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一章
冒険者ギルド、再び
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次の日の朝、ワシはセドと待ち合わせして冒険者ギルドへやって来た。
勿論レオンも一緒だ
そう言えば言い忘れていたが、この間レオンを鑑定した。その結果がこれだ。
レオン
12歳
HP500/500
MP10000/10000
属性
生活魔法・風属性・光属性
いや、MP多過ぎないか?
しかも珍しい光属性
因みにレオンは十二歳なので冒険者ギルドに登録できる年齢だ。
だが今の状況を見ると登録するのはまだ先になりそうだ。
それはそうと、ついにやって来ました冒険者ギルド
試験でやらかしたからなぁー
正直ギルドでどういう噂がたっているかわからない。
だが入るのを躊躇していては仕事もできない...入るか
そう思い冒険者ギルドの扉を押して開く
ワシの後にセドも続いて入ってくる。
ザワザワとしていた冒険者ギルド内が一瞬シンッと静かになると今度はヒソヒソと話し出した
それを無視して空いている受付まで歩いていく
「すみません」
「冒険者ギルドへようこそ、...あら、イサギさん」
「あれ、ミラさん、こんにちは」
「はい、こんにちは、今日はどうされましたか?依頼を受けますか?」
「いえ、それはまた近いうちに受けに来ます。今日は相談があって。」
「相談とは?」
ワシはグイッとセドを引き寄せると
「セドに剣での戦い方を教えてもらいたくて、試験官のジンさんに。」
「...剣での戦い方...ですか?」
ミラさんはそう言ってパチクリと目を見開く
「ジンさんにですか?」
「ええ、そうです。ダメですかね?...今日はジンさんはいらっしゃらないのですか?」
「えっと、そうですね、ジンさんは今日は居ないので...これは私一人では判断しかねる案件ですので上の者を呼んで参ります、少々お待ちください」
「無理を言ってすまない」
「いえ、ではお待ち下さい」
そう言ってミラさんは席を立って奥の方に消えていった
「イサギさん、俺なんだか不安になってきた...ジンさんほどの人が簡単に手の内を明かす様な事はしないと思うんだ」
「まぁ、その時はその時だ。気楽にいこう、セド」
「う、うん...」
そんな事を話しているとやはり邪魔をしてくる奴はいる様で...
「おい、お前」
そう言う声が聞こえたのであえてキョロキョロしてみる
「チッ、フードかぶってるお前だよお前!」
そう言ってグイッと肩を引っ張られる
「はぁ、なんだ?」
そう言ってガタイの良い、いかにもガラの悪いですと言った様な奴が居た
「お前だろ?ズルしてA級にしてもらったとか言う新人は!」
ザワリと周囲の冒険者が騒がしくなる
「お前みたいなヒョロイ優男がA級?ハッ、笑わせんなよ!?どうせ卑怯な手を使って試験をしたに違いねぇ!!」
「きちんと試験は受けた、その上で試験官からはA級からスタートだと言われた。もし疑問に思うならギルド職員に聞けば?」
すると余計怒らせたのか
「そもそも冒険者ギルドにガキ連れでいる事自体、この冒険者ギルドの格を落としてんだよ!!ガキと一緒に死ねや!!」
そう言って腰に下げていた剣を抜き、ワシに切り掛かってくる
「チッ、セド!レオンを!」
「はっ、はいっ!!」
セドがレオンがこちらを見えない様に抱きしめているのを見て安心する
切り掛かってきた剣を片手で軽くトッと受け止める
ワシは身体能力が上がったことに伴い、力も強くなったみたいだ。動体視力なんてもう凄い。周りがスローモーションに見える。
だからこんな剣筋の甘い剣くらい余裕で止められる
ワシが剣を止めた事でビクとも動かなくなった剣を必死に動かそうとしている様は滑稽だ
「因みにギルド内での抜剣はルールに反してそうだけど、そこの所大丈夫なの?君は」
そう言ってクスリと笑っておく
するとカァッと顔を真っ赤にして怒り出す
ぶっ殺すだの何だの物騒な言葉ばかり叫んでいるゴミ
「レオンの教育に悪いだろうが、もう喋るなよ」
そう言って剣の刃の部分を持っている手に少し力を込めれば簡単にパキンと言って壊れる
「やっすい鉄屑の剣使ってたんだな」
それにしても今後この様な絡まれら方をされるのは嫌だな、面倒だ...そうだ、見せしめにでもするか
まずこいつの顔目掛けて無詠唱で水球を作って声が出ない様に顔を覆う。
ゴボゴボと息ができない状況で必死にこの魔法を止めようとするが無駄だ。
「お前は剣が得意なんだな、じゃあ剣ができない手にしてやろうか?」
そう言うと流石に恐怖を感じたのかドサリと地面に尻もちをつく。
ガタガタと震えてこちらを見る奴の手をそっと手に取りニコリと笑う
「まずは指一本、いっとくか?」
そう言って親指を触る
「いーーーちっ」
ゴキッ
ゴボボッと水球の中で悲鳴をあげたのか余計苦しそうにするゴミ。
「じゃあ次いこう」
「次にはいかない、今すぐそいつから離れろ、イサギ。」
背後から声がしたので振り返ってみると知らない人が立っていた
「魔法も今すぐ解く様に、それをしないならば冒険者資格を剥奪するぞ」
それは困るな
ワシは大人しく魔法を解くためにパチンと指を鳴らす
「ゴホッ!!うぇっ、ゴホッ、ゴホッ!!」
「はぁ、俺はここの冒険者ギルドのギルドマスター、ナーバだ。」
「...イサギです」
「まぁ、何となく状況は読めるが...一応確認するぞ、この騒ぎはどういったものだ?」
「このゴミがワシにズルしてA級になったといちゃもんをつけてきた。そんなに不満ならギルド職員に聞けといったら剣を抜いて切り掛かってきたので正当防衛をした。それだけだ。」
するとギルドマスターのナーバが深いため息をついた
「過剰防衛だアホ!」
だが...とナーバが言葉を付け加える
「ゲイン、お前には度々ギルドから注意喚起をしていたはずだが?問題行動が多過ぎると。もう今回は庇いきれんぞ、はぁ、ギルドマスターの権限によりゲインの冒険者資格を剥奪する!」
するとゲインと呼ばれた奴の懐からギルドカードが空中に浮かんだと思った瞬間、パリンッと割れて粉々になった
その光景をゲインは呆然と見ている
「情けだ、上級ポーションをやるから飲んだら即刻この場を立ち去れ」
ゲインはナーバの言う通りにするとフラフラと冒険者ギルドから出て行った
「...イサギ、お前は冒険者というより裏稼業の拷問担当の方が適正職の様な気がするのは気のせいか?」
「気のせいでは?」
そういってニコリと笑う
「はぁ、まあいい、イサギとそこの後ろの青年と子供、ついて来い、別室に案内する」
勿論レオンも一緒だ
そう言えば言い忘れていたが、この間レオンを鑑定した。その結果がこれだ。
レオン
12歳
HP500/500
MP10000/10000
属性
生活魔法・風属性・光属性
いや、MP多過ぎないか?
しかも珍しい光属性
因みにレオンは十二歳なので冒険者ギルドに登録できる年齢だ。
だが今の状況を見ると登録するのはまだ先になりそうだ。
それはそうと、ついにやって来ました冒険者ギルド
試験でやらかしたからなぁー
正直ギルドでどういう噂がたっているかわからない。
だが入るのを躊躇していては仕事もできない...入るか
そう思い冒険者ギルドの扉を押して開く
ワシの後にセドも続いて入ってくる。
ザワザワとしていた冒険者ギルド内が一瞬シンッと静かになると今度はヒソヒソと話し出した
それを無視して空いている受付まで歩いていく
「すみません」
「冒険者ギルドへようこそ、...あら、イサギさん」
「あれ、ミラさん、こんにちは」
「はい、こんにちは、今日はどうされましたか?依頼を受けますか?」
「いえ、それはまた近いうちに受けに来ます。今日は相談があって。」
「相談とは?」
ワシはグイッとセドを引き寄せると
「セドに剣での戦い方を教えてもらいたくて、試験官のジンさんに。」
「...剣での戦い方...ですか?」
ミラさんはそう言ってパチクリと目を見開く
「ジンさんにですか?」
「ええ、そうです。ダメですかね?...今日はジンさんはいらっしゃらないのですか?」
「えっと、そうですね、ジンさんは今日は居ないので...これは私一人では判断しかねる案件ですので上の者を呼んで参ります、少々お待ちください」
「無理を言ってすまない」
「いえ、ではお待ち下さい」
そう言ってミラさんは席を立って奥の方に消えていった
「イサギさん、俺なんだか不安になってきた...ジンさんほどの人が簡単に手の内を明かす様な事はしないと思うんだ」
「まぁ、その時はその時だ。気楽にいこう、セド」
「う、うん...」
そんな事を話しているとやはり邪魔をしてくる奴はいる様で...
「おい、お前」
そう言う声が聞こえたのであえてキョロキョロしてみる
「チッ、フードかぶってるお前だよお前!」
そう言ってグイッと肩を引っ張られる
「はぁ、なんだ?」
そう言ってガタイの良い、いかにもガラの悪いですと言った様な奴が居た
「お前だろ?ズルしてA級にしてもらったとか言う新人は!」
ザワリと周囲の冒険者が騒がしくなる
「お前みたいなヒョロイ優男がA級?ハッ、笑わせんなよ!?どうせ卑怯な手を使って試験をしたに違いねぇ!!」
「きちんと試験は受けた、その上で試験官からはA級からスタートだと言われた。もし疑問に思うならギルド職員に聞けば?」
すると余計怒らせたのか
「そもそも冒険者ギルドにガキ連れでいる事自体、この冒険者ギルドの格を落としてんだよ!!ガキと一緒に死ねや!!」
そう言って腰に下げていた剣を抜き、ワシに切り掛かってくる
「チッ、セド!レオンを!」
「はっ、はいっ!!」
セドがレオンがこちらを見えない様に抱きしめているのを見て安心する
切り掛かってきた剣を片手で軽くトッと受け止める
ワシは身体能力が上がったことに伴い、力も強くなったみたいだ。動体視力なんてもう凄い。周りがスローモーションに見える。
だからこんな剣筋の甘い剣くらい余裕で止められる
ワシが剣を止めた事でビクとも動かなくなった剣を必死に動かそうとしている様は滑稽だ
「因みにギルド内での抜剣はルールに反してそうだけど、そこの所大丈夫なの?君は」
そう言ってクスリと笑っておく
するとカァッと顔を真っ赤にして怒り出す
ぶっ殺すだの何だの物騒な言葉ばかり叫んでいるゴミ
「レオンの教育に悪いだろうが、もう喋るなよ」
そう言って剣の刃の部分を持っている手に少し力を込めれば簡単にパキンと言って壊れる
「やっすい鉄屑の剣使ってたんだな」
それにしても今後この様な絡まれら方をされるのは嫌だな、面倒だ...そうだ、見せしめにでもするか
まずこいつの顔目掛けて無詠唱で水球を作って声が出ない様に顔を覆う。
ゴボゴボと息ができない状況で必死にこの魔法を止めようとするが無駄だ。
「お前は剣が得意なんだな、じゃあ剣ができない手にしてやろうか?」
そう言うと流石に恐怖を感じたのかドサリと地面に尻もちをつく。
ガタガタと震えてこちらを見る奴の手をそっと手に取りニコリと笑う
「まずは指一本、いっとくか?」
そう言って親指を触る
「いーーーちっ」
ゴキッ
ゴボボッと水球の中で悲鳴をあげたのか余計苦しそうにするゴミ。
「じゃあ次いこう」
「次にはいかない、今すぐそいつから離れろ、イサギ。」
背後から声がしたので振り返ってみると知らない人が立っていた
「魔法も今すぐ解く様に、それをしないならば冒険者資格を剥奪するぞ」
それは困るな
ワシは大人しく魔法を解くためにパチンと指を鳴らす
「ゴホッ!!うぇっ、ゴホッ、ゴホッ!!」
「はぁ、俺はここの冒険者ギルドのギルドマスター、ナーバだ。」
「...イサギです」
「まぁ、何となく状況は読めるが...一応確認するぞ、この騒ぎはどういったものだ?」
「このゴミがワシにズルしてA級になったといちゃもんをつけてきた。そんなに不満ならギルド職員に聞けといったら剣を抜いて切り掛かってきたので正当防衛をした。それだけだ。」
するとギルドマスターのナーバが深いため息をついた
「過剰防衛だアホ!」
だが...とナーバが言葉を付け加える
「ゲイン、お前には度々ギルドから注意喚起をしていたはずだが?問題行動が多過ぎると。もう今回は庇いきれんぞ、はぁ、ギルドマスターの権限によりゲインの冒険者資格を剥奪する!」
するとゲインと呼ばれた奴の懐からギルドカードが空中に浮かんだと思った瞬間、パリンッと割れて粉々になった
その光景をゲインは呆然と見ている
「情けだ、上級ポーションをやるから飲んだら即刻この場を立ち去れ」
ゲインはナーバの言う通りにするとフラフラと冒険者ギルドから出て行った
「...イサギ、お前は冒険者というより裏稼業の拷問担当の方が適正職の様な気がするのは気のせいか?」
「気のせいでは?」
そういってニコリと笑う
「はぁ、まあいい、イサギとそこの後ろの青年と子供、ついて来い、別室に案内する」
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