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第20話 追撃
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「…何とか振り切ったようだな」
小野寺さんが肩で息をしながら、かろうじて言葉を紡いだ。
「…アイリスのおかげです」
俺たちの想いに応えてくれたアイリスの援護のもと、アベルをかわして必死で駆け抜けた。
小野寺さんたちが追いついてきているか確かめる暇などない。
一足先に敵が出現しなさそうな安全地帯までたどり着いた俺たちは、祈るような気持ちで待っていた。
しかし、さすがは白の騎士団序列第4位とその相棒というべきか。
小野寺さんたちもなんとか窮地を切り抜け、俺たちに合流したのだった。
「アイリス…」
ニアが声を震わせ、大粒の涙をこぼし始めた。
俺は黙ってその肩をそっと抱き寄せる。
ニアは嗚咽を堪えながらも、俺に身体を預けてくれた。
友を喪った悲しみが、少しでも癒えるようにと願いながら、俺はそっとニアの細い体を抱きしめ続ける。
そんな俺たちを、小野寺さんはいつものようにからかうことはせず、ただ穏やかな目で見守ってくれた。
「…これからどうします?10の倍数のフロアではセーブして街にも戻れますから、40フロアまでは頑張るしかないと思いますけど」
「そうだな、この4人で切り抜けるしかない。街へ戻ればアベルたちの代わりも入れられる」
正直、アベルとアイリスが抜けた現状はかなり苦しい。
6人でギリギリだった戦力が、さらに3分の2に低下しているのだ。
小野寺さんとアイシャがいかに猛者といえど、かなりの危ない橋であることは間違いない。
「敵はできるだけ回避するか、逃げるかしよう。俺が先頭、リョウキとニアは真ん中、アイシャは後衛を頼む」
「「わかりました」」「了解しました」
ニアと俺はぴったりとくっついてお互いの死角をカバーしつつ、小野寺さんの援護に徹する。
それでも殺しきれない、躱しきれない敵は、アイシャの的確な狙撃で排除していった。
こそこそと泥棒のように物陰に隠れたり、時に小野寺さんが囮になって釣りだしたりと、なりふり構わず生存優先方針を貫く。
今はとにかく、生き延びて街に戻ることだけを考えるほかないのだ。
そして苦節数時間--
小野寺さんの卓越した戦闘力と生存優先方針が功を奏し、幾度か危うい場面はあったものの、なんとか39フロアも終盤へと近づいたようだった。
しつこく追いすがるガーゴイルの翼をニアが凍らせ、動きを止めたところでアイシャが射抜く。
たまらず落ちたところを俺と小野寺さんの攻撃でトドメを刺した。
ほっと一息入れていると、ニアが明るい声を上げた。
「あ、階段です!」
ニアが杖で指差した方向には、古びた階段が螺旋状に上のフロアに向かって伸びている。
「た…助かった」
安堵のあまり膝が笑いそうになるのをぐっとこらえ、歩みを早めようとしたその瞬間。
粘っこくまとわりつくような、嫌な視線を感じて振り向いたその先に。
「ヒヒヒ…なんとか、おいついたぜ…」
満身創痍ながら、かろうじてHPバーをわずかに残したアベルがそこにいた。
ルンデスのパーティシステムでは、仲間のHPは近づいて視認するしか手段がない。
てっきりあの乱戦で死んだものと決めつけていたが、相当なしつこさだった。
「ほれ…こいつがお土産だぁ…レアポップなんだから感謝しろよなぁ?」
アベルの背後から、巨大な影がゆらり、と近づいていた。
巨大な鎌を手に、フードを被った典型的な死神の姿を持つその怪物は、リッチ。
確率で相手を即死させる技や、瞬時に移動する空間転移スキルを持つ、超高難易度のボスモンスターだった。
滅多に出現することがなく、倒せば激レアアイテムをドロップするという噂だが、今の状況では迷惑な文字通りの死神以外の何物でもない。
「そういやぁ、あのクソ女はよぉ…最後までお前の名前を呼んでたぜ…バカなやつだ」
アベルはそう言って吐き捨てるように睨んだ。
ニアの想いに打たれたアイリスの行動で、この裏切り計画が狂ったのが恨めしいのだろう。
「ニア…ニア…ってうわ言みたいに呟いて死んでいったよ。あいつが死んだのはお前のせいだな」
自分のことは棚上げに、ニアを傷つけるためだけに吐かれた呪詛の言葉。
けれど、その薄汚い言葉がニアに届くことはない。
「はい、アイリスが死んだのはわたしのせいです。だから、わたしは彼女の分まで生きると決めたんです」
そう言って睨み返すニアの瞳には、涙の代わりに強い意志の輝きが宿っている。
命を賭して友達を守ってくれたアイリスの想いに応える、唯一の道。
それは、生きて大切な人とともに歩むということ。
「所詮データのお前らが人間ぶって…プログラムのくせに…偽物の人形のくせに生意気なんだよぉ!!」
激昂したかのようにアベルが叫んだ。
「誰かを想う気持ちに、本物も偽物もないです。リョウキさんといたいって思うこと、アイリスさんと友達になってよかった、って思うこと。」
そう言ってニアは静かに瞳を閉じる。
その穏やかな表情は、全てを受け入れるような、神聖といってもいいほどの威厳に満ちていた。
「その気持ちが、全部ほんものだってこと…他の誰の保証もいりません。わたし自身が知っていることなんですから」
「…ああ、そして俺もそれを知っている」
そういって俺は剣を抜く。
「俺もだ!」
小野寺さんが微笑み、斧を構えた。
「もちろん、わたしもですよ」
アイシャが微笑し、矢をつがえる。
みんなを見回せば、誰の目にも諦めの色など微塵もない。
ゆっくりと頷き合い、俺は叫んだ。
「…いくぞッ!!」
「おうよ!」「はい!」「了解!」
こうして俺たちは戦い抜く覚悟を決め、難敵リッチと向かい合う。
勝てるかどうかは神のみぞ知るところだ。
よくて可能性は半々というところだろう。
けれど、最後までニアの名を呼んでくれたアイリスの想いを無駄にしないためにも。
幸せになれと、そう励ましてくれた彼女を裏切らないためにも。
「…ここで死ぬわけにはいかない」
リッチとの死闘が、今幕を明けようとしている。
小野寺さんが肩で息をしながら、かろうじて言葉を紡いだ。
「…アイリスのおかげです」
俺たちの想いに応えてくれたアイリスの援護のもと、アベルをかわして必死で駆け抜けた。
小野寺さんたちが追いついてきているか確かめる暇などない。
一足先に敵が出現しなさそうな安全地帯までたどり着いた俺たちは、祈るような気持ちで待っていた。
しかし、さすがは白の騎士団序列第4位とその相棒というべきか。
小野寺さんたちもなんとか窮地を切り抜け、俺たちに合流したのだった。
「アイリス…」
ニアが声を震わせ、大粒の涙をこぼし始めた。
俺は黙ってその肩をそっと抱き寄せる。
ニアは嗚咽を堪えながらも、俺に身体を預けてくれた。
友を喪った悲しみが、少しでも癒えるようにと願いながら、俺はそっとニアの細い体を抱きしめ続ける。
そんな俺たちを、小野寺さんはいつものようにからかうことはせず、ただ穏やかな目で見守ってくれた。
「…これからどうします?10の倍数のフロアではセーブして街にも戻れますから、40フロアまでは頑張るしかないと思いますけど」
「そうだな、この4人で切り抜けるしかない。街へ戻ればアベルたちの代わりも入れられる」
正直、アベルとアイリスが抜けた現状はかなり苦しい。
6人でギリギリだった戦力が、さらに3分の2に低下しているのだ。
小野寺さんとアイシャがいかに猛者といえど、かなりの危ない橋であることは間違いない。
「敵はできるだけ回避するか、逃げるかしよう。俺が先頭、リョウキとニアは真ん中、アイシャは後衛を頼む」
「「わかりました」」「了解しました」
ニアと俺はぴったりとくっついてお互いの死角をカバーしつつ、小野寺さんの援護に徹する。
それでも殺しきれない、躱しきれない敵は、アイシャの的確な狙撃で排除していった。
こそこそと泥棒のように物陰に隠れたり、時に小野寺さんが囮になって釣りだしたりと、なりふり構わず生存優先方針を貫く。
今はとにかく、生き延びて街に戻ることだけを考えるほかないのだ。
そして苦節数時間--
小野寺さんの卓越した戦闘力と生存優先方針が功を奏し、幾度か危うい場面はあったものの、なんとか39フロアも終盤へと近づいたようだった。
しつこく追いすがるガーゴイルの翼をニアが凍らせ、動きを止めたところでアイシャが射抜く。
たまらず落ちたところを俺と小野寺さんの攻撃でトドメを刺した。
ほっと一息入れていると、ニアが明るい声を上げた。
「あ、階段です!」
ニアが杖で指差した方向には、古びた階段が螺旋状に上のフロアに向かって伸びている。
「た…助かった」
安堵のあまり膝が笑いそうになるのをぐっとこらえ、歩みを早めようとしたその瞬間。
粘っこくまとわりつくような、嫌な視線を感じて振り向いたその先に。
「ヒヒヒ…なんとか、おいついたぜ…」
満身創痍ながら、かろうじてHPバーをわずかに残したアベルがそこにいた。
ルンデスのパーティシステムでは、仲間のHPは近づいて視認するしか手段がない。
てっきりあの乱戦で死んだものと決めつけていたが、相当なしつこさだった。
「ほれ…こいつがお土産だぁ…レアポップなんだから感謝しろよなぁ?」
アベルの背後から、巨大な影がゆらり、と近づいていた。
巨大な鎌を手に、フードを被った典型的な死神の姿を持つその怪物は、リッチ。
確率で相手を即死させる技や、瞬時に移動する空間転移スキルを持つ、超高難易度のボスモンスターだった。
滅多に出現することがなく、倒せば激レアアイテムをドロップするという噂だが、今の状況では迷惑な文字通りの死神以外の何物でもない。
「そういやぁ、あのクソ女はよぉ…最後までお前の名前を呼んでたぜ…バカなやつだ」
アベルはそう言って吐き捨てるように睨んだ。
ニアの想いに打たれたアイリスの行動で、この裏切り計画が狂ったのが恨めしいのだろう。
「ニア…ニア…ってうわ言みたいに呟いて死んでいったよ。あいつが死んだのはお前のせいだな」
自分のことは棚上げに、ニアを傷つけるためだけに吐かれた呪詛の言葉。
けれど、その薄汚い言葉がニアに届くことはない。
「はい、アイリスが死んだのはわたしのせいです。だから、わたしは彼女の分まで生きると決めたんです」
そう言って睨み返すニアの瞳には、涙の代わりに強い意志の輝きが宿っている。
命を賭して友達を守ってくれたアイリスの想いに応える、唯一の道。
それは、生きて大切な人とともに歩むということ。
「所詮データのお前らが人間ぶって…プログラムのくせに…偽物の人形のくせに生意気なんだよぉ!!」
激昂したかのようにアベルが叫んだ。
「誰かを想う気持ちに、本物も偽物もないです。リョウキさんといたいって思うこと、アイリスさんと友達になってよかった、って思うこと。」
そう言ってニアは静かに瞳を閉じる。
その穏やかな表情は、全てを受け入れるような、神聖といってもいいほどの威厳に満ちていた。
「その気持ちが、全部ほんものだってこと…他の誰の保証もいりません。わたし自身が知っていることなんですから」
「…ああ、そして俺もそれを知っている」
そういって俺は剣を抜く。
「俺もだ!」
小野寺さんが微笑み、斧を構えた。
「もちろん、わたしもですよ」
アイシャが微笑し、矢をつがえる。
みんなを見回せば、誰の目にも諦めの色など微塵もない。
ゆっくりと頷き合い、俺は叫んだ。
「…いくぞッ!!」
「おうよ!」「はい!」「了解!」
こうして俺たちは戦い抜く覚悟を決め、難敵リッチと向かい合う。
勝てるかどうかは神のみぞ知るところだ。
よくて可能性は半々というところだろう。
けれど、最後までニアの名を呼んでくれたアイリスの想いを無駄にしないためにも。
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