秀と清美

みのる

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おまけ

偶然のような『運命』(さだめ)~清美ヴァージョン~

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あれから、どれくらいか時が過ぎた。

私は家に帰りたくはない為に、いつもニコニコしてて何も言わない秀さんの家にそのまま居座り続けていた。
……その、居心地の良さ故に……

目覚めたら、いつも秀さんは居なかった。
「ガッコウ」とやらに行っているのだろう。

何故かまたアタマの中に兄のあの言葉が通り過ぎていく。

ー…………「オトコ」には気をつけろ………何をしてくるか分からんからなー



ガチャ。キィ。
赤いイスに座ってぼーっとしていたら、玄関の方で音がした。

『た、ただいま。(照)』

私はニッコリ微笑み、言う。

『おかえりなさい。』

今日も秀さんの美味しい手料理をもぐもぐして野菜も残さずに食べる。
兄にそう育てられたから、お陰で私に食べれないモノは無い。
(今日はクリィムシチューとサラダ)

秀さんがお風呂に先に入るよう私に勧めてきた。

『先に入ってきます。(ニッコリ)』

そして温かいお風呂でカラダをホッとさせる。


ポカポカなカラダを自分の着物に包み、私はお風呂を後にした。
そのまんま、寝床に入る。

『おやすみなさい』

いつものようににっこり笑い、秀さんに挨拶。

秀さん、無言。

……アレ?秀さん???
どぉしたんだろ?何か私に言い忘れた事でもあるのかな?そのまま私にゆっくりと近づいてくる。

『どうしたんですか?』

不思議な私、思わず秀さんにたずねる。
秀さんはただ、一言。

『清美ちゃん…ごめんね』

そして私は秀さんのカラダの下に敷かれた。

『しゅうさん、なに…?』

私のカオにどんどん秀さんのカオが近づいてきて……
思わず目をつぶる。私の唇に、何かとても柔らかいモノが当たった。

今まで、誰にもされた事のない行為。私のなかに"こわい"という気持ちが生まれた。

『んんっ…む…やっ…』

私は必死に暴れた。
それを軽々と押さえ込む秀さんの腕。柔らかいモノがもっと深く私の唇に触ってきて……私の口の中に秀さんの『なにか』が入ってきて……クネクネと動きまわる。

私の被っていたシーツが捲られる。
秀さんは次に私の着物に手をつけた。濃紫の帯を解き、着物の胸元を広げる。
冷たい空気がカラダ全体に当たって、私は初めての気持ちに歯を食いしばった。


カラダ中に秀さんのべろが動き回る。
私はその気持ち悪さから逃げようとする。それからただ逃げたくて秀さんを思い切り叩く。

“逃がさない”

『やだっ!や…』

俺を叩く清美の力が抜けていく。


力で押さえられて、私のなかに秀さんの「なにか」が入ってきた時………もう私はその痛さで意識を失くしていた。

"清美のなか…締まってて…すっごく気持ち良い………"
ちょっと腰を動かしただけで俺は清美に己の欲望を射精した。

清美から滲み出たモノを見て、頭を抱えた。
俺は、、、とんでもないことをしてしまった。


その日から、私の中の"なにか"がいなくなった。

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