パーフェクトストーリー

夢蘭

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出会い

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「おはよう!まいせ」
私は運良く靴箱でまいせにあった。
「おはようー!ひよ」
私は高倉ひよ高校2年生。で、今挨拶したのが大親友の泉まいせ。そんなわたしとまいせの出会いはというと……


それは、1年のこの学校に入学してすぐのこと。
「おはようございます。私〇〇っていうの。前後なんだよろしくね!」
とか
「高校も一緒だね!これからもよろしく    
ね」
とかいってみんな元気に挨拶を交わしていた。そんな中人見知りな私は一人ポツンとしていた。私はいつものことなのでほとんど気にしてなかったがやっぱり寂しかった。そんな中すごく元気そうな子が目に入った。確かあの子は同じクラスの………とか考えながら少しその子を見ていると、その子が気づいて寄ってきた。慌てて私は、目をそらしたが、その子は私に話かけてきた。
「おはようございます。一人?確か4組              の子だったよね?」
「お、おはようございます!はい。4組  
 です。」
「やっぱりそうだよね!さっき見かけた気がして!私泉まいせ。よろしくね!」
「私は、高倉ひよです。よろしくお願いします!」
「ひよちゃんね!実は私中学の友達と学校離れちゃって一人なんだ。」
「そうなんだ!わたしも中学の友達と離れてしまって一人で、でも安心しました。」
「どうして?」
「私だけなのかと思ったので、一人なの。なんかみんな仲よかったから」
「そっか!なら友達にならない?もう一人にはならないよ!」
「えっ?!いいんですか?でも私面白いこと言えないし取り柄もないんですよ?
私と仲良くして楽しいことなんて……」
「あったから中学の時友達がいたんだよ!大丈夫!取り柄のない人なんていないんだからね!」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
「でも一つだけ条件いい?」
「えっ?!と、ともだちの条件ですか?」
「ほら、その敬語やめること!やりづらいからさ。お願い。」
「う、うん!わかった。敬語やめるね!まいせちゃん!」
「そうそう、その方が絶対いいよ!ね、ひよ」
「ひっひよ‥?」
「あっ。ごめん嫌だった?つい、いつもの癖で…‥」
「ううん。そんなんじゃなくて、いままで呼び捨てにされたことがなくて嬉しい~」
「そうなの?!だったら私これからひよって呼び捨てしていいの?」
「もちろん!」
「そうだ、じゃあ私のことも呼び捨てにして!多分他の人のことも呼び捨てしたことないんでしょー」
「いいの?」
「もちろんだよ!」
この日がきっかけでそれからと言うものずっとまいせとすごしてきた。まいせのことならなんでもわかってる気になった。なのに…‥こんなことになるなんておもってもいなかった。あの人が来てから何かが変わってしまった。
それは、ある夏のことだった……

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