依存の魔法使い

豚骨

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第1章 奇跡の始まり

道中1

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さあ家を出て30分程経ちました。
まだ町から出れてません。

・・・なんでやねん。

おっとついつい関西弁が出ちまった。
私は関西弁使わない地方だったんですけど。

まぁ馬車が進まない理由は簡単なんですけどね。
馬車を買いたい貴族連中が群がってるんですよねぇー。
貴族を無視する訳にもいかないし、そもそもが基本的に良い人達だから尚更扱いに困るんですよ。

両親達なら巧く捌くんですけど、まだまだ未熟な私には無理、・・っていうか12才の私に頼みに来るのはどうなんですかね?

あ、やっと門が見えてきた。
ふぅ、お近づきの印で馬車が更にギュウギュウですよ。
幾つかはお菓子だったのでミズリにあげちゃいましたけど
(ありがとう御座います坊ちゃん。でも肥っちゃいますねぇ。)
って言いながらの満面の笑みは笑っちゃいました。

「あ、門番さんご苦労さまです。良かったらさっき貰ったポーション飲みますか?」

私からの差し入れに微笑みながらも受け取ったポーションは横においている。
何か混入されているかも知れない為、正しい行動だ。
ああ有難う、後で頂くよ。とは言ってくれたが多分鑑定系のスキル持ちに回されるんだろうな。
まあ何か入っている事は無い筈だ。
ミズリは鑑定系のスキル持ちに習って鑑定の魔法を使えるから受け取ったお近づきの印は全て鑑定していると思う。
・・・改めて考えたら
普通は習得出来ない筈なんだけど、ミズリ何でも有りだな。

さあ久しぶりの町の外だ、テンション上げていこう。

今日は中間地点にある村に1泊するんだったな。あそこの宿は飯が旨いんだってドワーフ達が言ってたから期待してるんだ。
あと、道中で魔物とか出ないかな?
この辺の魔物は弱い筈だから守護ギルドの方達に瞬殺されるだろうけど今後の為にも戦闘風景が見てみたい。
盗賊は勘弁だけどね。依頼者は確実に逃がす体制を整えてるとの事だが、守護ギルドの方も無敵では無いから盗賊に殺傷される事が有るらしい。
今見える範囲ではギルドから10名程度派遣されてるけど実際は後方支援として、もっと付いてきてるとの事だ。
襲撃を受けた際に即座に応援を送る為らしいが、実際に何名で護衛するかは依頼者にすら秘匿するという事だ。
即座に応援という事からスキル持ちが敵に把握出来ない方法で見張ってる可能性も高いと思ってる。
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