先生に恋した私。

あめ

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まさか…

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『えりなー?』
かえでとは、クラスも違うし小学校も違う。なにも接点はないけど仲が良い。「親友」という存在だ。
『なになにー』
『えりなって好きな人いないの?』
『えっ。いないよー。』
『そかそか』

好きな人なんて考えられない。今は自分のことだけで精一杯だ。でも、最近好きな人って言われると松倉先生が思い浮かぶ。ありえないよね。私はその時、明日のことを考えた。明日も空き教室で話せるのだろうか。


「あ、えりなちゃーん。よぉ。」
と相変わらずの挨拶をかけてくる松倉先生。
「どうも。」
今日は手を挙げてこなくて少しだけ残念だった。でも、自分から手を出すわけにもいかず、そのまま通り過ぎようとしたそのとき、すれ違うときに先生の手が私の手を軽くキュッと握った。その一瞬で手は私の手を離れ、先生は何事も無かったように通り過ぎていった。
「えっ。なに。」
つい口に出してしまった。
顔が赤くなった。暑かった。
きっと、理由はびっくりしたから。そう言い聞かせた。

そして、やっぱり今日も空き教室へ行った。
「あ、やっぱり来てくれたんだね。

「はい。」
先生がニヤニヤしていた。何か変なことでもしたのかと不安になった。
「今日の朝、反応面白かったよ」
と言われた。今日の朝は、先生に手を軽く握られた。そのことを思い出すと顔が赤くなる。
「先生っ!!からかわないでよ!!」
と照れ隠しに手を打って笑って見せた。
「あ、タメ口だった。すみません。」
謝ると
「いいよいいよ。えりなはタメ口でいい。その方が話しやすいでしょ?」そういいながらニコッと笑った。「でも、ほどほどにね。」と付け加えた。
とても嬉しかった。ほかの生徒よりも特別な感じがした。
「うれしそう。」
と先生が笑う。
「少しだけね!」と答える。


「今日は先生、委員会の仕事あると思ったからこうやって会えないと思ってたよー」先生はニヤニヤしながら
「まぁ、えりなは俺のこと大好きだから、会いたいと思ってね。」
「はい……え?」
のりでハイとか言ってしまった。
「あ、いや、そういうわけじゃなくて。」
やらかした。何認めてるんだ。私。
「素直だなー」と笑われる。
私も笑っていた。




家に帰ってからスマホを開くと10件ほど通知が来ていた。開いてみるとかえでからだった。

『えりなー?』
『家ついたー?』
『あれー?』
『今日塾?』

先生と話していたら既読が遅くなってしまい申し訳ないと思った。
下にスライドして読んでいく。最後のスタンプの前に一言。



『えりなって、松倉先生といい感じだよねー』



……To be continued
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