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第17話 魔塔
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「ここが、魔塔エルガンディア…」
「ほぇぇ…」
ついに実装されたイベントクエスト「塔に眠る秘宝」に参加した俺たちの眼前には、
いかにも禍々しい塔がそびえ立っていた。
プレイヤーが三人一組で攻略する形式のため、塔の入り口の前には、小野寺さんとアイシャ、俺とニア、それに気弱そうな金髪イケメンとそのパートナーの6人が勢ぞろいしている。
「で、この人は?」
「おお、紹介していなかったな。こいつはアベル、最近騎士団に入った新人だ」
「あ、アベルです…ナイトです。よろしく、リョウキくん」
「よろしくお願いします、アベルさん」
アベルが、おずおずとためらいがちに手を差し出してくる。
よろしく、と握り返すと、アベルはほっとしたように微笑んだ。
…ひょっとして、いわゆるコミュ障なんだろうか?
貴公子のような外見とは裏腹に内気な態度を見せるアベルに、少しだけ親近感が湧いた。
「こう見えてなかなか腕は悪くないからな。じゃ、改めてお互いのパートナーも紹介しておこうか」
まず口火を切ったのは、小野寺さんのパートナー、アイシャだ。
麗しきSSRのスナイパー。
「アイシャです。狙った獲物は逃しませんので、よろしくお願いします」
続いては俺のパートナー、ニアだ。
妙に照れくさい感じがする。
親に彼女を紹介するって、こんな気持ちなんだろうか…
「ニアです…キャスターです。がんばります!」
最後は、今まで一言も口を開いていないアベルのパートナーだ。
巻き髪のツインテールはショッキングピンクで、猫のようなつり目が特徴的な、
いかにも、な女性キャラクター。
両手にそれぞれ携えた短槍を、くるくると弄んでいる。
「…アイリス」
それだけ言って、仏頂面を決め込んだ。
それ以上何かを言うつもりはないらしかった。
ステータスウィンドウには、「SR アイリス クラス:ランサー」と表示されている。
「ご、ごめん…アイリスはあんまり愛想が良くなくてね」
アベルが慌てたように付け加えるが、当のアイリスは知らん顔をしていた。
ちょっと扱いにくそうな子だ…それに比べてうちのニアのなんと気立てのよいことか。
とにかく、男3、女3のこの6人で魔塔に挑むことになる。
旅に華を添える…というと男女差別かもしれないが、パートナーシステムのおかげで、男3人のむさ苦しいパーティでないのはつくづくありがたいところだ。
中には、あえて無課金の男パートナーを愛用するプレイヤーもいると聞くが、
今のところお目にかかったことはない。
「それでは、出陣!目指すは頂上一番乗りだ!」
颯爽と斧を片手に駆け出す小野寺さんの後に続き、
ギギギ…と自動で開いた古めかしい門扉に突入する。
塔の中は、外見にたがわず禍々しい造りになっており、
あちこちに怪しげな紋章や悪魔と思しき彫像、古びた骸骨など
それらしいオブジェが散乱していた。
薄っすらと蝋燭の明かりこそ灯っているが、回廊やら階段やらが入り組み、あちこちへと分岐している様はまさに迷宮という表現がふさわしい。
「…足音だ!」
先頭を走る小野寺さんが、右手を上げて立ち止まり、俺たちに注意を促す。
武器と鎧が触れ合う、カチカチという金属音と、大勢の足音。
目前から迫ってくるのは、どうやらオークの斥候部隊のようだ。
数は十数匹といったところか。
「俺とリョウキでこのまま突撃し撹乱、アイシャは狙撃モードで指揮官っぽいモンスターはすべて狙い撃て。」
「了解!」「承知しました」
「アイリスは中衛として自由に動いていい、アベルは後衛としてニアの護衛。」
「…わかった」「お、オーケイ!」
「ニアは俺とリョウキに補助と回復を頼む。万一俺とリョウキが討ち漏らした奴がそっちへ行ったら、攻撃魔法で足止めしつつアベルに任せるんだ。」
「はい!」
厳しい表情の小野寺さんが、瞬時に的確な指示を出し、俺たちは一も二もなくそれに従う。
…小野寺さん、軍人かなんかか?
「いくぞ、リョウキ!ついてこれるか?」
「あんまり…舐めないでくださいよ」
「バカめ、俺が舐めるのは女の子だけ…だっ?!」
突然、後方から飛来した矢が小野寺さんの後頭部にぶち当たる。
「あらごめんあそばせ」
どうみても絶対わざと誤射したな…
「地獄耳め…」
そうボヤいた小野寺さんが、次の瞬間には、地を蹴って大きく跳躍。
血煙とともに、オーク軍の先頭を切って走っていた勇猛な一体を斧で両断していた。
「どうよ、俺、かっこいいだろ?」
不敵に微笑む小野寺さんは、確かに文句なくかっこいい。
仲間がやられたぐらいで怯むほど知能がないオークは、それでも怒りらしき声を上げながら、
武器を振り上げて小野寺さんを取り囲もうとする。
ひときわ巨大な一体が巨大な鉄棒をふりかぶり、小野寺さんに振り下ろそうとする直前、
飛来した白銀の矢がオークのこめかみをぶち抜いていた。
「ナイス援護!愛してるぜアイシャちゃん!」
ひゅうっと口笛を吹き鳴らしながらも、小野寺さんの斧は3体ほどまとめてなぎ払っている。
このままじゃ、この2人でオークを全滅させてしまいそうだ。
それほどまでに息のあった二人のコンビネーションに、俺も負けじと闘志を燃やす。
身体を低く保ちながら加速スキルを発動し、剣を構えるオークを足元から左の剣で薙ぎ払う。
オークがとっさにジャンプしてそれを躱し、体勢が崩れたところを右の剣で斜めに斬りおろす。
小野寺さんのように真っ二つとはいかないが、胴を切られたオークが血煙を吐きながら消滅した。
その横をすり抜けて後衛のニアたちを襲おうとしたオークの胴から、にょきりと槍が生える。
眉ひとつ動かさないまま、その槍を引き抜いたのはアイリスだ。
「…お前も、なかなかやる」
アイリスはそう俺に向かって言い残すと、別の敵に向かっていく。
…どうやら、褒めてくれたらしい。
奮戦すること数分、あっという間にオークの部隊をうち減らし、残り数匹まで追い込んでいた。
これなら突破できるだろうと安心していると、後方に突然の転送エフェクトが発生する。
3匹ほどのオークが光の中から次々と現れるやいなや、最後尾にいたニアとアベルに襲いかかろうとした。
…ニアが危ない!
とっさに駆け戻ろうとするが、その必要はなかった。
抜く手も見せず、一刀のもとにアベルが3匹を斬り捨てていたからだ。
…小野寺さんが言う通り、腕は確かなようだった。
ほっと息をつきながら、ふとアベルの顔を見て俺は驚く。
先ほどまでのおどおどした表情はなく、冷たいといってもいい眼光が怪しく輝き、口元には薄っすらとした笑みが浮かんでいた。
まるで人が変わったようなその表情に、俺は少し寒気を覚える。
「アベルさん…ありがとうございます!」
アベルのその表情には気づかなかったのか、ニアが礼を言う。
それに照れながら応えるアベルからは、先ほどの冷酷な表情はかき消えていた。
その時感じた嫌な感覚を、俺はもっときちんと追求すべきだったと後悔している。
そうしていれば、或いはこの後に起こる悲劇を回避できたかもしれないと。
俺は悔恨とともに思い出すことになる。
現在地、魔塔エルガンディアのフロア1。
光届かぬこの魔窟で。
俺はやがて知ることになる--喪失の痛みを。
「ほぇぇ…」
ついに実装されたイベントクエスト「塔に眠る秘宝」に参加した俺たちの眼前には、
いかにも禍々しい塔がそびえ立っていた。
プレイヤーが三人一組で攻略する形式のため、塔の入り口の前には、小野寺さんとアイシャ、俺とニア、それに気弱そうな金髪イケメンとそのパートナーの6人が勢ぞろいしている。
「で、この人は?」
「おお、紹介していなかったな。こいつはアベル、最近騎士団に入った新人だ」
「あ、アベルです…ナイトです。よろしく、リョウキくん」
「よろしくお願いします、アベルさん」
アベルが、おずおずとためらいがちに手を差し出してくる。
よろしく、と握り返すと、アベルはほっとしたように微笑んだ。
…ひょっとして、いわゆるコミュ障なんだろうか?
貴公子のような外見とは裏腹に内気な態度を見せるアベルに、少しだけ親近感が湧いた。
「こう見えてなかなか腕は悪くないからな。じゃ、改めてお互いのパートナーも紹介しておこうか」
まず口火を切ったのは、小野寺さんのパートナー、アイシャだ。
麗しきSSRのスナイパー。
「アイシャです。狙った獲物は逃しませんので、よろしくお願いします」
続いては俺のパートナー、ニアだ。
妙に照れくさい感じがする。
親に彼女を紹介するって、こんな気持ちなんだろうか…
「ニアです…キャスターです。がんばります!」
最後は、今まで一言も口を開いていないアベルのパートナーだ。
巻き髪のツインテールはショッキングピンクで、猫のようなつり目が特徴的な、
いかにも、な女性キャラクター。
両手にそれぞれ携えた短槍を、くるくると弄んでいる。
「…アイリス」
それだけ言って、仏頂面を決め込んだ。
それ以上何かを言うつもりはないらしかった。
ステータスウィンドウには、「SR アイリス クラス:ランサー」と表示されている。
「ご、ごめん…アイリスはあんまり愛想が良くなくてね」
アベルが慌てたように付け加えるが、当のアイリスは知らん顔をしていた。
ちょっと扱いにくそうな子だ…それに比べてうちのニアのなんと気立てのよいことか。
とにかく、男3、女3のこの6人で魔塔に挑むことになる。
旅に華を添える…というと男女差別かもしれないが、パートナーシステムのおかげで、男3人のむさ苦しいパーティでないのはつくづくありがたいところだ。
中には、あえて無課金の男パートナーを愛用するプレイヤーもいると聞くが、
今のところお目にかかったことはない。
「それでは、出陣!目指すは頂上一番乗りだ!」
颯爽と斧を片手に駆け出す小野寺さんの後に続き、
ギギギ…と自動で開いた古めかしい門扉に突入する。
塔の中は、外見にたがわず禍々しい造りになっており、
あちこちに怪しげな紋章や悪魔と思しき彫像、古びた骸骨など
それらしいオブジェが散乱していた。
薄っすらと蝋燭の明かりこそ灯っているが、回廊やら階段やらが入り組み、あちこちへと分岐している様はまさに迷宮という表現がふさわしい。
「…足音だ!」
先頭を走る小野寺さんが、右手を上げて立ち止まり、俺たちに注意を促す。
武器と鎧が触れ合う、カチカチという金属音と、大勢の足音。
目前から迫ってくるのは、どうやらオークの斥候部隊のようだ。
数は十数匹といったところか。
「俺とリョウキでこのまま突撃し撹乱、アイシャは狙撃モードで指揮官っぽいモンスターはすべて狙い撃て。」
「了解!」「承知しました」
「アイリスは中衛として自由に動いていい、アベルは後衛としてニアの護衛。」
「…わかった」「お、オーケイ!」
「ニアは俺とリョウキに補助と回復を頼む。万一俺とリョウキが討ち漏らした奴がそっちへ行ったら、攻撃魔法で足止めしつつアベルに任せるんだ。」
「はい!」
厳しい表情の小野寺さんが、瞬時に的確な指示を出し、俺たちは一も二もなくそれに従う。
…小野寺さん、軍人かなんかか?
「いくぞ、リョウキ!ついてこれるか?」
「あんまり…舐めないでくださいよ」
「バカめ、俺が舐めるのは女の子だけ…だっ?!」
突然、後方から飛来した矢が小野寺さんの後頭部にぶち当たる。
「あらごめんあそばせ」
どうみても絶対わざと誤射したな…
「地獄耳め…」
そうボヤいた小野寺さんが、次の瞬間には、地を蹴って大きく跳躍。
血煙とともに、オーク軍の先頭を切って走っていた勇猛な一体を斧で両断していた。
「どうよ、俺、かっこいいだろ?」
不敵に微笑む小野寺さんは、確かに文句なくかっこいい。
仲間がやられたぐらいで怯むほど知能がないオークは、それでも怒りらしき声を上げながら、
武器を振り上げて小野寺さんを取り囲もうとする。
ひときわ巨大な一体が巨大な鉄棒をふりかぶり、小野寺さんに振り下ろそうとする直前、
飛来した白銀の矢がオークのこめかみをぶち抜いていた。
「ナイス援護!愛してるぜアイシャちゃん!」
ひゅうっと口笛を吹き鳴らしながらも、小野寺さんの斧は3体ほどまとめてなぎ払っている。
このままじゃ、この2人でオークを全滅させてしまいそうだ。
それほどまでに息のあった二人のコンビネーションに、俺も負けじと闘志を燃やす。
身体を低く保ちながら加速スキルを発動し、剣を構えるオークを足元から左の剣で薙ぎ払う。
オークがとっさにジャンプしてそれを躱し、体勢が崩れたところを右の剣で斜めに斬りおろす。
小野寺さんのように真っ二つとはいかないが、胴を切られたオークが血煙を吐きながら消滅した。
その横をすり抜けて後衛のニアたちを襲おうとしたオークの胴から、にょきりと槍が生える。
眉ひとつ動かさないまま、その槍を引き抜いたのはアイリスだ。
「…お前も、なかなかやる」
アイリスはそう俺に向かって言い残すと、別の敵に向かっていく。
…どうやら、褒めてくれたらしい。
奮戦すること数分、あっという間にオークの部隊をうち減らし、残り数匹まで追い込んでいた。
これなら突破できるだろうと安心していると、後方に突然の転送エフェクトが発生する。
3匹ほどのオークが光の中から次々と現れるやいなや、最後尾にいたニアとアベルに襲いかかろうとした。
…ニアが危ない!
とっさに駆け戻ろうとするが、その必要はなかった。
抜く手も見せず、一刀のもとにアベルが3匹を斬り捨てていたからだ。
…小野寺さんが言う通り、腕は確かなようだった。
ほっと息をつきながら、ふとアベルの顔を見て俺は驚く。
先ほどまでのおどおどした表情はなく、冷たいといってもいい眼光が怪しく輝き、口元には薄っすらとした笑みが浮かんでいた。
まるで人が変わったようなその表情に、俺は少し寒気を覚える。
「アベルさん…ありがとうございます!」
アベルのその表情には気づかなかったのか、ニアが礼を言う。
それに照れながら応えるアベルからは、先ほどの冷酷な表情はかき消えていた。
その時感じた嫌な感覚を、俺はもっときちんと追求すべきだったと後悔している。
そうしていれば、或いはこの後に起こる悲劇を回避できたかもしれないと。
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