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三章 変態たちの邂逅
変態たちの邂逅 3
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「ぎ、ぎ、ギルド長!!」
「何だ、騒々しい」
昼くらいまでぐっすり眠っていた僕は、その叫び声をあげる男の走る足音と声にビックリして目を醒ました。
手を伸ばしてふぁー、と欠伸をすると、僕が起きたことに気付いたナジラが近寄ってきて優しく頭を撫でてくれた。
「ぎ、ギルド長! 変態です!!」
「はっ!?」
それは僕も思ってたけど、そんな面と向かって言っちゃダメだよ、冒険者さん。
ほら、空気が冷たいよ。
「い、いい子ですねぇ、ニートは。あはは」
ナジラなんか僕を抱っこして現実逃避し始めたじゃんか。
「てめぇ、もう一辺言ってみろ……」
ギラリと目を光らせ腹の底からオッサンが声を響かせる。
「ひぃぃ」
オッサンから溢れるオーラでも見えたのか、その冒険者は尻餅をついて声を震わせた。
「ち、ち、ち、違うんです! ギルド長!」
「何が違うってんだテメェ!」
地響きを轟かせてオッサンは一歩踏み出す。
その衝撃でヒラリとオッサンのスカートが捲れた。
「か、可愛いですねぇ。ニート」
痛い痛い痛い!
もっと優しく撫でて!
毛並みの方向考えて!
「き、き、聞いて下さいギルド長! 変態なんです!!」
「あぁん!!」
わぁお! そこまで言う!
見上げた根性だよ、冒険者さん。もしオッサンの嫌がらせで冒険者稼業できなくなったら、骨は拾ってあげるよ。
「お、おーい、ナジラ。ニートの餌だ」
「あ、ありがとう」
顔を青くした逆モヒカンのライアートが僕のゴハン皿にゴハンを入れて持ってきてくれた。
気が利くじゃん。てか、ナジラに惚れてるんでしょ。その頭にしてゴメンね。乙。
ナジラの腕から飛び降りた僕は、床に置かれたゴハンにがっついた。
僕の背中を二つの手が優しく撫でている。
「ご、ご、ご、誤解なんです! お、お、俺は、ギルド長が変態だとは、言ってないんです!!」
「だったら誰が変態だってんだ!」
大分焦ってるのか冒険者さんの言葉遣いが怪しい。
てか、僕の背中で静電気起きてない?
「ま、ま、ま、町の門の所に、変態が現れたんですよ!」
「あぁん!?」
「い、い、い、今、詰め所の牢屋に入ってるんで、ギルド長に尋問をお願いしに、来たんです!」
「本当だろうな……」
ドスを込めた声音でオッサンはその冒険者さんの胸倉を掴み、自身の顔に近付け睨み付ける。
「ほ、ほ、本当です! 信じてください!」
「分かった……」
オッサンが手を離すと冒険者さんはホッとため息をついて額に浮かんだ玉のような汗を拭った。
「さぁ、変態とやらを見に行こうか」
「は、はい!」
―――もしもーし。僕はいつも見てますよ。
「みぃ、みぃ」
「ニートくぅん。いいこにちてるんでちゅよぉ」
近寄ってきたオッサンが僕の頭を一撫でして歩いていった。
そしてギルドのドアの向こう側に背中が消えたのを確認したナジラとライアートはお互いに見つめ合い「ふふっ」と吹き出した。
「メイド服着た赤ちゃん言葉使うオッサンは、変態じゃないのか……?」
「しっ! ギルド長、耳がいいんだから!」
窘めながらもナジラは笑いが止まらない。
まあそうだよね。あれを変態と言わずして何とする、て感じだよね。
しかし、変態か。
ここの人たちはあのオッサンのお陰で変態に対する耐性があるはずなんだけどなぁ。
でもさっきの冒険者さんの慌てようは、それすらも吹っ飛ばしたってことなんだろうな。
てことは、よっぽどの変態か?
あれ以上の変態て、どんなのなんだろ?
ヤバい! 見てみたい!
怖いもの見たさならぬ変態モノ見たさにかられた僕は、ナジラの膝に頭を擦りつけて「みぃ」と一鳴きした。
「なに? どうしたの?」
「遊びたいんじゃないか?」
―――ちっげぇぇぇよ! 見に行こうよ! て言ってるの!
「みぃ! みぃみぃ!」
僕はナジラのスカートの端に噛みつきギルドの扉の方へと引っ張り始める。
「ちょ、ちょっとニート! 見えるでしょ! 止めなさい!」
「ほへぇ」
顔を真っ赤にしてスカートを手で押さえるナジラにライアートは鼻の下を伸ばしている。
「ちょっとライアート! 見てないで止めなさい!」
「お、おう! てか猫ってこんなに力強かったっけ……?」
そう言われてみればそうだね。
子猫の僕がナジラみたいな軽そうな女の子とはいえ僕の体重の七、八倍はあるだろう彼女を引き摺るなんて、今の僕は蟻並みの力持ちだね。
そんなこと考えていたら背中からひょいっとライアートに持ち上げられた。それと同時にナジラのスカートも。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「おうっ」
そんな鼻の下伸ばしてる場合じゃないよ、ライアート君。
断言しよう。君はこれから殴られる。
僕は口に咥えていたスカートを離すと、彼女はキッとライアートの顔を睨み付け右手を大きく振りかぶった。
「バカ野郎おぉぉぉぉぉ!!」
ばちーーーん!
うわぁ、痛そう。
咄嗟にライアートの腕から脱出した僕は、倒れ行くライアートの横顔をスローモーションの映像を見るように眺めていた。殴られた左頬はゴムのように波打ちながらも、その表情はしかし満足そうに微笑みを讃えていた。
「き、黄色い、はながら……」
「っ!!」
まぁ、男の子だもんね。解るよ、その気持ち。
だけどね、今のは不味いよ。
ほらナジラが耳まで真っ赤にして拳ニギッテルモン。
「ら、い、あ、あ、とぉぉぉぉ……」
しーらないっと。
ナジラがライアートの上に馬乗りになったのを横目に僕は、行ってきますという意味を込め「みぃ」と一鳴きしてスタスタと歩きだした。
「や、止めてっ! ぼぅっ! ナジラ! ぐはっ!」
「忘れろ! 忘れろ!!」
「そ、そんな勿体なっぼほぅっ!」
さて、オッサンの匂いはどこかな?
ギルドを出た僕は空気中をくんかくんかと鼻をひくひくさせてオッサンの臭いを探した。
意外と猫って臭いに敏感なんだよね。
あんな臭いオシッコしてるんだから鼻悪いんだと思ってたんだけど、それは僕の間違いだった。
自然界の動物なんだから当たり前と言えば当たり前なんだろうけど、それでも鼻がいいの代名詞、犬ほどではないんだろうね。
そんなことを考えながら僕は空気中を漂うオッサンのササミの匂いを頼りにテクテクと歩いて行く。
時折見知った冒険者が僕を見つけて「ニート、ちゃんと帰ってくるんだぞ」とか「あんまりイタズラしちゃダメよ」とか声をかけてきたり「オヤツだぞ」と倒してきたばかりのモンスターの美味しい部位を僕に食べさせてくれたりしてきた。
猫、最高!
可愛いは正義って言葉作った人、ありがとう!
そんなことをして道草を食っていたら何をしに外に出たのか忘れそうになったが、空気中を漂うササミの匂いで思い出し、僕はまたテクテクと歩き出した。
そうして歩くこと二十分。
僕はレトラバの町の東門にある詰め所の前まで来ていた。
きっとここだな。
だってササミの匂いするもん。あのオッサンの持ってるササミは高級品らしく独特な香りがするから、そこら辺の露店で売ってる鶏肉とは間違うはずがない。
そんなことを考えながら僕はその建物の周りをウロウロと回ってみた。
どこから入ろうかな?
猫ならジャンプして小さな小窓からも入れるけど、トイレとかだったら嫌だしな。
それに中の扉、自力じゃ開けられないだろうし。
悩みながら一周回って元の場所まで戻ってきた時、運よくガチャリと木造の扉が開いた。
「何だ、騒々しい」
昼くらいまでぐっすり眠っていた僕は、その叫び声をあげる男の走る足音と声にビックリして目を醒ました。
手を伸ばしてふぁー、と欠伸をすると、僕が起きたことに気付いたナジラが近寄ってきて優しく頭を撫でてくれた。
「ぎ、ギルド長! 変態です!!」
「はっ!?」
それは僕も思ってたけど、そんな面と向かって言っちゃダメだよ、冒険者さん。
ほら、空気が冷たいよ。
「い、いい子ですねぇ、ニートは。あはは」
ナジラなんか僕を抱っこして現実逃避し始めたじゃんか。
「てめぇ、もう一辺言ってみろ……」
ギラリと目を光らせ腹の底からオッサンが声を響かせる。
「ひぃぃ」
オッサンから溢れるオーラでも見えたのか、その冒険者は尻餅をついて声を震わせた。
「ち、ち、ち、違うんです! ギルド長!」
「何が違うってんだテメェ!」
地響きを轟かせてオッサンは一歩踏み出す。
その衝撃でヒラリとオッサンのスカートが捲れた。
「か、可愛いですねぇ。ニート」
痛い痛い痛い!
もっと優しく撫でて!
毛並みの方向考えて!
「き、き、聞いて下さいギルド長! 変態なんです!!」
「あぁん!!」
わぁお! そこまで言う!
見上げた根性だよ、冒険者さん。もしオッサンの嫌がらせで冒険者稼業できなくなったら、骨は拾ってあげるよ。
「お、おーい、ナジラ。ニートの餌だ」
「あ、ありがとう」
顔を青くした逆モヒカンのライアートが僕のゴハン皿にゴハンを入れて持ってきてくれた。
気が利くじゃん。てか、ナジラに惚れてるんでしょ。その頭にしてゴメンね。乙。
ナジラの腕から飛び降りた僕は、床に置かれたゴハンにがっついた。
僕の背中を二つの手が優しく撫でている。
「ご、ご、ご、誤解なんです! お、お、俺は、ギルド長が変態だとは、言ってないんです!!」
「だったら誰が変態だってんだ!」
大分焦ってるのか冒険者さんの言葉遣いが怪しい。
てか、僕の背中で静電気起きてない?
「ま、ま、ま、町の門の所に、変態が現れたんですよ!」
「あぁん!?」
「い、い、い、今、詰め所の牢屋に入ってるんで、ギルド長に尋問をお願いしに、来たんです!」
「本当だろうな……」
ドスを込めた声音でオッサンはその冒険者さんの胸倉を掴み、自身の顔に近付け睨み付ける。
「ほ、ほ、本当です! 信じてください!」
「分かった……」
オッサンが手を離すと冒険者さんはホッとため息をついて額に浮かんだ玉のような汗を拭った。
「さぁ、変態とやらを見に行こうか」
「は、はい!」
―――もしもーし。僕はいつも見てますよ。
「みぃ、みぃ」
「ニートくぅん。いいこにちてるんでちゅよぉ」
近寄ってきたオッサンが僕の頭を一撫でして歩いていった。
そしてギルドのドアの向こう側に背中が消えたのを確認したナジラとライアートはお互いに見つめ合い「ふふっ」と吹き出した。
「メイド服着た赤ちゃん言葉使うオッサンは、変態じゃないのか……?」
「しっ! ギルド長、耳がいいんだから!」
窘めながらもナジラは笑いが止まらない。
まあそうだよね。あれを変態と言わずして何とする、て感じだよね。
しかし、変態か。
ここの人たちはあのオッサンのお陰で変態に対する耐性があるはずなんだけどなぁ。
でもさっきの冒険者さんの慌てようは、それすらも吹っ飛ばしたってことなんだろうな。
てことは、よっぽどの変態か?
あれ以上の変態て、どんなのなんだろ?
ヤバい! 見てみたい!
怖いもの見たさならぬ変態モノ見たさにかられた僕は、ナジラの膝に頭を擦りつけて「みぃ」と一鳴きした。
「なに? どうしたの?」
「遊びたいんじゃないか?」
―――ちっげぇぇぇよ! 見に行こうよ! て言ってるの!
「みぃ! みぃみぃ!」
僕はナジラのスカートの端に噛みつきギルドの扉の方へと引っ張り始める。
「ちょ、ちょっとニート! 見えるでしょ! 止めなさい!」
「ほへぇ」
顔を真っ赤にしてスカートを手で押さえるナジラにライアートは鼻の下を伸ばしている。
「ちょっとライアート! 見てないで止めなさい!」
「お、おう! てか猫ってこんなに力強かったっけ……?」
そう言われてみればそうだね。
子猫の僕がナジラみたいな軽そうな女の子とはいえ僕の体重の七、八倍はあるだろう彼女を引き摺るなんて、今の僕は蟻並みの力持ちだね。
そんなこと考えていたら背中からひょいっとライアートに持ち上げられた。それと同時にナジラのスカートも。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「おうっ」
そんな鼻の下伸ばしてる場合じゃないよ、ライアート君。
断言しよう。君はこれから殴られる。
僕は口に咥えていたスカートを離すと、彼女はキッとライアートの顔を睨み付け右手を大きく振りかぶった。
「バカ野郎おぉぉぉぉぉ!!」
ばちーーーん!
うわぁ、痛そう。
咄嗟にライアートの腕から脱出した僕は、倒れ行くライアートの横顔をスローモーションの映像を見るように眺めていた。殴られた左頬はゴムのように波打ちながらも、その表情はしかし満足そうに微笑みを讃えていた。
「き、黄色い、はながら……」
「っ!!」
まぁ、男の子だもんね。解るよ、その気持ち。
だけどね、今のは不味いよ。
ほらナジラが耳まで真っ赤にして拳ニギッテルモン。
「ら、い、あ、あ、とぉぉぉぉ……」
しーらないっと。
ナジラがライアートの上に馬乗りになったのを横目に僕は、行ってきますという意味を込め「みぃ」と一鳴きしてスタスタと歩きだした。
「や、止めてっ! ぼぅっ! ナジラ! ぐはっ!」
「忘れろ! 忘れろ!!」
「そ、そんな勿体なっぼほぅっ!」
さて、オッサンの匂いはどこかな?
ギルドを出た僕は空気中をくんかくんかと鼻をひくひくさせてオッサンの臭いを探した。
意外と猫って臭いに敏感なんだよね。
あんな臭いオシッコしてるんだから鼻悪いんだと思ってたんだけど、それは僕の間違いだった。
自然界の動物なんだから当たり前と言えば当たり前なんだろうけど、それでも鼻がいいの代名詞、犬ほどではないんだろうね。
そんなことを考えながら僕は空気中を漂うオッサンのササミの匂いを頼りにテクテクと歩いて行く。
時折見知った冒険者が僕を見つけて「ニート、ちゃんと帰ってくるんだぞ」とか「あんまりイタズラしちゃダメよ」とか声をかけてきたり「オヤツだぞ」と倒してきたばかりのモンスターの美味しい部位を僕に食べさせてくれたりしてきた。
猫、最高!
可愛いは正義って言葉作った人、ありがとう!
そんなことをして道草を食っていたら何をしに外に出たのか忘れそうになったが、空気中を漂うササミの匂いで思い出し、僕はまたテクテクと歩き出した。
そうして歩くこと二十分。
僕はレトラバの町の東門にある詰め所の前まで来ていた。
きっとここだな。
だってササミの匂いするもん。あのオッサンの持ってるササミは高級品らしく独特な香りがするから、そこら辺の露店で売ってる鶏肉とは間違うはずがない。
そんなことを考えながら僕はその建物の周りをウロウロと回ってみた。
どこから入ろうかな?
猫ならジャンプして小さな小窓からも入れるけど、トイレとかだったら嫌だしな。
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