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第100話
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「それとこれとは、話が別じゃない? だってあの子、私の大切な姉さんを殴ったのよ? ゴミの分際で。……本当はもっと残酷な殺し方をしてやろうと思ったけど、姉さんはそういうの嫌がるから、シンプルに圧死させようとしたのに、お気に召さなかった? ゴミはゴミらしく、燃やした方がよかったかしら?」
ほんのわずかの温情も感じられない、冷酷無比な言葉だった。
これこそが、彼女の本性なのだろう。先程までの優しげな言動や、たおやかな態度など、リーゼルの言う通りに、ただの『茶番』だったに違いない。……私の中にあった、フェルヴァに対する好意のようなものが、急激にしぼんでいく。こんな女と『友達になりたい』と思ってたなんて、どうかしてたわ。
リーゼルは嫌悪感溢れる表情でフェルヴァを睨むと、いまだに平伏したままのブレンダとシャーリーに向かって、大きく声を張り上げる。
「おい、お前ら! 今のでよく分かっただろ! こいつは、自分に対して絶対の忠誠心を持っていたナンバー2のリリエンヌですら、ゴミとしか思っていないんだよ! これがフェルヴァの正体なんだ! お前らが奴隷みたいに頭を下げてなきゃならないような、立派な奴じゃないんだ! もう、顔をあげろよ!」
しかし、ブレンダもシャーリーも、顔をあげなかった。
苛立ち、「ぐうぅぅ」と唸り声をあげるリーゼル。
その唸りにかぶせるように、フェルヴァはくすくすと笑い、言う。
「無駄よ、姉さん。無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄。この子たち、心の底から私に蕩けちゃってるんだもの。リリエンヌだって、そうよ。私に『ゴミ』って言ってもらえるだけでも、最っ高に嬉しいに違いないわ。……ねえ、あなたもそう思うわよね? 私の可愛いブレンダ」
声をかけられ、ブレンダは顔を伏せたまま返事をする。
「はい、すべて、フェルヴァ様のおっしゃる通りでございます。リリエンヌの奴は、あのまま処刑されていたとしても、きっと本望だったことでしょう……」
私やリーゼルと話していた時とはまったく違う、精悍さのかけらもない声だった。口調そのものは毅然としているが、そのイントネーションはふにゃふにゃと緩んでおり、まるで、猫が飼い主に甘えているようですらあった。
ほんのわずかの温情も感じられない、冷酷無比な言葉だった。
これこそが、彼女の本性なのだろう。先程までの優しげな言動や、たおやかな態度など、リーゼルの言う通りに、ただの『茶番』だったに違いない。……私の中にあった、フェルヴァに対する好意のようなものが、急激にしぼんでいく。こんな女と『友達になりたい』と思ってたなんて、どうかしてたわ。
リーゼルは嫌悪感溢れる表情でフェルヴァを睨むと、いまだに平伏したままのブレンダとシャーリーに向かって、大きく声を張り上げる。
「おい、お前ら! 今のでよく分かっただろ! こいつは、自分に対して絶対の忠誠心を持っていたナンバー2のリリエンヌですら、ゴミとしか思っていないんだよ! これがフェルヴァの正体なんだ! お前らが奴隷みたいに頭を下げてなきゃならないような、立派な奴じゃないんだ! もう、顔をあげろよ!」
しかし、ブレンダもシャーリーも、顔をあげなかった。
苛立ち、「ぐうぅぅ」と唸り声をあげるリーゼル。
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「無駄よ、姉さん。無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄。この子たち、心の底から私に蕩けちゃってるんだもの。リリエンヌだって、そうよ。私に『ゴミ』って言ってもらえるだけでも、最っ高に嬉しいに違いないわ。……ねえ、あなたもそう思うわよね? 私の可愛いブレンダ」
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私やリーゼルと話していた時とはまったく違う、精悍さのかけらもない声だった。口調そのものは毅然としているが、そのイントネーションはふにゃふにゃと緩んでおり、まるで、猫が飼い主に甘えているようですらあった。
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