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第二章 貴族としての生活
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ついに夜会の日がやって来た。婚約が整って一ヶ月。エヴァンと初めて会った日から、二ヶ月程経っていた。二ヶ月で、ここまで人生が変わる人もそういないだろうなとキャスティナは思う。
今日まで、キャスティナは令嬢として磨きに磨かれた。中身もだが、外見も。毎日、リズとリサに美容マッサージを施され、お肌はツルツル。手も荒れていたが綺麗な、ほっそりとした令嬢の手になっている。左手の薬指には、エヴァンの瞳の色であるサファイアが光り輝いている。こんな指輪を付ける手になるとは·····と染み染みと手を見つめた。
ドレスは、肩から斜めに水色から青に変わっていくグラデーションだ。仕立屋のエレナが精魂込めて作ってくれた。初めて見た時に、綺麗すぎて声が出なかった。これ、私着て浮かないのかな?と落ち込んだ。みんなが、一様に似合うと言ってくれたが、キャスティナは疑問が残る。色々と考えていたら、ノックの音が聞こえた。
「キャスティナ、準備出来た?」
エヴァンが声をかける。
「はい。行きます」
キャスティナが答えて、ドアに向かった。エヴァンが、ドアを開けてくれた。
「あの、どうですか?ドレスが素敵過ぎて浮いてないです?」
「可愛いよ。キャスティナ。とっても似合ってるよ。みんなに見せるの勿体ないくらいだよ」
キャスティナは、恥ずかしくて顔が赤くなる。
「では、行こう。今日は、私がキャスティナを守る騎士だからね」
エヴァンが、キャスティナの手を取りキスをする。今日のエヴァンは、近衛騎士の催事用の正装だ。初めて会った日と同じ格好。エヴァン様が、カッコいい。
「エヴァン様、あの……とっても素敵です。エスコートして頂けてとっても幸せです」
キャスティナは、今の気持ちを正直に言葉にした。エヴァンは、優しく微笑んだ。
「私も、同じ気持ちだよ」
二人は、馬車に乗り王宮に出掛けた。先に出た、エヴァンの両親と兄夫婦が舞踏会場の前で二人を待っていていてくれた。キャスティナを見て、みんながドレスがよく似合っていると誉めてくれた。キャスティナも、いつまでもグジグジしないで堂々としようと心に決める。コーンウォレス家のみんなが順番にホールの中に入る。シンシアを筆頭に、華やかな一家の登場にみんなの目が一気に集まる。
キャスティナも、背筋を伸ばしてエヴァンを見て頬笑む。エヴァンも溢れんばかりの笑顔を、キャスティナに向ける。その瞬間を見ていた、同年代の男性や女性が驚きを隠せない表情をしている。男性は、キャスティナの可愛らしさに驚き、女性はエヴァンの見た事ない笑顔に驚愕していた。
ダンスの曲が壇上の吹奏楽団から、聞こえ始める。
「キャスティナ、私と踊ってくれるかい?」
「はい。もちろんです」
キャスティナは、この一ヶ月一番このダンスに手こずった。今までまともに、ダンスレッスンを受けた事がなかったからだ。毎日毎日、めげずに練習した。ダンスの先生だけでなく、エヴァンやお義父様、お義兄様も時間があれば練習相手になってくれた。それが本当に嬉しくて、練習は大変だったけど楽しかった。
エヴァンとキャスティナは、優雅に踊り始める。エヴァンのリードが上手で、キャスティナは自然に体が動く。
「よく、ここまで上手になったね。キャスティナは、本当にがんばり屋さんで家の者みんな驚いてるよ」
「上手になりました?今も必死です。でもとっても楽しくて夢の中みたいです」
二人が踊っているのを、素敵なカップルだと好意的に見ている者が大半を占める。シンシアとアイリーンの企てが成功して、上の世代から下の世代に噂を流したので見事に夜会の話題にはまった。ただ、シンシアとアイリーンの交友から外れる派閥の者達は、自分達が主役ではない事が面白くない。とくに、エヴァンに好意を抱いていた令嬢達はぽっと出の子爵令嬢ごときに持っていかれてイライラしていた。
キャスティナは、エヴァンと踊った後はたくさんの殿方に囲まれてしまう。次は私と踊って下さいとお願いされたが、キャスティナはお義父様やお義兄様とも踊りたいのでごめんなさいとあっさりと断ってしまった。実際にキャスティナは、二人と踊るのを本当に楽しみにしていた。キャスティナは、二人とも念願の夜会で踊ってもらい満足感で一杯だった。
エヴァンと一度休憩して、それから第一王子に挨拶に行こうと話をした。ちょっと飲み物を取ってくるから待っててとエヴァンが辺りを見回す。
「兄上。ちょっと、飲み物取ってくるからキャスティナお願い」
「了解。キャスティナ、こっちにおいで。私の友人にも紹介するから」
エヴァンは、キャスティナに背を向けてキャスティナから離れて歩き出す。キャスティナは、その瞬間鋭い視線を感じた。エヴァンが歩いて行く方向から、キャスティナ目掛けて足早に歩いて来る令嬢がいた。あっ、来る。キャスティナは、瞬時に理解した。キャスティナは、お義兄様の方向に振り向く。その瞬間
ガッシャーン‼
キャスティナは、赤のワインを頭から被って転んでしまった。
周りに一気に音が無くなる。
一人の紅いドレスを着た令嬢が、キャスティナの前に立ちはだかっている。
「あら、突然振り向くからびっくりしてぶつかってしまったわ。ごめんなさいね」
キャスティナは、思いっきりワインがかかり髪からワインがポタポタと滴っている。
エヴァンが、急いで駆け寄る。キャスティナを起き上がらせようとするが、制服が汚れるからと、キャスティナが制して一人で立ち上がる。
「すいません。私がいきなり振り返ってしまったばっかりに、お怪我はありませんか?」
キャスティナは、ぶつかってきた令嬢に言った。
「私は大丈夫ですわ。わたくし、リッチモンド侯爵家のキャロライナ・リード・リッチモンドですわ。エヴァン様」
キャロライナは、エヴァンに向かって話す。キャスティナは、この子まじでヤバイ生粋のお嬢様だ。と思いながら言葉を返す。
「そうですか。良かったです。あの、キャロライナ様。もしよろしければ、私の代わりにエヴァン様と第一王子の所に挨拶に行って、私が行けない理由を説明して頂けませんか?私これではもう、行けませんから」
「まあ、私が代わりにエヴァン様と?仕方ないわね、よろしくてよ。エヴァン様、行きましょう」
キャロライナは、エヴァンにエスコートをさせようと手を出す。
「キャスティナ、大丈夫じゃないだろう。一緒に控室に行くよ」
「大丈夫です。お義兄様と行きます。エヴァン様、お願いです。行って下さい」
「すぐ、迎えに行くから。控室で待ってるんだよ!兄上頼みます」
「ああ。わかった」
エヴァンは、刺す様な視線をキャロライナに一瞬向け手を取り歩き出す。エヴァンの漂わせる雰囲気がとてつもなく冷たい。周りにいた人々は、気づいているが、キャロライナはエヴァンが手を取ってくれたことにうれしくて、にこにこしている、
キャスティナは、周りの人々に謝罪した。「申し訳ありません。私の不注意です。皆さんは、楽しんで下さいね」
キャスティナは、ペコリと頭を下げた。ジェラルドの元に行く。駆けつけてくれた使用人にも、汚してしまってごめんなさい。片付けお願いしてもいいですか?と断りを入れた。使用人も、自分なんかに気を遣って頂き、なんて素敵な令嬢なのだろうと感動した。
「お義兄様ごめんなさい。やっちゃいました」キャスティナは、泣きそうになって俯いている。
「キャスティナは、悪くないだろ。早く行こう」ジェラルドは、キャスティナの手を取り控室に向かって歩き出した。
キャスティナのいなくなった空間では、あちらこちらでひそひそ話す声が·····。
「ジェラルドの義妹、可愛そうだったな·····泣きそうだったぞ·····」
「ちゃんとみんなに、謝ってさ·····偉かったな」
「俺、ちゃんと使用人にも声かけてるの聞いたぜ。いい子だな」
「それに比べて、あの侯爵令嬢はなんなんだ?ハンカチ一つ出してないぞ」
「ああ。エヴァンのやつ、相当怒ってたぞ」
「あの令嬢、ワインかけた相手よりエヴァンを見てたからな·····」
「あの子、色々終わった気がする」
今日まで、キャスティナは令嬢として磨きに磨かれた。中身もだが、外見も。毎日、リズとリサに美容マッサージを施され、お肌はツルツル。手も荒れていたが綺麗な、ほっそりとした令嬢の手になっている。左手の薬指には、エヴァンの瞳の色であるサファイアが光り輝いている。こんな指輪を付ける手になるとは·····と染み染みと手を見つめた。
ドレスは、肩から斜めに水色から青に変わっていくグラデーションだ。仕立屋のエレナが精魂込めて作ってくれた。初めて見た時に、綺麗すぎて声が出なかった。これ、私着て浮かないのかな?と落ち込んだ。みんなが、一様に似合うと言ってくれたが、キャスティナは疑問が残る。色々と考えていたら、ノックの音が聞こえた。
「キャスティナ、準備出来た?」
エヴァンが声をかける。
「はい。行きます」
キャスティナが答えて、ドアに向かった。エヴァンが、ドアを開けてくれた。
「あの、どうですか?ドレスが素敵過ぎて浮いてないです?」
「可愛いよ。キャスティナ。とっても似合ってるよ。みんなに見せるの勿体ないくらいだよ」
キャスティナは、恥ずかしくて顔が赤くなる。
「では、行こう。今日は、私がキャスティナを守る騎士だからね」
エヴァンが、キャスティナの手を取りキスをする。今日のエヴァンは、近衛騎士の催事用の正装だ。初めて会った日と同じ格好。エヴァン様が、カッコいい。
「エヴァン様、あの……とっても素敵です。エスコートして頂けてとっても幸せです」
キャスティナは、今の気持ちを正直に言葉にした。エヴァンは、優しく微笑んだ。
「私も、同じ気持ちだよ」
二人は、馬車に乗り王宮に出掛けた。先に出た、エヴァンの両親と兄夫婦が舞踏会場の前で二人を待っていていてくれた。キャスティナを見て、みんながドレスがよく似合っていると誉めてくれた。キャスティナも、いつまでもグジグジしないで堂々としようと心に決める。コーンウォレス家のみんなが順番にホールの中に入る。シンシアを筆頭に、華やかな一家の登場にみんなの目が一気に集まる。
キャスティナも、背筋を伸ばしてエヴァンを見て頬笑む。エヴァンも溢れんばかりの笑顔を、キャスティナに向ける。その瞬間を見ていた、同年代の男性や女性が驚きを隠せない表情をしている。男性は、キャスティナの可愛らしさに驚き、女性はエヴァンの見た事ない笑顔に驚愕していた。
ダンスの曲が壇上の吹奏楽団から、聞こえ始める。
「キャスティナ、私と踊ってくれるかい?」
「はい。もちろんです」
キャスティナは、この一ヶ月一番このダンスに手こずった。今までまともに、ダンスレッスンを受けた事がなかったからだ。毎日毎日、めげずに練習した。ダンスの先生だけでなく、エヴァンやお義父様、お義兄様も時間があれば練習相手になってくれた。それが本当に嬉しくて、練習は大変だったけど楽しかった。
エヴァンとキャスティナは、優雅に踊り始める。エヴァンのリードが上手で、キャスティナは自然に体が動く。
「よく、ここまで上手になったね。キャスティナは、本当にがんばり屋さんで家の者みんな驚いてるよ」
「上手になりました?今も必死です。でもとっても楽しくて夢の中みたいです」
二人が踊っているのを、素敵なカップルだと好意的に見ている者が大半を占める。シンシアとアイリーンの企てが成功して、上の世代から下の世代に噂を流したので見事に夜会の話題にはまった。ただ、シンシアとアイリーンの交友から外れる派閥の者達は、自分達が主役ではない事が面白くない。とくに、エヴァンに好意を抱いていた令嬢達はぽっと出の子爵令嬢ごときに持っていかれてイライラしていた。
キャスティナは、エヴァンと踊った後はたくさんの殿方に囲まれてしまう。次は私と踊って下さいとお願いされたが、キャスティナはお義父様やお義兄様とも踊りたいのでごめんなさいとあっさりと断ってしまった。実際にキャスティナは、二人と踊るのを本当に楽しみにしていた。キャスティナは、二人とも念願の夜会で踊ってもらい満足感で一杯だった。
エヴァンと一度休憩して、それから第一王子に挨拶に行こうと話をした。ちょっと飲み物を取ってくるから待っててとエヴァンが辺りを見回す。
「兄上。ちょっと、飲み物取ってくるからキャスティナお願い」
「了解。キャスティナ、こっちにおいで。私の友人にも紹介するから」
エヴァンは、キャスティナに背を向けてキャスティナから離れて歩き出す。キャスティナは、その瞬間鋭い視線を感じた。エヴァンが歩いて行く方向から、キャスティナ目掛けて足早に歩いて来る令嬢がいた。あっ、来る。キャスティナは、瞬時に理解した。キャスティナは、お義兄様の方向に振り向く。その瞬間
ガッシャーン‼
キャスティナは、赤のワインを頭から被って転んでしまった。
周りに一気に音が無くなる。
一人の紅いドレスを着た令嬢が、キャスティナの前に立ちはだかっている。
「あら、突然振り向くからびっくりしてぶつかってしまったわ。ごめんなさいね」
キャスティナは、思いっきりワインがかかり髪からワインがポタポタと滴っている。
エヴァンが、急いで駆け寄る。キャスティナを起き上がらせようとするが、制服が汚れるからと、キャスティナが制して一人で立ち上がる。
「すいません。私がいきなり振り返ってしまったばっかりに、お怪我はありませんか?」
キャスティナは、ぶつかってきた令嬢に言った。
「私は大丈夫ですわ。わたくし、リッチモンド侯爵家のキャロライナ・リード・リッチモンドですわ。エヴァン様」
キャロライナは、エヴァンに向かって話す。キャスティナは、この子まじでヤバイ生粋のお嬢様だ。と思いながら言葉を返す。
「そうですか。良かったです。あの、キャロライナ様。もしよろしければ、私の代わりにエヴァン様と第一王子の所に挨拶に行って、私が行けない理由を説明して頂けませんか?私これではもう、行けませんから」
「まあ、私が代わりにエヴァン様と?仕方ないわね、よろしくてよ。エヴァン様、行きましょう」
キャロライナは、エヴァンにエスコートをさせようと手を出す。
「キャスティナ、大丈夫じゃないだろう。一緒に控室に行くよ」
「大丈夫です。お義兄様と行きます。エヴァン様、お願いです。行って下さい」
「すぐ、迎えに行くから。控室で待ってるんだよ!兄上頼みます」
「ああ。わかった」
エヴァンは、刺す様な視線をキャロライナに一瞬向け手を取り歩き出す。エヴァンの漂わせる雰囲気がとてつもなく冷たい。周りにいた人々は、気づいているが、キャロライナはエヴァンが手を取ってくれたことにうれしくて、にこにこしている、
キャスティナは、周りの人々に謝罪した。「申し訳ありません。私の不注意です。皆さんは、楽しんで下さいね」
キャスティナは、ペコリと頭を下げた。ジェラルドの元に行く。駆けつけてくれた使用人にも、汚してしまってごめんなさい。片付けお願いしてもいいですか?と断りを入れた。使用人も、自分なんかに気を遣って頂き、なんて素敵な令嬢なのだろうと感動した。
「お義兄様ごめんなさい。やっちゃいました」キャスティナは、泣きそうになって俯いている。
「キャスティナは、悪くないだろ。早く行こう」ジェラルドは、キャスティナの手を取り控室に向かって歩き出した。
キャスティナのいなくなった空間では、あちらこちらでひそひそ話す声が·····。
「ジェラルドの義妹、可愛そうだったな·····泣きそうだったぞ·····」
「ちゃんとみんなに、謝ってさ·····偉かったな」
「俺、ちゃんと使用人にも声かけてるの聞いたぜ。いい子だな」
「それに比べて、あの侯爵令嬢はなんなんだ?ハンカチ一つ出してないぞ」
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