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五章 アホ姫とシスコン王子
アホ姫とシスコン王子 4
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「ウ・ミハショウベン♪ カミサマノショウベン♪」
バルトの危惧した通り本当に一日をループで終えそうになった彼らは、四人で多数決を取って海に行くことに決まった。
ちなみにアホ姫に多数決なんていう言葉は通じず「好きな方に」と言ったら両方に手を挙げたのは今更である。
「それではお嬢様。これからカスラワという所へ向かいます。よろしいですね」
「おぉー!」
アホ姫はあ片手を頭上に振りかざし元気よくその言葉に頷いた。
「カスラワ……、か……」
「ん? どうした?」
バルトの小さな呟きに目ざとくサカリックが気付き声をかけるが、彼は「いや、何でもない」と首を振る。
「そうか。なら、さっさと出発しよう」
「あ、あぁ……」
各々の荷物を背負い、彼らはその場を後にする。
カスラワの港町に潜入しているダスマンのことを考えると、バルトは胃の辺りがチクチク痛むのが感じられた。
エンタニアの街から徒歩で移動し、あれから一週間が過ぎていた。
本来であれば、二日前にはカスラワに着いていてもおかしくはなかったのだが、とある事情によりそれがた立ち行かなくなっていた。
「まだ、収まりませんか……」
「ええ、この様子ですと……」
丁度中間にある小さな村クルケトで宿を取ったネイシアたちは、外の様子を見に行っていたバルトが帰ってきた所へ声をかけた。
彼は服の上から羽織ったグリーンリザード革製のレインコートの水を払っていると、隣にサカリックが立ち開いたドアから外の様子を伺った。
暗く濁った空は未だに激しく雨を降らせ、吹き荒ぶ狂風は鎧戸を閉めた民家に折れた木の枝を突き刺し、時折響き渡る唸り声にも似た音が自然に対する人間の無力さを物語っていた。
こんな時に何故、バルト一人が外に出ていたのかというと、彼が持ってきた荷物のためである。
「サカリックさん。これを、お嬢様にお願いします」
「あぁ。わかった」
彼が手渡した物は大きさ三十センチ四方の、防水の魔力がエンチャントされたシルクの布に包まれた弁当箱である。
この嵐でいらぬ気を利かせだしたシスコン王子が、アホ姫のために用意した物なのだが、ハッキリ言って迷惑以外の何物でもない。
「まったく……。いきなりこんなのに巻き込まれたんじゃ、たまったもんじゃないなぁ……」
「えぇ……」
手渡された弁当箱の滴を払いそれをネイシアに手渡しながら、二人は揃ってため息を吐き出した。
「余は行くぞ……! 可愛い妹のためなら……! こんな嵐など……!!」
「お止めください……! 今、バルト様にお嬢様のお弁当はお渡ししたでしょう……! 皆の者出会え出会え……! 殿下を止めろ……!」
「離せ離せ……! 余が行かねばならんのだ……! 可愛いアンリエッタは、ロクにナイフとフォークの持ち方も知らんのだぞ……! 余が行って『あーん』とやってやらねばならんのだ……!」
「殿下がそんなんだから、お嬢様が成長できないと、何故分からないのですかぁぁぁ……!」
「「……」」
激しい風の音に混じって聞こえてくるその声に、バルトは何事もなかったかのように無表情のまま扉を閉めた。
「「「殿下……! お静まりください……!」」」
「なんのぉぉぉぉ!! これしきのことでぇぇぇぇ……!! 身体強化・膂力特化!! うおおおおぉぉぉぉぉ……!!」
「おさえ……!?」
「「「うわああぁぁぁぁ……!!」」」
ドンドンドンドン!!
「開けろ! 開けろ! バルト! サカリック! ソコに居るのは分かっているのだぞ!!」
その音にアホ姫が驚きハッと目を見開いた。
「おにぃちゃまの声が聞こえるのだ!」
「気のせいですよ、お嬢様。風の音は時々嘘をつくのです。さぁ、先にお部屋に行きましょうか」
ネイシアの差し出された手を取りながら「そうなの?」と首を傾げると、彼女は「はい」と優しく微笑む。
「風の嘘つき! 死んじゃえ!」
「あ、アンリエッタ!? 余だ! 余が分からんのか!?」
激しく打ち付ける扉とシスコン王子の声を無視し、二人の女性は二階の自室へと戻って行く。
「サカリックさん。風が強くなってきたようなので、扉を打ち付けておきましょうか……」
「うん? あぁ、そうだな……。店主! 板はないか! 嵐が強くなってきたようだ!」
「えぇ!? いや、でも……」
二人の男もまた何事もなかったかのように対応するので、カウンターにいた店主は何が何だか分からぬ様子で目をオロオロと泳がせていた。
ドンドンドンドン!!
「聞いているのか!? 余の妹に会わせろと言うておるのだ!! 貴様らは、後の主君の命令すらロクに聞けんのか!! 開けろぉぉぉ!!」
ギシギシと音が鳴り出し今にも壊れそうな予感をさせるその扉を両手で支え「早く!」とバルトは叫ぶ。
「は、はい! ただ今……!」
そう言って店主がカウンター後ろの部屋へと慌てて下がって行くと、やっと扉の向こうでシスコン王子を押さえ始めた間者たちの怒声が聞こえてきた。
「確保! 確保おぉぉ!!」
「殿下! お静まりください!」
その声と共にドアを叩く激しい軋みが収まる。
「は、離せぇぇ……! 貴様ら! 余は貴様らの……!」
「「「はいはい! 分かってます!!」」」
「きぃぃさぁぁまぁぁらぁぁぁぁぁ……!」
ズルズルと引き摺る音が遠ざかっていき、バルトは額に溜まった汗を払い、サカリックは右肩を揉みながら「はぁぁ……」とため息をついた。
「す、すいません……! 遅くなりました……!」
肩で息をしつつ両手で持てるだけ持ってきた板をカウンターの上にバラバラと置いた店主は、先程までの騒がしさがなくなったことに怪訝な顔を二人に向けた。
「あ、あのぉ……」
「ん? あぁ……。気を遣わせて悪かったな、店主」
「もう俺たちしか客はいないだろうから、扉は打ち付けておこうか?」
「え? あ、はい……。おねがい、しま、す……?」
首を傾げて金槌と釘を差し出す店主からそれを受け取り、二人は本当に強くなってきた嵐でガタガタ鳴る扉に板を打ち付け始めた。
その夜……。
この嵐のせいで他に客がいないため個室を取ることができたバルトは、あまり怪しまれないように食堂でアホ姫たちと夕食を摂った後、自室に籠りながら端末に話しかけ続けていた。
「ダスマン……。ダスマン……。聞こえるか?」
『ジジ……、ジ……』
「くそっ……」
ベットの枕元に端末を投げ出し、ゴロンと横になる。
乱気流は電磁波を乱す。特にバルトたちが使っているのは衛星無線のため、とにかく天気に弱い。
本来であればこんな日に無線を使う必要など全くないのだが、ことがことであるだけにバルトには至急を要する理由があった。
それは二日前のこと。
嵐に遭遇し、カスラワの村で緊急避難していたバルトの端末が、突如として信号を受信したのだ。
しかもその信号というのが千二百年前の施設から発せられたものだと端末の画面に出ていたものだから、その時のバルトの驚きといったら、心臓を直接ナイフで抉られたような痛みを感じたほどだった。
この事実、もしダスマンやリディー、バース大尉たちが同じ信号を受信しているなら、今頃ナトゥビアで活動している我々にとって蜂の巣を突ついたような騒ぎになるに違いないのだ。
そのためバルトは何としても仲間たちに連絡が取りたかった。
今どうなっているのか。
あの信号は本物だったのか。
千二百年前から生きている人間が、我々の仲間がまだ存在している可能性があるのかどうか。
だからバルトはもう一度、化粧棚のランプを消そうと伸ばした手を止め、代わりに枕元に転がした端末に手をつけた。
「リディー……。リディー……。聞こえるか? バルトだ」
『ジジ……、ジ……』
「くそっ……」
鎧戸を睨みそこに叩き付けられる雨音に呪詛の念を籠めながら、バルトはまたベットに腕を投げ出した。
『ジジ……、中尉……、ジジ……』
「……!」
バルトは直ぐ様端末を手に取りベットから起き上がる。
「リディー! リディー! 聞こえるか! バルトだ!」
『中……、よく聞き……』
少しずつ復活してきた回線に必死に喰らい付きながら、バルトは微かに聞こえるリディーの声に必死に耳を傾けた。
バルトの危惧した通り本当に一日をループで終えそうになった彼らは、四人で多数決を取って海に行くことに決まった。
ちなみにアホ姫に多数決なんていう言葉は通じず「好きな方に」と言ったら両方に手を挙げたのは今更である。
「それではお嬢様。これからカスラワという所へ向かいます。よろしいですね」
「おぉー!」
アホ姫はあ片手を頭上に振りかざし元気よくその言葉に頷いた。
「カスラワ……、か……」
「ん? どうした?」
バルトの小さな呟きに目ざとくサカリックが気付き声をかけるが、彼は「いや、何でもない」と首を振る。
「そうか。なら、さっさと出発しよう」
「あ、あぁ……」
各々の荷物を背負い、彼らはその場を後にする。
カスラワの港町に潜入しているダスマンのことを考えると、バルトは胃の辺りがチクチク痛むのが感じられた。
エンタニアの街から徒歩で移動し、あれから一週間が過ぎていた。
本来であれば、二日前にはカスラワに着いていてもおかしくはなかったのだが、とある事情によりそれがた立ち行かなくなっていた。
「まだ、収まりませんか……」
「ええ、この様子ですと……」
丁度中間にある小さな村クルケトで宿を取ったネイシアたちは、外の様子を見に行っていたバルトが帰ってきた所へ声をかけた。
彼は服の上から羽織ったグリーンリザード革製のレインコートの水を払っていると、隣にサカリックが立ち開いたドアから外の様子を伺った。
暗く濁った空は未だに激しく雨を降らせ、吹き荒ぶ狂風は鎧戸を閉めた民家に折れた木の枝を突き刺し、時折響き渡る唸り声にも似た音が自然に対する人間の無力さを物語っていた。
こんな時に何故、バルト一人が外に出ていたのかというと、彼が持ってきた荷物のためである。
「サカリックさん。これを、お嬢様にお願いします」
「あぁ。わかった」
彼が手渡した物は大きさ三十センチ四方の、防水の魔力がエンチャントされたシルクの布に包まれた弁当箱である。
この嵐でいらぬ気を利かせだしたシスコン王子が、アホ姫のために用意した物なのだが、ハッキリ言って迷惑以外の何物でもない。
「まったく……。いきなりこんなのに巻き込まれたんじゃ、たまったもんじゃないなぁ……」
「えぇ……」
手渡された弁当箱の滴を払いそれをネイシアに手渡しながら、二人は揃ってため息を吐き出した。
「余は行くぞ……! 可愛い妹のためなら……! こんな嵐など……!!」
「お止めください……! 今、バルト様にお嬢様のお弁当はお渡ししたでしょう……! 皆の者出会え出会え……! 殿下を止めろ……!」
「離せ離せ……! 余が行かねばならんのだ……! 可愛いアンリエッタは、ロクにナイフとフォークの持ち方も知らんのだぞ……! 余が行って『あーん』とやってやらねばならんのだ……!」
「殿下がそんなんだから、お嬢様が成長できないと、何故分からないのですかぁぁぁ……!」
「「……」」
激しい風の音に混じって聞こえてくるその声に、バルトは何事もなかったかのように無表情のまま扉を閉めた。
「「「殿下……! お静まりください……!」」」
「なんのぉぉぉぉ!! これしきのことでぇぇぇぇ……!! 身体強化・膂力特化!! うおおおおぉぉぉぉぉ……!!」
「おさえ……!?」
「「「うわああぁぁぁぁ……!!」」」
ドンドンドンドン!!
「開けろ! 開けろ! バルト! サカリック! ソコに居るのは分かっているのだぞ!!」
その音にアホ姫が驚きハッと目を見開いた。
「おにぃちゃまの声が聞こえるのだ!」
「気のせいですよ、お嬢様。風の音は時々嘘をつくのです。さぁ、先にお部屋に行きましょうか」
ネイシアの差し出された手を取りながら「そうなの?」と首を傾げると、彼女は「はい」と優しく微笑む。
「風の嘘つき! 死んじゃえ!」
「あ、アンリエッタ!? 余だ! 余が分からんのか!?」
激しく打ち付ける扉とシスコン王子の声を無視し、二人の女性は二階の自室へと戻って行く。
「サカリックさん。風が強くなってきたようなので、扉を打ち付けておきましょうか……」
「うん? あぁ、そうだな……。店主! 板はないか! 嵐が強くなってきたようだ!」
「えぇ!? いや、でも……」
二人の男もまた何事もなかったかのように対応するので、カウンターにいた店主は何が何だか分からぬ様子で目をオロオロと泳がせていた。
ドンドンドンドン!!
「聞いているのか!? 余の妹に会わせろと言うておるのだ!! 貴様らは、後の主君の命令すらロクに聞けんのか!! 開けろぉぉぉ!!」
ギシギシと音が鳴り出し今にも壊れそうな予感をさせるその扉を両手で支え「早く!」とバルトは叫ぶ。
「は、はい! ただ今……!」
そう言って店主がカウンター後ろの部屋へと慌てて下がって行くと、やっと扉の向こうでシスコン王子を押さえ始めた間者たちの怒声が聞こえてきた。
「確保! 確保おぉぉ!!」
「殿下! お静まりください!」
その声と共にドアを叩く激しい軋みが収まる。
「は、離せぇぇ……! 貴様ら! 余は貴様らの……!」
「「「はいはい! 分かってます!!」」」
「きぃぃさぁぁまぁぁらぁぁぁぁぁ……!」
ズルズルと引き摺る音が遠ざかっていき、バルトは額に溜まった汗を払い、サカリックは右肩を揉みながら「はぁぁ……」とため息をついた。
「す、すいません……! 遅くなりました……!」
肩で息をしつつ両手で持てるだけ持ってきた板をカウンターの上にバラバラと置いた店主は、先程までの騒がしさがなくなったことに怪訝な顔を二人に向けた。
「あ、あのぉ……」
「ん? あぁ……。気を遣わせて悪かったな、店主」
「もう俺たちしか客はいないだろうから、扉は打ち付けておこうか?」
「え? あ、はい……。おねがい、しま、す……?」
首を傾げて金槌と釘を差し出す店主からそれを受け取り、二人は本当に強くなってきた嵐でガタガタ鳴る扉に板を打ち付け始めた。
その夜……。
この嵐のせいで他に客がいないため個室を取ることができたバルトは、あまり怪しまれないように食堂でアホ姫たちと夕食を摂った後、自室に籠りながら端末に話しかけ続けていた。
「ダスマン……。ダスマン……。聞こえるか?」
『ジジ……、ジ……』
「くそっ……」
ベットの枕元に端末を投げ出し、ゴロンと横になる。
乱気流は電磁波を乱す。特にバルトたちが使っているのは衛星無線のため、とにかく天気に弱い。
本来であればこんな日に無線を使う必要など全くないのだが、ことがことであるだけにバルトには至急を要する理由があった。
それは二日前のこと。
嵐に遭遇し、カスラワの村で緊急避難していたバルトの端末が、突如として信号を受信したのだ。
しかもその信号というのが千二百年前の施設から発せられたものだと端末の画面に出ていたものだから、その時のバルトの驚きといったら、心臓を直接ナイフで抉られたような痛みを感じたほどだった。
この事実、もしダスマンやリディー、バース大尉たちが同じ信号を受信しているなら、今頃ナトゥビアで活動している我々にとって蜂の巣を突ついたような騒ぎになるに違いないのだ。
そのためバルトは何としても仲間たちに連絡が取りたかった。
今どうなっているのか。
あの信号は本物だったのか。
千二百年前から生きている人間が、我々の仲間がまだ存在している可能性があるのかどうか。
だからバルトはもう一度、化粧棚のランプを消そうと伸ばした手を止め、代わりに枕元に転がした端末に手をつけた。
「リディー……。リディー……。聞こえるか? バルトだ」
『ジジ……、ジ……』
「くそっ……」
鎧戸を睨みそこに叩き付けられる雨音に呪詛の念を籠めながら、バルトはまたベットに腕を投げ出した。
『ジジ……、中尉……、ジジ……』
「……!」
バルトは直ぐ様端末を手に取りベットから起き上がる。
「リディー! リディー! 聞こえるか! バルトだ!」
『中……、よく聞き……』
少しずつ復活してきた回線に必死に喰らい付きながら、バルトは微かに聞こえるリディーの声に必死に耳を傾けた。
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