タネツケ世界統一 下品な名前で呼ばれてるけど、俺、世界を救うみたいです

進常椀富

文字の大きさ
41 / 94
第一章 異世界のアルコータス

アルバ対ザッカラント

しおりを挟む
 図書館の受付ロビーで、俺とザッカラントは対峙した。
 強力な結界が張られていて、俺たちに逃げ場はない。
 ザッカラントは黒と緑の全身鎧に身を包み、右腕から光の刃を出している。
 俺はいつものシャツに革ズボン、衝撃を吸収するガリアンズ・クローク。
 そして右手にはドリフティングウェポン・ペルチオーネがあった。
 ペルチオーネの刀身から広がる『対物質粒子』のおかげで、俺のほうがだいぶリーチに勝っている。
 現状とこの前の戦い。
 二度の対戦で気づいたことがある。
 戦士のタイプとして、ザッカラントは『防御型』で、俺のほうは『攻撃型』であるらしかった。
 自ら望んでそうなっているのかはしらない。
 俺に関して言えば、偶然の連なりの結果だった。
 己を知ることは重要だ。
 俺が『攻撃型』だというのなら、自分の特性を活かすために……。
 俺からッ!
 攻めるしかないッ!!
「行くぞっ!」
 俺はペルチオーネを掲げて斬りかかっていった。
「ガキめ!」
 ザッカラントは吠えながら、俺の一撃を弾く。
 俺は怯まず連撃を加えた。
 剣術なんて知らない。
 身体の命じるままに、ペルチオーネの導くままに剣を振るう。
 ペルチオーネから流れ込んでくる力が快い。
 燃えるような闘志が湧いてくる。
 上下左右に剣を打ち込む。
 有効打は与えられないものの、ザッカラントは守勢だ。
 だが、左腕に抱えた本を手放さない。
 まだ余裕があるのか、それほど大事な本なのか。
 ここは攻めどころだ。
 俺は剣を繰り出すスピードをアップした。
「うぉおおおおおッ!」
 口では叫び、頭では冷静に。
 光の刃と光の刃がぶつかって火花が散り、甲高い音が響き渡る。
 右からの一撃で、ザッカラントがバランスを崩した。
 後ろに下がって体勢を立て直そうとする。
 もちろん俺は、いっそう激しく追撃した。
 ザッカラントは姿勢を正しきれず、じりじりと後退する。
 と、ザッカラント下がる場所がなくなった。
 背中が図書館の出入口にくっつく。
 結界が張ってあるため、扉を開けることもできない。
 追い詰めたッ!
 とうとう、勝負がつくッ!
 ここで余裕を見せたら、どんな手を使われるかわからない。
 トドメを刺すッ!
「ぬぉおおおおッ!」
 俺はペルチオーネを引き、気合とともに突き込んだ。
 その瞬間、ザッカラントの姿が消える。
 ペルチオーネの刀身は、図書館の扉に切り込むことになった。
 目の前で空間がたわみ、破裂する。
 どうも結界を壊してしまったらしい。
 戸惑っている暇はなかった。
 ペルチオーネからの警告が飛ぶ。
『下よ!』
 俺は反射的に後ろへ跳んだ。
 俺の両足があった場所を、ザッカラントの光の刃がなぎ払う。
 ザッカラントは床板の上、影の中から半身を現していた。
 自分の影の中に身を潜めることができるらしい。
『危なかった。空間防御の内側よ』
 ペルチオーネの声と同時に、ザッカラントも影から抜けだして言った。
「結界の破壊、ご苦労。こいつは褒美だ」
 光の刃を消して、右腕を向けてくる。
 俺は右へ飛び退いた。
 ザッカラントの破壊弾が連射され、周囲の壁や天井を破壊する。
 ダメージはペルチオーネの障壁が防いでくれたが、俺は衝撃で弾かれる。
 俺との距離ができると、ザッカラントは悠然と扉を開いた。
「奥の手はとっておくものだ、カス」
「待て!」
「フン」
 ザッカラントは外へ歩み出た。
 そこへ、右から鈍器が振り下ろされる。
 トゲつき鉄球。
 アデーレのモーニングスターだった。
 モーニングスターの鉄球は、ザッカラントの肩をとらえた。
 しかし、効かなかった。
 ザッカラントは少し肩を震わせただけだ。
 襲ってきた腕をとらえ、右腕一本で鎧の人間を放り投げてしまった。
 確かにアデーレの鎧が見えた。
 次はクラウパーが踊り出て、ウォーハンマーを振るった。
 ウォーハンマーの重い打撃も効かなかった。
 ザッカラントは攻撃を受けるのと同時に、前蹴りを放っていた。
 クラウパーの胸甲が大きく凹み、鎧姿が宙を舞う。
 てんで相手にされてなかった。
 アデーレのときと同様、路上に転がる派手な音が聞こえた。
 俺は立ち上がり、ザッカラントへ向かう。
 そこへ、外から団長の声が聞こえた。
「キサマがザッカラントか! アルコータスからは出さん!」
「口だけの年寄りめ」
 ザッカラントが走りだす。
 後を追って、俺も外へ出た。
 パンツにぼろけたガリアンズ・クロークをまとい、ガントレットを身につけた団長が立っていた。
 うなりをあげるギルティープレジャーを振るって、ザッカラントの光の刃と切り結ぶ。
 周囲を見回すと、道路の上でクラウパーがのびていた。
 その隣にはアデーレが膝立ちになっているが、武器も持てず、身動きできない様子だった。
 少し離れたところには、浴衣姿のヒサメとパジャマのマトイもいた。
 それぞれの武器を構え、ザッカラントを射撃するチャンスを探っている。
 いないのはトゥリーだけだ。
 ギルティープレジャーが、フルパワーの唸りをあげている。
 団長とザッカラントは激しく位置を入れかえ、防御に攻撃にと剣を振るっている。
 ザッカラントの動きは、さっきまでとは別人みたいに切れがある。
 だが、そこに俺が加われば、こっちが勝つ可能性は高い。
 戦いの場へ足を向けると、ペルチオーネが言った。
『気をつけて。デストロイヤーを至近距離で食らったら、マスターでも終わりよ』
 ザッカラントの破壊弾は『デストロイヤー
』というのか。
 ペルチオーネを持っていても無敵とはいかないようだ。
 それくらいのリスク、承知の上。
 俺は突っ込んだ。
 ザッカラントの背後へ達し、ペルチオーネを振り上げる。
 ザッカラントが顔をこちらへ向ける。
 もう遅いッ!
 ペルチオーネの対物質粒子は、ザッカラントの背中を捉えた。
 デーモンメイルの装甲が裂け、緑色の液体が吹き出した。
 しかし、感触は浅い。
 一撃必殺とはいかなかった。
 ザッカラントの身体に届いているかも怪しい。
 ザッカラントは打撃の衝撃を使って路上を転がり、追撃を避けた。
 俺たちの距離が開いたところへ、ヒサメの矢とマトイの銃弾が襲いかかった。
 両方とも命中したが、ザッカラントはびくともしない。
 通常兵器では歯がたたないようだ。
 ペルチオーネやギルティープレジャーのような力が必要だ。
 俺と団長は、膝立ちのザッカラントへ向き直った。
 勝負をつけるために、ゆっくりと近づいていく。
 ザッカラントがにやりと笑った。
 なにかくる!
 身構えたとき、閃光が弾け、強烈な破裂音が耳をつんざいた。
 視力が奪われ、耳鳴りのせいで、身体がよろめく。
 魔法だろうが、フラッシュグレネードのようなものだった。
 昔、テレビで使っているところを見たことがあったが、こんなに効果的なものだとは思わなかった。
 視力を取り戻したとき、まだらになった視界の中では、ザッカラントが影のドラゴンに乗って上昇してくところだった。
 あのドラゴンは不死身か、それとも何匹もいるのか。
 どのみち、ここまで距離が開いたら、戦いは終わりだった。
 ザッカラントの姿を目で追いながら、団長がつぶやく。
「やられたな……。アルバがそろっていても……」
「はい……」
 俺は力なく答えた。
 逃してしまった悔しさ一割。
 残りの九割は、目の前から去ってくれた安堵だった。
 そのせいで、覚えたて魔法『ヘルバウンド・エクス』の追撃を食らわす機会を逃していた。
『それじゃ、ちょっとお休みするから』
 ペルチオーネの声が聞えると、剣の光が消えた。
 団長が口を開く。
「ナムリッドはどこだ?」
「図書館のロビーで力を使い果たして気を失ってますが、無事です。ただ、受付のメイドさんが首を切られて……」
「死んだのか……?」
「それが、どうやら生きているみたいです。早く手当てしないと」
「そうか。夜の種族のことはよくわからん。だが、長ももうこっちに着くだろう」
 クラウパーが咳き込み、うめきを漏らした。
「いってぇ~……」
 俺と団長は様子を伺いにいく。
 俺は声をかけた。
「無事なようだな。さすがは鉄の男」
 クラウパーは苦しそうに答える。
「無事じゃねぇよ。肋骨が折れてる……」
 俺は膝をつき、アデーレに肩を貸して聞く。
「アデーレはどうしたんだ? 元気がないぞ」
 アデーレは立ち上がりながら、短く答える。
「肩が外れた」
 団長とヒサメとマトイがクラウパーの鎧を外しにかかる。
 団長が言った。
「命に別状がないのも、日頃の鍛錬の成果だ」
 クラウパーの肩当てを外しながら、マトイが頬をふくらませる。
「ザッカラントずるい! 銃弾が効かないなんて!」
 それを言ったら、こちらも相応のズルさだったが。
 道路の端にアルバのポンコツトラックが停めてある。
 アデーレに肩を貸して、そちらへ連れていく。
 俺は疑問だったことを尋ねた。
「おまえたち、よく鎧姿で来られたな。他のみんなは寝間着じゃないか」
「わたしとクラウパーは鎧をつけて訓練センターにいたんだ。昼間のうちは鍛錬できなかったからな。そこへペルチオーネからトークタグに連絡が入った」
「へー、ペルチオーネはそんな真似もできるのか。あいつ、トークタグを持ってないどころか、実体を出してさえいなかったのに」
「器用だが世話の焼ける守り神がついたな」
 そう言って、アデーレは軽く笑った。
 彼女に手を貸してトラックの荷台に座らせる。
「すぐ医者に連れていく。もう少しの我慢だ」
 そこへバイクのモーター音が届き、トゥリーの声がした。
「こりゃ、遅刻しちまったかな」
 団長が答える。
「気にするな。我々は夜には慣れてないからな」
 トゥリーはシャツにズボンという軽装で、予備のものらしい一振りの剣を携えていた。
 間に合っていたところで、あの装備では通用しなかっただろう。
 さらに黒塗りの乗用車がやってきて、タイヤを鳴らして停まった。
 前部席から二人に銀髪メイドさんが降りてきて、後部のドアを開ける。
 やはり銀髪を高くアップした背の高い女が、出てきた。
 目は金色で、大胆なスリットの入った青く輝くドレスを着ている。
 団長が言った。
「夜の種族の長、ジャンベールだ」
 ジャンベールはお供を従えて近づいてきて、顔を上げながら団長に聞いた。
「なにがあったの?」
 俺が答えた。
「ザッカラントに本を一冊盗まれました。そのさいに、メイドさんが首を切られて……」
「そう……、なんとかするわ」
 ジャンベールたちが図書館の中へ入っていく。
 ナムリッドのこともあるので、俺も続く。
 ナムリッドは閲覧室へ続くドアの前に倒れていた。
 駆け寄って抱き起こし、身体を揺する。
「ナムリッド、もう終わったぞ。起きてくれ」
「うう~ん……?」
 気がついた。
「もうすぐ人がたくさん出てくる。ここをどいておかないと」
 俺はナムリッドをお姫様だっこして立ち上がった。
 受付カウンターの前ではジャンベールがメイドさんの髪をつかみ、生首を目の高さまで持ち上げていた。
「あらあら、ブザマちゃんね、シャルロッテ……?」
 メイドさんの生首が答える。
「力が及びませんでした。申しわけありません」
「まあ、お客さまに被害がなければそれでいいわ。すぐに治してあげる」
 メイドさんの名前はシャルロッテか。
 俺の腕の中で、ナムリッドが身動ぎして言った。
「もう立てるから、下ろして」
 ナムリッドを下ろしたところへ、ヒサメとトゥリーがやってきた。
 ナムリッドは二人に支えられて外へ向かう。
 俺はなにか話しておくべきことがあるかと、ジャンベールのほうを向いた。
 金色の瞳がこっちを見る。
「そこのアナタ……」
「はい」
 俺は返事して近づく。
「これ、持ってて」と、シャルロッテの首が突き出された。
 なんで俺が。
 お供のメイドさんもいるのに!
 しかし文句を言うのもシャルロッテに失礼だったので、俺は彼女の首を抱きとめた。
 俺の腕の中でシャルロッテは目をそらし、頬を赤らめた。
「お恥ずかしい。こんなはしたない姿で、お抱かれしてしまうなんて……」
 余裕あるな……。
 こっちも負けていられない。
 俺はシャルロッテの銀髪をなでながら言った。
「気にするなって。こっちも可愛いメイドさんの生首を抱っこする機会なんてそうそうないからな」
「少し休みます」
 シャルロッテは唇を微笑みの形にすると、目を閉じた。
 ジャンベールとメイドさんたちがドアのロックを解除していた。
 中から人がどっと溢れてくる。
 人々は口々に文句を放ったが、この受付ロビーの惨状とシャルロッテの生首を確認すると、みな口をつぐんだ。
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。 しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。 彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。 一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

処理中です...