先生に恋した私。

あめ

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好き?

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「いい感じ。」ここではどんな意味を指すのだろう。

『え?いい感じって、どういうことだよw』

それだけ打って画面を落とした。

ベッドに仰向きに倒れる。
腕で目を覆うと朝握られたところが熱く思えた。
今日あったことを思い出す。


「明日こそ、しっかり……」





「おはよー」「今日も暑いねー」
「宿題あったけー?」
「あー疲れたー」
いつも通りの世界。昨日あった事は先生と私だけが知っていること。
なんだか頭がボーッとして顔が熱い。頭も痛くて風邪気味だ。
今日の朝も先生とすれ違った。周りには誰もいなかった。
「よぉ。」
といつも通り手を上に上げてくる。
私も「おはよう」と返そうかと思ったけど、「タメ口もほどほどに」と言われた昨日を思い出し、「おはようございます。」
と返した。手を上げるとハイタッチではなく、ギュッと握られた。
「え」
先生はニヤニヤしていた。
「なんですか???」
と聞くと腕を引っ張り私と先生は向き合う形になった。
「え?え?」
動揺していると
「熱あるでしょ。」
と言われた。確かに朝からなんだか体がだるかった。
「あー。そうかもしれないです。」
と目線を上に落とすと先生が私の額に手を乗っけた。
「えりなって身体弱いのなー」
触られている額を意識すると熱くなるのがわかった。
「あ、熱くなった。えりなって、ほんと俺のこと大好きだよな。」
相変わらずの微笑み。いつもなら笑い飛ばすのに、今日は笑う気力さえなかった。



ふっと目の前が暗くなった。




目を開けると、そこは保健室だった。体を起こし、カーテンのすきから外を覗くと松倉先生がいた。

「おっ、起きたか?」
「はい。てか、なんで私ここにいんの?」
「お前、寝起き悪いな。」
「そう?」 
「ま、お前が熱で倒れたから運んでやったんだよ。」
運ばれた?なかなか熱を出さない私が?
「そうですか…。」
「それより、体調は平気なの?」
今思えばさっきより全然ましになっていた。
「あ、今はもう。。。」
時計を見るともう3時間目の途中だった。
3時間ほど寝ていたのだ。
「え、時間やばい。」
ベッドから降りた。
「あ、それは俺が話つけておいたから。」
そういいながら先生は自分が座っている隣の席を叩いた。
「こっち来て。」

私は静かに座った。
「でさぁ、どうなの?」
先生は私の目を見ながらそう言った。
「え?何が?」
「俺のことすきでしょ?」
私が_____先生を?





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