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四章 遺跡探索
遺跡探索 1
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「おお、女神様! お助けくださりありがとうございました! 私はきっと! きっと!! 女神様が私を助けてくださると信じておりました! 私の心は常に女神様への愛に溢れているのです!! 必ずや女神様の……」
「鬱陶しい……」
「「「死ねばいいのに……」」」
もっっっっっすごく同意!
ディーテからの指示とはいえ、この変態をパーティーに入れて遺跡へと向かうのは皆、物凄く嫌がった。
僕だって同じ気持ちだ。
ただディーテ本人も釈然としていない様子だったので、本当にロクな信者が近くにいないということは分かるけど。分かるけど……。
「私の身命を賭して! 女神様のご期待に添えますようこのフェデリコ、貴女様の手足となって下僕のように尽くす所存でございます! 何卒気兼ねなく、何でもご命令してください!」
歩きながら恭しく頭を下げる変態神父を、シュナは目線もくれずに前だけをひたすら目指して歩いて行く。
よくこいつ女性たちの前で平然と全裸でいられるなぁ。とか思っていると、シュナの僕を抱く腕に段々と力が入っていくのが感じらる。
ちょっ! 何してるんですか、シュナ様。
苦しいっす。僕、苦しいっす!
「み、みぃ……」
「さあさあさあさあ、女神様。ご遠慮なさらず」
ニコニコする変態に反比例してシュナのこめかみがピクピクと浮いている。
「くっ! うっっっっとぉぉぉぉぉしぃぃぃぃぃ!」
そして急にピタリと立ち止まり左腕をグッと神父に付き出した。
「吹き飛べ! ウィンドブラスター!」
シュナの左腕に風の塊が纏ったかたと想うと、その風が渦を巻き唸りをあげて神父を高らかに空へと持ち上げ森の彼方へと吹きとばそうとする。が、寸でのところで神父は大木に捕まりその風に耐える。
「うぎゃぁぁぁぁぁぁおぉぉぉわぁぁぁぁ……!」
顔の肉が風の力で捲れてモンスターのようになっている。
そこまでして抵抗しなくても。
だいたいその風をモロに受けてるのはあんただけじゃないんだよ!
僕も真後ろからスッゴい風に吹かれて耳がビタビタビタビタと音を立てて頭にぶつかってるの!
早く逝けよ!
「いくよ! せーの……」
そう思っていたのは僕だけではないらしく、シュナの後ろから付いてきていたナスカたちがその掛け声に合わせて石を投げ出した。
「いたっ! やめっ! やめなっ! いたっ!」
「なかなかしぶといわね!」
「早くどこか行ってください!」
そんな呟きと共に風にのって勢いの付いた石礫の飛んでいく量が増えていく。
「早く去ね!」
更に怒りを滲ませたシュナの声と同時に、打ち付けられてい風の勢いが増していった。
「ふ、ふ、ふぎゃっ、はぁ、ふぁっ……」
神父は何か言いかけながらも風が強すぎるのか言葉になっていない。
そんな時だった。
一発の石が僕の運命を変える。
誰が投げたのか分からないがその一粒の石はあろうことかシュナの後頭部を捕らえ、その刹那シュナが僕を抱いていた腕を離してしまったのだ。
「み、みぃぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃ!」
「しまった!」
「に、ニートちゃん!?」
「ニート!?」
「ニートさん!?」
僕は風に飛ばされる中、ギリギリのところで神父の肩に爪を立てるの成功したが……。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ!!」
ですよねー。
―――助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
「みぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいぃぃぃ……!!」
その拍子に投石からアレだけ耐えていた神父が手を離し、神父の肩に爪が突き刺さったまま僕たちは森の彼方へと吹き飛ばされて行った。
あれからどれくらい時間が経ったのだろう。
寝過ぎた時に起きるのが億劫になるような重い感覚に頭に意識が苛まれつつ、僕はうっすらと瞳を開けた。
視界がボヤけ、喉がひりつく。
ナトゥビアに来てから、死にかけてばっかりだなぁと苦笑してしまう。
ヨロヨロとした緩慢な動作で僕は立ち上がり、辺りをキョロキョロと窺ってみる。
鬱蒼とした森は何処までも続いているかのように木の影が立ち塞がり、一周見回して見ても草木しか見えなかった。
そういえば、なんか忘れてるような……。
僕はシュナに吹き飛ばされたんだよね?
何かあの時、一緒に誰かいたような……。
まぁ、いっか。
僕はこの状況をどうにかすべく考えるため、取り敢えず高い所へと行こうと木に爪を立ててみた。
爪の間が赤く染まっていたので手を怪我したのかと思ったが、特に痛みはしなかった。なので僕は気にせずガツガツと木に登っていった。
四メートルほど登った所で僕は枝の上に捕まりその木を見上げてみる。
まだまだ後五メートルはあるな。
はぁとため息をついて僕は今度は周りを見回してみた。
先程までは昼の陽気でほのぼのした空気だったが、今は一人でいる心細さも相まって夕暮れの日差しが僕の心にうっすらと恐怖を認識させる。
自然と僕は初めてナスカたちと出会った日のことを思い出していた。
確かあの時僕は、アーマードベアーに追い立てられてこんな風に木の枝に捕まっていたような……。
「た、た、た、助けてくださぁぁぁああぁぁぁぁぁぃぃぃいぃぃぃ……!!」
どこからか情けない叫び声が木霊してくる。
てか、忘れてたなぁ。
むしろこのまま忘れようかな……。
僕は声のしてきた方とは反対に顔を向けて寝る体勢を整える。
こういう時大事なのは慌てないこと。
仲間と離れてしまった時はその場を離れず、なるべく体力を減らさないように助けを待つこと。
これ大事!
「お、お、おぉ! 天啓がくだりましたぞぉぉぉ!」
うっさいなぁ。
僕は大人しく寝てるんだ。
邪魔しないでよね。
「女神ディーテ様! あなたの愛あるお言葉、このフェデリコ、必ずや、必ずや……!!」
ドドドドと地響きを鳴らして何かが近付いてくる。
ちょ、ちょ、ちょっと待て!
何してんだよ! あの馬鹿神父!!
てか、ディーテの馬鹿!!
絶対アイツ今、天界で爆笑してるだろ!
「ね、ね、ね、猫さぁぁぁぁぁぁん! 女神ディーテ様の寵愛を戴いたという猫さまぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ!」
―――来るな! こっち来るな!!
「しゃぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!」
近付いて来ている土煙の先頭で走る馬鹿に、僕は背中の毛を逆立てて威嚇してみた。
相変わらず僕の威嚇意味ないな。
てか今何て言った!?
『女神ディーテの寵愛を受けた猫』て言った?
ディーテ、何てこと神父に吹き込んでんの!?
「ね、猫さぁぁぁぁああぁぁぁぁぁん! あなた様ならこの状況を打破できると、ディーテ様が仰っておりました!! 助けてくださぁぁあああぁぁぁいぃぃいぃぃっ!」
叫びながら僕の居座っていた木の下まで辿り着いた神父は、それまで彼を追っていたのであろう狼のモンスターをヒョイっとジャンプしてかわし、ゴキブリのようにカサカサカサと木をよじ登ってきた。
キモッ!
ちょっと! あんた本当に人間なの!?
今本気でゴキブリに見えたんだけど!?
「「「ウウウゥゥゥゥウウゥゥゥゥウゥ!!」」」
下の方には十体はいるであろう狼のモンスターが唸りをあげて怨めしそうにこちらを睨み付け、その内の二体程が木によじ登ろうとして前足の爪を立てていた。
「ね、ね、猫様ぁぁぁ!」
僕の元へと辿り着いた神父は、虫のように手足を立てて木の枝に捕まっていた。
ちょっとそのポーズなに!?
普通の人そこ、丸太に捕まるように枝に抱きつくもんでしょ!
何で虫みたいに立ってんの!
「女神ディーテ様が仰っておりました! この状況を打破できるのは、猫様だけだと! お願いします、猫様!」
そのポーズのまま器用に頭だけを上下に振っている。
ちょっとヤメテヤメテヤメテ!!
振動が! え、え、枝がぁ!
メキメキメキッ……!
その音が聞こえた瞬間、上の僕らも下の狼のモンスターたちも色めき立った。
「鬱陶しい……」
「「「死ねばいいのに……」」」
もっっっっっすごく同意!
ディーテからの指示とはいえ、この変態をパーティーに入れて遺跡へと向かうのは皆、物凄く嫌がった。
僕だって同じ気持ちだ。
ただディーテ本人も釈然としていない様子だったので、本当にロクな信者が近くにいないということは分かるけど。分かるけど……。
「私の身命を賭して! 女神様のご期待に添えますようこのフェデリコ、貴女様の手足となって下僕のように尽くす所存でございます! 何卒気兼ねなく、何でもご命令してください!」
歩きながら恭しく頭を下げる変態神父を、シュナは目線もくれずに前だけをひたすら目指して歩いて行く。
よくこいつ女性たちの前で平然と全裸でいられるなぁ。とか思っていると、シュナの僕を抱く腕に段々と力が入っていくのが感じらる。
ちょっ! 何してるんですか、シュナ様。
苦しいっす。僕、苦しいっす!
「み、みぃ……」
「さあさあさあさあ、女神様。ご遠慮なさらず」
ニコニコする変態に反比例してシュナのこめかみがピクピクと浮いている。
「くっ! うっっっっとぉぉぉぉぉしぃぃぃぃぃ!」
そして急にピタリと立ち止まり左腕をグッと神父に付き出した。
「吹き飛べ! ウィンドブラスター!」
シュナの左腕に風の塊が纏ったかたと想うと、その風が渦を巻き唸りをあげて神父を高らかに空へと持ち上げ森の彼方へと吹きとばそうとする。が、寸でのところで神父は大木に捕まりその風に耐える。
「うぎゃぁぁぁぁぁぁおぉぉぉわぁぁぁぁ……!」
顔の肉が風の力で捲れてモンスターのようになっている。
そこまでして抵抗しなくても。
だいたいその風をモロに受けてるのはあんただけじゃないんだよ!
僕も真後ろからスッゴい風に吹かれて耳がビタビタビタビタと音を立てて頭にぶつかってるの!
早く逝けよ!
「いくよ! せーの……」
そう思っていたのは僕だけではないらしく、シュナの後ろから付いてきていたナスカたちがその掛け声に合わせて石を投げ出した。
「いたっ! やめっ! やめなっ! いたっ!」
「なかなかしぶといわね!」
「早くどこか行ってください!」
そんな呟きと共に風にのって勢いの付いた石礫の飛んでいく量が増えていく。
「早く去ね!」
更に怒りを滲ませたシュナの声と同時に、打ち付けられてい風の勢いが増していった。
「ふ、ふ、ふぎゃっ、はぁ、ふぁっ……」
神父は何か言いかけながらも風が強すぎるのか言葉になっていない。
そんな時だった。
一発の石が僕の運命を変える。
誰が投げたのか分からないがその一粒の石はあろうことかシュナの後頭部を捕らえ、その刹那シュナが僕を抱いていた腕を離してしまったのだ。
「み、みぃぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃ!」
「しまった!」
「に、ニートちゃん!?」
「ニート!?」
「ニートさん!?」
僕は風に飛ばされる中、ギリギリのところで神父の肩に爪を立てるの成功したが……。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ!!」
ですよねー。
―――助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
「みぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいぃぃぃ……!!」
その拍子に投石からアレだけ耐えていた神父が手を離し、神父の肩に爪が突き刺さったまま僕たちは森の彼方へと吹き飛ばされて行った。
あれからどれくらい時間が経ったのだろう。
寝過ぎた時に起きるのが億劫になるような重い感覚に頭に意識が苛まれつつ、僕はうっすらと瞳を開けた。
視界がボヤけ、喉がひりつく。
ナトゥビアに来てから、死にかけてばっかりだなぁと苦笑してしまう。
ヨロヨロとした緩慢な動作で僕は立ち上がり、辺りをキョロキョロと窺ってみる。
鬱蒼とした森は何処までも続いているかのように木の影が立ち塞がり、一周見回して見ても草木しか見えなかった。
そういえば、なんか忘れてるような……。
僕はシュナに吹き飛ばされたんだよね?
何かあの時、一緒に誰かいたような……。
まぁ、いっか。
僕はこの状況をどうにかすべく考えるため、取り敢えず高い所へと行こうと木に爪を立ててみた。
爪の間が赤く染まっていたので手を怪我したのかと思ったが、特に痛みはしなかった。なので僕は気にせずガツガツと木に登っていった。
四メートルほど登った所で僕は枝の上に捕まりその木を見上げてみる。
まだまだ後五メートルはあるな。
はぁとため息をついて僕は今度は周りを見回してみた。
先程までは昼の陽気でほのぼのした空気だったが、今は一人でいる心細さも相まって夕暮れの日差しが僕の心にうっすらと恐怖を認識させる。
自然と僕は初めてナスカたちと出会った日のことを思い出していた。
確かあの時僕は、アーマードベアーに追い立てられてこんな風に木の枝に捕まっていたような……。
「た、た、た、助けてくださぁぁぁああぁぁぁぁぁぃぃぃいぃぃぃ……!!」
どこからか情けない叫び声が木霊してくる。
てか、忘れてたなぁ。
むしろこのまま忘れようかな……。
僕は声のしてきた方とは反対に顔を向けて寝る体勢を整える。
こういう時大事なのは慌てないこと。
仲間と離れてしまった時はその場を離れず、なるべく体力を減らさないように助けを待つこと。
これ大事!
「お、お、おぉ! 天啓がくだりましたぞぉぉぉ!」
うっさいなぁ。
僕は大人しく寝てるんだ。
邪魔しないでよね。
「女神ディーテ様! あなたの愛あるお言葉、このフェデリコ、必ずや、必ずや……!!」
ドドドドと地響きを鳴らして何かが近付いてくる。
ちょ、ちょ、ちょっと待て!
何してんだよ! あの馬鹿神父!!
てか、ディーテの馬鹿!!
絶対アイツ今、天界で爆笑してるだろ!
「ね、ね、ね、猫さぁぁぁぁぁぁん! 女神ディーテ様の寵愛を戴いたという猫さまぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ!」
―――来るな! こっち来るな!!
「しゃぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!」
近付いて来ている土煙の先頭で走る馬鹿に、僕は背中の毛を逆立てて威嚇してみた。
相変わらず僕の威嚇意味ないな。
てか今何て言った!?
『女神ディーテの寵愛を受けた猫』て言った?
ディーテ、何てこと神父に吹き込んでんの!?
「ね、猫さぁぁぁぁああぁぁぁぁぁん! あなた様ならこの状況を打破できると、ディーテ様が仰っておりました!! 助けてくださぁぁあああぁぁぁいぃぃいぃぃっ!」
叫びながら僕の居座っていた木の下まで辿り着いた神父は、それまで彼を追っていたのであろう狼のモンスターをヒョイっとジャンプしてかわし、ゴキブリのようにカサカサカサと木をよじ登ってきた。
キモッ!
ちょっと! あんた本当に人間なの!?
今本気でゴキブリに見えたんだけど!?
「「「ウウウゥゥゥゥウウゥゥゥゥウゥ!!」」」
下の方には十体はいるであろう狼のモンスターが唸りをあげて怨めしそうにこちらを睨み付け、その内の二体程が木によじ登ろうとして前足の爪を立てていた。
「ね、ね、猫様ぁぁぁ!」
僕の元へと辿り着いた神父は、虫のように手足を立てて木の枝に捕まっていた。
ちょっとそのポーズなに!?
普通の人そこ、丸太に捕まるように枝に抱きつくもんでしょ!
何で虫みたいに立ってんの!
「女神ディーテ様が仰っておりました! この状況を打破できるのは、猫様だけだと! お願いします、猫様!」
そのポーズのまま器用に頭だけを上下に振っている。
ちょっとヤメテヤメテヤメテ!!
振動が! え、え、枝がぁ!
メキメキメキッ……!
その音が聞こえた瞬間、上の僕らも下の狼のモンスターたちも色めき立った。
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