〇かわのハチ〇レちゃんをお願いしますね!」

「よし、任せて!」

アルテちゃんが教えてくれた。さすが、常連さんですね。他の人がやっているのをみたけど⋯私には難しそうだったので、アルテちゃんにお願いした。
 
「すご~いです!アルテちゃん天才ですね~」

「次はこっちをゲットしてあげるね」

「チョコ~ありがとう🖤」

アルテちゃんは一発でゲットしていた。さすがです!
得意顔のアルテちゃんは大好きなチョコレートのお菓子も取ってくれた。
ちょこれーとだよ!嬉しすぎて満面の笑顔でお礼をした。
 
すると、何だか向こうが騒がしい。なんだろう?と見に行くと、アレス兄様が叫びながらゲームをしていた。
 
『♪ドンドンドン!ドドドドーーン!♪』

「ウオーーー!」

何でか、上着を脱ぎランニングシャツ姿で一心不乱に太鼓を叩いていた。【太鼓の〇人】ゲームだ。

ギリリッシア家では禁断のゲーム!【太鼓の〇人】!

「うるさぁーーーいぃ!二度と家の中では禁止します!いい!二度とよ!」

「な!でも⋯母上⋯」

「でも?二度とよ!二度と!いいアレス!返事は!」

「⋯⋯はぁ⋯はい⋯ガクッ」

家の中でやってたら⋯母様が激怒!う⋯ん、あれはアレス兄様が大声で叫びながらゲームしてたものね⋯。確かにすごくうるさかった⋯。

そして、今⋯解放された野獣のように⋯咆哮しながらゲームをするアレス兄様⋯。

「アナーー、見てるかーー!アレス兄様カッコいいだろう!!ウオーーー!!」

えっ!名指しした?恥ずかしいからやめてほしいです⋯。ん⋯とりあえず手を振っておきましょう⋯。

叫びながらゲームをするアレス兄様の終わるのを待たずに、次に行く事に⋯。
また、ゲームセンター内をみて回った。すると⋯

「アナ、僕もゲームするから見ていてくれる?」 

今度は、アポロくんがゲームをするようだ。
なんのゲームかな?と思ったら【ダ〇スダ◯スレボリューション】というゲームだった。足で音楽に合わせてステップをするゲームだった。
前の人が終わってアポロくんの番だ。音楽が流れ、ゲームが始まった。

『♪タタタン!タタタン♪タンタンタン!♪』
『タンタン♪クルッ!クルクル!タンタタン♪』

軽快なリズムでダンスしたアポロくん。リズムにのって華麗なステップ!ステップ!!乗りに乗って、ターンや回転まで!華麗にダンスシング!

『なに⋯カッコいい🖤』
『ヤダ🖤スゴーーイ』
『全然間違えずにステップしてるぜ』

「さすがアポロ。アレスと違ってカッコいいね!」

さすが【元芸術の神】ですね。あまりの華麗さに周りで見ていた人々が感嘆の声をあげていた。
隣りではアルテちゃんがウンウン頷きながら納得していた。自慢のお兄様ですからね!

「アナ?どうだった?」

「すごくカッコよかったですよ!」

「どういたしまして!」

『アポロくんが⋯一番格好良かったですよ⋯』

「⋯うん!」

ゲームが終わって、息も切れずに涼しい顔で聞いてきた。スゴイキメ顔ですね!ほめてほしいんですね~。
満面の笑顔でほめた。アポロくんがお礼を言ったので、今度はこっそりと耳元でささやいて、もう一度ほめた。(本当にすごーくカッコいいです🖤アポロくん)

その後、また店内を見て回っていたら、いつの間にかアレス兄様とヘル兄様が戻っていた。

「アナは何したい?」
「何かやりたいのあったか?」
「こっち簡単だよ」

みんなに言われたので、もう一周いろいろ見て回って【キャンディランド】というゲームを選んだ。 

キャンディをすくって落とすゲームだ。簡単そうなので私でも取れそうな気がした。

初のゲームセンターでのゲームにちょっと緊張しながらコインを入れてスタート!

「ここに落とすといいよ」とか「これをすくって」とかアドバイスを受けながら五回ゲームをした。

『ガザ!バサ!ガコン!』

「ふふふ!たくさん取れましたわ!」 

キャンディが落ちた。何が取れてるかなと取り出す。たくさん取れていた。
すごく楽しい♪すごく嬉しい♪ほくほくしちゃうわね♪
振り向いて、満面の笑顔でみんなを見た。みんなも良かったね~と満面の笑顔で返してくれた。

初ゲームセンターはむちゃくちゃすご~く楽しかったです♪

家に帰って、父様と母様にキャンディを見せて、みんなに配って食べた。美味しかったです。

次の日、神社に行ってツクヨミ様にラッピングしたキャンディをお供えした。⋯届くといいな。

神界ではーーー

「アナからキャンディが届いた~!食べるか、食べないか、どうする?⋯よし花占いで決めよう!
⋯⋯食べる⋯食べない⋯食べる⋯⋯⋯⋯⋯」

「ツクヨミ⋯たくさんあるんだから、一つくらい食べなさいよ!⋯ッて⋯⋯あなた何本の花で占いする気?今、二百本目よ⋯⋯」呆れるアマテラスがいた。

ーーーーーーーーーー
ツクヨミは、アテナーシャよりアナ(愛称)呼びを許された。
アテナーシャは何度も『アナと呼ばせてください!お願いします!お願いします!』と懇願され困っていた。しかし⋯最終的には【アナ】呼びを許した。
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