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約束の『プリンアラモード』

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翌週の日曜日、俺たちは

『ちょっと出かけて来るから‼』

蒼空に言い残し、2人でいつかの喫茶店へ向かった。…目指すはプリンアラモード…
喫茶店行くとか言ったら、

『あたしも行く~‼』

とか何とか言って、ついてくること間違いなし‼

店員さんに案内されて、席に座る。さすが日曜日。人が結構多い。(前に来た時とは違う席)
メニューを見ながら、ワクワクして俺に言う清美。

『コレが“ぷりんあらもーど”と言うやつなのか?』

答える俺。

『そぉだよ♪美味しそぉでしょ?』

…プリンにこれでもか!と言うほど、飾られたフルーツという従者を従え、トドメはてっぺんの生クリームと鎮座する女王様『さくらんぼ』…清美は迷いもなく、プリンアラモードを選んだ。
俺はホットコーヒー。

俺のホットコーヒーが先に来る。ちょっと時間かかったけど、清美のプリンアラモードも、無事に到着。
清美ちゃん、少し『鑑賞する』という事を学んだ。

『…すごいなぁ!くだものいっぱいだぞ!…なぁ、食べていいか?(ワクワク)』

嬉しそぉな清美。俺に、『食べていいか?』と許可を求めてきた!(珍事)
俺は、ニッコリ微笑み、

『食べていいよ?清美のプリンアラモードだからね♡』

ちょっとだけ、欲しいな…(羨)

清美は幸せそぉに食べ始めた。…うーん、清美ちゃん(汗)変わらないね(ダラダラ)お口、クリームだらけ。俺はそっと席を立ち、清美の横に座った。

『…ホラ、こぉんなにクリームいっぱい付いてるよ?(ペロペロ)』

夢中で清美のお口のクリームを舐める。

『…んっ!ゃだぁ…』

嫌がる清美のお口を舐めとり、大満足な俺。(ゴチソウサマ!)
俺は恥を捨てた!(威張)それよりも、清美が大事♡
俺にお口を舐められ、なんか不機嫌な清美。(もしかして、後で自分のお口、舐めるつもりだったのかな?ドキドキ)

(清美ちゃん、実は恥ずかしいだけでありました(笑))

『美味しかった?清美』

いやらしい瞳…基優しい瞳で清美に語りかける。

『…うまかった。また食べたいぞ?』

満足気な清美。良かったぁ…と、俺は人目を気にせず、清美に軽く口付けた。

『…また来ようね♪』

清美は真っ赤になりながらうなずいた。

支払いを済ませ、清美のお手々を『恋人繋ぎ』に絡めて身もこころも満足した俺だった。

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