『純粋ロリ性批判』

陽葉

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『純粋ロリ性批判』

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もぅ、20ハタチになる、
私の身体は・・・姿見に映す度に私を悩ませる・・・

胸は無いし、お尻も小さいし、長身は153。
このスペックから判断できるように、
当然、女らしい色気は、全く出てない・・・

お母さんのお腹の中に、
女性らしさを全部、置いてきてしまったようだ。

私は・・・まぁ、好きでロングの姫カットにしてますが、これで服まで強めのゴスロリにしてしまったら、完全にお人形だ・・・

こんな身体を、悩ましくは思っているけれど、
別に、この私らしさを批判するつもりは無い・・


そもそも日本語で翻訳されるドイツ語の"クリティーク"は、
よく"批判"と訳されるけど、和訳辞書的には、

批判ひはん
論評ろんぴょう
評論家ひひょうかたち

という3種の側面があるのです。

一方、日本語の"批判ひはん"は、"言語は生き物"とよく表現される様に、本来的な意味から生物的な環境順応プロセスの中で、現在では、否定的なニュアンスで使われるのが一般的です。

その意味で"Kritikクリティーク"を"批判ひはん"
と訳するのは、誤解を生み出す可能性が高い翻訳といえますっ。

アカデミズム空間は保守的に傾きがちですが、
世俗の空気感に柔軟性を持った表現を模索するべきだと思うのです。

だから、私は誤解を恐れずタイトルを改題するのです。
これは私の『純粋ロリ性"評価"』です。

きっと皆様は、成熟した社会は純粋性を求めて
ロリ的なものを本能的に欲求するから、
つまり現代の日本はロリ属性のひとり勝ち社会なんじゃないか?と素朴に思うことでしょう。

それは、半分当たっているかもしれません。

あるタイプの女性陣からは、
ロリっぽさが社会的に有利に働く場面を持ち出して、
"男性に媚びている"や、また男性に対して
"ロリコン趣味"という偏見的な視線を向けられる事があります。

でも、私の実感としては、それは大いにギモンというしかありませんっ
私みたいなチビッコには"ロリコン趣味"の男性も居てもらわないと困りますし、私を好きになってくれる男性を"ロリコン趣味"とさげすむのは、私が否定された気がしてしまいます・・・

今まで私が付き合ってきた彼の話をすると、
デートしたり、普通に一緒に居る分には、
ロリロリした私を可愛いく思ってくれるのですが、
一線を越える関係に発展しようとすると決まって、
私の産まれたままの身体を目の前にして、
彼が罪悪感を感じてしまうのです・・

元彼たちのそんな態度には、すごく傷ついてきたし、
彼らのロリ好きっていうのが単に
ファッション感覚なんだなっていうのがとても軽率に感じました。
「え?今まで付き合ってきた時間は何だったの?」
「私の何を見てたの???」って感じです・・・

でも、きっとそれが普通の感覚なんだろうなっ
と思ったときに、それじゃあ、最終的に私を、この身体も含めて愛してくれる人ってどんな人なんだろう?・・と思います。

ただ、最近こんなロリ体系でも、彼とひとつになれる攻略法を編み出しましたっ!
私の様に悩んでる方に是非、実践して欲しいです。

それは、彼に目隠しをしてしまうのです。
そして、プレイの主導権はこっちが奪ってしまいましょう!
目隠しに抵抗のある彼の場合には、とにかく部屋を暗くしてみるのも効果的かもしれません。

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ここまでロリロリした私を紹介して来ましたが、
もぅ一点、付け加えたい事がありますっっ!

私の声はよく・・・
「大谷育江さんっぽいね」って言われますが、

喋り方は皆に・・・
「若本規夫さん、みたいだね」って言われます・・・
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