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第1話「婚約破棄の日」
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「地味で魔法の才能もない君より......このミリアこそ我が妻に相応しいということだ」
目と耳は、一度は愛そうと努めた男にそう冷たく告げられていることを理解していたが、私の心はそれを拒絶しているようだった。だから、本当に愚かで間抜けみたいに呆けた声を出してしまった。
「いま...なんと?」
「だから、より私にふさわしい婚約者を見つけたのだ。すまないが君には身を引いて欲しい」
少なくともつい先ほどまでは私の婚約者だった名門エルトリア公爵家の嗣子レオン・エルトリアは、精一杯の同情らしき表情を浮かべて、丁寧すぎるほど噛み砕くように言った。
こうして、サイラス王国の筆頭貴族たるエルトリア公爵家の豪奢な一室で、私エレナは椅子をすすめられることもなく、ただ茫然と突っ立って婚約破棄を宣言されたのだった。
私の生家であるローズウッド伯爵家は、家柄の古さだけはエルトリア公爵家にも引けを取らなかったが、代々政治的才覚に乏しく朴訥な人柄だけが取り柄という当主が続いた(特に私の父の好々爺ぶりは、娘としても心配になるレベルだ)結果、実質的な権勢は無きに等しい。
よって、レオンの一方的な婚約破棄に対しても、私はただ黙って受け入れる他はないのだった。もともと自ら望んだ婚約でもないが、両家の父親同士に親交があった上、形式的な家格だけは釣り合っていたこともあり、私が物心がつく前から決まっていたことだ。政治や貴族の世界というものは、本人の意思とは関係なくさまざまな事情で物事が決まってゆく。社会経験が乏しい貴族の娘にすぎないとはいえ、それぐらいのことは私も理解している。
「...わかりました」
だが、頭の理解が追いついたとはいえ、それゆえにふつふつと湧き上がる理不尽さへ込み上がる不快感はどうしようもなかった。どうにかそれを抑え込みながら、私はただ静かに頷くしかないのだ。
「エレナさま、どうかお気を悪くなさらないで」
丁重な言葉とは裏腹に、あからさまな侮蔑を隠そうともしない女の声が、下を向いた私の頭上に降ってきた。そう、先ほどからできるだけ見ないようにしていたが、この女はレオンの隣でとにかく私を侮辱するチャンスをずっと待っていたのだろう。上部だけ上品な声色の奥底に、意地の悪さが滲み出ているように思えた。
女の名はミリア・サンフラワー。宮廷でもしばしば賛辞の的となる、咲き誇る薔薇のように華やかな美貌と、王立魔法学院で「炎の天才」の二つ名をほしいままにする魔法の才覚に恵まれた、私とは真反対の男爵令嬢だった。
レオンは、王国屈指の火炎魔法の使い手として王直属の親衛魔法騎士団「アイアンメイデン」麾下、第一中隊の長を勤めている。そしてこのミリアも、同じアイアンメイデンに選抜され、レオンの配下に配属されたと聞いたことがある。同じ火炎魔法の使い手という共通項、そしてこの目も眩むような美貌。ミリアがその気になれば、温室育ちのレオンを籠絡するなどわけもないことだったのだろう。
一方の私といえば、父の曇りに曇った親の贔屓目をもってしても「すっきりとした気持ちの良い顔立ちだぞ」としか言わしめない、取り立てて特徴のない顔立ちに加えて、魔法の才能はからっきしもないときている。無論、相応の教育を受けたという自負はあるが、それは貴族ならばある程度は皆同じことで、取り立てて誇れるようなことでもなかった。
「いや、エレナならきっとわかってくれるはずだ。そうだろう?」
ミリアの内心を知ってか知らずか、おそらくまるでわかっていないのだろうが、顔と魔法の腕だけはいい呑気な御曹司は、ミリアの腕を愛おしげに抱えて機嫌を取っている。もはや、その視界に私が映ることはないのだろう。これまでの交際は、結婚前提とはいえ極めて形式的なもので、時々食事や遠出を共にしたぐらいのことだった。ろくに手を触れたこともないし、そもそもお付きの者たちの目もあったから、それはもう童のように清らかな交際だった。
「これからも、私たちと良き友人でいてくださいますわよね?」
白々しいミリアの言葉には、しかし女の湿気た情感のようなものがまとわりついていた。直感的に、この二人は既にそういう関係にあると理解する。そうと気づけば、ミリアからは匂い立つような色気が立ち上っている気がした。なるほど、ミリアから見れば私はとてつもなくおぼこで惨めな女というわけだ。婚約者でありながら、唇はおろか、指一本触れられたこともない女。魔法の才もなく、美貌でもない、とんだみそっかす。
私は無礼に当たらない程度に丁重に沈黙を貫くことにした。それぐらいの抗議は許されて然るべきだろう。
しかしミリアは追撃の手を緩めなかった。薄々気づいてはいたが、どうも私のことがお気に召さないようだ。
「地味...失礼、とても品のある名家の伯爵令嬢でいらっしゃいますもの。婚約解消を知ったら、きっとたくさんの殿方から求婚されますわね」
なるほど、この女は家の格を気にしているということか。ミリアの父は新興の男爵で、家格としては我が伯爵家よりはるかに格下だ。美貌も才能も手にした彼女だが、生まれついた家柄だけは急にどうこうできるものでもない。何もかも持っている彼女が唯一持っておらず、何も持っていない私が唯一持っているといえなくもないもの。それが彼女には気に入らないのだろう。私にしてみればおおよそ馬鹿馬鹿しいことだが、ひょっとするとミリアはそのコンプレックスの為だけにレオンを籠絡したのかもしれない。が、もはや私にとってはどうでもいいことだ。
「...では、私はこれで失礼致します」
「ああ、そうだ。君のお父上には、我が父から話を通しておくよ」
背を向けた私に、レオンが言う。そもそもが父親同士の親交ありきで始まった話なのだから、まずは私ではなくそちらから筋を通すのが義理というもの...女の私でさえそれぐらいの思いは至るが、父親にも溺愛され、何不自由なく育ったレオンにはそういう世知に乏しいところがある。レオンの父、現エルトリア侯爵は磊落な人で、婚約者の私にもそれなりに優しく接してくれたから嫌いではなかったが、唯一の弱点は息子を盲目的に溺愛していることだった。息子も父の愛を確信していればこそ、その父親のまとめた話をかように破談にしても大丈夫だと踏んだのだろう。要するに私は、その程度の存在だったということだ。
「......お気遣い、痛みいります」
背を向けたまま精一杯皮肉を込めて返事をするが、きっと彼には届かないとわかっている。その予感はすぐに確信に変わる。
「ああ、婚約を解消したとはいえ、それぐらいの筋は通さねばならないからね」
それを言うなら既に話の持っていき方が筋違いもいいところだと思うが、私はもう何も言わずに扉へと至り、少しばかり乱暴に閉めると、そのまま外で待たせていた馬車へ飛び乗った。
「出してください」
かろうじて御者にそれだけを伝えた瞬間、屋敷の中から微かにミリアの哄笑が聞こえたような気がしなくもないが、すぐに馬車の扉を閉めて何も聞こえなかったことにする。
目と耳は、一度は愛そうと努めた男にそう冷たく告げられていることを理解していたが、私の心はそれを拒絶しているようだった。だから、本当に愚かで間抜けみたいに呆けた声を出してしまった。
「いま...なんと?」
「だから、より私にふさわしい婚約者を見つけたのだ。すまないが君には身を引いて欲しい」
少なくともつい先ほどまでは私の婚約者だった名門エルトリア公爵家の嗣子レオン・エルトリアは、精一杯の同情らしき表情を浮かべて、丁寧すぎるほど噛み砕くように言った。
こうして、サイラス王国の筆頭貴族たるエルトリア公爵家の豪奢な一室で、私エレナは椅子をすすめられることもなく、ただ茫然と突っ立って婚約破棄を宣言されたのだった。
私の生家であるローズウッド伯爵家は、家柄の古さだけはエルトリア公爵家にも引けを取らなかったが、代々政治的才覚に乏しく朴訥な人柄だけが取り柄という当主が続いた(特に私の父の好々爺ぶりは、娘としても心配になるレベルだ)結果、実質的な権勢は無きに等しい。
よって、レオンの一方的な婚約破棄に対しても、私はただ黙って受け入れる他はないのだった。もともと自ら望んだ婚約でもないが、両家の父親同士に親交があった上、形式的な家格だけは釣り合っていたこともあり、私が物心がつく前から決まっていたことだ。政治や貴族の世界というものは、本人の意思とは関係なくさまざまな事情で物事が決まってゆく。社会経験が乏しい貴族の娘にすぎないとはいえ、それぐらいのことは私も理解している。
「...わかりました」
だが、頭の理解が追いついたとはいえ、それゆえにふつふつと湧き上がる理不尽さへ込み上がる不快感はどうしようもなかった。どうにかそれを抑え込みながら、私はただ静かに頷くしかないのだ。
「エレナさま、どうかお気を悪くなさらないで」
丁重な言葉とは裏腹に、あからさまな侮蔑を隠そうともしない女の声が、下を向いた私の頭上に降ってきた。そう、先ほどからできるだけ見ないようにしていたが、この女はレオンの隣でとにかく私を侮辱するチャンスをずっと待っていたのだろう。上部だけ上品な声色の奥底に、意地の悪さが滲み出ているように思えた。
女の名はミリア・サンフラワー。宮廷でもしばしば賛辞の的となる、咲き誇る薔薇のように華やかな美貌と、王立魔法学院で「炎の天才」の二つ名をほしいままにする魔法の才覚に恵まれた、私とは真反対の男爵令嬢だった。
レオンは、王国屈指の火炎魔法の使い手として王直属の親衛魔法騎士団「アイアンメイデン」麾下、第一中隊の長を勤めている。そしてこのミリアも、同じアイアンメイデンに選抜され、レオンの配下に配属されたと聞いたことがある。同じ火炎魔法の使い手という共通項、そしてこの目も眩むような美貌。ミリアがその気になれば、温室育ちのレオンを籠絡するなどわけもないことだったのだろう。
一方の私といえば、父の曇りに曇った親の贔屓目をもってしても「すっきりとした気持ちの良い顔立ちだぞ」としか言わしめない、取り立てて特徴のない顔立ちに加えて、魔法の才能はからっきしもないときている。無論、相応の教育を受けたという自負はあるが、それは貴族ならばある程度は皆同じことで、取り立てて誇れるようなことでもなかった。
「いや、エレナならきっとわかってくれるはずだ。そうだろう?」
ミリアの内心を知ってか知らずか、おそらくまるでわかっていないのだろうが、顔と魔法の腕だけはいい呑気な御曹司は、ミリアの腕を愛おしげに抱えて機嫌を取っている。もはや、その視界に私が映ることはないのだろう。これまでの交際は、結婚前提とはいえ極めて形式的なもので、時々食事や遠出を共にしたぐらいのことだった。ろくに手を触れたこともないし、そもそもお付きの者たちの目もあったから、それはもう童のように清らかな交際だった。
「これからも、私たちと良き友人でいてくださいますわよね?」
白々しいミリアの言葉には、しかし女の湿気た情感のようなものがまとわりついていた。直感的に、この二人は既にそういう関係にあると理解する。そうと気づけば、ミリアからは匂い立つような色気が立ち上っている気がした。なるほど、ミリアから見れば私はとてつもなくおぼこで惨めな女というわけだ。婚約者でありながら、唇はおろか、指一本触れられたこともない女。魔法の才もなく、美貌でもない、とんだみそっかす。
私は無礼に当たらない程度に丁重に沈黙を貫くことにした。それぐらいの抗議は許されて然るべきだろう。
しかしミリアは追撃の手を緩めなかった。薄々気づいてはいたが、どうも私のことがお気に召さないようだ。
「地味...失礼、とても品のある名家の伯爵令嬢でいらっしゃいますもの。婚約解消を知ったら、きっとたくさんの殿方から求婚されますわね」
なるほど、この女は家の格を気にしているということか。ミリアの父は新興の男爵で、家格としては我が伯爵家よりはるかに格下だ。美貌も才能も手にした彼女だが、生まれついた家柄だけは急にどうこうできるものでもない。何もかも持っている彼女が唯一持っておらず、何も持っていない私が唯一持っているといえなくもないもの。それが彼女には気に入らないのだろう。私にしてみればおおよそ馬鹿馬鹿しいことだが、ひょっとするとミリアはそのコンプレックスの為だけにレオンを籠絡したのかもしれない。が、もはや私にとってはどうでもいいことだ。
「...では、私はこれで失礼致します」
「ああ、そうだ。君のお父上には、我が父から話を通しておくよ」
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「......お気遣い、痛みいります」
背を向けたまま精一杯皮肉を込めて返事をするが、きっと彼には届かないとわかっている。その予感はすぐに確信に変わる。
「ああ、婚約を解消したとはいえ、それぐらいの筋は通さねばならないからね」
それを言うなら既に話の持っていき方が筋違いもいいところだと思うが、私はもう何も言わずに扉へと至り、少しばかり乱暴に閉めると、そのまま外で待たせていた馬車へ飛び乗った。
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