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一章 出会いの季節
出会いの季節 2
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あれから僕はやっとの思いで隠れ家を見つけた。
そこは大木の根っこと地面にできた、小さな隙間だった。
猫になった僕には丁度いい狭さだ。
お腹はいつでも減っているが、今は走り疲れてしまった。
しばらく眠りたい。
僕は隙間の中で小さく蹲り、ゆっくりと瞼を閉じた。
何の音だろう?
どのくらい眠っていたか分からないが、金属の ぶつかり合うような音で僕は目を覚ました。
大きな欠伸を噛み殺し、穴の隙間から周囲を覗いた。
「……」
遠くの方から響く金属音と、それに混じって誰かの怒声が聞こえる。
「……グワォォ―――」
急に大きな嘶きが聞こえた。
思わずビクりと身体が震え、耳がペタンとなってしまう。
―――アーマードベアーだ。
きっと昼間の戦いで傷付いて荒ぶってるところに、誰かが出くわしてしまったんだ。
―――怖いよ、怖いよ。
顔を両手で覆って小さく縮こまりながら、ブルブル震える。
生体になって何らかの力が使えるようになれば戦えるかもしれないけど、今の僕はただの猫だ。そんな僕に何ができるっていうんだ。期待するな!
入り口の方に背中を向けて、見ないふり聞こえないふりをしていると、天界でのことが思い出された。
サリアのこと、ディーテのこと、災禍の獣のこと。
―――こんな僕に、何ができるっていうんだ。
たかだか熊の強化版如きでブルブル震えて、誰かが戦っているのに知らないふりして……。
自然界の弱者なら、それでいいのかもしれない。ホントにただの猫だったら、このままでいいのかもしれない。
―――でも僕は、災禍の獣と。
天界で見た光景が思い起こされる。
白い体毛、浅黒い体躯、真っ赤な双眸。
―――あれと僕は、戦わなくちゃいけない。それなのに!
こんな所で、震えているだけでいいのか!?
何も感じることはないのか! 僕の心よ!!
穴を抜け出した僕は駆け出していた。
―――☆―――☆―――
ナスカ・オーランドは後悔していた。
今の状況で考えたり、溜め息をついたりなどできないが、自分が依頼を受けて連れてきてしまった仲間たちに対し、何とか逃がすことはできないかと素早く周りを見回す。
すっかり暗くなった森の中、左後ろには右足を爪で抉られ金の長髪の向こうで青い顔をした弓使いのウェンディ・ウェンティスが、震える手で弓を構えている。
ハルカ・スウィフトはナスカの右隣で片腕をかざし、右側に流した黒髪を振り「ファイアーボール!」と唱えれば、人の頭ほどの大きさの炎の塊を放たれる。見ればその腕からはしとしとと赤いものが滴っていた。
そして目の前には、全身に金属の鎧の如く硬くなった皮膚を纏い、左目は抉れ首筋から血を長し片足を引きずりながらも、紛うことなき恐怖を撒き散らしたアーマードベアーが、放たれた炎に怒りをぶつけ消し飛ばした。
「グワォォ―――!!」
「ッ!!」
ナスカは体制を低くすると地面スレスレに剣先を向けて駆け出した。
「身体強化・スピード特化!!」
一瞬彼女の身体に光が宿ると、残像を残してアーマードベアーの懐へと入り込んだ。
「ヤァァァ―――!!」
右下から左上へと渾身の袈裟斬りを繰り出すが、アーマードベアーの鎧の皮膚で火花を散らすだけだった。
それでもナスカは、剣を振るう。
アーマードベアーも彼女に向けて、膂力の思うままに腕を向ける。
大地は抉れ、粉砕された木々は宙を舞う。
「二人とも! 今の内に!!」
「なっ!?」
言いたいことは分かる。
ナスカを置いて逃げろと言っているのだ。
確かに現状ではそれが最善手だと、理性では理解できる。それでも、アーマードベアーという上級のモンスターを相手に一人で戦えるほど、彼女たちのランクは高くない。
今のナスカが無理をしていることなど、三年の付き合いになる二人には考えるまでもないことだった。
ウェンディとハルカは互いの顔を見つめ合うと、力強く頷きアーマードベアーを睨み付けた。
「剛射・雷電!」
「ウィンドカッター・バースト!」
ウェンディは三本の矢を構え、雷属性の魔力をのせて一気に解き放つ。
ハルカは風の刃をいくつも発生させると、そこに自らの魔力を注入し通常のウィンドカッターの三倍ほどの大きさまで膨らませて、空を走らせた。
「ッ!?」
驚きつつもナスカは横に体を投げ出して味方の射線上から離脱した。
「グォォ―――!」
あれほど堅かった皮膚に無数の傷が生まれ、三本の矢が突き刺さる。
アーマードベアーはガクリと膝を付き、一瞬彼女たちの頭には『やった!』という思いが過った。
それがいけなかった。
「グワォォォォォ――――――!!」
今まで一番大きな咆哮をアーマードベアーはあげた。
一番近くにいたナスカは思わず顔をしかめ両耳を塞いだ。
そのため、怒り狂ったアーマードベアーのショルダータックルをマトモに右肩に受けてしまった。
「ナスカ!」
悲痛な叫びを上げてハルカは駆け寄り、ウェンディは近寄らせまいと何度も矢を放つ。
その隙にハルカはナスカの肩の衣服を破り、傷の具合を確かめた。
「……!!」
顔をしかめるしかなかった。
青黒く変色した肩は、どう見ても折れていた。下手をすると二度と剣を握ることができないかもしれない。
それでもハルカはその肩に手をあてがい「ハイヒール」と唱えた。
緑色の優しい光が肩を包み込むと、幾分かナスカのしかめっ面が和らいだ気がした。
「きゃぁぁぁ!!」
ウェンディの叫びに二人はビクりと視線を向けた。
彼女はアーマードベアーの横凪ぎの一撃で宙を舞い、五メートル程先の樹木に叩きつけられぐったりとなった。
ハルカはナスカの前に立つと、右手首に左手を添えて前方に向けた。
「ウィンドカッター・バースト!!」
先程よりも数が少なく三つしか発生させられなかった風の刃が、唸りを上げてアーマードベアーへと突き刺さる。
一つの刃が首の動脈を切断したらしく、激しく血を吹き出させたが止めるまでには至らない。
怒りの双眸でハルカを睨み付け、アーマードベアーは右腕を天高く振りかざした。
ハルカは諦めの眼差しを浮かべ、ナスカは後悔で目を伏せた。
「ミィィィ―――!!」
その時、この場に相応しくない可愛らしい鳴き声が響き、アーマードベアーの身体に爪を立てて駆け登っていく獣がいた。
その小さな白い毛並みの獣は首の所まで辿り着くと、躊躇うことなく傷口に噛みついた。
「グォォ―――!!」
「ね、猫ちゃん!?」
何故こんなところに? とか、何故アーマードベアーに? など色々な疑問は浮かび上がるが、今はそれどころではない。魔力切れになったハルカは今の内にと鞄からポーションを取り出し飲み干した。
ナスカは左手で剣を支えに立ち上がると、反動をつけて肩に剣を抱え動かない右腕をダラリと下げて駆け出した。
「ファイアーボール!」
「身体強化・膂力特化!」
アーマードベアーは力強く猫を引っ張ると、噛みついていた肉が抉れて大量に血が火山のように吹き出した。怒りで我を忘れたアーマードベアーは、致死量の流血には目もくれず猫を力一杯地面に叩きつけた。
「くけっ!」
肺から空気が全て出たのではないかという声を上げ、そのまま猫は動かなくなった。
「グォォ―――!」
そこへハルカの放った火の玉が炸裂し、アーマードベアーの視界を奪う。
「てりゃぁぁぁ―――!!」
ナスカは直前で高くジャンプすると、身体ごと回転させてアーマードベアーの首を薙いだ。
彼女が自重で落下するのと、アーマードベアーの首が落ちるのは同時だった。
一拍おいて、アーマードベアーの巨体が音を立てて崩れた。
「う、うぅ……」
ナスカは剣を手放し地面を這いながら、何を思って助けてくれたのか分からない小さな獣の元へと近寄っていった。
「ごめんね……」
見ればその猫はもう虫の息だった。
「ナスカ!!」
駆け付けたハルカは膝をつき、涙ぐむ彼女の肩に手をかけた。そして窮地を脱する機会を作ってくれた猫に片手をかざし「ハイヒール」と唱えた。
緑色の光が二人を包むが、猫は起き上がる気配がない。
「ハルカ……」
ナスカは見上げる。
望んでいることは分かる。
でも、ハイヒールでは体力を回復するだけで、多少の傷は治せるが、致命傷までは治すことができないのだ。
それでもかけ続ける。
気休めでしかないかもしれないけど、私たちを救ってくれたことに変わりはないのだから。
そこは大木の根っこと地面にできた、小さな隙間だった。
猫になった僕には丁度いい狭さだ。
お腹はいつでも減っているが、今は走り疲れてしまった。
しばらく眠りたい。
僕は隙間の中で小さく蹲り、ゆっくりと瞼を閉じた。
何の音だろう?
どのくらい眠っていたか分からないが、金属の ぶつかり合うような音で僕は目を覚ました。
大きな欠伸を噛み殺し、穴の隙間から周囲を覗いた。
「……」
遠くの方から響く金属音と、それに混じって誰かの怒声が聞こえる。
「……グワォォ―――」
急に大きな嘶きが聞こえた。
思わずビクりと身体が震え、耳がペタンとなってしまう。
―――アーマードベアーだ。
きっと昼間の戦いで傷付いて荒ぶってるところに、誰かが出くわしてしまったんだ。
―――怖いよ、怖いよ。
顔を両手で覆って小さく縮こまりながら、ブルブル震える。
生体になって何らかの力が使えるようになれば戦えるかもしれないけど、今の僕はただの猫だ。そんな僕に何ができるっていうんだ。期待するな!
入り口の方に背中を向けて、見ないふり聞こえないふりをしていると、天界でのことが思い出された。
サリアのこと、ディーテのこと、災禍の獣のこと。
―――こんな僕に、何ができるっていうんだ。
たかだか熊の強化版如きでブルブル震えて、誰かが戦っているのに知らないふりして……。
自然界の弱者なら、それでいいのかもしれない。ホントにただの猫だったら、このままでいいのかもしれない。
―――でも僕は、災禍の獣と。
天界で見た光景が思い起こされる。
白い体毛、浅黒い体躯、真っ赤な双眸。
―――あれと僕は、戦わなくちゃいけない。それなのに!
こんな所で、震えているだけでいいのか!?
何も感じることはないのか! 僕の心よ!!
穴を抜け出した僕は駆け出していた。
―――☆―――☆―――
ナスカ・オーランドは後悔していた。
今の状況で考えたり、溜め息をついたりなどできないが、自分が依頼を受けて連れてきてしまった仲間たちに対し、何とか逃がすことはできないかと素早く周りを見回す。
すっかり暗くなった森の中、左後ろには右足を爪で抉られ金の長髪の向こうで青い顔をした弓使いのウェンディ・ウェンティスが、震える手で弓を構えている。
ハルカ・スウィフトはナスカの右隣で片腕をかざし、右側に流した黒髪を振り「ファイアーボール!」と唱えれば、人の頭ほどの大きさの炎の塊を放たれる。見ればその腕からはしとしとと赤いものが滴っていた。
そして目の前には、全身に金属の鎧の如く硬くなった皮膚を纏い、左目は抉れ首筋から血を長し片足を引きずりながらも、紛うことなき恐怖を撒き散らしたアーマードベアーが、放たれた炎に怒りをぶつけ消し飛ばした。
「グワォォ―――!!」
「ッ!!」
ナスカは体制を低くすると地面スレスレに剣先を向けて駆け出した。
「身体強化・スピード特化!!」
一瞬彼女の身体に光が宿ると、残像を残してアーマードベアーの懐へと入り込んだ。
「ヤァァァ―――!!」
右下から左上へと渾身の袈裟斬りを繰り出すが、アーマードベアーの鎧の皮膚で火花を散らすだけだった。
それでもナスカは、剣を振るう。
アーマードベアーも彼女に向けて、膂力の思うままに腕を向ける。
大地は抉れ、粉砕された木々は宙を舞う。
「二人とも! 今の内に!!」
「なっ!?」
言いたいことは分かる。
ナスカを置いて逃げろと言っているのだ。
確かに現状ではそれが最善手だと、理性では理解できる。それでも、アーマードベアーという上級のモンスターを相手に一人で戦えるほど、彼女たちのランクは高くない。
今のナスカが無理をしていることなど、三年の付き合いになる二人には考えるまでもないことだった。
ウェンディとハルカは互いの顔を見つめ合うと、力強く頷きアーマードベアーを睨み付けた。
「剛射・雷電!」
「ウィンドカッター・バースト!」
ウェンディは三本の矢を構え、雷属性の魔力をのせて一気に解き放つ。
ハルカは風の刃をいくつも発生させると、そこに自らの魔力を注入し通常のウィンドカッターの三倍ほどの大きさまで膨らませて、空を走らせた。
「ッ!?」
驚きつつもナスカは横に体を投げ出して味方の射線上から離脱した。
「グォォ―――!」
あれほど堅かった皮膚に無数の傷が生まれ、三本の矢が突き刺さる。
アーマードベアーはガクリと膝を付き、一瞬彼女たちの頭には『やった!』という思いが過った。
それがいけなかった。
「グワォォォォォ――――――!!」
今まで一番大きな咆哮をアーマードベアーはあげた。
一番近くにいたナスカは思わず顔をしかめ両耳を塞いだ。
そのため、怒り狂ったアーマードベアーのショルダータックルをマトモに右肩に受けてしまった。
「ナスカ!」
悲痛な叫びを上げてハルカは駆け寄り、ウェンディは近寄らせまいと何度も矢を放つ。
その隙にハルカはナスカの肩の衣服を破り、傷の具合を確かめた。
「……!!」
顔をしかめるしかなかった。
青黒く変色した肩は、どう見ても折れていた。下手をすると二度と剣を握ることができないかもしれない。
それでもハルカはその肩に手をあてがい「ハイヒール」と唱えた。
緑色の優しい光が肩を包み込むと、幾分かナスカのしかめっ面が和らいだ気がした。
「きゃぁぁぁ!!」
ウェンディの叫びに二人はビクりと視線を向けた。
彼女はアーマードベアーの横凪ぎの一撃で宙を舞い、五メートル程先の樹木に叩きつけられぐったりとなった。
ハルカはナスカの前に立つと、右手首に左手を添えて前方に向けた。
「ウィンドカッター・バースト!!」
先程よりも数が少なく三つしか発生させられなかった風の刃が、唸りを上げてアーマードベアーへと突き刺さる。
一つの刃が首の動脈を切断したらしく、激しく血を吹き出させたが止めるまでには至らない。
怒りの双眸でハルカを睨み付け、アーマードベアーは右腕を天高く振りかざした。
ハルカは諦めの眼差しを浮かべ、ナスカは後悔で目を伏せた。
「ミィィィ―――!!」
その時、この場に相応しくない可愛らしい鳴き声が響き、アーマードベアーの身体に爪を立てて駆け登っていく獣がいた。
その小さな白い毛並みの獣は首の所まで辿り着くと、躊躇うことなく傷口に噛みついた。
「グォォ―――!!」
「ね、猫ちゃん!?」
何故こんなところに? とか、何故アーマードベアーに? など色々な疑問は浮かび上がるが、今はそれどころではない。魔力切れになったハルカは今の内にと鞄からポーションを取り出し飲み干した。
ナスカは左手で剣を支えに立ち上がると、反動をつけて肩に剣を抱え動かない右腕をダラリと下げて駆け出した。
「ファイアーボール!」
「身体強化・膂力特化!」
アーマードベアーは力強く猫を引っ張ると、噛みついていた肉が抉れて大量に血が火山のように吹き出した。怒りで我を忘れたアーマードベアーは、致死量の流血には目もくれず猫を力一杯地面に叩きつけた。
「くけっ!」
肺から空気が全て出たのではないかという声を上げ、そのまま猫は動かなくなった。
「グォォ―――!」
そこへハルカの放った火の玉が炸裂し、アーマードベアーの視界を奪う。
「てりゃぁぁぁ―――!!」
ナスカは直前で高くジャンプすると、身体ごと回転させてアーマードベアーの首を薙いだ。
彼女が自重で落下するのと、アーマードベアーの首が落ちるのは同時だった。
一拍おいて、アーマードベアーの巨体が音を立てて崩れた。
「う、うぅ……」
ナスカは剣を手放し地面を這いながら、何を思って助けてくれたのか分からない小さな獣の元へと近寄っていった。
「ごめんね……」
見ればその猫はもう虫の息だった。
「ナスカ!!」
駆け付けたハルカは膝をつき、涙ぐむ彼女の肩に手をかけた。そして窮地を脱する機会を作ってくれた猫に片手をかざし「ハイヒール」と唱えた。
緑色の光が二人を包むが、猫は起き上がる気配がない。
「ハルカ……」
ナスカは見上げる。
望んでいることは分かる。
でも、ハイヒールでは体力を回復するだけで、多少の傷は治せるが、致命傷までは治すことができないのだ。
それでもかけ続ける。
気休めでしかないかもしれないけど、私たちを救ってくれたことに変わりはないのだから。
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