タネツケ世界統一 下品な名前で呼ばれてるけど、俺、世界を救うみたいです

進常椀富

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第一章 異世界のアルコータス

ドリフティング・ウェポン

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 アームズファンタズマの三階、雑然とした魔法物品売り場のカウンターで、俺たちアルバのメンバーは、十歳ほどに見える少女を囲んで突っ立っていた。
 少女の名前はペルチオーネ。
 輝くようなプラチナブロンドに、非生物的なまでに青が濃い瞳。
 銀と黒のワンピースに身を包み、ウサミミリボンを揺らして、もらったあめ玉を頬張っている。
 よくわからないが、彼女はエクステンション・ソードリングだという。
 ペルチオーネはあめ玉をガリガリとかじりながら、俺たちの顔を見回した。
 ナムリッドが腰をかがめ、目の高さをペルチオーネに合わせてから言った。
「わたし、本物のソードリングって初めて見たー。かわいいー! ほっぺた触ってもいい?」
 ナムリッドの指先が伸びると、ペルチオーネは眉をつりあげ、口からあめ玉の欠片を吹き出しながら怒った。
「ちょっと! そんなガサガサした手で触らないでっ!」
 ナムリッドは弾かれたように身を起こす。
「が、ガサガサじゃないもん、まだっ!」
 ヒサメが含み笑いを漏らした。
「フフフ、ナムリッドも一本取られたな」
 そのヒサメに向かって、ペルチオーネがあごを上げて言う。
「おばさんの目って、性的異常者の目つきよね。それ以上近寄らないで」
「おば……」
 珍しくヒサメが絶句し、剣呑に目を細める。
 今度はクラウパーがご機嫌取りにチャレンジした。
「同性がみんな敵に見える年頃なんだな。かわいいもんじゃないか」
 ペルチオーネは容赦しない。
「お兄ちゃん、イカくさぁ~い。ホモでしょ? 変態は近寄るなって言ってるでしょ」
「……コイツ、思いのほか攻撃的だな……」
 クラウパーも撃沈した。
 次はマトイが握手を求めて手を伸ばし、毅然とした態度で話しかけた。
「アタシ、あなたのマスターのカノジョ。よろしくね、ペルチオーネちゃん!」
「ああ、その他大勢の人ね、覚えておくわ、三分くらいは」
 その答えを聞くと、マトイはガリアンズクロークを引っ張って、俺に文句をつけてきた。
「ちょっと、タネツケ! この子のしつけはどうなってるのっ!?」
「い、いや、俺に言われても……」
「フン、本質が武器なんだから、強いものにしか興味ないのさ。 な!」
 同意を求めて、アデーレがペルチオーネに向かって胸を反らす。
 ペルチオーネは何も聞こえなかったように、空の袋をベクターさんに差し出して言った。
「もっと」
「あめ玉はもうないが、クッキーも好きじゃろう?」
「うんっ!」
 ベクターさんからクッキーの袋を受け取り、ペルチオーネはほくほく顔だ。
 アデーレが鎧を鳴らして肩を怒らせる。
「無視かよっ!」
 ペルチオーネはその声さえ無視した。
 俺に身体をすり寄せ、クッキーを一枚差し出してくる。
「これ、おいしいよ。マスターもどう?」
「い、いや。ありがとう、ペルチオーネ。でも今はいいよ……」
 怒りの沈黙に囲まれながら、俺はなんとか言った。
「……そろそろ誰か、ソードリングってものの解説を頼む……」

 ☆☆☆
 
 ベクターさんが教えてくれた。
『力と鍛錬の次元』で創造された武器、『ドリフティング・ウェポン』の知性と人格を担うのが『エクステンション・ソードリング』なのだという。
 意味的にはウェポンリングと呼んだほうが正確なのだが、力と鍛錬の次元から放出される武具のほとんどが剣だったので、ソードリングという呼び名で定着した。
 実体を持った存在であり、必要があるまで、または気分が乗るまでは、武器に伴った隣接空間に潜んでいるらしい。
 自由奔放に見えて、その行動には様々な制約があるという。
 長年行動を共にしても、その制約のすべてが明かされることはまず無い。
 自らが認めた持ち主、マスターの意向に沿ってドリフティング・ウェポンの力を制御するのが、ソードリングたちの仕事だった。
 ドリフティング・ウェポンとは、異次元で制作された魔法の武器だ。
 力と鍛錬の次元にいるといわれる製作者たちは、己の腕前を試してみるために、創造した武具を他の世界へ放出し、活動を見守るのだという。
 名前通り、異なる世界のあいだを『漂流する武器』なのだった。
 その力はもちろん強力だ。
 そのはずなのだが、俺はずいぶんと簡単に手に入れてしまった。
 聞いてて、ここが疑問だ。
 ドリフティング・ウェポンのような、コンパクトで強力な武器は、この世界ではまだ作れないという。
「この世界で、ドリフティング・ウェポンのような武器を目指して作られたものの中で最高クラスのものが、ギルティープレジャーのような魔道剣じゃ。おぬしも知っておろうが、まだ人格を持つまでには遠く至っておらぬ」
 そう言ってベクターさんは話を締めくくった。
 とりあえず、俺は素直に感心してみせた。
「よくわからないけど、ペルチオーネってすごいんだな」
「えっへんっ!」
 平らな胸を張るペルチオーネへ、俺はさっきの疑問を聞いてみた。
「そんなにすごいペルチオーネの持ち主を、俺はどうして簡単に倒せたんだ? 顔も知らないくらいだぞ?」
 ペルチオーネはぷいっと顔をそむけて、無邪気に言った。
「だって、あんなおじさん、運び屋ぐらいにしか思ってなかったもーん。あたち、顔も見せてないし」
 その意味が俺たちに浸透するまで、少し時間がかかった。
 マトイがためらいがちに口を開く。
「それって……」
 ナムリッドが声を大きくして続く。
「この子に気に入られないと武器が力を発揮しないってこと?!」
 ベクターんさんが、毛糸のキャップを取って頭をかいた。
「これほど気ままなドリフティング・ウェポンは初めてじゃわい……」
「あたち、安い女じゃないって言ってるでしょ」
 ペルチオーネは頬を膨らませる。
 ……。
 エライもんを拾ってしまった……。
「でも今のマスターは好きーっ! あたち、惚れたら尽くす女だからーっ!」
 そう言ってペルチオーネは、俺の腰に抱きついてきた。
 急に愛想を尽かされてはたまらないので、あとのために聞いてみる。
「たとえば、俺のどんなところが気に入ったんだ、ペルチオーネ……?」
 俺を見上げる青い瞳がキラリと輝いた。
「波乱と混沌の匂いがするところーっ!」
「は、波乱と混沌ね……」
 そこまで言って言葉が続けられない。
 顔がひきつるのを感じた。
 俺の横で、クラウパーが腕組みしながら言った。
「タネツケっておとなしい性格だとは思うけどさー、おまえといると、確かに波乱が巻き起こるよな」
 アデーレも口を開いた。
「最後は勝つってくらいに強いしな」
 ナムリッドが続く。
「魔法の使い方はうまいし……」
 ヒサメも言った。
「精力絶倫」
 マトイが口を尖らせる。
「……そして女の子にはだらしないっ!」
 最後にベクターさんがニヤリと笑った。
「地味な顔して、まさしく混沌の担い手じゃの、おぬしは」 
「そんなマスターがだいすきーっ!」
 と、ペルチオーネはさらにぎゅっと抱きついてきた。
「見た目は混沌と程遠い、綺麗な剣なのになー……」
 俺は言いながら、手に持っていた魔剣を何気なく引き抜いた。
 その瞬間、「ひゃんっ!」と一声上げてペルチオーネが消えた。
 俺たちは驚いて周囲を見回す。
 見つからない。
 俺の手の中では、魔剣の腹に彫ってある文字が明滅し、何かを訴えるように鈴の音が鳴り続けた。
 ベクターさんが言う。
「タネツケ、剣を鞘に納めてみろ」
 俺は言われた通りにした。
 すると消えたとき同様、忽然とペルチオーネが姿を現す。
「前触れもなく抜かないでっ! あたち乙女なのよっ! 心の準備をさせてっ!」
 ペルチオーネは真っ赤になって怒った。
 どうも、彼女にとってひどく恥ずかしいことだったらしい。
「ごめん、ごめん、知らなかったんだよ」
 俺が謝る後ろで、ヒサメが呟く。
「そうか、コイツが邪魔なときは剣を引き抜いておけばいいんだな」
「なるほど」「よかった」などと女性陣が同意する。
 まあいろいろ秘め事などもあるだろうし。
 俺にとっても一安心だ。
「なによ、あなたたち! あたちのことを気安く抜くなんて許されると思ってるのっ?!」
 ペルチオーネが食ってかかる。
 俺は無言で剣を引き抜いた。
「ひゃんっ!」と、悲鳴を上げてペルチオーネが消える。
 一秒ほど待って、再び剣を鞘に収めると、ペルチオーネも姿を現す。
 ペルチオーネはさらに顔を赤くして、涙目で抗議してきた。
「もうっ、なんてことするのっ?! マスターのえっち!」
「なにがえっちかはわからないが、これからはみんなと仲良くするんだぞ、ペルチオーネ?」
 ペルチオーネは不満顔で俺の顔を見つめたあと、諦めたらしい。
 やる気のない表情で顔の横にピースを作り、
「エクステンション・ソードリング、ペルチオーネでーす。みなさん仲良くしましょうねー」
 と、ここまで言わせることができた。
 アルバのメンツからは溜息が漏れる。
 俺は剣を腰につるしながら考えた。
 この魔剣をコントロールする術を求めてここへ来たのだが。
 かえって「魔剣ペルチオーネ」が、御し難いものだと思い知らされるばかりだった。
 けっきょく、どんな力を持っているのか、わかっていない……。
  
  ☆☆☆
 
 ペルチオーネは元いた空間に引っ込むことなく、俺たちと歩いて帰ることになった。
 露天のアイスなどをねだりながら、俺に寄り添って歩く。
 一気に子持ちになったような気分だ。
 ペルチオーネの容姿はただでさえ、人目を引く。
 俺たちみたいな集団の中にいれば、なおさらだ。
 多くの好奇の目が向けられた。
 中には目を丸くし、口を押さえるような人までいた。
 俺のことを知っている人かもしれない。
 果たしてなにを思ったのか……。
 救国の英雄タネツケに隠し子発覚! 
 それなら、まだマシだが……。
 ペルチオーネぐらいの年頃が俺の好みだと誤解されると、いろいろマズイような気がする。
 本部へ帰り着くと、子供を連れ帰った俺たちを見て、トゥリーが腰を抜かしかけた。
 出会い頭にペルチオーネが、
「おじちゃん、お口くさぁ~い」などと鼻をつまむので、トゥリーへの印象も最悪になった。
 トゥリーは
「なんてガキだ……」と肩をすくめただけだが、けっこう内心気にしているかもしれない。
 団長が意外なほど喜んだ。
「これがソードリングか!」「かわいい子だ!」「マトイの小さいころを思い出す!」
 などと、ペルチオーネを抱き上げたり、頭を撫でたり。
 ペルチオーネはもちろん嫌がって悪態をついていたものの、団長は気にしない。
 次第に、ペルチオーネもまんざらじゃない様子になっていった。
 さすが、子育てをしてきた男は違う。
 なにかと世話を焼いてくれるイリアンは、最初から気に入ったようだ。
 悪態をつくこともなく、「お姉ちゃんありがとう!」などと笑顔を向ける。
 いらないだろうとは思うのだが、ペルチオーネは俺たち一緒に食事をした。
 食事の席上で協議した結果、部屋の空きがないので、ペルチオーネも俺の部屋に住むことになった。
 見た目は年頃だけども、人間ではないから問題ないだろうとの結論だ。
 というか、みんな容姿に騙されて忘れている。
 コイツは剣の中へ出たり入ったり、本来は自在なはずだ。
 シャワーを浴びて自室へ戻ると、ペルチオーネがベッドに腰かけてタブレット端末をいじっていた。
 本体である剣のほうも、俺の部屋で保管することになっている。
 俺は声をかけた。
「どうしたんだそれ?」
「ヒサメお姉さまが貸してくれたの」
 ペルチオーネは、タブレット端末を夢中でいじりながら答える。
 ヒサメお姉さまときたか……。
 ヒサメはペルチオーネを懐柔するのに成功したらしい。
「俺、そろそろ寝ようと思うんだけど。このアルバって朝が早いから……」
「あ、はーい」
 ペルチオーネは立ち上がり、机の上に端末を置くと、くるりと一回転する。
 銀と黒のワンピースが、黒地に銀の水玉パジャマに変化した。
 俺は驚いて言う。
「いや、そうじゃなくて……」
 ペルチオーネはきょとんとした顔で聞いてきた。
「だって、マスター寝るんでしょ?」
「ああ」
「じゃ、あたちも寝る」
「そうか」
 ちょっと沈黙したあと、俺は指摘した。
「なにも狭いベッドで寝なくても、おまえは剣に戻ったほうが快適に休めるんじゃないか?」
「でも、マスター寝るんでしょ?」
「ああ」
「じゃ、あたちも寝る」
「……そこまで言うなら、ま、いいか」
 俺は軽く溜息をついてベッドに入った。
 横にペルチオーネが潜り込んでくる。
 体温が高く、弾けるような柔らかさで心地いい。
「じゃ、おやすみ、ペルチオーネ」
「おやすみなさい、マスター」
 そう言うなり、ペルチオーネは寝息を立て始めた。
 本当に眠っているのだろうか?
 だが、大して気にすることもなく、俺もすぐ眠りに落ちた。
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