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五章 アホ姫とシスコン王子
アホ姫とシスコン王子 2
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部屋の中へと招かれたバルトは、ハッキリ言ってそれまでの自分がほとほとバカらしくなっていた。
何が罠だ! 何が空気が違うだ! こんなのってありか!?
と、様々な悪態が頭の中を駆け巡っていた。
それというのも……。
「おにぃちゃま! お金って、何なのだ!?」
「おお! 可愛い妹よ! お金というのは、お前のような可憐な者が触る必要のないものだよ。それは世の中の俗物というウジ虫の食べ物だからね」
「さすがはおにいちゃま!! 物知りなのだ!」
「ははは! さぁさぁ、余の可愛い可愛い妹よ。おにぃちゃまは今から大事なお話しがあるからね。隣の部屋で侍従たちと大人しく待っているんだよ」
「はーい! よく分かんないけど、分かったのだ!」
片手を上げ元気のいい返事をした少女はそこにいた五人の侍従たちを伴って部屋を出ていった。
頭が痛い……。
今部屋の中に残っているのはバルトとバース、一人の侍従とそのバカである。
バースの向かいの椅子に座りながら、バルトはこめかみの辺りを押さえて俯く。
「見ての通りバルト殿。余の可愛い可憐な妹は、もう十五にもなるというのに一般常識が欠けている。そこでそなたに、各地を放浪した薬師と見込んで、妹の見聞を広める手伝いをしていただきたい」
全身を白を基調とした、どう見繕ってもお高い衣装で身を包んだ金髪碧眼のバカが、妹と言った少女に恍惚とした表情を向けながら話しかけてくる。
「そ、それは分かりましたが……、私は只のしがない薬売りです。お嬢様の見聞を広める手伝いと言われましても、自分のような者に何ができるか……」
首を大袈裟に振りながら愛想笑いを浮かべるバルトは『頼むから自分にこれ以上関わるな』と心の中で思っていた。
「ははは! バルト殿は随分腰の低い御仁のようだ。気に入ったぞ! 是非とも、余の妹たちと旅をしていただきたい!」
額からタラリと冷や汗を流し向かいに座るバースを睨む。
「いやいや、流石は殿下! このバルトの良さを一目で見抜くとは、一角の人物ではありませんなぁ! ははは!」
俺の目を見ろ!
さっきから一向に目を合わせようとしないバースにそんな念を送るが、まるで利いている気がしない。
「ははは! そう持ち上げないでくれたまえ。余は妹のアンリエッタが可愛くて可愛くて仕方がないのだ! しかし世の中には“可愛い子には旅をさせろ”という言葉もある。可愛い妹のためを思えばこそ、余は信用の置ける人物にアンリエッタを預け、世の中を見てもらいたいとそう思ったのだ」
両手を広げ大仰に言葉を話すバカに、バースは何度もウンウンと頷く。
「流石はエードリッヒ殿下! そこまでお嬢様のことをお考えとは」
ひたすらにバルトのことは無視して話しを進めようとするバースに、流石にバルトは頭に血が上り「ちょっと失礼します」とバースの腕を掴んで部屋の隅へと引っ張って行った。
「お、おぉ……」
呆気に取られるエードリッヒを尻目に、バルトはバースを壁際に押し付ける。
「どういうつもりなんですか!?」
悪魔で小声でバルトはバースに詰め寄る。
「バルト! そうカッカするな! これはチャンスなんだぞ!」
バースはバルトの肩を両手で持ち、真剣な面持ちで語り出した。
「お前も見て分かる通り、あの兄妹はバカだ。そんな奴がこの国の頭をやってるんだぞ! 今アイツらに取り入っておけば、必ず俺たちのカラミティチャイルド殲滅計画に近付くハズだ! 頼む! バルト! 俺たちの未来のために!」
「くっ……!」
そんなことは言われなくても分かっていた。
分かっていたのだが、いくらなんでもあんなアホの子の相手をして世界を巡るなど、自分には自信がなかった。
どこかでぶちギレて殴ってしまうかもしれない。
「頼む! バルト!」
両肩を掴み頭を下げるバースを見て、バルトは「はぁー」と大きくため息を吐き出した。
「分かりました。分かりましたよ……」
釈然としない気持ちながらも、バルトは一応の納得の意思を示した。
「やって、くれるのか?」
顔を上げたバースにバルトは苦笑を漏らす。
「えぇ。滅多に見れないバース大尉の、薄くなったところが見られましたからね」
「な!? テメェ!」
顔を赤くして胸倉を掴むバースの手を笑いながら振りほどき、バルトは先ほど座っていた椅子へとスタスタ歩いて行った。
「もう、よいのか?」
「失礼いたしました、殿下。何しろ突然の申し出でしたので、バースさんに確認を取っていたのです。申し訳ありません」
事務的な笑顔を浮かべながらバルトは恭しく頭を下げ自分の席へとついた。
「ははは! それはすまぬことをしたな。こちらにも事情があったとは言え、おいそれと公にできることではなかったのでな。許せよ」
全く曇り一つない笑顔を向けるエードリッヒに、バルトが「勿体なきお言葉です」と再度頭を下げると、向かいの椅子に咳払いしながらバースが座った。
「それでバルトよ。この余からの頼み、引き受けてくれるか?」
「はい。慎んで、お受けいたします」
床に片膝を付き胸に手を当ててバルトは答えた。
「ははは! ありがとうバルトよ。では、そなたと共に可愛い妹の旅に同行することになった、余の片腕を紹介しよう。入ってこい!」
エードリッヒの声で部屋の扉が開かれる。
やっぱりな……。
そこに現れたのは、踊り場でバルトに殺気をぶつけてきた狼のような男だった。
「バルトよ。この男が余の右腕、サカリック・フォルトム。白狼と呼ばれている凄腕の戦士だ」
サカリックはエードリッヒの横に無言で立つと、フードを取り片手を上げてバルトに握手を求めた。
「よ、よろしく……」
その手を取りバルトが軽く握ると、サカリックの握る力がどんどん強くなっていった。
こいつ……!
バルトも負けじとその手を握り返す。
「……!」
ニヤリとサカリックは口角を上げ、二人は互いの握力を全開まで出し切り手を握り締め合った。
そしてどちらからともなく手を離すと「失礼した」とサカリックは笑った。
「殿下にご紹介に預かったサカリック・フォルトムだ。貴殿は、儂の見込んだ通り中々の使い手のようだな。機会があれば是非、手合わせ願いたい」
灰色の瞳の奥に滾る力が光を宿し、その瞳でバルトを見つめる。
「な、何を言っているんですか!? わ、私は只の薬売りですよ! 手合わせなど、そんな……!」
「ぬははは! そういう体だな! 分かった分かった。そういうことにしておこう!」
豪快に笑うサカリックを見て、バルトは苦笑を禁じ得なかった。
危ないところでお株が知れそうだったのだ。
これには後ろで見ていたバースも「ふぅー」と腹の底からため息を吐き出すほどだった。
「ん? まぁよい。サカリックよ。こやつが件のバルトだ」
「ば、バルト・グレフェンです。よろしくどうぞ」
エードリッヒが首を傾げながら紹介するので、慌てて調子を整えつつバルトは頭を下げた。
「では挨拶も済んだところで、詳しいことを話し合おうではないか」
ニコニコと笑うエードリッヒに、バルトは胃の辺りがチクチク痛み出す感覚をこの時初めて感じることになった。
何が罠だ! 何が空気が違うだ! こんなのってありか!?
と、様々な悪態が頭の中を駆け巡っていた。
それというのも……。
「おにぃちゃま! お金って、何なのだ!?」
「おお! 可愛い妹よ! お金というのは、お前のような可憐な者が触る必要のないものだよ。それは世の中の俗物というウジ虫の食べ物だからね」
「さすがはおにいちゃま!! 物知りなのだ!」
「ははは! さぁさぁ、余の可愛い可愛い妹よ。おにぃちゃまは今から大事なお話しがあるからね。隣の部屋で侍従たちと大人しく待っているんだよ」
「はーい! よく分かんないけど、分かったのだ!」
片手を上げ元気のいい返事をした少女はそこにいた五人の侍従たちを伴って部屋を出ていった。
頭が痛い……。
今部屋の中に残っているのはバルトとバース、一人の侍従とそのバカである。
バースの向かいの椅子に座りながら、バルトはこめかみの辺りを押さえて俯く。
「見ての通りバルト殿。余の可愛い可憐な妹は、もう十五にもなるというのに一般常識が欠けている。そこでそなたに、各地を放浪した薬師と見込んで、妹の見聞を広める手伝いをしていただきたい」
全身を白を基調とした、どう見繕ってもお高い衣装で身を包んだ金髪碧眼のバカが、妹と言った少女に恍惚とした表情を向けながら話しかけてくる。
「そ、それは分かりましたが……、私は只のしがない薬売りです。お嬢様の見聞を広める手伝いと言われましても、自分のような者に何ができるか……」
首を大袈裟に振りながら愛想笑いを浮かべるバルトは『頼むから自分にこれ以上関わるな』と心の中で思っていた。
「ははは! バルト殿は随分腰の低い御仁のようだ。気に入ったぞ! 是非とも、余の妹たちと旅をしていただきたい!」
額からタラリと冷や汗を流し向かいに座るバースを睨む。
「いやいや、流石は殿下! このバルトの良さを一目で見抜くとは、一角の人物ではありませんなぁ! ははは!」
俺の目を見ろ!
さっきから一向に目を合わせようとしないバースにそんな念を送るが、まるで利いている気がしない。
「ははは! そう持ち上げないでくれたまえ。余は妹のアンリエッタが可愛くて可愛くて仕方がないのだ! しかし世の中には“可愛い子には旅をさせろ”という言葉もある。可愛い妹のためを思えばこそ、余は信用の置ける人物にアンリエッタを預け、世の中を見てもらいたいとそう思ったのだ」
両手を広げ大仰に言葉を話すバカに、バースは何度もウンウンと頷く。
「流石はエードリッヒ殿下! そこまでお嬢様のことをお考えとは」
ひたすらにバルトのことは無視して話しを進めようとするバースに、流石にバルトは頭に血が上り「ちょっと失礼します」とバースの腕を掴んで部屋の隅へと引っ張って行った。
「お、おぉ……」
呆気に取られるエードリッヒを尻目に、バルトはバースを壁際に押し付ける。
「どういうつもりなんですか!?」
悪魔で小声でバルトはバースに詰め寄る。
「バルト! そうカッカするな! これはチャンスなんだぞ!」
バースはバルトの肩を両手で持ち、真剣な面持ちで語り出した。
「お前も見て分かる通り、あの兄妹はバカだ。そんな奴がこの国の頭をやってるんだぞ! 今アイツらに取り入っておけば、必ず俺たちのカラミティチャイルド殲滅計画に近付くハズだ! 頼む! バルト! 俺たちの未来のために!」
「くっ……!」
そんなことは言われなくても分かっていた。
分かっていたのだが、いくらなんでもあんなアホの子の相手をして世界を巡るなど、自分には自信がなかった。
どこかでぶちギレて殴ってしまうかもしれない。
「頼む! バルト!」
両肩を掴み頭を下げるバースを見て、バルトは「はぁー」と大きくため息を吐き出した。
「分かりました。分かりましたよ……」
釈然としない気持ちながらも、バルトは一応の納得の意思を示した。
「やって、くれるのか?」
顔を上げたバースにバルトは苦笑を漏らす。
「えぇ。滅多に見れないバース大尉の、薄くなったところが見られましたからね」
「な!? テメェ!」
顔を赤くして胸倉を掴むバースの手を笑いながら振りほどき、バルトは先ほど座っていた椅子へとスタスタ歩いて行った。
「もう、よいのか?」
「失礼いたしました、殿下。何しろ突然の申し出でしたので、バースさんに確認を取っていたのです。申し訳ありません」
事務的な笑顔を浮かべながらバルトは恭しく頭を下げ自分の席へとついた。
「ははは! それはすまぬことをしたな。こちらにも事情があったとは言え、おいそれと公にできることではなかったのでな。許せよ」
全く曇り一つない笑顔を向けるエードリッヒに、バルトが「勿体なきお言葉です」と再度頭を下げると、向かいの椅子に咳払いしながらバースが座った。
「それでバルトよ。この余からの頼み、引き受けてくれるか?」
「はい。慎んで、お受けいたします」
床に片膝を付き胸に手を当ててバルトは答えた。
「ははは! ありがとうバルトよ。では、そなたと共に可愛い妹の旅に同行することになった、余の片腕を紹介しよう。入ってこい!」
エードリッヒの声で部屋の扉が開かれる。
やっぱりな……。
そこに現れたのは、踊り場でバルトに殺気をぶつけてきた狼のような男だった。
「バルトよ。この男が余の右腕、サカリック・フォルトム。白狼と呼ばれている凄腕の戦士だ」
サカリックはエードリッヒの横に無言で立つと、フードを取り片手を上げてバルトに握手を求めた。
「よ、よろしく……」
その手を取りバルトが軽く握ると、サカリックの握る力がどんどん強くなっていった。
こいつ……!
バルトも負けじとその手を握り返す。
「……!」
ニヤリとサカリックは口角を上げ、二人は互いの握力を全開まで出し切り手を握り締め合った。
そしてどちらからともなく手を離すと「失礼した」とサカリックは笑った。
「殿下にご紹介に預かったサカリック・フォルトムだ。貴殿は、儂の見込んだ通り中々の使い手のようだな。機会があれば是非、手合わせ願いたい」
灰色の瞳の奥に滾る力が光を宿し、その瞳でバルトを見つめる。
「な、何を言っているんですか!? わ、私は只の薬売りですよ! 手合わせなど、そんな……!」
「ぬははは! そういう体だな! 分かった分かった。そういうことにしておこう!」
豪快に笑うサカリックを見て、バルトは苦笑を禁じ得なかった。
危ないところでお株が知れそうだったのだ。
これには後ろで見ていたバースも「ふぅー」と腹の底からため息を吐き出すほどだった。
「ん? まぁよい。サカリックよ。こやつが件のバルトだ」
「ば、バルト・グレフェンです。よろしくどうぞ」
エードリッヒが首を傾げながら紹介するので、慌てて調子を整えつつバルトは頭を下げた。
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