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二章 古代からの侵入者
古代からの侵入者 終
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この状況は絶対に不味い!
色んな意味で、人に見られたくない!
リディーはそう思いながら石壁に自分で空けた穴から右腕を出し、何とか神父のどこか一部でも掴もうともがいていた。
但しこの馬鹿神父は全裸だ。
しかも挟まったせいで全身冷や汗でベトベトだ。
「くぅっ、うぅっ!」
さっきから何度も神父の身体の一部を撫でているだけで、一向に掴める気配がない。
「ちょっと! この馬鹿神父! もうちょっと動けないの!? あんたの、腕の縄が、つかめれ、ば……」
「ほ、ほ、ほ、ほ、ほぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ちょっとだけ頑張ってみた神父の大絶叫が辺りに木霊した。
「よ、よし! 掴んだ!」
今の動きのお陰でリディーは神父を拘束している腕の縄に手が届いた。
縄ってこんな感触だったっけ、と疑問が浮かんだが、今はそれどころではない。
「引っ張るわよ!」
「ま、ま、ま、ま、ま、まままままってまってまってまってまってまってまって!! もうぬけ……!」
「うっさい!!」
壁に右足を当て左手で穴の縁を掴みリディーは勢いよく背後に倒れるように体重を移動した。
「はぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
先程よりも大きな絶叫が牢屋内に響き渡った。
「なんだなんだ!?」
「何を騒いでいるんだ、一体!?」
ドタドタと足音を立てながら勢いよく外に繋がる扉が開かれ、入ってきた男二人は牢屋の状況を見て口をあんぐりと開けたまま固まってしまった。
「きゃ、きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
自分の手元とこの状況を鑑みて、リディーはもう叫ぶしかなかった。
それからどれくらい時間が経っただろうか。
意気消沈してしまったリディーはすっかり魂が抜けてしまったかのように呆けてしまい、普通の人なら突っ込みを入れてしまうギルド長ラザンテ・ボローニャのメイド服姿にも一切の感情を抱かず、質問をされるがままに包み隠さず話してしまっていた。
「じゃ、じゃぁ君は、ただあの男に付きまとわれていただけなんだね?」
「ふぁい……」
「よ、よく分かった。もう、もういいから。もういいからね」
「ふぁい……」
ラザンテは困ったように頭をかきながら後方に控えていた警備の仕事をしている冒険者に目を向けたが、彼もまた腰の位置で手を上に向けて首を降った。
「はぁ……」
ため息を吐き出したラザンテは彼女の持ち物から色々と不思議な物が出てきたことを聞こうと思ったが、どう見ても今の彼女が受け答えできる精神状態ではないとハッキリ分かるので頭をかいて違う質問をした。
「君は、この町に何をしに来たんだい?」
「ふぁい……?」
考えることを放棄した頭をフル回転させ、リディーはその質問で何かを思い出そうとした。
そういえば、自分は何をしていたんだっけ?
ここレトラバの町に来たのは、なんのためだったんだろう。何か大事なことがあったような……。
思い出そうとしたお陰で血が脳に回り始めたのか、みるみる内に彼女の瞳に活力が戻り、やがて「あぁぁぁ!!」と叫び声をあげて椅子から立ち上がった。その瞬間に彼女の様子を見守っていた二人は身体をビクリと震わせ、それと同時に彼女の座っていた椅子がガタンと倒れた。
「す、スミマセン! し、失礼しました!」
「う、うむ」
リディーは慌てて椅子を元の位置に直すと、その椅子に座り恥ずかしそうにうつむいた。
「レトラバの町に、来た……、理由ですよね?」
「うむ」
本当のことを言ったらスパイしに来たのだが、そんなこと言える訳がなかった。
なのでリディーは必死に考えながら話し始めた。
「わ、私は……、その、両親が冒険者だったので、冒険者になりたくて故郷を出てきたのですが……」
「だったらどうして、こんな片田舎のレトラバへ? この町はあまり、新規の冒険者に向いた町ではないですよ」
「え? そうなの……?」
「ん? 知らずに来たのかい?」
「え!? ち、ち、ち、違いますよ! も、勿論知ってましたよ! し、し、し、知ってたに決まってるじゃないですか! わ、わ、わ、私は、私は……」
そんなご当地の事情など全く知らなかったリディーは、焦ってスカートを知らぬ間にギュッと握った。
「そ、そ、そ、その……、冒険者に、冒険者を目指してたんです! でも……」
「でも?」
「でも、その、あの……」
「言い辛いことなんですか?」
「そ、そ、そ、そんなことはないですよ! あは、あははは」
言い辛いんじゃなくて何にも思いつかない、とは言えない。
「もしかして、適正がなかった、とか?」
「適正?」
「ん? 適正検査、受けなかったんですか? 魔力の」
「え!? うううう、受けたに決まってるじゃないですか!」
魔力の適正検査?
何それ?
聞いたことないけど?
「それで、魔力適正の結果が悪かったんですよね?」
「そ、そ、そ、そうなんですよ! ま、ま、ま、魔力がなくて、全然! だ、だから、冒険者になれなかったんですよ!」
「わ、分かりました。でも、珍しいですね。魔力が全然なかった、て、本当に? 少しは普通の人でも持ってるんですがね?」
それはカラミティーチャイルドの事情だろうし、自分たちのような人類種に魔力がないのは当たり前だろう、とは口が裂けても言えない。
「そ、そ、そ、そうなんですよ! 何か特異体質らしくてですね! あはははは!」
「そ、そうなんですね。分かりました。では、この町には職探し、ですかね? ただこの町はさっきも言ったように田舎町ですし、近くには黄昏の森なんて言われる危険な森もありますしねぇ」
ラザンテの言うことを聞いて尚のこと、自分がこの町に来なければならなくなったことに腹が立ってくる。しかも道中ではあの馬鹿神父に出会い散々な目にあった。そして今、この尋問紛いな目にあっているのも全て、あの馬鹿神父のせいだ!
「あの馬鹿神父!」
バン! と机を殴りつけると、有り余った力が木製の机の叩いた場所を粉々にした。
「ひっ!」
ラザンテと後ろに控えていた男が同時に小さく悲鳴をあげて微かに震えた。
「す、スイマセン! 失礼しました!」
「あ、いや、いいんですよ! お気持ちはよーく分かりますから」
リディーが立ち上がって何度も頭を下げ、ラザンテは冷や汗を流しながら両手を振って制した。
「しかし、凄い力ですね? 獣人族、ですか? 私も見た通り獣人族ですので、ついつい力加減を間違えてしまうんですよね。ははは」
「そ、そうなんですよ! あははは」
地上学で獣人族は学んでいたが、そんな特徴など知らない。
「でしたら、ギルドの受付なんてやってみませんか? 冒険者を相手にしなければならないので、リディーさんのような腕っぷしがあれば、やっていけると思うのですが、どうでしょう?」
「ギルド、ですか……」
地上学で習った話しであれば、ギルドとは概ね冒険者を束ねモンスターを討伐するのが仕事だったはずだ。冒険者には確かランクとか、それに合わせたモンスターとか色々あったような気がする。後、地方のギルドは領主の代わりに町の管理とか警備の仕事を冒険者に与え、日銭を稼がせていたような……。
まぁ、やってみれば分かるだろう。断る理由はない。自分はスパイなのだから。
「ありがとうございます。あの馬鹿神父にあった時はどうなることかと思いましたけど、あなたのような変態、もとい……。いい獣人族の人に出会えてよかったですわ。あははは」
「え、えぇ。ではリディーさん。これから、宜しくお願いしますね」
リディーは差し出された手を握り、渾身の作り笑顔を浮かべた。
色んな意味で、人に見られたくない!
リディーはそう思いながら石壁に自分で空けた穴から右腕を出し、何とか神父のどこか一部でも掴もうともがいていた。
但しこの馬鹿神父は全裸だ。
しかも挟まったせいで全身冷や汗でベトベトだ。
「くぅっ、うぅっ!」
さっきから何度も神父の身体の一部を撫でているだけで、一向に掴める気配がない。
「ちょっと! この馬鹿神父! もうちょっと動けないの!? あんたの、腕の縄が、つかめれ、ば……」
「ほ、ほ、ほ、ほ、ほぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ちょっとだけ頑張ってみた神父の大絶叫が辺りに木霊した。
「よ、よし! 掴んだ!」
今の動きのお陰でリディーは神父を拘束している腕の縄に手が届いた。
縄ってこんな感触だったっけ、と疑問が浮かんだが、今はそれどころではない。
「引っ張るわよ!」
「ま、ま、ま、ま、ま、まままままってまってまってまってまってまってまって!! もうぬけ……!」
「うっさい!!」
壁に右足を当て左手で穴の縁を掴みリディーは勢いよく背後に倒れるように体重を移動した。
「はぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
先程よりも大きな絶叫が牢屋内に響き渡った。
「なんだなんだ!?」
「何を騒いでいるんだ、一体!?」
ドタドタと足音を立てながら勢いよく外に繋がる扉が開かれ、入ってきた男二人は牢屋の状況を見て口をあんぐりと開けたまま固まってしまった。
「きゃ、きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
自分の手元とこの状況を鑑みて、リディーはもう叫ぶしかなかった。
それからどれくらい時間が経っただろうか。
意気消沈してしまったリディーはすっかり魂が抜けてしまったかのように呆けてしまい、普通の人なら突っ込みを入れてしまうギルド長ラザンテ・ボローニャのメイド服姿にも一切の感情を抱かず、質問をされるがままに包み隠さず話してしまっていた。
「じゃ、じゃぁ君は、ただあの男に付きまとわれていただけなんだね?」
「ふぁい……」
「よ、よく分かった。もう、もういいから。もういいからね」
「ふぁい……」
ラザンテは困ったように頭をかきながら後方に控えていた警備の仕事をしている冒険者に目を向けたが、彼もまた腰の位置で手を上に向けて首を降った。
「はぁ……」
ため息を吐き出したラザンテは彼女の持ち物から色々と不思議な物が出てきたことを聞こうと思ったが、どう見ても今の彼女が受け答えできる精神状態ではないとハッキリ分かるので頭をかいて違う質問をした。
「君は、この町に何をしに来たんだい?」
「ふぁい……?」
考えることを放棄した頭をフル回転させ、リディーはその質問で何かを思い出そうとした。
そういえば、自分は何をしていたんだっけ?
ここレトラバの町に来たのは、なんのためだったんだろう。何か大事なことがあったような……。
思い出そうとしたお陰で血が脳に回り始めたのか、みるみる内に彼女の瞳に活力が戻り、やがて「あぁぁぁ!!」と叫び声をあげて椅子から立ち上がった。その瞬間に彼女の様子を見守っていた二人は身体をビクリと震わせ、それと同時に彼女の座っていた椅子がガタンと倒れた。
「す、スミマセン! し、失礼しました!」
「う、うむ」
リディーは慌てて椅子を元の位置に直すと、その椅子に座り恥ずかしそうにうつむいた。
「レトラバの町に、来た……、理由ですよね?」
「うむ」
本当のことを言ったらスパイしに来たのだが、そんなこと言える訳がなかった。
なのでリディーは必死に考えながら話し始めた。
「わ、私は……、その、両親が冒険者だったので、冒険者になりたくて故郷を出てきたのですが……」
「だったらどうして、こんな片田舎のレトラバへ? この町はあまり、新規の冒険者に向いた町ではないですよ」
「え? そうなの……?」
「ん? 知らずに来たのかい?」
「え!? ち、ち、ち、違いますよ! も、勿論知ってましたよ! し、し、し、知ってたに決まってるじゃないですか! わ、わ、わ、私は、私は……」
そんなご当地の事情など全く知らなかったリディーは、焦ってスカートを知らぬ間にギュッと握った。
「そ、そ、そ、その……、冒険者に、冒険者を目指してたんです! でも……」
「でも?」
「でも、その、あの……」
「言い辛いことなんですか?」
「そ、そ、そ、そんなことはないですよ! あは、あははは」
言い辛いんじゃなくて何にも思いつかない、とは言えない。
「もしかして、適正がなかった、とか?」
「適正?」
「ん? 適正検査、受けなかったんですか? 魔力の」
「え!? うううう、受けたに決まってるじゃないですか!」
魔力の適正検査?
何それ?
聞いたことないけど?
「それで、魔力適正の結果が悪かったんですよね?」
「そ、そ、そ、そうなんですよ! ま、ま、ま、魔力がなくて、全然! だ、だから、冒険者になれなかったんですよ!」
「わ、分かりました。でも、珍しいですね。魔力が全然なかった、て、本当に? 少しは普通の人でも持ってるんですがね?」
それはカラミティーチャイルドの事情だろうし、自分たちのような人類種に魔力がないのは当たり前だろう、とは口が裂けても言えない。
「そ、そ、そ、そうなんですよ! 何か特異体質らしくてですね! あはははは!」
「そ、そうなんですね。分かりました。では、この町には職探し、ですかね? ただこの町はさっきも言ったように田舎町ですし、近くには黄昏の森なんて言われる危険な森もありますしねぇ」
ラザンテの言うことを聞いて尚のこと、自分がこの町に来なければならなくなったことに腹が立ってくる。しかも道中ではあの馬鹿神父に出会い散々な目にあった。そして今、この尋問紛いな目にあっているのも全て、あの馬鹿神父のせいだ!
「あの馬鹿神父!」
バン! と机を殴りつけると、有り余った力が木製の机の叩いた場所を粉々にした。
「ひっ!」
ラザンテと後ろに控えていた男が同時に小さく悲鳴をあげて微かに震えた。
「す、スイマセン! 失礼しました!」
「あ、いや、いいんですよ! お気持ちはよーく分かりますから」
リディーが立ち上がって何度も頭を下げ、ラザンテは冷や汗を流しながら両手を振って制した。
「しかし、凄い力ですね? 獣人族、ですか? 私も見た通り獣人族ですので、ついつい力加減を間違えてしまうんですよね。ははは」
「そ、そうなんですよ! あははは」
地上学で獣人族は学んでいたが、そんな特徴など知らない。
「でしたら、ギルドの受付なんてやってみませんか? 冒険者を相手にしなければならないので、リディーさんのような腕っぷしがあれば、やっていけると思うのですが、どうでしょう?」
「ギルド、ですか……」
地上学で習った話しであれば、ギルドとは概ね冒険者を束ねモンスターを討伐するのが仕事だったはずだ。冒険者には確かランクとか、それに合わせたモンスターとか色々あったような気がする。後、地方のギルドは領主の代わりに町の管理とか警備の仕事を冒険者に与え、日銭を稼がせていたような……。
まぁ、やってみれば分かるだろう。断る理由はない。自分はスパイなのだから。
「ありがとうございます。あの馬鹿神父にあった時はどうなることかと思いましたけど、あなたのような変態、もとい……。いい獣人族の人に出会えてよかったですわ。あははは」
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