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第2章 報復
ライの転機 2
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相手の言った事を吟味する。治せるとはどういう事だ?母さんの病気は神様クラスじゃ無いと治せない筈だ。
『・・何?何処かの神様の知り合いなのか?』
「いえいえ、私自身のスキルです。」
『俺の母親は魔漏症だぞ?お前に治せ「あ、前に治した魔障症と病名が似てますねぇ、・・聞いた病名から判断するなら恐らく問題なく治せる病気ですね。」・・・何?』
「私達が治した魔障症は魔力と呼んでる力が身体から急激に枯渇した為に発症した病気でした。魔力が無くなり身体に障るから魔障症なんだと思います。
それなら魔漏症は恐らく身体の維持に必要量の魔力が供給出来てない状態でしょう。」
『そんな事、聞いたことが無いぞ!』
「まぁ、あくまでも予想ですけどねぇ。ただ、魔障症を治した時に思ってたんですが、病気の名前が的確なんですよねぇ。多分ですが医者も、どういう状態かは分かってるんじゃ無いですかね?対応策が無いだけで。・・まあ、後は神様から病名を教えられた可能性も有りますね。」
そんな事を平然と言う少年に冷静さを無くしかけて、つかみ掛かろうかと思ったが、冒険者としての勘からか体は金縛りに掛かった様に動かなかった。
本当にコイツは何なんだ?どんな力を持っている?
『・・そう言えば母さんから話を聞いた医者は直ぐに魔漏症だと診断していたな。当初こそ重い病気だとは言わなかったが。』
「ああ、思ってる通りならポーションや回復スキルで定期的に魔力を補充してあげれば症状は出ないでしょうからねぇ。最初はそれで良かったんじゃ無いですかね?」
『・・・だがそれなら何故今はあんなに酷い症状が出てるんだ?今でもポーションや回復スキルなら治療に使ってるんだぞ。』
「そうですねぇ、症状としては身体から魔力が漏れてる状態だと思うんですが、ポーションや回復スキルで補充するよりも漏れる量が増えてしまったんじゃ無いですかね?だから常に魔力が枯渇した状態に成っているのでは?」
『そんなの全てが憶測に過ぎないじゃ無いか!』
「ええ、ですから私に1度お母様を診せて下さい。治す条件とかも有りますし。お話しをし無ければ成りませんから。」
『条件?』
「ええ、まさか私たちが無報酬で治療をすると?」
『・・・だが俺には払う金が無い。』
「ですから条件なんですよ。」
『・・奴隷か?』
「心配し無くてもお母様に手を出す気はないですよ。まぁ、治療した場合。治療代としてと言うよりは、秘密を守る為に、お二人には奴隷には成って貰う必要が有るんですよねぇ。私は毎日ひたすら他者を治療するだけの人生を送る事を良しとする、お医者様の様な高潔な精神は持ち合わせて無いですからねぇ。」
『・・そういう事か。だがそれなら何故俺の母さんを助けようとする?アンタには利が無いだろう?』
「まあ、成り行きかな?そんなに深い理由が有るわけじゃ無いんですよねぇ。ただ事情をウッカリ知ってしまって、助けれる力が有って、気が向いた。それだけなんですよねぇ。」
『・・・解った。どちらにせよ他に治療法が無いんだアンタに頼むしか無いのは理解したよ。俺だって馬鹿じゃ無いんだ、神様に助けて貰える可能性が限りなく低いってのは分かってたんだ。なんせ神様が助ける話なんてなぁ伝聞でしか聞いた事が無いんだからな。自分から頼み込もうにも、居場所が分かってる神様は絶対に人間に関与しようとしないしな。』
「じゃあ行きましょうか。詳しい話はお母様を交えてしましょう。」
『ああ。・・・宜しく頼む。』
こうして俺は悩みながらも最後の賭けに出る事にしたんだ。
『・・何?何処かの神様の知り合いなのか?』
「いえいえ、私自身のスキルです。」
『俺の母親は魔漏症だぞ?お前に治せ「あ、前に治した魔障症と病名が似てますねぇ、・・聞いた病名から判断するなら恐らく問題なく治せる病気ですね。」・・・何?』
「私達が治した魔障症は魔力と呼んでる力が身体から急激に枯渇した為に発症した病気でした。魔力が無くなり身体に障るから魔障症なんだと思います。
それなら魔漏症は恐らく身体の維持に必要量の魔力が供給出来てない状態でしょう。」
『そんな事、聞いたことが無いぞ!』
「まぁ、あくまでも予想ですけどねぇ。ただ、魔障症を治した時に思ってたんですが、病気の名前が的確なんですよねぇ。多分ですが医者も、どういう状態かは分かってるんじゃ無いですかね?対応策が無いだけで。・・まあ、後は神様から病名を教えられた可能性も有りますね。」
そんな事を平然と言う少年に冷静さを無くしかけて、つかみ掛かろうかと思ったが、冒険者としての勘からか体は金縛りに掛かった様に動かなかった。
本当にコイツは何なんだ?どんな力を持っている?
『・・そう言えば母さんから話を聞いた医者は直ぐに魔漏症だと診断していたな。当初こそ重い病気だとは言わなかったが。』
「ああ、思ってる通りならポーションや回復スキルで定期的に魔力を補充してあげれば症状は出ないでしょうからねぇ。最初はそれで良かったんじゃ無いですかね?」
『・・・だがそれなら何故今はあんなに酷い症状が出てるんだ?今でもポーションや回復スキルなら治療に使ってるんだぞ。』
「そうですねぇ、症状としては身体から魔力が漏れてる状態だと思うんですが、ポーションや回復スキルで補充するよりも漏れる量が増えてしまったんじゃ無いですかね?だから常に魔力が枯渇した状態に成っているのでは?」
『そんなの全てが憶測に過ぎないじゃ無いか!』
「ええ、ですから私に1度お母様を診せて下さい。治す条件とかも有りますし。お話しをし無ければ成りませんから。」
『条件?』
「ええ、まさか私たちが無報酬で治療をすると?」
『・・・だが俺には払う金が無い。』
「ですから条件なんですよ。」
『・・奴隷か?』
「心配し無くてもお母様に手を出す気はないですよ。まぁ、治療した場合。治療代としてと言うよりは、秘密を守る為に、お二人には奴隷には成って貰う必要が有るんですよねぇ。私は毎日ひたすら他者を治療するだけの人生を送る事を良しとする、お医者様の様な高潔な精神は持ち合わせて無いですからねぇ。」
『・・そういう事か。だがそれなら何故俺の母さんを助けようとする?アンタには利が無いだろう?』
「まあ、成り行きかな?そんなに深い理由が有るわけじゃ無いんですよねぇ。ただ事情をウッカリ知ってしまって、助けれる力が有って、気が向いた。それだけなんですよねぇ。」
『・・・解った。どちらにせよ他に治療法が無いんだアンタに頼むしか無いのは理解したよ。俺だって馬鹿じゃ無いんだ、神様に助けて貰える可能性が限りなく低いってのは分かってたんだ。なんせ神様が助ける話なんてなぁ伝聞でしか聞いた事が無いんだからな。自分から頼み込もうにも、居場所が分かってる神様は絶対に人間に関与しようとしないしな。』
「じゃあ行きましょうか。詳しい話はお母様を交えてしましょう。」
『ああ。・・・宜しく頼む。』
こうして俺は悩みながらも最後の賭けに出る事にしたんだ。
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