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五章 アホ姫とシスコン王子
アホ姫とシスコン王子 3
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あの非公式の話し合いから四日が経ち、ついに約束の日となった。
バルトは一人で先にエンタニアの防壁の外で、林の影に隠れながら王女たちが来るのを待っていた。
何故隠れているのかと問われれば、一応非公式だからである。
太陽が東の空より少しだけ頭を出した頃、ただ待つのも退屈になったバルトは自分の装備を再度確認する。
ガンベルトにはレーザーガンに予備のバッテリーが二つ。ズボンの後ろにはベルトに隠したヒートナイフを一丁。
そして傍らに置いた五十センチほどの大きさがある背負うタイプの薬箱には、咳止め、頭痛薬、下痢止め、解熱剤など、一般家庭で使われる常備薬が幾つか入っている。更に薬箱の背中側にある隠し蓋の奥には、一応王女を伴うということでバースから渡された、全ての状態異常に効くと云われる万能薬が二つ入っている。
ナトゥビアに降り立った時に持っていたズタ袋を今回も持参しており、その中には通信用の端末にソーラーバッテリーチャージャー。使う事態が来なければいいと願う組立式のレールガンが一丁入っている。
確認を終えたバルトは地面に腰を下ろそうかと手を木に付けて思い止まった。朝霜で濡れていたからである。
「はぁぁ……」
どうしたものかと腰に手をやり空を仰ぎ見る。
朝焼けに霞む空は、千二百年前にバルトが見上げていた空より余程綺麗だった。
科学技術の進歩によりどれほど自然を破壊してきていたか。それがあの災禍の獣を産んだのではないか。
あの当時、よくされていた論争である。
今のこの澄みきった空を見れば、あながちあの理論は間違いではなかったのかもしれないと思ってしまう。
だからこそ、上層部の強硬派が抑えられている内に……。
そう考えると思わずバルトは握る拳に力が入るのであった。
ピーーーッ!
太陽の輪郭が完全に東の空に昇った頃、空を見上げていたバルトはその音に気付き林の影から身を乗り出した。
「バルト殿! お待たせしましたな! ははは!」
森中に響き渡るほどの豪快な笑い声をあげたサカリックがこの前と同じ出で立ちで背中に大剣を背負い、アンリエッタ王女と一人の侍女を連れて現れた。
まさか徒歩で来るとは思っていなかったバルトは荷物を背負い急いで彼らの元へと駆け出した。
「ま、まさか、徒歩でいらっしゃるとは……」
「いや何、王女……、ではなく、お嬢が馬車は嫌だと申してな。ぬははは!」
大丈夫なのか、それで!?
大声で笑うサカリックに愛想笑いを浮かべていると「お前は何者なのだ?」と件の王女が彼の後ろから首を傾げてきた。
「も、申し訳ございません!」
バルトはその場で跪くと、彼女に頭を下げた。
「私はバルト・グレフェン。只の一介の薬売りです。この度は王女様、ではなくお嬢様の旅の御一行に加えていただき、光栄であります」
「ん? どういうこと?」
アンリエッタはバルトの口上を聞いてサカリックに目を向ける。
「お嬢、四日前もさっきも話したであろう。彼が今回の旅で一緒になるバルトだ」
「そうなのか!? 難しい言葉で話すから、よく分からなかったのだ! バルト! よろしく頼んだのだぞ!」
本気か……。今の言葉が難しいって……。
開いた口が塞がらないという言葉を初めて体験したバルトは、言葉を失い何とはなしにサカリックの方を見た。
「ぬはははは!」
彼は笑いながらバルトの肩を掴むと無理矢理しゃがませて耳打ちしてくる。
「見ての通り、エードリッヒ殿下のせいでお嬢はアホの子だ。但し、絶対に口が避けてもそれは口にするな! 今もエードリッヒ殿下の放った五十人以上の間者が、お嬢に敵対する者を油断なく見ているはずだからな……」
そう呟いてサカリックは辺りに目だけ向ける。
確かにガサゴソと動物ではない気配が漂っているような気がした。
というか……。
「なぁ、エードリッヒ殿下が、いる気がするんだが……」
十メートルほど離れた木の上に、気配の断ち方も知らないエードリッヒが枝に掴まりこちらを覗いているのが見て取れた。
「それは見なかったことにしろ!」
「あ、あぁ……」
バルトはサカリックの言葉通りに今のことは頭から消すことにする。
「それと、もしお嬢にかすり傷一つでも付けたら、儂たちの命はないぞ」
「ははは……」
乾いた笑いを立てるバルトは『冗談だろ』とは言えなかった。
あの木の上で枝に掴まりこちらを見ているエードリッヒの妄執を見れば、それは嫌でも分かるというもの。
「分かったな……」
「あ、あぁ……」
二人は立ち上がりアンリエッタたちの方へと振り向く。
「何だったのだ?」
金色のツインテールを揺らして彼女は首を傾げる。
「お嬢を命をかけて守れと、バルトに話していたのさ」
「あ、あぁ」
バルトはその言葉に何とはなしに頷く。
目の端に見えるエードリッヒが、何となく嬉しそうに頷いているのは気のせいだろうか。
「ん?」
相変わらずアホ姫は言葉の意味が分からず首を傾げている。
「お嬢様。バルト様が、お嬢様を守ってくれるそうですよ」
今まで黙っていた侍女がアンリエッタに捕捉してくれる。
「おお! そういうことなのか! 頼んだのだ! バルト!」
バルトの胸ほどまでしかない身体をピョンピョン跳ねさせて、アンリエッタは楽しそうにバルトに笑顔を向けた。
「お、お嬢様! はしたないですよ!」
跳ねる度に白いシルクのロングスカートが捲れるものだから、慌てて侍従がスカートを上から押さえる。
「あはははは! 楽しいのだ!」
「お嬢様! お止めください! お願いですから!」
アホ姫が跳びはね、それを追っていく侍女を見ながらサカリックがバルトの肩に手をかける。
「アイツはああ見えてもエードリッヒ殿下直属の間者の一人だ。名前はネイシア。あのスカートの下には暗器が隠されてるから、夜這いするときは気を付けな」
「な……!?」
カラミティチャイルド相手にそんなことをする気は毛頭ない! と叫びそうになったが必死に堪えた。
「くはははは!」
バルトの赤くなった顔を違う意味に解釈したサカリックが彼の肩をバシバシ叩く。
「違いますからね!」
「分かっとる分かっとる!」
大声で笑いながらアンリエッタたちの所へ向かうサカリックを見て、バルトは深くため息をついた。
「それで……、最初の目的地は、どこにする予定ですか?」
「お嬢様、見たいものは何ですか?」
バルトの言葉をやっと大人しくなったアホ姫にネイシアが捕捉してくれる。
「見たい、もの……?」
アホ姫は顎に指を当て首を傾げる。
「ん~……。ん~……?」
首を三度ほど左右に振った後、首が反対まで回るのではないかというほどに首を曲げ、アホ姫は「あはははは!」と笑いだした。
「皆が逆さまに見えるのだ! あはははは!」
「お、お嬢様! お止めください!」
直ぐにネイシアが彼女の行為を止めさせ、元の位置に首を戻させた。
「ぶぅーぶぅー!」
アホ姫は頬を膨らませ両手をバタバタさせてネイシアに抗議していた。
本当に、コレが……。
見れば見るほど恐怖を覚える。
アホもここまでいくと恐怖を覚えるのだとバルトは初めて知った。
「お嬢様! 何処に! 行きたい! ですか!」
業を煮やしたネイシアが、両の拳を腰に当てアホ姫に再度質問する。
「どこに? 行きたい?」
また同じようにアホ姫が首を傾げる。
まさかこのままループして、今日一日を終えるのではないかとバルトは内心震えていた。
「海とか山とか、何かないか? お嬢」
ため息混じりでサカリックが言葉を発すると、アホ姫は「海……、山……」と何かを考えるように頭を抱えて俯いた。
三人が固唾を飲んで見守る中、アホ姫が「そう言えば」と顔をあげる。
「おにぃちゃまが言っていたのだ! 山は神様の落とした大きなウンチで、海は神様が流したショウベン……」
「お嬢様! そういう言葉を使ってはいけません!」
「「はぁぁ……」」
ネイシアがアホ姫にお小言を言い始めると、バルトとサカリックは揃ってため息を深くついた。
バルトは一人で先にエンタニアの防壁の外で、林の影に隠れながら王女たちが来るのを待っていた。
何故隠れているのかと問われれば、一応非公式だからである。
太陽が東の空より少しだけ頭を出した頃、ただ待つのも退屈になったバルトは自分の装備を再度確認する。
ガンベルトにはレーザーガンに予備のバッテリーが二つ。ズボンの後ろにはベルトに隠したヒートナイフを一丁。
そして傍らに置いた五十センチほどの大きさがある背負うタイプの薬箱には、咳止め、頭痛薬、下痢止め、解熱剤など、一般家庭で使われる常備薬が幾つか入っている。更に薬箱の背中側にある隠し蓋の奥には、一応王女を伴うということでバースから渡された、全ての状態異常に効くと云われる万能薬が二つ入っている。
ナトゥビアに降り立った時に持っていたズタ袋を今回も持参しており、その中には通信用の端末にソーラーバッテリーチャージャー。使う事態が来なければいいと願う組立式のレールガンが一丁入っている。
確認を終えたバルトは地面に腰を下ろそうかと手を木に付けて思い止まった。朝霜で濡れていたからである。
「はぁぁ……」
どうしたものかと腰に手をやり空を仰ぎ見る。
朝焼けに霞む空は、千二百年前にバルトが見上げていた空より余程綺麗だった。
科学技術の進歩によりどれほど自然を破壊してきていたか。それがあの災禍の獣を産んだのではないか。
あの当時、よくされていた論争である。
今のこの澄みきった空を見れば、あながちあの理論は間違いではなかったのかもしれないと思ってしまう。
だからこそ、上層部の強硬派が抑えられている内に……。
そう考えると思わずバルトは握る拳に力が入るのであった。
ピーーーッ!
太陽の輪郭が完全に東の空に昇った頃、空を見上げていたバルトはその音に気付き林の影から身を乗り出した。
「バルト殿! お待たせしましたな! ははは!」
森中に響き渡るほどの豪快な笑い声をあげたサカリックがこの前と同じ出で立ちで背中に大剣を背負い、アンリエッタ王女と一人の侍女を連れて現れた。
まさか徒歩で来るとは思っていなかったバルトは荷物を背負い急いで彼らの元へと駆け出した。
「ま、まさか、徒歩でいらっしゃるとは……」
「いや何、王女……、ではなく、お嬢が馬車は嫌だと申してな。ぬははは!」
大丈夫なのか、それで!?
大声で笑うサカリックに愛想笑いを浮かべていると「お前は何者なのだ?」と件の王女が彼の後ろから首を傾げてきた。
「も、申し訳ございません!」
バルトはその場で跪くと、彼女に頭を下げた。
「私はバルト・グレフェン。只の一介の薬売りです。この度は王女様、ではなくお嬢様の旅の御一行に加えていただき、光栄であります」
「ん? どういうこと?」
アンリエッタはバルトの口上を聞いてサカリックに目を向ける。
「お嬢、四日前もさっきも話したであろう。彼が今回の旅で一緒になるバルトだ」
「そうなのか!? 難しい言葉で話すから、よく分からなかったのだ! バルト! よろしく頼んだのだぞ!」
本気か……。今の言葉が難しいって……。
開いた口が塞がらないという言葉を初めて体験したバルトは、言葉を失い何とはなしにサカリックの方を見た。
「ぬはははは!」
彼は笑いながらバルトの肩を掴むと無理矢理しゃがませて耳打ちしてくる。
「見ての通り、エードリッヒ殿下のせいでお嬢はアホの子だ。但し、絶対に口が避けてもそれは口にするな! 今もエードリッヒ殿下の放った五十人以上の間者が、お嬢に敵対する者を油断なく見ているはずだからな……」
そう呟いてサカリックは辺りに目だけ向ける。
確かにガサゴソと動物ではない気配が漂っているような気がした。
というか……。
「なぁ、エードリッヒ殿下が、いる気がするんだが……」
十メートルほど離れた木の上に、気配の断ち方も知らないエードリッヒが枝に掴まりこちらを覗いているのが見て取れた。
「それは見なかったことにしろ!」
「あ、あぁ……」
バルトはサカリックの言葉通りに今のことは頭から消すことにする。
「それと、もしお嬢にかすり傷一つでも付けたら、儂たちの命はないぞ」
「ははは……」
乾いた笑いを立てるバルトは『冗談だろ』とは言えなかった。
あの木の上で枝に掴まりこちらを見ているエードリッヒの妄執を見れば、それは嫌でも分かるというもの。
「分かったな……」
「あ、あぁ……」
二人は立ち上がりアンリエッタたちの方へと振り向く。
「何だったのだ?」
金色のツインテールを揺らして彼女は首を傾げる。
「お嬢を命をかけて守れと、バルトに話していたのさ」
「あ、あぁ」
バルトはその言葉に何とはなしに頷く。
目の端に見えるエードリッヒが、何となく嬉しそうに頷いているのは気のせいだろうか。
「ん?」
相変わらずアホ姫は言葉の意味が分からず首を傾げている。
「お嬢様。バルト様が、お嬢様を守ってくれるそうですよ」
今まで黙っていた侍女がアンリエッタに捕捉してくれる。
「おお! そういうことなのか! 頼んだのだ! バルト!」
バルトの胸ほどまでしかない身体をピョンピョン跳ねさせて、アンリエッタは楽しそうにバルトに笑顔を向けた。
「お、お嬢様! はしたないですよ!」
跳ねる度に白いシルクのロングスカートが捲れるものだから、慌てて侍従がスカートを上から押さえる。
「あはははは! 楽しいのだ!」
「お嬢様! お止めください! お願いですから!」
アホ姫が跳びはね、それを追っていく侍女を見ながらサカリックがバルトの肩に手をかける。
「アイツはああ見えてもエードリッヒ殿下直属の間者の一人だ。名前はネイシア。あのスカートの下には暗器が隠されてるから、夜這いするときは気を付けな」
「な……!?」
カラミティチャイルド相手にそんなことをする気は毛頭ない! と叫びそうになったが必死に堪えた。
「くはははは!」
バルトの赤くなった顔を違う意味に解釈したサカリックが彼の肩をバシバシ叩く。
「違いますからね!」
「分かっとる分かっとる!」
大声で笑いながらアンリエッタたちの所へ向かうサカリックを見て、バルトは深くため息をついた。
「それで……、最初の目的地は、どこにする予定ですか?」
「お嬢様、見たいものは何ですか?」
バルトの言葉をやっと大人しくなったアホ姫にネイシアが捕捉してくれる。
「見たい、もの……?」
アホ姫は顎に指を当て首を傾げる。
「ん~……。ん~……?」
首を三度ほど左右に振った後、首が反対まで回るのではないかというほどに首を曲げ、アホ姫は「あはははは!」と笑いだした。
「皆が逆さまに見えるのだ! あはははは!」
「お、お嬢様! お止めください!」
直ぐにネイシアが彼女の行為を止めさせ、元の位置に首を戻させた。
「ぶぅーぶぅー!」
アホ姫は頬を膨らませ両手をバタバタさせてネイシアに抗議していた。
本当に、コレが……。
見れば見るほど恐怖を覚える。
アホもここまでいくと恐怖を覚えるのだとバルトは初めて知った。
「お嬢様! 何処に! 行きたい! ですか!」
業を煮やしたネイシアが、両の拳を腰に当てアホ姫に再度質問する。
「どこに? 行きたい?」
また同じようにアホ姫が首を傾げる。
まさかこのままループして、今日一日を終えるのではないかとバルトは内心震えていた。
「海とか山とか、何かないか? お嬢」
ため息混じりでサカリックが言葉を発すると、アホ姫は「海……、山……」と何かを考えるように頭を抱えて俯いた。
三人が固唾を飲んで見守る中、アホ姫が「そう言えば」と顔をあげる。
「おにぃちゃまが言っていたのだ! 山は神様の落とした大きなウンチで、海は神様が流したショウベン……」
「お嬢様! そういう言葉を使ってはいけません!」
「「はぁぁ……」」
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