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四章 遺跡探索
遺跡探索 終
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黒い炎はこの世の全てを焼き尽くすかの如く、僕の周りの天井や床、壁を灰に変えていく。
なんなんだよ!?
主人公がチート!? アレこそチートだろ!!
僕は自分自身の身体能力をフルに駆使してその炎から何とか逃げ回っていた。
さきほど結界が破壊された時は「死んだ」と思い冷や汗を垂らしたが、何故か今の僕の身体能力はいつもよりあがっていた。
そのお陰で何とかギリギリではあるがあの塊から逃げ続けることができている。
でもそれも、僕の体力が尽きれば終わりであろう。
「な、何とか、しなくちゃ……」
僕は直線的に放たれてくる炎の下を掻い潜り、3Dプリンターの残骸の影へと滑り込む。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
物陰から向こうで咆哮をあげる塊に目を向ける。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォ……!!」
まるで狂ってる。
僕がいようがいまいがアレは炎を吐き続け、周りの全てを燃やし尽くすまで止まりそうもなかった。
そんな時だった……。
ブシュゥゥッ!
「オオオォォォォ……!」
あの塊は何故か傷付き、肉塊の一部がポロッと剥がれ赤黒い液体を噴き出した。
「ど、どうなってるの……!?」
僕以外の誰かがアレに攻撃を仕掛けたのかと思い、僕はキョロキョロと周りを目だけで見回した。
「……」
「オオオォォォォ……!」
ブシュゥゥッ!
まただ!
一体、何が……!?
僕はその物陰から飛び出しほんの少しだがアレに近付いてみる。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォ……!」
「わ、わ!?」
僕は咄嗟に吐き出された炎を横に飛んで身を翻す。
ブシュゥゥッ!
ポロッとまた肉塊が崩れ落ちた。
「も、もしかして!!」
僕は更に近付き、敢えて広い所で黒い炎を待ち受ける。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォ……!」
僕は吐き出された炎を真横に走りながら回避し、横目でアレを見やる。
ブシュゥゥッ!
やっぱりそうだ!
あの炎に身体が保てないんだ!
「そうと分かれば……! チャクラム!!」
僕は再現魔法で四つのチャクラムを造り出す。
「いけぇぇ!!」
向かってきた炎をジャンプで躱しチャクラムを射出する。
「オオオオオオオォォォォォォ……!!」
一際甲高い咆哮をあげて、黒い炎が僕の造り出したチャクラムを二つ灰塵に変えた。
ズシャッ! ビシャッ!
「オオオオオォォォォォ……!」
残り二つのチャクラムが肉塊を捉え、空中に赤黒い液体を撒き上げる。
「よし! これならいけるぞ!」
僕は追加のチャクラムを造り出し、あの塊へと即座に射出する。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォォ……!!」
あの塊がチャクラムを消し炭にする代わりに自らの身体が傷付き、その上僕のチャクラムが少しずつだがダメージを負わせている。
消耗戦だけど、これなら……!
迫る黒い炎を避けつつチャクラムで塊を削っていく。
そんな攻防が十分ほど続いた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
あの塊は自滅とチャクラムによって肉が大部分削ぎ落とされ、今では赤黒い液体を垂れ流す人の頭の付いた蛇のようになっていた。
どうすれば、こいつ倒れるんだよ……!?
僕の体力と魔力は限界に近付きつつあった。
散々撒き散らした炎で今では建物の面影だけを残し、天井だった所は全て崩れ落ちて月の形がクッキリと綺麗に見ることができていた。
「オオオオオォォォォオォォォオオォォォオォォ……!」
黒い炎が再び放たれ、僕は横に飛ぼうと足に力を入れるがその拍子に石に躓き前方に倒れてしまう。
「くっ……! チャクラム!」
最後に残っていたチャクラムを一瞬の防御のために炎に晒し、僕は尻尾を焼かれながらその炎から何とか逃げ出す。
「いつっ……!」
焼かれた尻尾は形も残っておらず、根っこの部分は黒く焼けただれている。
ブシュゥゥッ! とまたアイツから液体が噴き出すが、そんなことを意に返した様子など微塵もなく、僕の方へズルズルと這うように向かって来る。
僕は残った体力をフルに使って全力で駆け出した。
もう一か八かだ!
あいつの首を落としてもダメだったら……。
「いくっきゃない!」
自分の身体に残った魔力を全て纏わせる。
ジンジンと魔力切れによる酷い頭痛が僕を苛むが、そんなこと今は知ったこっちゃない。
「オオオオォォォォォオオオォォォォォ……!」
向かい来る僕に炎を吐きつけてくるが、僕はそれを真横に飛んで躱しアレの首下まで一気に走って行く。
再現魔法を何度も使い、アトラスデルタのドリルで思い付いた技だ。
これでダメなら、後は知らない!
「再現魔法! スパイラル・ハリケーン!!」
魔力で造り上げられた光のドリルが、空気と黒い炎を裂いて顔と思わしき部分へと突っ込んでいく。
「りゃああぁぁぁぁぁ……!!」
頭が燃えるように痛い。
ドリルの魔力を削っていく黒い炎、その炎を引き裂いていく僕のドリル。
気を抜いたら一瞬で死ぬ。
正に五分五分の攻防。
こんな時に……、いやこんな時だからか、僕の中のスパロボ魂が一気に燃え上がった。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォ……!!」
「てぇぇりゃああああああぁぁぁぁぁ……!!」
炎に圧されつつあった僕のドリルだったが、僕はダメ押しでドリルの後ろへと思いっきり体当たりした。
その勢いのままにドリルは黒い炎を切り裂き肉塊の頭を貫いていく。
「……!!」
肉塊はやはり頭を失ったことで横に倒れ、僕はドリルが消滅したことによってなんの支えもないまま地面に落下した。
はは……、やれば……、できるじゃんか……。
ドリルの後ろに漏れた炎で身体を焼かれ、今の僕は立ち上がる気力もなく荒い呼吸を繰り返すだけだった。
また天界に召されるのかな?
絶対、怒られるよね……。
そんなことを思いながら目の端に倒れる肉塊に意識を向ける。
あんなのが……、あんなのを、ディーテとサリアは相手にしていたのか……。
確かサリアがあれは“紛い物”と言っていたのを思い出したけど、その紛い物如きでこのザマじゃどうしようもない。
ははは……。
僕は自嘲するように乾いた笑い声を立てた。
ブシュゥゥッ!
ビクリと僕が首を向けると、今まで動いていなかった肉塊がゴソリと動き、ビクビクと蠢きながら赤黒い液体を吐き出し始めた。
ま、待ってよ……! もう、たくさんだよ……!
僕は痛む足に力を入れて何とか立ち上がろうとするが、瓦礫に足が縺れて前のめりに倒れてしまう。
いつっ!
ブシュゥゥゥゥゥッ!
一際大きく液体が弧を描くと、ぬちゃっという気味の悪い音を立てて中から何かが這い出してきた。
な、な……!?
赤い液体や臓物まみれでここからじゃよく分からないが、今出てきたのは人の形をしていたように見える。
ほ、本体……!?
最初のボスからいきなり第二形態とか、僕泣いちゃうよ!
もう一度立ち上がろうと手足に力を入れるが、もう頭を持ち上げることもできない。
ぬちゃっ……、ぬちゃっ……。
そんなことをしている内に向こうは動き出したらしく、僕の方へと気持ち悪い音を立てながら這う音が聞こえる。
「た、た、たす……、け、て……」
へ……!?
今までのアイツは気味の悪い呻き声しか発しなかったのに、今……。
「た、た、たす……」
間違いじゃない! 確かに今、人の言葉が聞こえた!
僕は歯を食い縛り爪を地面に突き立て声の方へと這っていく。
辿り着いたからといって何ができる訳じゃないけど、それから発せられる小さな叫びが、かつての自分を連想させる。
天界にきたばかりの孤独な僕。ナトゥビアに来てから一人でサバイバルしていた二ヶ月間。やっと出会えたナスカやシュナたちのお陰で、僕の心がどれだけ救われたことか。
今声を発しているソイツには、何よりも他人の温もりが必要だ。
僕はその声から直感的にそう感じ取り、力の入らない腕を何とか動かし少しずつ少しずつソレに近付いて行く。
「たす、けて……、そのこを、たすけ、て……」
そのこ? 一体どういうこと?
そんな疑問が頭の片隅を通り抜けると同時に、僕はやっとソイツに辿り着いた。
ヌメッとする感触が僕の手の上に置かれ、それは力なく僕の手を握ってきた。
「おね、がい……。目を、あけて……」
僕は重くなった瞼をゆっくりと開けると、僕の手を握っていたのはやっぱり先ほどの人型だった。
その人型は赤黒い液体と臓物にまみれてしまっているが、声から察するに少女と思われた。
「ダメ……! 死んじゃ……、ダメ……!」
薄れていく意識の向こうで人型の叫びが聞こえる。
するとどこからかうるさい足音も響いてきた。
「ニーーートォォーーー!」
「ねこさまぁぁぁぁ!!」
僕はその声を聞いたことで緊張の糸が切れ、ぷっつりと意識をなくしてしまった。
なんなんだよ!?
主人公がチート!? アレこそチートだろ!!
僕は自分自身の身体能力をフルに駆使してその炎から何とか逃げ回っていた。
さきほど結界が破壊された時は「死んだ」と思い冷や汗を垂らしたが、何故か今の僕の身体能力はいつもよりあがっていた。
そのお陰で何とかギリギリではあるがあの塊から逃げ続けることができている。
でもそれも、僕の体力が尽きれば終わりであろう。
「な、何とか、しなくちゃ……」
僕は直線的に放たれてくる炎の下を掻い潜り、3Dプリンターの残骸の影へと滑り込む。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
物陰から向こうで咆哮をあげる塊に目を向ける。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォ……!!」
まるで狂ってる。
僕がいようがいまいがアレは炎を吐き続け、周りの全てを燃やし尽くすまで止まりそうもなかった。
そんな時だった……。
ブシュゥゥッ!
「オオオォォォォ……!」
あの塊は何故か傷付き、肉塊の一部がポロッと剥がれ赤黒い液体を噴き出した。
「ど、どうなってるの……!?」
僕以外の誰かがアレに攻撃を仕掛けたのかと思い、僕はキョロキョロと周りを目だけで見回した。
「……」
「オオオォォォォ……!」
ブシュゥゥッ!
まただ!
一体、何が……!?
僕はその物陰から飛び出しほんの少しだがアレに近付いてみる。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォ……!」
「わ、わ!?」
僕は咄嗟に吐き出された炎を横に飛んで身を翻す。
ブシュゥゥッ!
ポロッとまた肉塊が崩れ落ちた。
「も、もしかして!!」
僕は更に近付き、敢えて広い所で黒い炎を待ち受ける。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォ……!」
僕は吐き出された炎を真横に走りながら回避し、横目でアレを見やる。
ブシュゥゥッ!
やっぱりそうだ!
あの炎に身体が保てないんだ!
「そうと分かれば……! チャクラム!!」
僕は再現魔法で四つのチャクラムを造り出す。
「いけぇぇ!!」
向かってきた炎をジャンプで躱しチャクラムを射出する。
「オオオオオオオォォォォォォ……!!」
一際甲高い咆哮をあげて、黒い炎が僕の造り出したチャクラムを二つ灰塵に変えた。
ズシャッ! ビシャッ!
「オオオオオォォォォォ……!」
残り二つのチャクラムが肉塊を捉え、空中に赤黒い液体を撒き上げる。
「よし! これならいけるぞ!」
僕は追加のチャクラムを造り出し、あの塊へと即座に射出する。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォォ……!!」
あの塊がチャクラムを消し炭にする代わりに自らの身体が傷付き、その上僕のチャクラムが少しずつだがダメージを負わせている。
消耗戦だけど、これなら……!
迫る黒い炎を避けつつチャクラムで塊を削っていく。
そんな攻防が十分ほど続いた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
あの塊は自滅とチャクラムによって肉が大部分削ぎ落とされ、今では赤黒い液体を垂れ流す人の頭の付いた蛇のようになっていた。
どうすれば、こいつ倒れるんだよ……!?
僕の体力と魔力は限界に近付きつつあった。
散々撒き散らした炎で今では建物の面影だけを残し、天井だった所は全て崩れ落ちて月の形がクッキリと綺麗に見ることができていた。
「オオオオオォォォォオォォォオオォォォオォォ……!」
黒い炎が再び放たれ、僕は横に飛ぼうと足に力を入れるがその拍子に石に躓き前方に倒れてしまう。
「くっ……! チャクラム!」
最後に残っていたチャクラムを一瞬の防御のために炎に晒し、僕は尻尾を焼かれながらその炎から何とか逃げ出す。
「いつっ……!」
焼かれた尻尾は形も残っておらず、根っこの部分は黒く焼けただれている。
ブシュゥゥッ! とまたアイツから液体が噴き出すが、そんなことを意に返した様子など微塵もなく、僕の方へズルズルと這うように向かって来る。
僕は残った体力をフルに使って全力で駆け出した。
もう一か八かだ!
あいつの首を落としてもダメだったら……。
「いくっきゃない!」
自分の身体に残った魔力を全て纏わせる。
ジンジンと魔力切れによる酷い頭痛が僕を苛むが、そんなこと今は知ったこっちゃない。
「オオオオォォォォォオオオォォォォォ……!」
向かい来る僕に炎を吐きつけてくるが、僕はそれを真横に飛んで躱しアレの首下まで一気に走って行く。
再現魔法を何度も使い、アトラスデルタのドリルで思い付いた技だ。
これでダメなら、後は知らない!
「再現魔法! スパイラル・ハリケーン!!」
魔力で造り上げられた光のドリルが、空気と黒い炎を裂いて顔と思わしき部分へと突っ込んでいく。
「りゃああぁぁぁぁぁ……!!」
頭が燃えるように痛い。
ドリルの魔力を削っていく黒い炎、その炎を引き裂いていく僕のドリル。
気を抜いたら一瞬で死ぬ。
正に五分五分の攻防。
こんな時に……、いやこんな時だからか、僕の中のスパロボ魂が一気に燃え上がった。
「オオオオォォォォォォオオオォォォォォ……!!」
「てぇぇりゃああああああぁぁぁぁぁ……!!」
炎に圧されつつあった僕のドリルだったが、僕はダメ押しでドリルの後ろへと思いっきり体当たりした。
その勢いのままにドリルは黒い炎を切り裂き肉塊の頭を貫いていく。
「……!!」
肉塊はやはり頭を失ったことで横に倒れ、僕はドリルが消滅したことによってなんの支えもないまま地面に落下した。
はは……、やれば……、できるじゃんか……。
ドリルの後ろに漏れた炎で身体を焼かれ、今の僕は立ち上がる気力もなく荒い呼吸を繰り返すだけだった。
また天界に召されるのかな?
絶対、怒られるよね……。
そんなことを思いながら目の端に倒れる肉塊に意識を向ける。
あんなのが……、あんなのを、ディーテとサリアは相手にしていたのか……。
確かサリアがあれは“紛い物”と言っていたのを思い出したけど、その紛い物如きでこのザマじゃどうしようもない。
ははは……。
僕は自嘲するように乾いた笑い声を立てた。
ブシュゥゥッ!
ビクリと僕が首を向けると、今まで動いていなかった肉塊がゴソリと動き、ビクビクと蠢きながら赤黒い液体を吐き出し始めた。
ま、待ってよ……! もう、たくさんだよ……!
僕は痛む足に力を入れて何とか立ち上がろうとするが、瓦礫に足が縺れて前のめりに倒れてしまう。
いつっ!
ブシュゥゥゥゥゥッ!
一際大きく液体が弧を描くと、ぬちゃっという気味の悪い音を立てて中から何かが這い出してきた。
な、な……!?
赤い液体や臓物まみれでここからじゃよく分からないが、今出てきたのは人の形をしていたように見える。
ほ、本体……!?
最初のボスからいきなり第二形態とか、僕泣いちゃうよ!
もう一度立ち上がろうと手足に力を入れるが、もう頭を持ち上げることもできない。
ぬちゃっ……、ぬちゃっ……。
そんなことをしている内に向こうは動き出したらしく、僕の方へと気持ち悪い音を立てながら這う音が聞こえる。
「た、た、たす……、け、て……」
へ……!?
今までのアイツは気味の悪い呻き声しか発しなかったのに、今……。
「た、た、たす……」
間違いじゃない! 確かに今、人の言葉が聞こえた!
僕は歯を食い縛り爪を地面に突き立て声の方へと這っていく。
辿り着いたからといって何ができる訳じゃないけど、それから発せられる小さな叫びが、かつての自分を連想させる。
天界にきたばかりの孤独な僕。ナトゥビアに来てから一人でサバイバルしていた二ヶ月間。やっと出会えたナスカやシュナたちのお陰で、僕の心がどれだけ救われたことか。
今声を発しているソイツには、何よりも他人の温もりが必要だ。
僕はその声から直感的にそう感じ取り、力の入らない腕を何とか動かし少しずつ少しずつソレに近付いて行く。
「たす、けて……、そのこを、たすけ、て……」
そのこ? 一体どういうこと?
そんな疑問が頭の片隅を通り抜けると同時に、僕はやっとソイツに辿り着いた。
ヌメッとする感触が僕の手の上に置かれ、それは力なく僕の手を握ってきた。
「おね、がい……。目を、あけて……」
僕は重くなった瞼をゆっくりと開けると、僕の手を握っていたのはやっぱり先ほどの人型だった。
その人型は赤黒い液体と臓物にまみれてしまっているが、声から察するに少女と思われた。
「ダメ……! 死んじゃ……、ダメ……!」
薄れていく意識の向こうで人型の叫びが聞こえる。
するとどこからかうるさい足音も響いてきた。
「ニーーートォォーーー!」
「ねこさまぁぁぁぁ!!」
僕はその声を聞いたことで緊張の糸が切れ、ぷっつりと意識をなくしてしまった。
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