依存の魔法使い

豚骨

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第2章 報復

魔法使いの末路 2

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さて、驚く事に魔法使いは逃げ回り既に5日間過ぎてます。

「冒険者としては優秀何だろうなぁ~。」

ミズリがその言葉に頷きながら返答する。

『流石にそろそろ終わりそうですけどね』

「だなぁ。非常事用に取っといた携帯食すら食べ切ったみたいだから、そろそろ無理でしょうねぇ。」

そう魔法使いはカマルオズに追われる様に成ってからまともに食事が取れなく成っている。
カマルオズに相対した瞬間敵わないと判断して逃げ出したのは流石だと思うが基本カマルオズも肉食である。
バリシャルを捕食するし、魔法使いが倒した分も横取りされるのだ。

魔法使いは暫く野草や木の実等しか口に入れていない。
因みに水はどうしてるかと思ったら植物から採取している様だ、やっぱり無駄に冒険者としては優秀だなあいつ。
ほとんど地球の植物なのに良くやるよ。
・・まぁ、毒性の有る植物はこの隔離空間に必要ないから自生させてないからだろうけど。

必要なら追加できるし。この島の野草を全部毒草に変える事も・・・あからさますぎますねぇ。


その翌日、遂に魔法使いがカマルオズに突進された。

跳ね飛ばされた魔法使いの腕からは血が滴っている。
しかし、腕を犠牲にしながらも魔法を詠唱し続けている様だ、大木に向かって走ると自分に向けて突風を叩きつけて跳躍した後、必死で上の方の枝に登って身体を破けた服で結び固定した。

成る程、確かにカマルオズを倒せはしないが、そのカマルオズが倒せそうにない大木の上に逃げれば助かるだろう。
カマルオズの足は短いから木には登れない。

しかし更に追い詰められた事には変わりない。
大木は並んで生えてる訳では無く、枝を伝って逃げる事は出来ない。
更に自身は傷を負い体力的にも余り持たないだろう。
これまでの活動で此処が島で泳いで移動出来る距離に陸が見えない事は確認済みの様だ。

何を希望にしているのかは分からないが、愛した男でも待っているのかねぇ?

だとしたら滑稽だな。
待ってる男は既に新たなパーティーを結成して活動していると言うのに。

盾職の彼は私の陣営に引き込んでいる。まぁその話は後にしよう。

つまりパーティーリーダーの男は盾職と魔法使いが急に連絡が付かなく成った訳だ。
その関係性から何も言わずに脱退若しくは死亡してしまったと判断するのは妥当だと思う。

更に言うなら、その前には私の嫁のクイースと言う前衛も居なくなって居る。

そして当然だが、彼も食べていかなくては成らない訳で、新たなパーティーメンバーを募集してパーティーを結成するのは必然だった。
因みにリーとラーは残って居る。

・・・新たなメンバーは当たり前の様に全員が女性なのだが、うん。ハーレムかな?

・・・私も言える立場では無いですがねぇ。
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