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笑顔でお別れです
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「セシリア無事でしたのね」
ラフィーネとアレシアに抱き締められ、セシリアもやっと安心したのかポロポロと涙をこぼし2人にしがみついた。
「本当に感謝する」
ナルサスがセシリア達を見ているセレナに頭を下げ、ホッとした顔で笑った。
「私達が勝手に押し掛けただけです」
セレナの笑顔にナルサスは微苦笑を浮かべたが静かに頷いた。
「ゆっくり出来るのなら夕食に誘いたいのだが」
マティウスの誘いは魅力的だが、どうやらゆっくりは出来なさそうだ。
「ラインの用事が終わり次第私達を元の世界に戻したがってるみたいです」
セレナは残念そうな顔でマティウスに断ると、嬉しそうにセシリアを見詰めた。
「無事で良かった」
邪神バースの力はどの程度だったか分からないが、セシリアが無事に戻ってきた。
もうゲームのエンディングは全て潰した。この後誰がどうなろうと、セシリア達が幸せであればどうでも良かった。
「セレナ様」
漸く泣き止んだセシリアがセレナの元に小走りで寄るとポケットから携帯を取り出した。
「此方をお返しします」
この世界ではあまり使えないがセシリアとセレナを繋いでくれた。
「ありがとうございます。あっ、最後にツーショット撮って良い?」
アリスから携帯の使い方を聞いているセシリアはニコニコしているが、ウィンストン家の面々は不思議そうに2人を見ている。
セレナはセシリアの頬に頬を寄せ、何度もシャッターを切る。
幸せそうなセシリアの笑顔が収められた携帯をポケットにしまうと
「セシリアたん。ハグしていい?」
柄にも無くおずおずと聞くセレナをセシリアは力一杯抱き締めた。
「セレナ様、本当にありがとうございます。どうぞお幸せに」
年下なのに自分よりもしっかりしてて、誰よりも愛らしいセシリア。
「セシリアたんも幸せになってね。シルヴァンさん、絶対セシリアたんを幸せにして」
泣きそうなセレナに声を掛けられたシルヴァンは頷いた。
「勿論です。セレナ嬢、貴女のご多幸を願っております」
気が付けばセレナの近くに光が集まり人型になった。
「大丈夫よ。そっちの用事は終わったの?」
顔やはっきりした姿は見えないが、セレナの口ぶりからライン神がきた事を察しナルサス達は最上級の礼を取る。
「セシリアたん。会えて嬉しかった。元気でね」
光に包まれたセレナが満面の笑顔で手を振る。
「セレナ様。ありがとうございます。お気をつけてお帰りください」
涙が滲んではいるがセシリアも笑顔で手を振り、光が空間に吸い込まれる様に消えるまで手を振っていた。
ラフィーネとアレシアに抱き締められ、セシリアもやっと安心したのかポロポロと涙をこぼし2人にしがみついた。
「本当に感謝する」
ナルサスがセシリア達を見ているセレナに頭を下げ、ホッとした顔で笑った。
「私達が勝手に押し掛けただけです」
セレナの笑顔にナルサスは微苦笑を浮かべたが静かに頷いた。
「ゆっくり出来るのなら夕食に誘いたいのだが」
マティウスの誘いは魅力的だが、どうやらゆっくりは出来なさそうだ。
「ラインの用事が終わり次第私達を元の世界に戻したがってるみたいです」
セレナは残念そうな顔でマティウスに断ると、嬉しそうにセシリアを見詰めた。
「無事で良かった」
邪神バースの力はどの程度だったか分からないが、セシリアが無事に戻ってきた。
もうゲームのエンディングは全て潰した。この後誰がどうなろうと、セシリア達が幸せであればどうでも良かった。
「セレナ様」
漸く泣き止んだセシリアがセレナの元に小走りで寄るとポケットから携帯を取り出した。
「此方をお返しします」
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「ありがとうございます。あっ、最後にツーショット撮って良い?」
アリスから携帯の使い方を聞いているセシリアはニコニコしているが、ウィンストン家の面々は不思議そうに2人を見ている。
セレナはセシリアの頬に頬を寄せ、何度もシャッターを切る。
幸せそうなセシリアの笑顔が収められた携帯をポケットにしまうと
「セシリアたん。ハグしていい?」
柄にも無くおずおずと聞くセレナをセシリアは力一杯抱き締めた。
「セレナ様、本当にありがとうございます。どうぞお幸せに」
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「セシリアたんも幸せになってね。シルヴァンさん、絶対セシリアたんを幸せにして」
泣きそうなセレナに声を掛けられたシルヴァンは頷いた。
「勿論です。セレナ嬢、貴女のご多幸を願っております」
気が付けばセレナの近くに光が集まり人型になった。
「大丈夫よ。そっちの用事は終わったの?」
顔やはっきりした姿は見えないが、セレナの口ぶりからライン神がきた事を察しナルサス達は最上級の礼を取る。
「セシリアたん。会えて嬉しかった。元気でね」
光に包まれたセレナが満面の笑顔で手を振る。
「セレナ様。ありがとうございます。お気をつけてお帰りください」
涙が滲んではいるがセシリアも笑顔で手を振り、光が空間に吸い込まれる様に消えるまで手を振っていた。
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