桑原家のツインズ!高校デビュー☆の裏側

みのる

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昔思い出す『夏祭り』

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夜中に、俺は清美に話しかけた。

『ねぇ…明日は「夏祭り」じゃない?ツインズは…行きたかったら自分で行くだろうし、俺と2人で、お祭り行かない?…美味しい物買ったげるし♡…ね?』

甘えた声で清美に提案。清美のツボにハマったらしく、

『ん…』

俺にカラダを擦り寄せながら、

『行く………(照)』

と答えた!昔を思いだしながら、甘酸っぱい一時を過ごそうじゃないか⁉️ハニィ♡→俺の事は”ダーリン“って呼んでね♪
それからまた、夜は大ハッスル‼清美の切ない喘ぎ声と、俺の荒い息遣いが、部屋を支配する。


そして朝。仕事の支度をする俺と、ごはんの支度、洗濯等をする清美。すれ違いざまに、

『じゃあ…待っててね♡清美…』

頬にチュッと口付ける。清美は真っ赤になりながら、また雑に洗濯物を洗濯機に放り込んでた(笑)

ツインズは、夏休みだ。従って、出かける前の『いつものやつ』が出来ない(涙∞)
仕方ないから、諦めようと思ったら、なんと2人とも『寝坊助さん』ではありませんか⁉

俺は安心して『いってきます♡』とこころゆくまで『いつものやつ』を堪能した。
朝から乱れる2人の息遣い。

『ハァッハァッ…待っててね、清美…』

家を出る俺。

『ハァッハァッ…あ…洗たく…干さないと…』

慌てて洗濯を干す清美。

昼頃になっていきなりそらが、

『母さん、あたしに合うような浴衣無いかな?』

聞いて来た。私は心当たりがあるので、

『ちょっと待ってろ?』

私はそのまま家を飛び出した。
しばらくして浴衣一式を持って、走って帰った。ハアッハアッ…と息が乱れてる。そらは気になったのか、

『母さん、何処行ってたの?』

そう聞いてくる。私は

『なぁに、ちょっと知り合いのとこまでだ!』

紺地に色とりどりの朝顔が可愛い。黄色い帯に、赤い鼻緒の下駄。

『そら、合わせてみなよ?』

そらに着付けてやる。

『うん!ちょうどいいよ、母さん。ありがとう♪』

私も満足気だ。

「私も、昔、父さんと夏祭り行ったなぁ…」

ポソリ呟く私。←『あの頃』が、懐かしいですね?今日も行くんでしたっけ?

ちょっと早めに、そらの準備が整ってしまったみたいだ。するとそこにピンポーン♪と呼び鈴の音。

『はーい、どなただ?』

たずねる私。

『こんにちは…』

おやおや、「おむかえ」が来たよぉだぞ?

『今開けるからな?』

そぉ言って、そらにニヤリと笑いかける私。

ガチャ。キィ…
そこに立っていたはるまくん。

『待ち切れなくて…迎えに来ちゃった…』

私が、

『もぉ、そらもじゅんび出来たから、いつでも行けるんだぞ?』

早めにそらを追い出そうとする。

『まだ屋台とかまばらだけだけど、もう行かない?』

『今すぐ行きます‼』

代わりに返事をする私。
はるまくんに連れられ、だいぶ早くに出かけるそら。

『いってらっしゃぁい!』

ニヤニヤしながら私はそらを追い出してやった(笑)

大地は部活だ。帰りは早いかもしれないけど…私、し~らない♪←(酷い…)
洗たくをたたんだり、お風呂洗ったりしてたら、まぁまぁ良い時間になった。


階段を急いでかけ上がる音。激しい息づかいがドアをはさんでも聞こえてくる。
”秀!帰ってきた(喜)“急いでドアをあける。
ずっとこころまちにしてた清美。

『ハァッハァッ…た、だいま…ゼーハーゼーハー』

息も絶え絶えに帰宅の秀に思わず抱きついた。

俺は清美の頭を撫でながら、

『俺が居なくて、寂しかったの?』

意地悪な質問。清美は顔を真っ赤にしながら、

『そんなこと…ない‼』

と言い切った。
(でも知ってる。ほんとぉは1人で寂しかったんだって…)少し、タイミングズレたけど、『いつものやつ』を時間をかけて行う。清美は、いつも以上に俺の舌を貪った。

『ハァッハァッ…そろそろ、行こうか…ハァッ』

息を荒げて問う俺に、

『ハァッハァッ…うん、行く…』

答えた清美。
ドアに鍵をかけて清美のお手々に俺の指を絡めて手を握り、(今更恋人繋ぎ⁉)出発‼いつまでも気分は『恋人♡』(お子様連れでもね…?)

歩きながら、清美に聞く。

『何食べたい?』

清美はうーんと悩み、

『たこやき‼』

と答える。
…たこ焼き…(甦るあの記憶)俺は(怪しい笑みを隠しながら)

『良いよ♪買ったげる♡』

周りを気にしないで、清美の頬に軽く口付けた。
清美は…ちょっと恥ずかしいみたい♪しきりに周りを気にしてた。


『あれぇ?課長じゃないですか?』

…聞き覚えのある声。俺は振り返る。同じ支店の部下(渉外行員)が実に意外と言う顔で、立ってた。渉外行員は続けて言う。

『課長…可愛い奥さんと、「ラブラブ」なんですね?(ニヤリ)』

ジロジロ俺と清美の事を舐めるよぉにして、俺たちの固く握られた手を見て冷やかす。俺は平気な顔で、

『お前にも、可愛い彼女早く出来るといいな?(ニッコリ)』

唖然とする部下に「じゃあ、失礼するよ?」と足早にその場を後にした。
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