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第14話 こころ打ち砕かれる
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どんよりとした怪しい空模様の中
空を見上げながら“ 今にも降りそうだな… ”
と思い足早に何でも屋を目指す1つの影
ガラガラガラっと引き戸が開き、来店と共に
『今日もまた一雨来そうだな』
と呟きながら傘を入口に設置されてる傘立てへ押し込む青年。
店主、
『やあ、今日も来たのかい』
と相変わらずな出迎え。
青年は店主に返す。
『あぁ、近くまで来たから寄ったんだ』
外ではゴロゴロと雷が鳴り出し、雨がザーッと降り出した。
「あー、ついに降り出したか」
と呟く青年。
いつもと同じ様に店主と青年が会話を楽しんでると、
ピカっ!と光り、ゴロゴロゴロ…と雷鳴が大音量で響き渡る。
青年が、
『今のはデカかったな、どこかに落ちたんじゃないか?』
と言うやいなや、
『ヒー!!』
と店の奥から飛び出してきた奥さん。
ゴロゴロゴロ…(ガラガラガラっ!)とまた響き渡る雷の音。
『ヒィィィィっ!!』
と涎を垂らしながら怖がる奥さん。
風が吹き込む店内。
店主ら3人が振り返るといつの間にか開いている引き戸。
濡れた髪を垂らした女性がスーッと音もなく入ってくる。
思わず
『ヒッ!!』
と息を呑む青年。
引きつった顔をした店主が、
『いらっしゃい』
と声をかけた。
不気味な笑みを浮かべたタラコ唇のお嬢さんが立っていた。
タラコ唇のお嬢さんが、
『こんにちは、また来ちゃいました』
と頬を染めている。
青年は内心ホッとして、
” ふ~(なんだ人間か· · ·、しかしデカい唇だな· · ·) “
と一息つく。
奥さんが濡れてる事に気付き、
『あらあら濡れてるじゃないか、ほらほらお前さん!早くタオルを出してやりな?』
と店主を叱る。
店主は、
『おっと、こりゃいかん』
とタオルを手渡す。
タラコ唇のお嬢さんはお礼を言う。
『ありがとうございます。あっ· · ·(あぁ手が· · ·)』
タオルを受け取る時に手が触れてしまい、顔を茹でダコの様に真っ赤に染め上げるタラコ唇のお嬢さん。
奥さんはそれを見て、
はぁ~(こりゃ重症だね)
とため息。
青年が、
『そろそろ帰るよ』
とそそくさ立ち去る青年。
(しかし奥さんに似てたな· · ·姉妹?な、訳無いか)
濡れた髪などを拭き終えたタラコ唇の女性が、
『すみません、助かりました。あの· · ·濡れたままで申し訳ないのですがこれ…』
とタオルを差し出し、あることに気付いた。
『あのこれって…昔治タオルじゃ・・・売り物ですよね?』
店主は言う。
『あぁ別に構わないよ、家で使ってる奴だから気にするな』
とタオルを受け取る。
『で、今日は何が欲しいのかな?』
タラコ唇の女性少し悩んだ様な顔をして、
『少し店内を見させて貰っても良いですか?』
と問う。
店主は、
『あぁ構わないよ、ゆっくり見てってくれ』
女性が店内の中を見て回る。
奥さんが小声で、
「ねぇお前さん、あのお嬢さん彼氏居ないっぽいけど…先程の青年なんかはどうかね?悪い人じゃないし、確か彼女いなかったよねぇ?」
店主も小声で返す。
「前に彼女を買ったから居ないはずだ、けどあのお嬢ちゃんに彼氏が居ないなんてなんで分かるんだ?」
奥さんは、
「フフフ、女の感よ」
と笑う。
タラコ唇の女性が商品を指差す。
『すみません、この可愛い花柄模様のティーカップをください』
店主は、
『はいよ』
と取りだし会計をしながら、
『お嬢ちゃん、一つ聞きたいんだが、彼氏は居ないのかね?』
と問う。
タラコ唇の女性が顔を再び真っ赤に染め、
『は、はい、居ません· · ·』
答える。
(も、もしかして?ドキドキ)
店主はティーカップを手渡し、
『そうかい、じゃあさ…先程店に居た青年なんかどうだい?良かったら紹介するけど?』
一瞬戸惑い、顔を曇らすタラコ唇の女性。
『えっ?はぁ· · ·』
奥さんも、
『悪い話じゃ無いと思うけどねぇ、話をしてみて合わないと思ったらそれまででいいと思うし…
それよりも…』
と奥さんがタラコ唇の女性を店主から離れた所へ引っ張っていき小声で、
「あんたがうちの人の事を好きなのは知ってるから気が進まない気持ちは分かるんだけどねぇ、うちの人なんかよりももっと自分に合ったいい人を探さないとね?」
と心苦しそうに伝える。
タラコ唇の女性の頬に一筋の涙が流れる。
『· · ·考えておきます、· · ·今日はこれで失礼します』
と涙声で言い残し立ち去る。
奥さんは店主に、
『なんか悪いことしたかねぇ· · ·』
とボヤキ店の奥へと入っていく。
店主は店先を眺めながらある事に気付いた。
あっ、あいつ傘を忘れて行きやがった!
空を見上げながら“ 今にも降りそうだな… ”
と思い足早に何でも屋を目指す1つの影
ガラガラガラっと引き戸が開き、来店と共に
『今日もまた一雨来そうだな』
と呟きながら傘を入口に設置されてる傘立てへ押し込む青年。
店主、
『やあ、今日も来たのかい』
と相変わらずな出迎え。
青年は店主に返す。
『あぁ、近くまで来たから寄ったんだ』
外ではゴロゴロと雷が鳴り出し、雨がザーッと降り出した。
「あー、ついに降り出したか」
と呟く青年。
いつもと同じ様に店主と青年が会話を楽しんでると、
ピカっ!と光り、ゴロゴロゴロ…と雷鳴が大音量で響き渡る。
青年が、
『今のはデカかったな、どこかに落ちたんじゃないか?』
と言うやいなや、
『ヒー!!』
と店の奥から飛び出してきた奥さん。
ゴロゴロゴロ…(ガラガラガラっ!)とまた響き渡る雷の音。
『ヒィィィィっ!!』
と涎を垂らしながら怖がる奥さん。
風が吹き込む店内。
店主ら3人が振り返るといつの間にか開いている引き戸。
濡れた髪を垂らした女性がスーッと音もなく入ってくる。
思わず
『ヒッ!!』
と息を呑む青年。
引きつった顔をした店主が、
『いらっしゃい』
と声をかけた。
不気味な笑みを浮かべたタラコ唇のお嬢さんが立っていた。
タラコ唇のお嬢さんが、
『こんにちは、また来ちゃいました』
と頬を染めている。
青年は内心ホッとして、
” ふ~(なんだ人間か· · ·、しかしデカい唇だな· · ·) “
と一息つく。
奥さんが濡れてる事に気付き、
『あらあら濡れてるじゃないか、ほらほらお前さん!早くタオルを出してやりな?』
と店主を叱る。
店主は、
『おっと、こりゃいかん』
とタオルを手渡す。
タラコ唇のお嬢さんはお礼を言う。
『ありがとうございます。あっ· · ·(あぁ手が· · ·)』
タオルを受け取る時に手が触れてしまい、顔を茹でダコの様に真っ赤に染め上げるタラコ唇のお嬢さん。
奥さんはそれを見て、
はぁ~(こりゃ重症だね)
とため息。
青年が、
『そろそろ帰るよ』
とそそくさ立ち去る青年。
(しかし奥さんに似てたな· · ·姉妹?な、訳無いか)
濡れた髪などを拭き終えたタラコ唇の女性が、
『すみません、助かりました。あの· · ·濡れたままで申し訳ないのですがこれ…』
とタオルを差し出し、あることに気付いた。
『あのこれって…昔治タオルじゃ・・・売り物ですよね?』
店主は言う。
『あぁ別に構わないよ、家で使ってる奴だから気にするな』
とタオルを受け取る。
『で、今日は何が欲しいのかな?』
タラコ唇の女性少し悩んだ様な顔をして、
『少し店内を見させて貰っても良いですか?』
と問う。
店主は、
『あぁ構わないよ、ゆっくり見てってくれ』
女性が店内の中を見て回る。
奥さんが小声で、
「ねぇお前さん、あのお嬢さん彼氏居ないっぽいけど…先程の青年なんかはどうかね?悪い人じゃないし、確か彼女いなかったよねぇ?」
店主も小声で返す。
「前に彼女を買ったから居ないはずだ、けどあのお嬢ちゃんに彼氏が居ないなんてなんで分かるんだ?」
奥さんは、
「フフフ、女の感よ」
と笑う。
タラコ唇の女性が商品を指差す。
『すみません、この可愛い花柄模様のティーカップをください』
店主は、
『はいよ』
と取りだし会計をしながら、
『お嬢ちゃん、一つ聞きたいんだが、彼氏は居ないのかね?』
と問う。
タラコ唇の女性が顔を再び真っ赤に染め、
『は、はい、居ません· · ·』
答える。
(も、もしかして?ドキドキ)
店主はティーカップを手渡し、
『そうかい、じゃあさ…先程店に居た青年なんかどうだい?良かったら紹介するけど?』
一瞬戸惑い、顔を曇らすタラコ唇の女性。
『えっ?はぁ· · ·』
奥さんも、
『悪い話じゃ無いと思うけどねぇ、話をしてみて合わないと思ったらそれまででいいと思うし…
それよりも…』
と奥さんがタラコ唇の女性を店主から離れた所へ引っ張っていき小声で、
「あんたがうちの人の事を好きなのは知ってるから気が進まない気持ちは分かるんだけどねぇ、うちの人なんかよりももっと自分に合ったいい人を探さないとね?」
と心苦しそうに伝える。
タラコ唇の女性の頬に一筋の涙が流れる。
『· · ·考えておきます、· · ·今日はこれで失礼します』
と涙声で言い残し立ち去る。
奥さんは店主に、
『なんか悪いことしたかねぇ· · ·』
とボヤキ店の奥へと入っていく。
店主は店先を眺めながらある事に気付いた。
あっ、あいつ傘を忘れて行きやがった!
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