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50☆ 島巡り6=思衣・前編=
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ワイン工場の帰りの車ではーーー
「ヘパは車で通えないから⋯須佐乃にも家を建てるか?」
「父上!いっそ⋯全部の村に別荘建てればいいんじゃね~?」
「おいおい⋯アレス⋯七カ所もか?」
「あら⋯ハース、ポセ、わたしく、ゼス⋯兄弟四人でわければいいんじゃないかしら?うふふ」
「うむ⋯」
「海の村に別荘出来たら~!いつでも釣りや漁業出来るぞ~!」
イチゴ狩り組と別れてから二時間後に合流し、次なる村に向かった。須佐乃から天手を経由し、思衣に⋯約五十分の道のりだ。
思衣にあるオモイカネ神社は、恩神の一人⋯オモイカネ神の神社だ。
思衣☆【オモイカネ神社】ーーー
【オモイカネ神社】オモイカネ神は知恵袋と言えるほど、多くの知恵をもつ知恵の神だ。御利益は【学業成就】。
思衣は天手と宇賀野の中間地点にある。家が数軒しかない、とても小さな漁村だ。しかし、神宿島のオモイカネ神社に祈願すると受験に落ちないと有名なので、学生や試験を受ける人達が多く参拝に来る。
オモイカネ神社に参拝した。
全員で二礼二拍手、合掌し⋯祈っていたら⋯突然いきなり周りが眩しい光に包まれた。
「な⋯なんだ」
「ここは⋯?どこだ⋯?」
目を開くと何も無い真っ白な空間が広がっていた。すると、聞き覚えのある声が聞こえた。
『ふぉふぉふぉ⋯ここはワシの神界領域じゃ』
「『「オモイカネ様!」』」
「『「オモイカネ様???」』」
目の前には白いヒゲの老人が立っていた。ゼウスナー家以外は面識はないので、誰なのかわからなかったようだ。
「オモイカネ様。おかげでアテナーシャも助かり、本当にありがとうございました」
「オモイカネ様、助けてくれてありがとうございました」
『よいよい、アテナーシャを助けたのは⋯【神聖連盟】の会長ゲネシスの強い希望があってのう⋯』
「まぁ⋯ゲネシス様のですか?お元気でしたか?⋯また体調を崩してはいませんでしたか?」
『うむ⋯惑星【休養の地】に入星したり⋯退星したりを繰り返しておったが⋯随分前に良くなって会長職に復帰しておるぞ。アテナーシャが消滅しなくて喜んでおったぞ。ふぉふぉふぉ』
「ゲネシス様には、ゼスとアナしか会ったことないものね⋯」
「うむ⋯アナを大変可愛がってくれた」
ゲネシス神様⋯どうやら完全復帰したようだ。あの方は、神々の頂点に君臨している神だ。神聖連盟を創設し⋯知識、神力、包容力⋯全てにおいて【神の中の神】なのだ!
「貴神が⋯オモイカネ様で⋯すか。この度は⋯我々⋯を治療してい⋯ただきあり⋯がとうございま⋯す」
「『「ありがとうございました」』」
オモイカネ神は、人間界に行くまでの間、再生後の体調が不安定なアテナーシャを治療してくれた。
アフロディーティア、ヘパイストスナ、ハデスト達⋯六人が目覚めない時に治療をしてくれた神もオモイカネ神であった。
ハデストが代表でお礼の挨拶をした。
『よいよい。それより⋯オオクニヌシが神託したが⋯急なお願いで悪かったの⋯』
「いいえ、我々はレストランを経営しますので、畜産も計画していましたから⋯。それに⋯人々の手に渡る事を、懸念して我々に神託したのでは、と思ったのですが⋯。
黄金牛は、神力を秘めている牛から産まれるのではと⋯。秘めている神力は、黄金牛に取り込まれ産まれてくるのだろうと⋯」
『ほお⋯ゼウスナーにはわかっておったか⋯』
オモイカネ神は、引き続き【黄金牛】について話した。
『神力を秘めている状態⋯故に⋯我々神々も見逃してしまった。しかも⋯呪いの力を持って産まれると予言があったようじゃ⋯厄介じゃ⋯。呪い神力は、神でも解呪は簡単ではない⋯』
(呪いか⋯もう少し遅かったら、大変な事になっていたな。この島から売られ、人々の手に渡る前で良かった)⋯と、ゼウスナーはひとまず安堵した。
「人々は珍しいと無体な事をする。神だと崇めて見世物にしたり⋯それだけなら良いが⋯殺したり、食べようとすれば⋯大変な事に⋯」
『うむ⋯殺せば呪われる。⋯少ない神力とはいえ⋯神力は人間には【劇毒】。食べた者は死ぬ。殺しても食べても⋯神殺しの呪いは発動し、先祖代々続くのじゃ⋯。呪いを解く方法は⋯ない』
寿命は普通の牛と同じでも神力があれば、神に近い存在だ。
罪のない神を殺せば【神殺し】で犯罪神になってしまうし、呪われる。
神達は殺せない、神ではないので神界にも住めない。人間は殺せるが、呪われる⋯なんとも厄介な存在だ。
それに放置すると、増えてしまう。繁殖しないようにしなければならない。
もともと神は人間界にはあまり関心がない。人間界に干渉もしない。人間界の問題は人間で解決するのが、基本ルールだ。
気まぐれで神託したり、降臨したりは⋯するが⋯。神とは【融通無碍な自由神。そして絶対的な存在】なのだ。
「⋯そうですね⋯そのために、あの酪農園を手に入れて管理しなくては⋯」
『ゼウスナー⋯よろしく頼む。それと⋯アルテミスティ⋯大猪の駆除で活躍したようじゃな』
「はい!狩りは楽しかったです。最初、大猪は【山神様】かと思ったのですが⋯違ったので安心して狩れました。
オモイカネ様⋯日本の狩猟でもボーガンの使用許可を神託してください。海外では使用可能ですので、ぜひ日本でも!」
『ふぁふぁふぁ⋯無理じゃな!』
「ええ⋯どうして⋯」
『ふぉふぉふぉ⋯ギリリッシア家は面白いの~』
《ピカッ!!!》
オモイカネ神は大猪の一件も知っていたようだ。オモイカネ神と会話をしていた最中に突然辺りが光った。
今度は⋯何だとギリリッシア一家はビックリし、振り返った。
「ヘパは車で通えないから⋯須佐乃にも家を建てるか?」
「父上!いっそ⋯全部の村に別荘建てればいいんじゃね~?」
「おいおい⋯アレス⋯七カ所もか?」
「あら⋯ハース、ポセ、わたしく、ゼス⋯兄弟四人でわければいいんじゃないかしら?うふふ」
「うむ⋯」
「海の村に別荘出来たら~!いつでも釣りや漁業出来るぞ~!」
イチゴ狩り組と別れてから二時間後に合流し、次なる村に向かった。須佐乃から天手を経由し、思衣に⋯約五十分の道のりだ。
思衣にあるオモイカネ神社は、恩神の一人⋯オモイカネ神の神社だ。
思衣☆【オモイカネ神社】ーーー
【オモイカネ神社】オモイカネ神は知恵袋と言えるほど、多くの知恵をもつ知恵の神だ。御利益は【学業成就】。
思衣は天手と宇賀野の中間地点にある。家が数軒しかない、とても小さな漁村だ。しかし、神宿島のオモイカネ神社に祈願すると受験に落ちないと有名なので、学生や試験を受ける人達が多く参拝に来る。
オモイカネ神社に参拝した。
全員で二礼二拍手、合掌し⋯祈っていたら⋯突然いきなり周りが眩しい光に包まれた。
「な⋯なんだ」
「ここは⋯?どこだ⋯?」
目を開くと何も無い真っ白な空間が広がっていた。すると、聞き覚えのある声が聞こえた。
『ふぉふぉふぉ⋯ここはワシの神界領域じゃ』
「『「オモイカネ様!」』」
「『「オモイカネ様???」』」
目の前には白いヒゲの老人が立っていた。ゼウスナー家以外は面識はないので、誰なのかわからなかったようだ。
「オモイカネ様。おかげでアテナーシャも助かり、本当にありがとうございました」
「オモイカネ様、助けてくれてありがとうございました」
『よいよい、アテナーシャを助けたのは⋯【神聖連盟】の会長ゲネシスの強い希望があってのう⋯』
「まぁ⋯ゲネシス様のですか?お元気でしたか?⋯また体調を崩してはいませんでしたか?」
『うむ⋯惑星【休養の地】に入星したり⋯退星したりを繰り返しておったが⋯随分前に良くなって会長職に復帰しておるぞ。アテナーシャが消滅しなくて喜んでおったぞ。ふぉふぉふぉ』
「ゲネシス様には、ゼスとアナしか会ったことないものね⋯」
「うむ⋯アナを大変可愛がってくれた」
ゲネシス神様⋯どうやら完全復帰したようだ。あの方は、神々の頂点に君臨している神だ。神聖連盟を創設し⋯知識、神力、包容力⋯全てにおいて【神の中の神】なのだ!
「貴神が⋯オモイカネ様で⋯すか。この度は⋯我々⋯を治療してい⋯ただきあり⋯がとうございま⋯す」
「『「ありがとうございました」』」
オモイカネ神は、人間界に行くまでの間、再生後の体調が不安定なアテナーシャを治療してくれた。
アフロディーティア、ヘパイストスナ、ハデスト達⋯六人が目覚めない時に治療をしてくれた神もオモイカネ神であった。
ハデストが代表でお礼の挨拶をした。
『よいよい。それより⋯オオクニヌシが神託したが⋯急なお願いで悪かったの⋯』
「いいえ、我々はレストランを経営しますので、畜産も計画していましたから⋯。それに⋯人々の手に渡る事を、懸念して我々に神託したのでは、と思ったのですが⋯。
黄金牛は、神力を秘めている牛から産まれるのではと⋯。秘めている神力は、黄金牛に取り込まれ産まれてくるのだろうと⋯」
『ほお⋯ゼウスナーにはわかっておったか⋯』
オモイカネ神は、引き続き【黄金牛】について話した。
『神力を秘めている状態⋯故に⋯我々神々も見逃してしまった。しかも⋯呪いの力を持って産まれると予言があったようじゃ⋯厄介じゃ⋯。呪い神力は、神でも解呪は簡単ではない⋯』
(呪いか⋯もう少し遅かったら、大変な事になっていたな。この島から売られ、人々の手に渡る前で良かった)⋯と、ゼウスナーはひとまず安堵した。
「人々は珍しいと無体な事をする。神だと崇めて見世物にしたり⋯それだけなら良いが⋯殺したり、食べようとすれば⋯大変な事に⋯」
『うむ⋯殺せば呪われる。⋯少ない神力とはいえ⋯神力は人間には【劇毒】。食べた者は死ぬ。殺しても食べても⋯神殺しの呪いは発動し、先祖代々続くのじゃ⋯。呪いを解く方法は⋯ない』
寿命は普通の牛と同じでも神力があれば、神に近い存在だ。
罪のない神を殺せば【神殺し】で犯罪神になってしまうし、呪われる。
神達は殺せない、神ではないので神界にも住めない。人間は殺せるが、呪われる⋯なんとも厄介な存在だ。
それに放置すると、増えてしまう。繁殖しないようにしなければならない。
もともと神は人間界にはあまり関心がない。人間界に干渉もしない。人間界の問題は人間で解決するのが、基本ルールだ。
気まぐれで神託したり、降臨したりは⋯するが⋯。神とは【融通無碍な自由神。そして絶対的な存在】なのだ。
「⋯そうですね⋯そのために、あの酪農園を手に入れて管理しなくては⋯」
『ゼウスナー⋯よろしく頼む。それと⋯アルテミスティ⋯大猪の駆除で活躍したようじゃな』
「はい!狩りは楽しかったです。最初、大猪は【山神様】かと思ったのですが⋯違ったので安心して狩れました。
オモイカネ様⋯日本の狩猟でもボーガンの使用許可を神託してください。海外では使用可能ですので、ぜひ日本でも!」
『ふぁふぁふぁ⋯無理じゃな!』
「ええ⋯どうして⋯」
『ふぉふぉふぉ⋯ギリリッシア家は面白いの~』
《ピカッ!!!》
オモイカネ神は大猪の一件も知っていたようだ。オモイカネ神と会話をしていた最中に突然辺りが光った。
今度は⋯何だとギリリッシア一家はビックリし、振り返った。
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