17 / 53
二章 古代からの侵入者
古代からの侵入者 終
しおりを挟む
この状況は絶対に不味い!
色んな意味で、人に見られたくない!
リディーはそう思いながら石壁に自分で空けた穴から右腕を出し、何とか神父のどこか一部でも掴もうともがいていた。
但しこの馬鹿神父は全裸だ。
しかも挟まったせいで全身冷や汗でベトベトだ。
「くぅっ、うぅっ!」
さっきから何度も神父の身体の一部を撫でているだけで、一向に掴める気配がない。
「ちょっと! この馬鹿神父! もうちょっと動けないの!? あんたの、腕の縄が、つかめれ、ば……」
「ほ、ほ、ほ、ほ、ほぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ちょっとだけ頑張ってみた神父の大絶叫が辺りに木霊した。
「よ、よし! 掴んだ!」
今の動きのお陰でリディーは神父を拘束している腕の縄に手が届いた。
縄ってこんな感触だったっけ、と疑問が浮かんだが、今はそれどころではない。
「引っ張るわよ!」
「ま、ま、ま、ま、ま、まままままってまってまってまってまってまってまって!! もうぬけ……!」
「うっさい!!」
壁に右足を当て左手で穴の縁を掴みリディーは勢いよく背後に倒れるように体重を移動した。
「はぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
先程よりも大きな絶叫が牢屋内に響き渡った。
「なんだなんだ!?」
「何を騒いでいるんだ、一体!?」
ドタドタと足音を立てながら勢いよく外に繋がる扉が開かれ、入ってきた男二人は牢屋の状況を見て口をあんぐりと開けたまま固まってしまった。
「きゃ、きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
自分の手元とこの状況を鑑みて、リディーはもう叫ぶしかなかった。
それからどれくらい時間が経っただろうか。
意気消沈してしまったリディーはすっかり魂が抜けてしまったかのように呆けてしまい、普通の人なら突っ込みを入れてしまうギルド長ラザンテ・ボローニャのメイド服姿にも一切の感情を抱かず、質問をされるがままに包み隠さず話してしまっていた。
「じゃ、じゃぁ君は、ただあの男に付きまとわれていただけなんだね?」
「ふぁい……」
「よ、よく分かった。もう、もういいから。もういいからね」
「ふぁい……」
ラザンテは困ったように頭をかきながら後方に控えていた警備の仕事をしている冒険者に目を向けたが、彼もまた腰の位置で手を上に向けて首を降った。
「はぁ……」
ため息を吐き出したラザンテは彼女の持ち物から色々と不思議な物が出てきたことを聞こうと思ったが、どう見ても今の彼女が受け答えできる精神状態ではないとハッキリ分かるので頭をかいて違う質問をした。
「君は、この町に何をしに来たんだい?」
「ふぁい……?」
考えることを放棄した頭をフル回転させ、リディーはその質問で何かを思い出そうとした。
そういえば、自分は何をしていたんだっけ?
ここレトラバの町に来たのは、なんのためだったんだろう。何か大事なことがあったような……。
思い出そうとしたお陰で血が脳に回り始めたのか、みるみる内に彼女の瞳に活力が戻り、やがて「あぁぁぁ!!」と叫び声をあげて椅子から立ち上がった。その瞬間に彼女の様子を見守っていた二人は身体をビクリと震わせ、それと同時に彼女の座っていた椅子がガタンと倒れた。
「す、スミマセン! し、失礼しました!」
「う、うむ」
リディーは慌てて椅子を元の位置に直すと、その椅子に座り恥ずかしそうにうつむいた。
「レトラバの町に、来た……、理由ですよね?」
「うむ」
本当のことを言ったらスパイしに来たのだが、そんなこと言える訳がなかった。
なのでリディーは必死に考えながら話し始めた。
「わ、私は……、その、両親が冒険者だったので、冒険者になりたくて故郷を出てきたのですが……」
「だったらどうして、こんな片田舎のレトラバへ? この町はあまり、新規の冒険者に向いた町ではないですよ」
「え? そうなの……?」
「ん? 知らずに来たのかい?」
「え!? ち、ち、ち、違いますよ! も、勿論知ってましたよ! し、し、し、知ってたに決まってるじゃないですか! わ、わ、わ、私は、私は……」
そんなご当地の事情など全く知らなかったリディーは、焦ってスカートを知らぬ間にギュッと握った。
「そ、そ、そ、その……、冒険者に、冒険者を目指してたんです! でも……」
「でも?」
「でも、その、あの……」
「言い辛いことなんですか?」
「そ、そ、そ、そんなことはないですよ! あは、あははは」
言い辛いんじゃなくて何にも思いつかない、とは言えない。
「もしかして、適正がなかった、とか?」
「適正?」
「ん? 適正検査、受けなかったんですか? 魔力の」
「え!? うううう、受けたに決まってるじゃないですか!」
魔力の適正検査?
何それ?
聞いたことないけど?
「それで、魔力適正の結果が悪かったんですよね?」
「そ、そ、そ、そうなんですよ! ま、ま、ま、魔力がなくて、全然! だ、だから、冒険者になれなかったんですよ!」
「わ、分かりました。でも、珍しいですね。魔力が全然なかった、て、本当に? 少しは普通の人でも持ってるんですがね?」
それはカラミティーチャイルドの事情だろうし、自分たちのような人類種に魔力がないのは当たり前だろう、とは口が裂けても言えない。
「そ、そ、そ、そうなんですよ! 何か特異体質らしくてですね! あはははは!」
「そ、そうなんですね。分かりました。では、この町には職探し、ですかね? ただこの町はさっきも言ったように田舎町ですし、近くには黄昏の森なんて言われる危険な森もありますしねぇ」
ラザンテの言うことを聞いて尚のこと、自分がこの町に来なければならなくなったことに腹が立ってくる。しかも道中ではあの馬鹿神父に出会い散々な目にあった。そして今、この尋問紛いな目にあっているのも全て、あの馬鹿神父のせいだ!
「あの馬鹿神父!」
バン! と机を殴りつけると、有り余った力が木製の机の叩いた場所を粉々にした。
「ひっ!」
ラザンテと後ろに控えていた男が同時に小さく悲鳴をあげて微かに震えた。
「す、スイマセン! 失礼しました!」
「あ、いや、いいんですよ! お気持ちはよーく分かりますから」
リディーが立ち上がって何度も頭を下げ、ラザンテは冷や汗を流しながら両手を振って制した。
「しかし、凄い力ですね? 獣人族、ですか? 私も見た通り獣人族ですので、ついつい力加減を間違えてしまうんですよね。ははは」
「そ、そうなんですよ! あははは」
地上学で獣人族は学んでいたが、そんな特徴など知らない。
「でしたら、ギルドの受付なんてやってみませんか? 冒険者を相手にしなければならないので、リディーさんのような腕っぷしがあれば、やっていけると思うのですが、どうでしょう?」
「ギルド、ですか……」
地上学で習った話しであれば、ギルドとは概ね冒険者を束ねモンスターを討伐するのが仕事だったはずだ。冒険者には確かランクとか、それに合わせたモンスターとか色々あったような気がする。後、地方のギルドは領主の代わりに町の管理とか警備の仕事を冒険者に与え、日銭を稼がせていたような……。
まぁ、やってみれば分かるだろう。断る理由はない。自分はスパイなのだから。
「ありがとうございます。あの馬鹿神父にあった時はどうなることかと思いましたけど、あなたのような変態、もとい……。いい獣人族の人に出会えてよかったですわ。あははは」
「え、えぇ。ではリディーさん。これから、宜しくお願いしますね」
リディーは差し出された手を握り、渾身の作り笑顔を浮かべた。
色んな意味で、人に見られたくない!
リディーはそう思いながら石壁に自分で空けた穴から右腕を出し、何とか神父のどこか一部でも掴もうともがいていた。
但しこの馬鹿神父は全裸だ。
しかも挟まったせいで全身冷や汗でベトベトだ。
「くぅっ、うぅっ!」
さっきから何度も神父の身体の一部を撫でているだけで、一向に掴める気配がない。
「ちょっと! この馬鹿神父! もうちょっと動けないの!? あんたの、腕の縄が、つかめれ、ば……」
「ほ、ほ、ほ、ほ、ほぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ちょっとだけ頑張ってみた神父の大絶叫が辺りに木霊した。
「よ、よし! 掴んだ!」
今の動きのお陰でリディーは神父を拘束している腕の縄に手が届いた。
縄ってこんな感触だったっけ、と疑問が浮かんだが、今はそれどころではない。
「引っ張るわよ!」
「ま、ま、ま、ま、ま、まままままってまってまってまってまってまってまって!! もうぬけ……!」
「うっさい!!」
壁に右足を当て左手で穴の縁を掴みリディーは勢いよく背後に倒れるように体重を移動した。
「はぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
先程よりも大きな絶叫が牢屋内に響き渡った。
「なんだなんだ!?」
「何を騒いでいるんだ、一体!?」
ドタドタと足音を立てながら勢いよく外に繋がる扉が開かれ、入ってきた男二人は牢屋の状況を見て口をあんぐりと開けたまま固まってしまった。
「きゃ、きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
自分の手元とこの状況を鑑みて、リディーはもう叫ぶしかなかった。
それからどれくらい時間が経っただろうか。
意気消沈してしまったリディーはすっかり魂が抜けてしまったかのように呆けてしまい、普通の人なら突っ込みを入れてしまうギルド長ラザンテ・ボローニャのメイド服姿にも一切の感情を抱かず、質問をされるがままに包み隠さず話してしまっていた。
「じゃ、じゃぁ君は、ただあの男に付きまとわれていただけなんだね?」
「ふぁい……」
「よ、よく分かった。もう、もういいから。もういいからね」
「ふぁい……」
ラザンテは困ったように頭をかきながら後方に控えていた警備の仕事をしている冒険者に目を向けたが、彼もまた腰の位置で手を上に向けて首を降った。
「はぁ……」
ため息を吐き出したラザンテは彼女の持ち物から色々と不思議な物が出てきたことを聞こうと思ったが、どう見ても今の彼女が受け答えできる精神状態ではないとハッキリ分かるので頭をかいて違う質問をした。
「君は、この町に何をしに来たんだい?」
「ふぁい……?」
考えることを放棄した頭をフル回転させ、リディーはその質問で何かを思い出そうとした。
そういえば、自分は何をしていたんだっけ?
ここレトラバの町に来たのは、なんのためだったんだろう。何か大事なことがあったような……。
思い出そうとしたお陰で血が脳に回り始めたのか、みるみる内に彼女の瞳に活力が戻り、やがて「あぁぁぁ!!」と叫び声をあげて椅子から立ち上がった。その瞬間に彼女の様子を見守っていた二人は身体をビクリと震わせ、それと同時に彼女の座っていた椅子がガタンと倒れた。
「す、スミマセン! し、失礼しました!」
「う、うむ」
リディーは慌てて椅子を元の位置に直すと、その椅子に座り恥ずかしそうにうつむいた。
「レトラバの町に、来た……、理由ですよね?」
「うむ」
本当のことを言ったらスパイしに来たのだが、そんなこと言える訳がなかった。
なのでリディーは必死に考えながら話し始めた。
「わ、私は……、その、両親が冒険者だったので、冒険者になりたくて故郷を出てきたのですが……」
「だったらどうして、こんな片田舎のレトラバへ? この町はあまり、新規の冒険者に向いた町ではないですよ」
「え? そうなの……?」
「ん? 知らずに来たのかい?」
「え!? ち、ち、ち、違いますよ! も、勿論知ってましたよ! し、し、し、知ってたに決まってるじゃないですか! わ、わ、わ、私は、私は……」
そんなご当地の事情など全く知らなかったリディーは、焦ってスカートを知らぬ間にギュッと握った。
「そ、そ、そ、その……、冒険者に、冒険者を目指してたんです! でも……」
「でも?」
「でも、その、あの……」
「言い辛いことなんですか?」
「そ、そ、そ、そんなことはないですよ! あは、あははは」
言い辛いんじゃなくて何にも思いつかない、とは言えない。
「もしかして、適正がなかった、とか?」
「適正?」
「ん? 適正検査、受けなかったんですか? 魔力の」
「え!? うううう、受けたに決まってるじゃないですか!」
魔力の適正検査?
何それ?
聞いたことないけど?
「それで、魔力適正の結果が悪かったんですよね?」
「そ、そ、そ、そうなんですよ! ま、ま、ま、魔力がなくて、全然! だ、だから、冒険者になれなかったんですよ!」
「わ、分かりました。でも、珍しいですね。魔力が全然なかった、て、本当に? 少しは普通の人でも持ってるんですがね?」
それはカラミティーチャイルドの事情だろうし、自分たちのような人類種に魔力がないのは当たり前だろう、とは口が裂けても言えない。
「そ、そ、そ、そうなんですよ! 何か特異体質らしくてですね! あはははは!」
「そ、そうなんですね。分かりました。では、この町には職探し、ですかね? ただこの町はさっきも言ったように田舎町ですし、近くには黄昏の森なんて言われる危険な森もありますしねぇ」
ラザンテの言うことを聞いて尚のこと、自分がこの町に来なければならなくなったことに腹が立ってくる。しかも道中ではあの馬鹿神父に出会い散々な目にあった。そして今、この尋問紛いな目にあっているのも全て、あの馬鹿神父のせいだ!
「あの馬鹿神父!」
バン! と机を殴りつけると、有り余った力が木製の机の叩いた場所を粉々にした。
「ひっ!」
ラザンテと後ろに控えていた男が同時に小さく悲鳴をあげて微かに震えた。
「す、スイマセン! 失礼しました!」
「あ、いや、いいんですよ! お気持ちはよーく分かりますから」
リディーが立ち上がって何度も頭を下げ、ラザンテは冷や汗を流しながら両手を振って制した。
「しかし、凄い力ですね? 獣人族、ですか? 私も見た通り獣人族ですので、ついつい力加減を間違えてしまうんですよね。ははは」
「そ、そうなんですよ! あははは」
地上学で獣人族は学んでいたが、そんな特徴など知らない。
「でしたら、ギルドの受付なんてやってみませんか? 冒険者を相手にしなければならないので、リディーさんのような腕っぷしがあれば、やっていけると思うのですが、どうでしょう?」
「ギルド、ですか……」
地上学で習った話しであれば、ギルドとは概ね冒険者を束ねモンスターを討伐するのが仕事だったはずだ。冒険者には確かランクとか、それに合わせたモンスターとか色々あったような気がする。後、地方のギルドは領主の代わりに町の管理とか警備の仕事を冒険者に与え、日銭を稼がせていたような……。
まぁ、やってみれば分かるだろう。断る理由はない。自分はスパイなのだから。
「ありがとうございます。あの馬鹿神父にあった時はどうなることかと思いましたけど、あなたのような変態、もとい……。いい獣人族の人に出会えてよかったですわ。あははは」
「え、えぇ。ではリディーさん。これから、宜しくお願いしますね」
リディーは差し出された手を握り、渾身の作り笑顔を浮かべた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?
行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。
貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。
元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。
これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。
※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑)
※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。
※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる