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本編
ホワイトデー
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今年もやって来た、第二の「お菓子業界の稼ぎ時」ホワイトデー。
俺は、昨年より「いただいた女の子には、お返しをしない」と決めていた。…数が多すぎて(涙)
でも清美は別。贈るものは決めていた。
………問題は、着てくれるかどうかなんだが…
隣で眠る清美をじっと見つめた。似合うと思うんだけど…(喜)
………下着は!ごめん。今度ね?………
むにゃむにゃと、なんかしゃべってる。寝言かな?
つい、そんな可愛いところを見てしまうと、、、
口づけたくなる。そっと、、、口を近づけると、
なんと‼真反対を向かれてしまい、ボーゼン…
ー今晩のところは悔しいが引き下がろうー(悔)
勇気を振り絞り、街に出る。
……俺の大嫌いな女装をして……(服、提供母親)
この方が、服を買いやすい。(我慢だ…我慢!)
デパートで買いたかった、、、が、なにぶん貧乏なもので、安売りショッピングセンターへ。
…今からは、「春物」だよね?
物色する俺。店員!話しかけるなよ‼
春らしいピンクの薄いセーターと、白地に赤色チェックのスカートにした。(俺の趣味で短めのやつ)
靴のサイズは22㎝くらいかな?
靴と靴下も買わないと。
靴は、本人に合わせて買った方が良いんだよね?
サイズはでいくと『M』くらいだろ。
靴下は無難に白に、靴はMのペタンコぐつ(ピンク)をチョイスした。
ー後は、着てくれるかどうかなんだがー
俺の努力(?)を無駄にしないでくれ(悲)
靴、足に合うといいな♪
女装してるのも忘れて、ルンルンで帰った。
(ちゃんと女装を解除して)
家に着く。
『ただいま』
『……………………』
のっそりと、奥から清美が顔を出した。最近、ずっとお迎えしてくれる♪
『お腹すいたでしょ?昨日はカレーだったから、その残りでいいかな?』
ぱあぁっっと清美の顔が輝く。カレー大好きだもんね?
『いいぞ。(喜)』
で、いつ渡そうかな?渡すタイミングも大事!(真剣)
ごはんの後かな?(カレー食べて、ご満悦のところに
まぁ⁉素敵なプレゼント作戦)
お菓子の準備忘れた(涙)明日、ケーキ焼こうかな?
(チョコのやつ)
カレーを温め直しながら、考える。
『召し上がれ♪』
『………………(スプーンを取る)』
嬉しそうに、カレーを頬張る清美。(サラダもついてるよ~)サラダも残さず食べた清美に、
『清美ちゃん。プレゼント♪』
『?きょおはなんのひだ?』
『ホワイトデーと言って、チョコをくれた女の子に、プレゼントを贈るんだ♡』
『…くれるものはもらっといてやる』
ガサガサ、ゴソゴソ
喜んで、くれるかな?ドキドキ
にわかに、清美の表情が曇りだした。
“あれっ⁉嫌なの?”
勇気を出して、声をかける。
『い…や、だった?(涙)』
『…………………』
『OTL』
気を取り直して、試着を勧めてみる。
『ちょっと、着てみない?(汗)』
『…………………』
“やはり、嫌だったか…”(俺、頑張ったよね?、ね?)
『………どうやってきるんだ⁉』
ちょっと怒りながら聞かれる。
『あぁ‼洋服、初めてか!』
と、清美に着せたげた。
『うん、似合ってるよ‼きつくない?』
(買って良かった……(涙))
『……………………そうか?』
少し、嬉しそうだ☆
『きつくない、とおもう。』
靴もちょうどよさそう♪
ただ、“早めに下着を買ったげないと、お外は歩かせれないな”と後悔した。(チクビ……浮いてる……(涙))
その日、着せたげた洋服を、嫌がる清美からこの手で脱がせたのは言うまでもない。
(お風呂も一緒に入っちゃった♪)
明くる日、朝からケーキづくり。
(今日は日曜日)
前日に用意はしてあった。
慣れた手つきでケーキを作る秀。
その様子を、遠巻きにじっと見つめる清美。(可愛い)
チョコを割り始めた時、秀の頭を良からぬ考えがよぎった。
『清美、チョコ要る?』
『けえきにするんじゃないのか?』
『ちょっとなら余るよ♪♪』
『くれ。』(しっぽが見えるのは幻覚か?)
普通なら、少し割って渡すのだが、俺は違う。
ニッコリしながら、清美を手招きする。
『♪』(珍しい‼清美に気持ちのマーク、微笑ましい)
近寄る清美に、チョコを渡すのではなく自分の口に放り込んだ。
『‼』
そしていつものお約束♪♪
『さて、気合いも入ったし、作るぞ~』(喜)
『……………………』
汚された気分な清美。
秀、鬼畜………(涙)
さて、後は焼くだけ。おっとデコレーションしなくては。
焼いてる間、部屋の隅に隠れてしまった清美と遊ぶことにした。
『清美。(ニッコリ)』
『…………………(怯)』
“あちゃー、怖がらせちゃった(悲)”
『こっちおいで?』
『……………やだ。』
『今度はなにもしないから…(汗)』
『おまえまた、へんなこと、する。』
“べつに変なことじゃないんだけど”→そうか?
『大丈夫、何もしないから』
おず…おずと姿を現す清美。今日は着物を着ている。
ソファーに腰掛けてた俺の隣に呼ぶ。
『何もしないよ?おいで』
隣にちょこん。と腰掛ける清美。
“可愛いなぁ”
不審気に、俺を見る。
“そんなに見つめられたら…………っ”
と、手を出しかけてしまったところで、
『チーーーン‼』
ケーキ焼けた((涙))
ケーキを冷ましてチョコでコーティング。
陰でその工程を見学な清美。
『出来た‼(俺スゴい‼)』
『くえるのか!!?』
清美、陰から登場。
『切り分けてからね。何飲みたい?』
ワインはないと言おうとしたら……
『わいん。』
ドキッパリ。
『ワインはないんだ、ごめんね?』
『………こうちゃ。』
我が家には紅茶しかないのです(泣)
ケーキを切り分ける。
『明日も、明後日も食べられるよ(笑)』
『ほんとか⁉大喜』
紅茶を淹れ、美味しくケーキをいただいた。
俺は、昨年より「いただいた女の子には、お返しをしない」と決めていた。…数が多すぎて(涙)
でも清美は別。贈るものは決めていた。
………問題は、着てくれるかどうかなんだが…
隣で眠る清美をじっと見つめた。似合うと思うんだけど…(喜)
………下着は!ごめん。今度ね?………
むにゃむにゃと、なんかしゃべってる。寝言かな?
つい、そんな可愛いところを見てしまうと、、、
口づけたくなる。そっと、、、口を近づけると、
なんと‼真反対を向かれてしまい、ボーゼン…
ー今晩のところは悔しいが引き下がろうー(悔)
勇気を振り絞り、街に出る。
……俺の大嫌いな女装をして……(服、提供母親)
この方が、服を買いやすい。(我慢だ…我慢!)
デパートで買いたかった、、、が、なにぶん貧乏なもので、安売りショッピングセンターへ。
…今からは、「春物」だよね?
物色する俺。店員!話しかけるなよ‼
春らしいピンクの薄いセーターと、白地に赤色チェックのスカートにした。(俺の趣味で短めのやつ)
靴のサイズは22㎝くらいかな?
靴と靴下も買わないと。
靴は、本人に合わせて買った方が良いんだよね?
サイズはでいくと『M』くらいだろ。
靴下は無難に白に、靴はMのペタンコぐつ(ピンク)をチョイスした。
ー後は、着てくれるかどうかなんだがー
俺の努力(?)を無駄にしないでくれ(悲)
靴、足に合うといいな♪
女装してるのも忘れて、ルンルンで帰った。
(ちゃんと女装を解除して)
家に着く。
『ただいま』
『……………………』
のっそりと、奥から清美が顔を出した。最近、ずっとお迎えしてくれる♪
『お腹すいたでしょ?昨日はカレーだったから、その残りでいいかな?』
ぱあぁっっと清美の顔が輝く。カレー大好きだもんね?
『いいぞ。(喜)』
で、いつ渡そうかな?渡すタイミングも大事!(真剣)
ごはんの後かな?(カレー食べて、ご満悦のところに
まぁ⁉素敵なプレゼント作戦)
お菓子の準備忘れた(涙)明日、ケーキ焼こうかな?
(チョコのやつ)
カレーを温め直しながら、考える。
『召し上がれ♪』
『………………(スプーンを取る)』
嬉しそうに、カレーを頬張る清美。(サラダもついてるよ~)サラダも残さず食べた清美に、
『清美ちゃん。プレゼント♪』
『?きょおはなんのひだ?』
『ホワイトデーと言って、チョコをくれた女の子に、プレゼントを贈るんだ♡』
『…くれるものはもらっといてやる』
ガサガサ、ゴソゴソ
喜んで、くれるかな?ドキドキ
にわかに、清美の表情が曇りだした。
“あれっ⁉嫌なの?”
勇気を出して、声をかける。
『い…や、だった?(涙)』
『…………………』
『OTL』
気を取り直して、試着を勧めてみる。
『ちょっと、着てみない?(汗)』
『…………………』
“やはり、嫌だったか…”(俺、頑張ったよね?、ね?)
『………どうやってきるんだ⁉』
ちょっと怒りながら聞かれる。
『あぁ‼洋服、初めてか!』
と、清美に着せたげた。
『うん、似合ってるよ‼きつくない?』
(買って良かった……(涙))
『……………………そうか?』
少し、嬉しそうだ☆
『きつくない、とおもう。』
靴もちょうどよさそう♪
ただ、“早めに下着を買ったげないと、お外は歩かせれないな”と後悔した。(チクビ……浮いてる……(涙))
その日、着せたげた洋服を、嫌がる清美からこの手で脱がせたのは言うまでもない。
(お風呂も一緒に入っちゃった♪)
明くる日、朝からケーキづくり。
(今日は日曜日)
前日に用意はしてあった。
慣れた手つきでケーキを作る秀。
その様子を、遠巻きにじっと見つめる清美。(可愛い)
チョコを割り始めた時、秀の頭を良からぬ考えがよぎった。
『清美、チョコ要る?』
『けえきにするんじゃないのか?』
『ちょっとなら余るよ♪♪』
『くれ。』(しっぽが見えるのは幻覚か?)
普通なら、少し割って渡すのだが、俺は違う。
ニッコリしながら、清美を手招きする。
『♪』(珍しい‼清美に気持ちのマーク、微笑ましい)
近寄る清美に、チョコを渡すのではなく自分の口に放り込んだ。
『‼』
そしていつものお約束♪♪
『さて、気合いも入ったし、作るぞ~』(喜)
『……………………』
汚された気分な清美。
秀、鬼畜………(涙)
さて、後は焼くだけ。おっとデコレーションしなくては。
焼いてる間、部屋の隅に隠れてしまった清美と遊ぶことにした。
『清美。(ニッコリ)』
『…………………(怯)』
“あちゃー、怖がらせちゃった(悲)”
『こっちおいで?』
『……………やだ。』
『今度はなにもしないから…(汗)』
『おまえまた、へんなこと、する。』
“べつに変なことじゃないんだけど”→そうか?
『大丈夫、何もしないから』
おず…おずと姿を現す清美。今日は着物を着ている。
ソファーに腰掛けてた俺の隣に呼ぶ。
『何もしないよ?おいで』
隣にちょこん。と腰掛ける清美。
“可愛いなぁ”
不審気に、俺を見る。
“そんなに見つめられたら…………っ”
と、手を出しかけてしまったところで、
『チーーーン‼』
ケーキ焼けた((涙))
ケーキを冷ましてチョコでコーティング。
陰でその工程を見学な清美。
『出来た‼(俺スゴい‼)』
『くえるのか!!?』
清美、陰から登場。
『切り分けてからね。何飲みたい?』
ワインはないと言おうとしたら……
『わいん。』
ドキッパリ。
『ワインはないんだ、ごめんね?』
『………こうちゃ。』
我が家には紅茶しかないのです(泣)
ケーキを切り分ける。
『明日も、明後日も食べられるよ(笑)』
『ほんとか⁉大喜』
紅茶を淹れ、美味しくケーキをいただいた。
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