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第二部 獣人武闘祭
第238話
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「これが、J1グランプリ本戦、出場選手の名簿です。一緒に見ましょう!」
ええ……
なんで……?
しかし、朗らかな笑顔で『一緒に見よう』と言っているのに、『うるさいので帰ってください』とはとても言えない。私は渋々、名簿表を覗き込んだ。
まず最初に目についたのは、ビシッとファイティングポーズを決めて微笑む、ミャオの写真だ。その下に、身長、体重、所属、そして簡単な解説が書いてある。
★ミャオ・コーリン ディーナジム所属
【身長157cm 体重59kg。優勝候補の一人であった、ネコカラテ女子世界チャンピオン、マリエール・カリクラを破って本戦出場を果たしたダークホース。粗削りながらも、鋭い攻撃の数々は一見の価値あり】
……こうして、刷り上がった選手名簿に名前が載っているのを見ると、本戦に勝ち残ったんだという実感がひしひしと湧いてくる。まあ、肝心のミャオ本人は、いまだにネルロから受けた衝撃が消えないらしく、天井を見上げて、何やらうわ言を呟いているのだが。
さて、次の選手は……
★ネルロ・ムジーク ムジーク熊柔道会所属
【身長192cm 体重94kg。熊柔道の偉大なる世界王者、ゴヘイ・ムジークの一人娘。彼女については謎が多いが、予選では一度も熊柔道の技を使うことなく、他の選手たちを圧倒した】
「あっ、このゴヘイっていうのは、ワシのことですわ! 偉大なる世界王者だなんて、照れますな! ガハハ!」
なるほど、この人、一目見てただ者ではないと思っていたが、熊柔道(良く知らないけど、獣人のやる柔道みたいなものだろう)の世界チャンピオンだったとは。
あのネルロも、その娘であるなら、油断はできそうにない。まったく、マリエールから続いて、またまたとんでもない相手に一回戦から当たってしまったものね。
★フォルス・リターナー メッツォファミリー所属
【身長178cm 体重72kg。獣人マフィア『メッツォファミリー』専属の殺し屋。鋭い爪と牙で命を奪ってきた相手は数知れず。本大会では爪・牙での攻撃は禁止だが、暗殺術以外の格闘技術もかなりのものだという】
「こ、殺し屋って……そんな奴を大会に出してもいいんですか?」
「うーん、まあ、社会的にはよろしくないでしょうな! でも、予選を勝ち上がっちまったんだから、しょうがありませんな! ガハハ!」
「しょうがないって……かなり注目の集まる大会なのに、いいんですか、そんなんで?」
「よくないでしょうな! ガハハハハ!」
「はぁ……次行こ」
ええ……
なんで……?
しかし、朗らかな笑顔で『一緒に見よう』と言っているのに、『うるさいので帰ってください』とはとても言えない。私は渋々、名簿表を覗き込んだ。
まず最初に目についたのは、ビシッとファイティングポーズを決めて微笑む、ミャオの写真だ。その下に、身長、体重、所属、そして簡単な解説が書いてある。
★ミャオ・コーリン ディーナジム所属
【身長157cm 体重59kg。優勝候補の一人であった、ネコカラテ女子世界チャンピオン、マリエール・カリクラを破って本戦出場を果たしたダークホース。粗削りながらも、鋭い攻撃の数々は一見の価値あり】
……こうして、刷り上がった選手名簿に名前が載っているのを見ると、本戦に勝ち残ったんだという実感がひしひしと湧いてくる。まあ、肝心のミャオ本人は、いまだにネルロから受けた衝撃が消えないらしく、天井を見上げて、何やらうわ言を呟いているのだが。
さて、次の選手は……
★ネルロ・ムジーク ムジーク熊柔道会所属
【身長192cm 体重94kg。熊柔道の偉大なる世界王者、ゴヘイ・ムジークの一人娘。彼女については謎が多いが、予選では一度も熊柔道の技を使うことなく、他の選手たちを圧倒した】
「あっ、このゴヘイっていうのは、ワシのことですわ! 偉大なる世界王者だなんて、照れますな! ガハハ!」
なるほど、この人、一目見てただ者ではないと思っていたが、熊柔道(良く知らないけど、獣人のやる柔道みたいなものだろう)の世界チャンピオンだったとは。
あのネルロも、その娘であるなら、油断はできそうにない。まったく、マリエールから続いて、またまたとんでもない相手に一回戦から当たってしまったものね。
★フォルス・リターナー メッツォファミリー所属
【身長178cm 体重72kg。獣人マフィア『メッツォファミリー』専属の殺し屋。鋭い爪と牙で命を奪ってきた相手は数知れず。本大会では爪・牙での攻撃は禁止だが、暗殺術以外の格闘技術もかなりのものだという】
「こ、殺し屋って……そんな奴を大会に出してもいいんですか?」
「うーん、まあ、社会的にはよろしくないでしょうな! でも、予選を勝ち上がっちまったんだから、しょうがありませんな! ガハハ!」
「しょうがないって……かなり注目の集まる大会なのに、いいんですか、そんなんで?」
「よくないでしょうな! ガハハハハ!」
「はぁ……次行こ」
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