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第19話 別離
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「どういうつもりだ…貴様」
「なに、いつぞやの借りを返そうと思ってね」
「…意味がわからんぞ」
「そりゃそうだろうな。もうクリムゾンのことなんぞ忘れちまったか?」
クリムゾン。
ゲームをはじめて間もない俺たちを襲った卑劣なPKギルドの名。
白の騎士団に入って以来、とんと忘れていたが…先方はそうでもなかったようだ。
「あの時コケにされたんで、いつか仕返してやろうと思ってたのさ。俺はしつこいんでね」
「だが、そのアカウントはどうやって手に入れたんだ」
「RMTだよ。金さえ出せば大体のもんは手に入る時代だからな」
RMT…すなわち、リアルマネートレード。
ゲーム内のアイテムや仮想通貨、場合によってはキャラクターのアカウントそのものを現実の通貨で売買する行為。
当然、あらゆるゲームにおいて基本的には絶対禁止の違法行為だ。
しかし…人間がいるところには必ず売買が付いて回る。
その全てを根絶することは事実上不可能で、ルンデスにおいても例外ではなかったようだ。
「どうせそのうち運営に消されるんだろうけどよ。所詮捨て垢だから、ここでお前らと仲良くあの世行きだ」
そう言ってニヤニヤと笑うアベルに、俺は激しい怒りを覚える。
「このエリアでPKはできないぞ」
俺の指摘に、アベルは爆笑した。
「んなこたぁ知ってるよ。だからわざわざトレインしてきたんじゃねぇか」
「…そういうことか」
小野寺さんがギリっと歯ぎしりをしながらも、納得がいったというように目を伏せた。
トレイン。
すなわち列車のように大量のモンスターを引き連れてきて、他のプレイヤーになすりつける行為。
PK不可エリアでも、間接的なPKを可能とする悪辣なテクニックだ。
「さぁて、どうする?俺とアイリスは徹底的にお前らのジャマをするぞ」
そう言ってアベルが抜剣し、俺達に突きつける。
パーティメンバーゆえダメージこそ与えられないが、
当たり判定自体は生じるため、衝撃やノックバックは発生するのだ。
さほど広くない通路で、2人がかりでノックバックを連続発生されたら、
相当な邪魔になることは間違いなかった。
まさしく前門の虎、後門の狼という状況。
「…アイリスさん、あなたもこんなことを望んでいるのですか?」
静かにニアが問う。
先程までの仲間が眼前に立ちふさがっても、焦ってはいないようだ。
…強くなったな、と思う。
アイリスは能面のような表情で答える。
「…望むも望まないも、ない。今のマスターが命じるなら、従うしかない」
アベルは死ぬ気満々だから、アイリスも当然消滅することになる。
覚悟を決めているのか、その顔から感情らしきものは感じられなかった。
「…小野寺さん、ここはやるしかない」
「ああ…リョウキ、お前はアベルとアイリスを何とか突破しろ。後ろの軍団は俺達が食い止めるから、合図をくれ」
「…はい」
「死ぬんじゃねぇぞ」
「そっちこそ」
小野寺さんがぐっと親指を立て、斧を手に歩み去る。
その背後を守るように、アイシャが付き従う。
「あなたなら大丈夫ですよ」
去る間際、そう言ってアイシャが微笑んでくれた。
あれ、この人に微笑みかけてもらうの、はじめてかもな。
「ニアさん、あなたも負けないで」
「はい…絶対に、負けません」
俺は双剣を構え直し、ニアとしばし視線を交わす。
「絶対に、生きて帰ろう」
「はい、必ず」
うなずき合い、アベルたちに向き合った。
「押し通るぜ」
「へっ、やってみな」
「ニア、魔法でアイリスの足を止めろ!俺はアベルを抑える!」
頷いたニアが、氷魔法の詠唱を開始。
それを見たアイリスが、槍を構えてアベルをかばいつつ、俺の方に突撃してくる。
軽やかな足取りでニアの放った氷魔法をかわし、俺の眼前へと立ちふさがった。
アベルは、しばらくは高みの見物のつもりか、剣を手にしたままニヤニヤ笑っている。
「お前のそのショボいレアで、一応はSRのアイリスを止められるわけ無いだろ」
「レアリティなんて関係ない…」
短槍とはいえ、双剣よりは遥かにリーチの長い槍、しかも双槍使いとの相性ははっきり言って悪い。
だが、ダメージは受けないから、とにかくノックバックを発生させて吹き飛ばすしかない。
ガチン、ガキンッ!
双剣と双槍がぶつかり合い、火花が散る。
アイリスの槍捌きは相当なものだが、先程までモンスターを相手にしていたときとは違い、
殺気がないように思えた。
「アイリス…お前だって、本当はこんなことをしたくないんだろ」
「…どうせ消えるから、どうでもいい」
槍を凌ぎながら説得を試みるが、聞く耳を持たない。
けれど、先程のスケルトンから俺を救ってくれたアイリスを、俺は信じたかった。
「…それでも、俺には頼むことしかできないんだ。俺たちを通して欲しい」
「…別にあなたは死んだって、たかだかデスペナルティで済む。ニアは消えるかもしれないけど、レアなんてすぐ引けるわ」
「…俺の好きなニアは、今ここに居るニアなんだ。代わりはいない…だから、絶対に死なせない」
「所詮私たちはデータよ。好きと言ったって、すぐに忘れるわ」
「…俺の想いを…お前が量るなッ!」
「…!」
アイリスの言葉に激しい怒りが湧き上がり、必要以上に剣に力が入った。
他方、アイリスの槍捌きからは次第に力が失われていく。
その機を逃さず、槍を弾き飛ばす!
「…あの人だって…そう言ったのに、アカウントを売った」
宙を舞い、地面に突き刺さった槍はそのままに。
力が抜けたように座り込んだアイリスは、そう呟いた。
「…前のマスターか」
アカウントを売ったという、そいつと何があったかはわからない。
ただ、能面のようなアイリスの顔に、少しだけ表情が戻った気がする。
そこには、在りし日を愛おしむような感傷があった。
「わたしのことを好きだと言った。…わたしだって…でも、戻ってこなかった」
「…そうか」
「わたし、あなたたちが羨ましかった。妬ましかった。だから道連れにしてやろうと思った」
堰を切ったように、アイリスが感情をぶちまける。
座り込んだままのアイリスに、そっとニアが近づいて、抱きしめた。
「アイリスさん…わたし、リョウキのことが好きです」
「…それは、よくわかるよ、見てれば」
「アイリスさんとも、友達になれたらいいなって思ってました」
「…それはもう…無理だね」
「だから、わたしたちのわがままです。ここを通して欲しいというのは、私たちの勝手な望みです」
そう言ってニアが立ち上がった。
そして、まっすぐにアイリスを見つめる。
「だから、ここに立ちふさがるということが、あなたの望むことなら仕方がありません。戦います」
「…」
「でも、もう一度だけ考えてみてくれませんか?それが、本当にあなたが望むことなのかどうか」
うつむくアイリスの眦に、みるみるうちに涙が溜まっていた。
「…さっきの発言、取り消すよ」
ぽたり、ぽたりと、透明なしずくが零れ落ちる。
「今からでは遅すぎるかもしれないけど…わたし、あなたと友達になりたい」
そう言って、アイリスが泣きながら微笑む。
「はい…よろこんで」
そうして、ニアはもう一度アイリスを抱きしめた。
「…リョウキ」
アイリスが俺に向き直り、びしっと指をさしてくる。
「ニアを泣かせたら、絶対許さない」
「…わ、わかった」
「アベルはわたしが抑える。…だから、行きなさい」
そう言ってアイリスは槍を拾い上げ、気合をいれるようにしならせた。
両の手にふたたび槍を構え、アベルの前に立つ。
「さっきからわけのわからんことを…お前、たかだかSR止まりのくせにマスターに逆らうのか?」
突然の反抗に驚いたアベルが、口汚くアイリスを罵る。
「…わたしのマスターは、もういない。どこにも…走って、二人とも!」
アイリスの叱咤に我に返り、俺とニアは手をしっかりとつなぎ、アイリスの横を駆け抜ける。
同時に、後方で奮戦しているであろう小野寺さんとアイシャに向かって叫んだ。
「今なら突破できます!早く!」
歯ぎしりと共に襲いかかるアベルの剣戟を、二本の槍がしっかりと受け止めてくれていた。
「…幸せにならないと、許さないから」
それが、ニアの初めての友達の、最期の言葉だったー。
「なに、いつぞやの借りを返そうと思ってね」
「…意味がわからんぞ」
「そりゃそうだろうな。もうクリムゾンのことなんぞ忘れちまったか?」
クリムゾン。
ゲームをはじめて間もない俺たちを襲った卑劣なPKギルドの名。
白の騎士団に入って以来、とんと忘れていたが…先方はそうでもなかったようだ。
「あの時コケにされたんで、いつか仕返してやろうと思ってたのさ。俺はしつこいんでね」
「だが、そのアカウントはどうやって手に入れたんだ」
「RMTだよ。金さえ出せば大体のもんは手に入る時代だからな」
RMT…すなわち、リアルマネートレード。
ゲーム内のアイテムや仮想通貨、場合によってはキャラクターのアカウントそのものを現実の通貨で売買する行為。
当然、あらゆるゲームにおいて基本的には絶対禁止の違法行為だ。
しかし…人間がいるところには必ず売買が付いて回る。
その全てを根絶することは事実上不可能で、ルンデスにおいても例外ではなかったようだ。
「どうせそのうち運営に消されるんだろうけどよ。所詮捨て垢だから、ここでお前らと仲良くあの世行きだ」
そう言ってニヤニヤと笑うアベルに、俺は激しい怒りを覚える。
「このエリアでPKはできないぞ」
俺の指摘に、アベルは爆笑した。
「んなこたぁ知ってるよ。だからわざわざトレインしてきたんじゃねぇか」
「…そういうことか」
小野寺さんがギリっと歯ぎしりをしながらも、納得がいったというように目を伏せた。
トレイン。
すなわち列車のように大量のモンスターを引き連れてきて、他のプレイヤーになすりつける行為。
PK不可エリアでも、間接的なPKを可能とする悪辣なテクニックだ。
「さぁて、どうする?俺とアイリスは徹底的にお前らのジャマをするぞ」
そう言ってアベルが抜剣し、俺達に突きつける。
パーティメンバーゆえダメージこそ与えられないが、
当たり判定自体は生じるため、衝撃やノックバックは発生するのだ。
さほど広くない通路で、2人がかりでノックバックを連続発生されたら、
相当な邪魔になることは間違いなかった。
まさしく前門の虎、後門の狼という状況。
「…アイリスさん、あなたもこんなことを望んでいるのですか?」
静かにニアが問う。
先程までの仲間が眼前に立ちふさがっても、焦ってはいないようだ。
…強くなったな、と思う。
アイリスは能面のような表情で答える。
「…望むも望まないも、ない。今のマスターが命じるなら、従うしかない」
アベルは死ぬ気満々だから、アイリスも当然消滅することになる。
覚悟を決めているのか、その顔から感情らしきものは感じられなかった。
「…小野寺さん、ここはやるしかない」
「ああ…リョウキ、お前はアベルとアイリスを何とか突破しろ。後ろの軍団は俺達が食い止めるから、合図をくれ」
「…はい」
「死ぬんじゃねぇぞ」
「そっちこそ」
小野寺さんがぐっと親指を立て、斧を手に歩み去る。
その背後を守るように、アイシャが付き従う。
「あなたなら大丈夫ですよ」
去る間際、そう言ってアイシャが微笑んでくれた。
あれ、この人に微笑みかけてもらうの、はじめてかもな。
「ニアさん、あなたも負けないで」
「はい…絶対に、負けません」
俺は双剣を構え直し、ニアとしばし視線を交わす。
「絶対に、生きて帰ろう」
「はい、必ず」
うなずき合い、アベルたちに向き合った。
「押し通るぜ」
「へっ、やってみな」
「ニア、魔法でアイリスの足を止めろ!俺はアベルを抑える!」
頷いたニアが、氷魔法の詠唱を開始。
それを見たアイリスが、槍を構えてアベルをかばいつつ、俺の方に突撃してくる。
軽やかな足取りでニアの放った氷魔法をかわし、俺の眼前へと立ちふさがった。
アベルは、しばらくは高みの見物のつもりか、剣を手にしたままニヤニヤ笑っている。
「お前のそのショボいレアで、一応はSRのアイリスを止められるわけ無いだろ」
「レアリティなんて関係ない…」
短槍とはいえ、双剣よりは遥かにリーチの長い槍、しかも双槍使いとの相性ははっきり言って悪い。
だが、ダメージは受けないから、とにかくノックバックを発生させて吹き飛ばすしかない。
ガチン、ガキンッ!
双剣と双槍がぶつかり合い、火花が散る。
アイリスの槍捌きは相当なものだが、先程までモンスターを相手にしていたときとは違い、
殺気がないように思えた。
「アイリス…お前だって、本当はこんなことをしたくないんだろ」
「…どうせ消えるから、どうでもいい」
槍を凌ぎながら説得を試みるが、聞く耳を持たない。
けれど、先程のスケルトンから俺を救ってくれたアイリスを、俺は信じたかった。
「…それでも、俺には頼むことしかできないんだ。俺たちを通して欲しい」
「…別にあなたは死んだって、たかだかデスペナルティで済む。ニアは消えるかもしれないけど、レアなんてすぐ引けるわ」
「…俺の好きなニアは、今ここに居るニアなんだ。代わりはいない…だから、絶対に死なせない」
「所詮私たちはデータよ。好きと言ったって、すぐに忘れるわ」
「…俺の想いを…お前が量るなッ!」
「…!」
アイリスの言葉に激しい怒りが湧き上がり、必要以上に剣に力が入った。
他方、アイリスの槍捌きからは次第に力が失われていく。
その機を逃さず、槍を弾き飛ばす!
「…あの人だって…そう言ったのに、アカウントを売った」
宙を舞い、地面に突き刺さった槍はそのままに。
力が抜けたように座り込んだアイリスは、そう呟いた。
「…前のマスターか」
アカウントを売ったという、そいつと何があったかはわからない。
ただ、能面のようなアイリスの顔に、少しだけ表情が戻った気がする。
そこには、在りし日を愛おしむような感傷があった。
「わたしのことを好きだと言った。…わたしだって…でも、戻ってこなかった」
「…そうか」
「わたし、あなたたちが羨ましかった。妬ましかった。だから道連れにしてやろうと思った」
堰を切ったように、アイリスが感情をぶちまける。
座り込んだままのアイリスに、そっとニアが近づいて、抱きしめた。
「アイリスさん…わたし、リョウキのことが好きです」
「…それは、よくわかるよ、見てれば」
「アイリスさんとも、友達になれたらいいなって思ってました」
「…それはもう…無理だね」
「だから、わたしたちのわがままです。ここを通して欲しいというのは、私たちの勝手な望みです」
そう言ってニアが立ち上がった。
そして、まっすぐにアイリスを見つめる。
「だから、ここに立ちふさがるということが、あなたの望むことなら仕方がありません。戦います」
「…」
「でも、もう一度だけ考えてみてくれませんか?それが、本当にあなたが望むことなのかどうか」
うつむくアイリスの眦に、みるみるうちに涙が溜まっていた。
「…さっきの発言、取り消すよ」
ぽたり、ぽたりと、透明なしずくが零れ落ちる。
「今からでは遅すぎるかもしれないけど…わたし、あなたと友達になりたい」
そう言って、アイリスが泣きながら微笑む。
「はい…よろこんで」
そうして、ニアはもう一度アイリスを抱きしめた。
「…リョウキ」
アイリスが俺に向き直り、びしっと指をさしてくる。
「ニアを泣かせたら、絶対許さない」
「…わ、わかった」
「アベルはわたしが抑える。…だから、行きなさい」
そう言ってアイリスは槍を拾い上げ、気合をいれるようにしならせた。
両の手にふたたび槍を構え、アベルの前に立つ。
「さっきからわけのわからんことを…お前、たかだかSR止まりのくせにマスターに逆らうのか?」
突然の反抗に驚いたアベルが、口汚くアイリスを罵る。
「…わたしのマスターは、もういない。どこにも…走って、二人とも!」
アイリスの叱咤に我に返り、俺とニアは手をしっかりとつなぎ、アイリスの横を駆け抜ける。
同時に、後方で奮戦しているであろう小野寺さんとアイシャに向かって叫んだ。
「今なら突破できます!早く!」
歯ぎしりと共に襲いかかるアベルの剣戟を、二本の槍がしっかりと受け止めてくれていた。
「…幸せにならないと、許さないから」
それが、ニアの初めての友達の、最期の言葉だったー。
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