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真夏のまなったん。スペシャル。
二人の距離感。
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「真夏ぅ~!ただいまぁ~!」
玄関の方から元気な声とパタパタと足音をさせながら満面の笑みで舞が台所で晩御飯を作っている真夏の元に駆け寄ってくる。
「おかえり舞、思ったよりも早かったね。」
「ただいま!今日のご飯はなぁに?」
エプロンを着けて台所に立つ真夏の後ろから抱きつき肩に顎を乗せる舞。
「今日は、舞の好きなビーフシチューだよ、煮込むのにあと少し時間がかかるから先にお風呂入って来ちゃえば?」
「やったー!!真夏の作るビーフシチュー、私、大好きだよ!!」
「ありがと、嬉しいけどちょっと近いよ?舞?」
「いいじゃん!疲れた体を真夏で回復中なの!」
「回復してくれるのはいいけど、洗い物とかしたいからちょっとだけ離れてくれるかな?」
「やだ、離れたくない。」
真夏を抱きしめている舞の手に力が入る。二人の密着度はさらに高まる。お互いの体から心音が伝わってくるのを感じることが出来た。
「もう、わがまま言わないでよ、ちょっとでいいから離れてくれない?」
「真夏、私のこと嫌いなの?」
「いや、嫌いとかそういうことじゃなくてさ、」
「答えになってない、私のこと嫌い?」
「舞のこと嫌いになるわけないでしょ?」
「じゃあ、好き?」
「うーん、好きとは違うかな?」
「えっ!?」
真夏の言葉に驚いた舞は、真夏から離れてその場に立ち尽くした。すると真夏が振り返り舞に唇を重ねた。起きた出来事の多さに舞は、思考が停止してしまっている。
「舞、愛してるよ。」
「んっ!」
「舞?顔真っ赤になってるけど大丈夫?」
色白の舞の肌は赤く染まり体は固まったまま、真夏の声は届いていない様子の舞。
「お~い!大丈夫?まいっ!!」
「ず、ずるいよ真夏。」
「えっ?嫌だった?」
「い、嫌じゃないけど急には、反則だよ~」
正面から真夏に抱きつく舞は、少しだけ目が潤んでいた。
「あれ?舞、もしかして泣いてる?」
「うるさい、泣いてないもん。」
「泣き顔も可愛いけど、せっかくの美人さんが台無しだよ?ほら涙拭きな?」
「う、ん。」
「とりあえずお風呂入っておいで?」
「うん、分かった。」
とぼとぼと、少し力が抜けた後ろ姿を真夏に向けたまま一人、浴室へと向かった。舞を優しく見守り、真夏は再び晩御飯の準備や洗い物などの作業を再開した。暫くして、料理も完成して準備も終わり、舞が風呂から上がるのを読書をしながら待っていた。
「まなつぅ~!!パジャマとタオル持って来て~!!」
「舞、着替えとタオルここに置いておくよ。」
「うん、ありがと!真夏も一緒に入れば??」
さっきまでとは、打って変わって明るい声色で真夏に入浴を促す。
「私は後でいいよ、」
「え~、せっかくだから一緒に入ろうよ!洗いっこしよっ!」
「洗いっこなんてしないよ、ご飯の準備してるから早く出てきてね。」
「たまには一緒に入ろうよ!」
「ごはん冷めちゃうから早くしてね~。」
そう言って真夏は脱衣所に背を向けてリビングへ行った。
「真夏のケチ~!」
「冷めちゃうから早くして~」
「は~い、お待たせしました!」
「遅いよ、さぁ食べよう」
「わぁ!美味しそう!!いただきます!」
「いただきます。」
~食後~
「あ~、美味しかったぁ!ごちそうさまでした!」
「洗い物は明日の朝、やるからシンクに入れるだけでいいよ」
「じゃあ私、お風呂入ってくるね。」
「はーい、いってらっしゃい!」
~真夏入浴後~
「まなつ、遅いよ!」
「まだ起きてたんだ、先に寝ててくれてよかったのに。」
「明日は、お休みだから今日は一緒に寝ようよっ!!」
「ごめん、私これからまだ仕事あるから今日はごめん」
「え、じゃあ真夏の部屋で寝てもいい?邪魔はしないからさ!お願いっ!」
「舞がいると私が集中できないからなぁ。」
「え、私ってそんな邪魔かな?」
「いやっ、そうじゃなくてさ、」
「じゃあ、なに?」
「その、舞がいると思うと変に意識しちゃってさ、私ね、普段はあんまり伝えられてないけど、舞のことが大好きだから一緒にいるだけでドキドキして集中出来なくなっちゃうから。」
「なにそれ。」
「え?急にこんなこと言って気持ち悪かった?」
「ちょーー!嬉しいよっ!!こんな可愛い彼女にそんな風に思われてたなんて!言ってくれれば良かったのに!もー、そんなシャイな所も含めて大好きだよっ!」
テンションの上がった舞が真夏を勢いよく抱きしめる。舞の体重が体にかかって少しだけ後ろに体をのけ反らせながらその場に立ち尽くす真夏。
「ちょっと、苦しいよ舞。」
「いいじゃん、もう少しだけこのままでいさせて、ね?」
「うん、でも、もう少しだけだからね?」
互いの体温、匂い、少し早まる鼓動が手に取るように体で感じ取ることが出来る。抱き合う二人を甘く優しい時間が包み込む
玄関の方から元気な声とパタパタと足音をさせながら満面の笑みで舞が台所で晩御飯を作っている真夏の元に駆け寄ってくる。
「おかえり舞、思ったよりも早かったね。」
「ただいま!今日のご飯はなぁに?」
エプロンを着けて台所に立つ真夏の後ろから抱きつき肩に顎を乗せる舞。
「今日は、舞の好きなビーフシチューだよ、煮込むのにあと少し時間がかかるから先にお風呂入って来ちゃえば?」
「やったー!!真夏の作るビーフシチュー、私、大好きだよ!!」
「ありがと、嬉しいけどちょっと近いよ?舞?」
「いいじゃん!疲れた体を真夏で回復中なの!」
「回復してくれるのはいいけど、洗い物とかしたいからちょっとだけ離れてくれるかな?」
「やだ、離れたくない。」
真夏を抱きしめている舞の手に力が入る。二人の密着度はさらに高まる。お互いの体から心音が伝わってくるのを感じることが出来た。
「もう、わがまま言わないでよ、ちょっとでいいから離れてくれない?」
「真夏、私のこと嫌いなの?」
「いや、嫌いとかそういうことじゃなくてさ、」
「答えになってない、私のこと嫌い?」
「舞のこと嫌いになるわけないでしょ?」
「じゃあ、好き?」
「うーん、好きとは違うかな?」
「えっ!?」
真夏の言葉に驚いた舞は、真夏から離れてその場に立ち尽くした。すると真夏が振り返り舞に唇を重ねた。起きた出来事の多さに舞は、思考が停止してしまっている。
「舞、愛してるよ。」
「んっ!」
「舞?顔真っ赤になってるけど大丈夫?」
色白の舞の肌は赤く染まり体は固まったまま、真夏の声は届いていない様子の舞。
「お~い!大丈夫?まいっ!!」
「ず、ずるいよ真夏。」
「えっ?嫌だった?」
「い、嫌じゃないけど急には、反則だよ~」
正面から真夏に抱きつく舞は、少しだけ目が潤んでいた。
「あれ?舞、もしかして泣いてる?」
「うるさい、泣いてないもん。」
「泣き顔も可愛いけど、せっかくの美人さんが台無しだよ?ほら涙拭きな?」
「う、ん。」
「とりあえずお風呂入っておいで?」
「うん、分かった。」
とぼとぼと、少し力が抜けた後ろ姿を真夏に向けたまま一人、浴室へと向かった。舞を優しく見守り、真夏は再び晩御飯の準備や洗い物などの作業を再開した。暫くして、料理も完成して準備も終わり、舞が風呂から上がるのを読書をしながら待っていた。
「まなつぅ~!!パジャマとタオル持って来て~!!」
「舞、着替えとタオルここに置いておくよ。」
「うん、ありがと!真夏も一緒に入れば??」
さっきまでとは、打って変わって明るい声色で真夏に入浴を促す。
「私は後でいいよ、」
「え~、せっかくだから一緒に入ろうよ!洗いっこしよっ!」
「洗いっこなんてしないよ、ご飯の準備してるから早く出てきてね。」
「たまには一緒に入ろうよ!」
「ごはん冷めちゃうから早くしてね~。」
そう言って真夏は脱衣所に背を向けてリビングへ行った。
「真夏のケチ~!」
「冷めちゃうから早くして~」
「は~い、お待たせしました!」
「遅いよ、さぁ食べよう」
「わぁ!美味しそう!!いただきます!」
「いただきます。」
~食後~
「あ~、美味しかったぁ!ごちそうさまでした!」
「洗い物は明日の朝、やるからシンクに入れるだけでいいよ」
「じゃあ私、お風呂入ってくるね。」
「はーい、いってらっしゃい!」
~真夏入浴後~
「まなつ、遅いよ!」
「まだ起きてたんだ、先に寝ててくれてよかったのに。」
「明日は、お休みだから今日は一緒に寝ようよっ!!」
「ごめん、私これからまだ仕事あるから今日はごめん」
「え、じゃあ真夏の部屋で寝てもいい?邪魔はしないからさ!お願いっ!」
「舞がいると私が集中できないからなぁ。」
「え、私ってそんな邪魔かな?」
「いやっ、そうじゃなくてさ、」
「じゃあ、なに?」
「その、舞がいると思うと変に意識しちゃってさ、私ね、普段はあんまり伝えられてないけど、舞のことが大好きだから一緒にいるだけでドキドキして集中出来なくなっちゃうから。」
「なにそれ。」
「え?急にこんなこと言って気持ち悪かった?」
「ちょーー!嬉しいよっ!!こんな可愛い彼女にそんな風に思われてたなんて!言ってくれれば良かったのに!もー、そんなシャイな所も含めて大好きだよっ!」
テンションの上がった舞が真夏を勢いよく抱きしめる。舞の体重が体にかかって少しだけ後ろに体をのけ反らせながらその場に立ち尽くす真夏。
「ちょっと、苦しいよ舞。」
「いいじゃん、もう少しだけこのままでいさせて、ね?」
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