地球に落ちた(元)神様〜移住先で自由気ままな人生はじめました〜

涼月あん

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56☆ 島巡り9=巡り巡って・前編=

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民宿へーーー

港で大将達と別れ、民宿に向かった。シゲ爺さんの娘が、我々の泊まる民宿に嫁いでいるとは⋯世間は狭いな。 

みんなは浜焼きを食べたら、鮮魚市場を見て、民宿に行くと言っていたので、もう民宿で休んでいるだろう。

「ギョギョギョで漁村⋯!当たったな⋯」

「ポセ⋯当たりたくなかったよ⋯。まぁ⋯地震は自然災害だからな⋯」

「日本は地震大国だから⋯諦めな!」

民宿に着くと、みんなが待っていた。ヘラーダは我々が無事で安堵していた。
シゲ爺さんの娘さんも我々が民宿に着くと、出迎えてくれた。

「おかえりなさい。無事で良かったわ⋯」

「ただいま⋯」

『あら。いらっしゃいませ。父から連絡を受けました。今日はありがとうございました。牡蠣や海老そのほかに色々な魚貝を用意しましたので、夕食に出しますね』

「浜焼き!浜焼き!!」

 ーーー

夕食の時間になり、食堂に集まった。魚料理自慢の民宿だけあって⋯品数が豊富だった。

ポセイドンテのリクエストの浜焼き、刺し身の舟盛りやタコの炊き込みご飯、焼き魚、煮魚、天ぷら、カキフライ、猟師汁など食べきれないほどの量だ。

「『「いただきます」』」

「うまい!浜焼きの牡蠣⋯サザエ⋯最高だ!」

「カキフライ⋯美味しいわ!レストランにも牡蠣を使おうかしら⋯」

「この味噌汁⋯絶品だな⋯」

「刺し身も美味いぞ!酒が進む!」

「ヘパ!僕にも日本酒を!ハースは焼酎か?」

ギリリッシア家全員⋯海鮮料理に舌鼓!
鯛や伊勢海老の刺し身は新鮮で、猟師汁という魚のアラの味噌汁は絶品だった。

『お~い。ジャマするぞ~』
『『こんばんは~』』
『じゃまするぞい』

夕食ご飯を食べていると⋯大将達四人が酒を持ってやって来た。我々と酒盛りに来たようだ。

「おう!大将!浜焼き美味いよ!シゲ爺さんありがとう!」

『ふぉふぉ⋯お礼はいらんぞ』

『こちらこそ⋯あの後、漁業組合に連絡して調査完了したぞ。ポセさん達と酒盛りしようと思って来たぞ!』

『俺たちも一緒に酒盛りさせてもらうぜ!』

「さっきは時間がなかった。改めてゼウスナー・ギリリッシアだ。今度、天手でレストランを開く。名刺も渡すので、何かあれば連絡をくれ。私の家族を紹介しよう」

ゼウスナーは、自分の家族とハデスト家、アフロディーティア家を次々と紹介した。

『みんな⋯美男美女揃いだな⋯』

『ま⋯まぶしすぎる⋯。親父⋯天手で豪邸建てた外人さんって⋯この人達だよね⋯』

そんな中⋯カズヤはポセイドンテに手のひらを差し出した。

『ポセさん!はい!』

「カズヤ?なに?」

『ポセさんの名刺をください!』

「へ?僕はないよ?」

『えっ?ポセさん⋯無職?』

「おう???たまにゼス達のお手伝いをして⋯お小遣いもらってるぞ!バイトだな!」

『いや⋯それは⋯無職だよ⋯』

「バイトじゃないのか?僕は⋯バイトだと思ってた⋯」

『ガハハハ!ポセさんは無職か!風来坊だからな!』

ポセイドンテは、会社に勤めていない。自由がないから⋯ヤダと拒否した。お金がないと、何も出来ないので、たまに兄弟の手伝いをして、お小遣いをもらっていた。
小学生と一緒だな⋯。サ◯エさん家のカ◯オのようだ。

しかし⋯それで生活出来る⋯のか?と思うだろう。家族で出かければ、支払いは兄弟や甥っ子の誰かがしてくれる。外出先では、ポセイドンテのフレンドリーな性格が功を奏し、ご飯や飲み物などは奢ってもらえる事も多いのだ。

『まあいいじゃねえか!今日はとことん飲もう!』

『『『オー!乾杯!』』』

「『「乾杯!」』」
 
海の男達は陽気で酒豪だ!ゼウスナー、ハデスト、ポセイドンテ、ヘパイストスナ、アレスターの五人は、大将達と夜遅くまで酒盛りをした。


翌日(最終日⋯五日目)ーーー

朝九時に民宿を出発。アレスターは、まだ酒が残っていたので、運転手は交代だ。
ゼウスナー家をアルテミスティが、ハデスト家をアポロンドが運転した。

ギリリッシア家はちゃんと【飲酒運転】を守る!交通違反などもってのほか!清く正しく美しく⋯人生を突き進む!

帰りは、海鮮市場で軽く買い物をした。前日に市場に来て、下見をしていた。ヘラーダがレストランの試作メニューに使うためだ。

「天手名産の【天手鯛】と伊勢海老と⋯あとは⋯」

「母様⋯牡蠣は?」

「⋯牡蠣⋯忘れてたわ!アレス⋯そこの牡蠣を箱ごと持ってちょうだい!」

「おう!まかせてくれ!」

「母様⋯タコは?」

「そうそう⋯タコ⋯タコ⋯カルパッチョにするから⋯大ぶりなタコがいいわね⋯アポロそこのタコを一カゴお願い!」

「はい母様」

海鮮市場での買い物を終え、最後にもう一度、ツクヨミ神社に参拝だ。綿津から月夜に向かった。

ーーー

ツクヨミ神社に着いて、みなで二礼二拍手、合掌し⋯祈っていたら⋯突然いきなり周りが眩しい光に包まれた。
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