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第2章
第11話 他の力を使って富を得ようとするな
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「パーティメンバーは4人揃ったわ。さぁ私たちの理想を実現しましょう」
まるで悪役の発言の如く、サナは俺、アサ、シーナの黒髪3人を一瞥する。
悪役の如くと言ったが、間違いなく悪役か。なんてたって魔王を復活させようとしてるのだから。
「それで早速魔王復活に向けて、封印を解除しにいくか?」
「……まぁそうしたいところなんだけどね。まずはその前にコンビネーションを確認する必要があるわ」
「コンビネーション?」
「ええ、いくらチート能力がある人間が3人集まったといっても連携が取れなかったら意味がないわ。だから一旦そこそこの難易度のクエストで連携を確認・練習するの!」
なるほどと俺は思った。酒好酒弱の脳筋にしてはいいアイデアだ。
そんなわけで俺たちはギルドのクエストが張り出されているところへ来た。
「オレ的にこのクエストは面白いと思うんだ、ネバネバスライム。なんでも溶かすらしいぜ」
それ絶対女性陣の服が溶けるのを見たいだけだろと俺はアサの意見に思う。
…………まぁ確かに? シーナのシーナは見てみたい気もするけど。
「そんなのダメだろアホか」
とシーナが口を挟んでくる。
やっぱ流石にえっちはアウトですよね。
「他の力を使って富を得ようとするな。見たいなら…………風呂でものぞいてこい!」
あら何やだかっこいい。言ってること意味わからんないけど。
「そういうならシーナは何かいいクエストはあったのか?」
「トトトリのクエストだな。頭が3つあるトリモンスターで、コイツを火に炙って焼き鳥するとお酒にめっちゃ合うんだ」
「シーナ、それはいいわね! それでいうと私の樽ダルマも面白そうよ。お酒の入った樽を持つダルマね。倒すと極上のお酒が手に入るらしいわよ」
「…………おいおいまたお酒か? 第2章もお酒ネタしか擦れねぇのかよ」
「あ? アンタは何も戦闘できないのだから黙ってついてくればいいのよ」
そんな辛辣な言い方をしなくてもいいのでは。と思いつつも、確かに戦闘できないため、俺はそのクエスト発注を見ることしかできなかった。
J時間後
荒野。という言葉が似合う場所に俺を含めた4人は来ていた。
少年誌ならばライバルとの対決をここでするんだろうなと思うような、巨大な岩があり草木がない空間だ。
「なるほどあそこにいるのが、トトトリか。そしてその隣にいるのが樽ダルマね」
腰に刀を刺すアサは腕を組みながら呟く。モンスターとの距離は何百メートルも離れているのに、正確に識別するのは流石黒髪。
俺の隣で準備体操をしているサナがアサとシーナに言う。
「とりあえずは向こうのあの2匹を倒しに行きましょう。初の共同戦闘だし、フィーリングで合わせる感じでいいわよね?」
「アーシは問題ないさ」
シーナは豊かな胸元から拳銃を2丁取り出す。
「オレも問題はないさ。さぁ斬りに行こうか」
腰の刀を手を置いた刹那、アサは硬い地面に足跡をくっきり残すほどの力で飛び出した。
高スピードで頭が3つあり体長が5メートルほどあるトトトリと、樽だけで3メートルはある樽ダルマに突っ込む。
それについていくようにサナは「レベル1」と呟くと薄赤いオーラを纏い走り出す。
シーナは1人ゆっくりと歩きながら拳銃を構える。
「我、天を撃つ、星を駆ける」
2丁の拳銃の銃口に光が灯った。
「星路の涙」
撃ッッ!! 暗い夜に浮かぶ天の川のような星空を彷彿させるエネルギー弾がモンスターを向かって放たれた。
そしてそのエネルギーが着弾される手前。
殴ッッ!! 斬ッッ!!
本来ならば触ることなんてできないはずのエネルギーの塊が殴れ斬られ消滅した。
「…………は?」
俺は驚きの声をあげた。
それは魔法を打ち消した強さではない。
「な、なんでお前ら味方の攻撃打ち消したんだよ!!!」
意味が分からなかった。何をどうしたら仲間の攻撃からモンスターを守るんだよ。
俺の疑問に答えたのはアサ。
「…………モンスター討伐にはとどめを刺す人のみが貰える、ラストアタック報酬がある」
「…………」
「オレたち黒髪は攻撃力が凄まじい。そこら辺のモンスターなんて攻撃1発でお陀仏だ。つまり初撃がラストアタックになるんだよ」
何が言いたいかというと。
「まさか…………自分がラストアタックを取るために、他の人の攻撃を阻止したと?」
「ああそうなる」
なんてこった。そこまでするほどラストアタックとはやらはすごいのか?
「良かったなナリカズ。ラストアタックを賭けた黒髪の三つ巴を見ることができるぞ」
まるで悪役の発言の如く、サナは俺、アサ、シーナの黒髪3人を一瞥する。
悪役の如くと言ったが、間違いなく悪役か。なんてたって魔王を復活させようとしてるのだから。
「それで早速魔王復活に向けて、封印を解除しにいくか?」
「……まぁそうしたいところなんだけどね。まずはその前にコンビネーションを確認する必要があるわ」
「コンビネーション?」
「ええ、いくらチート能力がある人間が3人集まったといっても連携が取れなかったら意味がないわ。だから一旦そこそこの難易度のクエストで連携を確認・練習するの!」
なるほどと俺は思った。酒好酒弱の脳筋にしてはいいアイデアだ。
そんなわけで俺たちはギルドのクエストが張り出されているところへ来た。
「オレ的にこのクエストは面白いと思うんだ、ネバネバスライム。なんでも溶かすらしいぜ」
それ絶対女性陣の服が溶けるのを見たいだけだろと俺はアサの意見に思う。
…………まぁ確かに? シーナのシーナは見てみたい気もするけど。
「そんなのダメだろアホか」
とシーナが口を挟んでくる。
やっぱ流石にえっちはアウトですよね。
「他の力を使って富を得ようとするな。見たいなら…………風呂でものぞいてこい!」
あら何やだかっこいい。言ってること意味わからんないけど。
「そういうならシーナは何かいいクエストはあったのか?」
「トトトリのクエストだな。頭が3つあるトリモンスターで、コイツを火に炙って焼き鳥するとお酒にめっちゃ合うんだ」
「シーナ、それはいいわね! それでいうと私の樽ダルマも面白そうよ。お酒の入った樽を持つダルマね。倒すと極上のお酒が手に入るらしいわよ」
「…………おいおいまたお酒か? 第2章もお酒ネタしか擦れねぇのかよ」
「あ? アンタは何も戦闘できないのだから黙ってついてくればいいのよ」
そんな辛辣な言い方をしなくてもいいのでは。と思いつつも、確かに戦闘できないため、俺はそのクエスト発注を見ることしかできなかった。
J時間後
荒野。という言葉が似合う場所に俺を含めた4人は来ていた。
少年誌ならばライバルとの対決をここでするんだろうなと思うような、巨大な岩があり草木がない空間だ。
「なるほどあそこにいるのが、トトトリか。そしてその隣にいるのが樽ダルマね」
腰に刀を刺すアサは腕を組みながら呟く。モンスターとの距離は何百メートルも離れているのに、正確に識別するのは流石黒髪。
俺の隣で準備体操をしているサナがアサとシーナに言う。
「とりあえずは向こうのあの2匹を倒しに行きましょう。初の共同戦闘だし、フィーリングで合わせる感じでいいわよね?」
「アーシは問題ないさ」
シーナは豊かな胸元から拳銃を2丁取り出す。
「オレも問題はないさ。さぁ斬りに行こうか」
腰の刀を手を置いた刹那、アサは硬い地面に足跡をくっきり残すほどの力で飛び出した。
高スピードで頭が3つあり体長が5メートルほどあるトトトリと、樽だけで3メートルはある樽ダルマに突っ込む。
それについていくようにサナは「レベル1」と呟くと薄赤いオーラを纏い走り出す。
シーナは1人ゆっくりと歩きながら拳銃を構える。
「我、天を撃つ、星を駆ける」
2丁の拳銃の銃口に光が灯った。
「星路の涙」
撃ッッ!! 暗い夜に浮かぶ天の川のような星空を彷彿させるエネルギー弾がモンスターを向かって放たれた。
そしてそのエネルギーが着弾される手前。
殴ッッ!! 斬ッッ!!
本来ならば触ることなんてできないはずのエネルギーの塊が殴れ斬られ消滅した。
「…………は?」
俺は驚きの声をあげた。
それは魔法を打ち消した強さではない。
「な、なんでお前ら味方の攻撃打ち消したんだよ!!!」
意味が分からなかった。何をどうしたら仲間の攻撃からモンスターを守るんだよ。
俺の疑問に答えたのはアサ。
「…………モンスター討伐にはとどめを刺す人のみが貰える、ラストアタック報酬がある」
「…………」
「オレたち黒髪は攻撃力が凄まじい。そこら辺のモンスターなんて攻撃1発でお陀仏だ。つまり初撃がラストアタックになるんだよ」
何が言いたいかというと。
「まさか…………自分がラストアタックを取るために、他の人の攻撃を阻止したと?」
「ああそうなる」
なんてこった。そこまでするほどラストアタックとはやらはすごいのか?
「良かったなナリカズ。ラストアタックを賭けた黒髪の三つ巴を見ることができるぞ」
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