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第三章 誰にでも秘密はある
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デズモンドは、町の大通りに目立たないように古ぼけた馬車を止めていた。二人は、馬車に乗り込む。すぐに馬車が出発した。
「あれは、エヴァンが見たら妬くだろうね·····」
デズモンドは、ポツリと言葉を発した。キャスティナは、あれって?っと首を捻る。
「まー、しょうがないか。あの場所は、ティナちゃんの大切な場所だからな」
デズモンドが、一人で納得している。
「ところで、キャスティナ。まずは、誰に会いたいかい?」
「えっと、出来ればアルヴィン隊長に会って話したい事があります」
キャスティナは、正直に話した。
「エヴァンじゃなくてか?」
デズモンドが、意外だったようで驚いている。
「はい。あの、お祖父様·····。デズモンドお祖父様にも一緒に、聞いてもらいたいです」
キャスティナは、ちょっと恥ずかしそうにお祖父様と呼んだ。
「ティナちゃんから、お祖父様って呼ばれるなんてなぁー。嬉しいもんだな」
デズモンドが、微笑む。
キャスティナは、窓の外に目を向ける。この五日間の事を思い出していた。マスターの料理美味しかったなとか、おばあちゃんと一緒にご飯作るの楽しかったなと。まさか、最後にグランヴィル公爵様が迎えに来るだなんて·····本当に人生って何が起こるかわからないなー。そう考えてると、キャスティナから笑いがもれる。
「ふふふ。面白いですね」
「ん?どうした?」
デズモンドが不思議そうにしている。
「私、一週間だけあの町にいようと思ってたんです。ちゃんと、帰るつもりではいたんですよ。でも、誰か迎えに来てくれるかな?って自分勝手な事考えてて·····。そしたら、コーヒーのお爺様が私を迎えに来てくれたんですよ。まさかまさかですよ。びっくり過ぎて、笑っちゃいます」
キャスティナが、可笑しそうにしている。キャスティナは、肩の力が抜けてスッキリしているように見える。
「そうだろうなぁー。二人ともびっくりしてたもんな。まっ、びっくりさせに行ったからわしとしては大成功じゃがな。でも、迎えに来たのがこんなおじいちゃんで残念だったかのー」
「いえ。コーヒーのお爺様が、アイリーンお義姉様とセリア殿下のお祖父様で安心しました。デズモンドお祖父様が迎えに来てくれて、私もう大丈夫だって思えました。ティナとしての私に、良くして頂いていつも会えるのが楽しみだったんです。そんな方が、キャスティナを迎えに来てくれたんです。これ以上の人はいません」
キャスティナが、デズモンドの目を見て真剣な顔で話をする。
「そうか。町で働いてたのは流石に秘密だったか。でも、わしも王宮の夜会でエヴァンと着飾ったティナちゃんを見てびっくりしたんじゃよ。それこそ、誰にも言えなかったからな、誰かに言いたくてウズウズしておったよ」
二人は、目を合わせて笑い合った。
「それで、話したい事って言うのはエヴァンがケガをした時の事かい?」
「そうですね。簡単に言うと、私の持ってる力について。あとサディアス殿下についてです。お祖父様には、四大公爵家の一人として知って欲しいです。そして、その話をコーンフォレス家の人達に話すべきかどうか判断して欲しいです。アルヴィン隊長には、エヴァン様の時みたいに、私の力を上手く使って頂きたくてお話するつもりです」
「そうか·····。公爵としてか·····。わしの息子にも一緒に聞いてもらって構わないかい?もう、爵位は譲っているんだよ」
「はい。私、デズモンドお祖父様に今まで秘密にしてきた事を丸投げします。だから、お祖父様の良いようにして下さい」
キャスティナは、迷いなくハッキリと告げる。
「そんなに、わしを信用して大丈夫かい?」
「もう、秘密にしておくのは疲れてしまって。もし、デズモンドお祖父様に騙されて、悪い結果になっても諦めがつきます。まっ、しょうがないかな?って」
キャスティナは、にこにこしている。
「そこまで言われると、逆に悪い事出来ないね」
「ふふふ。それに私達、なかなか長い付き合いなんですよ。アイリーンお義姉様やセリア殿下の事も知ってるし、間違いないです」
「そうか」
デズモンドが、頷いていた。
馬車が、キャスティナがよく利用していた下級貴族向けの街に到着する。ここで、馬車を乗り換えるらしい。一度、馬車から降りて少し歩く。デズモンドに案内されて向かった先に、さっき乗っていた馬車とは全く違う立派な馬車が大通りに横付けして待っていた。これに乗ってグランヴィル邸に向かうよと、デズモンドが説明してくれた。
「あれは、エヴァンが見たら妬くだろうね·····」
デズモンドは、ポツリと言葉を発した。キャスティナは、あれって?っと首を捻る。
「まー、しょうがないか。あの場所は、ティナちゃんの大切な場所だからな」
デズモンドが、一人で納得している。
「ところで、キャスティナ。まずは、誰に会いたいかい?」
「えっと、出来ればアルヴィン隊長に会って話したい事があります」
キャスティナは、正直に話した。
「エヴァンじゃなくてか?」
デズモンドが、意外だったようで驚いている。
「はい。あの、お祖父様·····。デズモンドお祖父様にも一緒に、聞いてもらいたいです」
キャスティナは、ちょっと恥ずかしそうにお祖父様と呼んだ。
「ティナちゃんから、お祖父様って呼ばれるなんてなぁー。嬉しいもんだな」
デズモンドが、微笑む。
キャスティナは、窓の外に目を向ける。この五日間の事を思い出していた。マスターの料理美味しかったなとか、おばあちゃんと一緒にご飯作るの楽しかったなと。まさか、最後にグランヴィル公爵様が迎えに来るだなんて·····本当に人生って何が起こるかわからないなー。そう考えてると、キャスティナから笑いがもれる。
「ふふふ。面白いですね」
「ん?どうした?」
デズモンドが不思議そうにしている。
「私、一週間だけあの町にいようと思ってたんです。ちゃんと、帰るつもりではいたんですよ。でも、誰か迎えに来てくれるかな?って自分勝手な事考えてて·····。そしたら、コーヒーのお爺様が私を迎えに来てくれたんですよ。まさかまさかですよ。びっくり過ぎて、笑っちゃいます」
キャスティナが、可笑しそうにしている。キャスティナは、肩の力が抜けてスッキリしているように見える。
「そうだろうなぁー。二人ともびっくりしてたもんな。まっ、びっくりさせに行ったからわしとしては大成功じゃがな。でも、迎えに来たのがこんなおじいちゃんで残念だったかのー」
「いえ。コーヒーのお爺様が、アイリーンお義姉様とセリア殿下のお祖父様で安心しました。デズモンドお祖父様が迎えに来てくれて、私もう大丈夫だって思えました。ティナとしての私に、良くして頂いていつも会えるのが楽しみだったんです。そんな方が、キャスティナを迎えに来てくれたんです。これ以上の人はいません」
キャスティナが、デズモンドの目を見て真剣な顔で話をする。
「そうか。町で働いてたのは流石に秘密だったか。でも、わしも王宮の夜会でエヴァンと着飾ったティナちゃんを見てびっくりしたんじゃよ。それこそ、誰にも言えなかったからな、誰かに言いたくてウズウズしておったよ」
二人は、目を合わせて笑い合った。
「それで、話したい事って言うのはエヴァンがケガをした時の事かい?」
「そうですね。簡単に言うと、私の持ってる力について。あとサディアス殿下についてです。お祖父様には、四大公爵家の一人として知って欲しいです。そして、その話をコーンフォレス家の人達に話すべきかどうか判断して欲しいです。アルヴィン隊長には、エヴァン様の時みたいに、私の力を上手く使って頂きたくてお話するつもりです」
「そうか·····。公爵としてか·····。わしの息子にも一緒に聞いてもらって構わないかい?もう、爵位は譲っているんだよ」
「はい。私、デズモンドお祖父様に今まで秘密にしてきた事を丸投げします。だから、お祖父様の良いようにして下さい」
キャスティナは、迷いなくハッキリと告げる。
「そんなに、わしを信用して大丈夫かい?」
「もう、秘密にしておくのは疲れてしまって。もし、デズモンドお祖父様に騙されて、悪い結果になっても諦めがつきます。まっ、しょうがないかな?って」
キャスティナは、にこにこしている。
「そこまで言われると、逆に悪い事出来ないね」
「ふふふ。それに私達、なかなか長い付き合いなんですよ。アイリーンお義姉様やセリア殿下の事も知ってるし、間違いないです」
「そうか」
デズモンドが、頷いていた。
馬車が、キャスティナがよく利用していた下級貴族向けの街に到着する。ここで、馬車を乗り換えるらしい。一度、馬車から降りて少し歩く。デズモンドに案内されて向かった先に、さっき乗っていた馬車とは全く違う立派な馬車が大通りに横付けして待っていた。これに乗ってグランヴィル邸に向かうよと、デズモンドが説明してくれた。
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