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「新人家政夫小成」編※
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ーとある年の四月の初めの日曜日ー
『はっ…………はじめまして!
わ、私「小成」と申す者です!
とっ…………得意分野は「家事全般」(主に掃除)でありますっ!!
どうかっ………何卒よろしくお願いいたしますっ!(ド緊張)』
サエキ家政夫紹介所にもまた、新たなる殿方が一人、戦力(?)にと加えられたようだ。
その時事務所に珍しく居合わせたコードネーム『超家政夫秀』の脳内に………その自己紹介を耳にした瞬間その頭を過ぎったのは、
"俺にも遂に「強敵が!?」"
『よろしくお願いします、小成さん♪(二ーッコリー♡)』
緊張MAXの小成に対し超家政夫秀は表面上ではとてもにこやかに見受けられたが、裏には挑戦的な表情を隠し持っていたとかいないとか?
その素性は本人のみぞ知るところである。
『秀さぁん!新規の依頼でぇす!!』
『あ、はぁい!』
遂二分ほど前に依頼先より帰還してきた秀。さすがはサエキ家政夫紹介所ナンバーワンである。即座に次の依頼先が飛び込む。
『………というか、非常に!言いづらいんだけど………
正確には「小成さん」に依頼で、彼はまだ今入ったばかりの超!ピッチピチ♡でしょ?
事務所のシステム等などをいろいろと彼に教えてあげて欲しいんだ。』
"何?この俺が…………直々に新人家政夫養成だと?(ピクリ)"
…………と彼がこころに感じたのか否かは一切の謎であるが、その表面では実に穏やかに!秀は新人小成に微笑んでみせる。
『では小成さん、早速行きましょうか?(微笑)』
…………裏では何を考えているのか…………(恐怖!)
『良かった~♪(安堵)
じゃあ小成さんの初!依頼先でぇす☆』
さて、気になる新人家政夫小成の依頼先とは………?
『あ、小成さん!(慌)
エプロン(眩しい程に純白な割烹着)と帽子(さながら学校給食配膳用のソレに似通ったモノ)を装備するのは、訪問先に到着してからだよ?』
『ぇえ!?そ、そうなんですか???』
事務員笠井からまず「家政夫の基本」なる教えを説かれる。
………新人家政夫小成の意気込みの表れといったところだろうか?
『ココが今日の依頼者が住んでるところみたいだよ?』
静かな住宅街の中に佇むなかなか小綺麗な、だが割と小さめなコーポ。三家庭くらいが生活をしてるのだろうか?
『わっ………私!!
精一杯頑張りますぅ!(思わず上ずる小成の声)』
『頑張ってくださいね♪(超笑顔)
えと………依頼者の家には……何処から入ったらイィんだろう……?』
入口が何処なのかあまりにも謎すぎて悩む野郎二人の姿に気づき駆け寄ってくるひとつの人影。
『あ、やっぱり悩んでた(笑)こっちですよ?』
その人影に確認する超家政夫秀。
『あの………
もしかして、貴方が本日の依頼者の…………』
その人影は超家政夫秀もビックリな程の素晴らしすぎる笑顔を振りまき、言うのだ。
『ハイ!依頼者の「オカダ」です!!今日はよろしくお願いします!!(爽)』
オカダさんとやらは依頼者を目前にまた!ガチガチに緊張する新人小成にチラリ目をやると意味ありげにニヤリと微笑う。
………には全く!気づきもしない新人家政夫小成。
『あれ?今日は「おひとり」に依頼していたハズなのですが?』
『ああ、ソレなんですが………
ご依頼いただいたこちらの「小成」は今日家政夫を始めたばかりのピッチピチ♡の新人でして……
今日は俺も同伴させていただいたという訳です。』
本来!お目にかかれるだけでもありがたい(?)程に「サエキ家政夫紹介所」では超レアキャラに指定されている超家政夫秀を目前に、そのオカダとやらは衝撃の一言!
『そうなんですか、
でも!コチラが依頼したのはひとりだから、お支払いは「ひとりぶん」ですよ♡(爽)』
………まぁ、事務所の方でもそういう規則で報酬はふたりで折半という事となっている。
しかしこのオカダとやら、随分と金銭に細かいな…………(まぁ、当然だけども)
『あ、それから!
入口はこちらですよ♪』
オカダさんは建物の裏側にまわり、非常口さながらの入口から建物内に颯爽と入ってゆく。
『『え!?そんなところがら!!?(絶叫)』』
ふたりの家政夫の大きな声がそのコーポに静かに住まう人々を驚かせたという。
『…………ウチの妻は料理は得意なんですけども………………
まぁ、ご覧の通りでありまして…………
今日は朝から外出して貰いました……』
どうやら此処の嫁は、片付け・掃除を最苦手科目とする人物なのであろう。
あちらこちらに飛び散らかる衣服やタオル…etc、多種多様なモノ。
『かっ!かしこまりました!!
私の得意分野は実は「掃除」でありまして…………』
「まさに!僕が求めていた仕事はコレなのよ♡」とばかりに興奮し、丸腰の状態でタイマーもセットし忘れて依頼にかかろうとする小成を慌てて止めに入る超家政夫秀。
『待ってぇぇぇえええ!
装備してタイマーセットしてからにしてぇぇぇえええ!!?』
~掃除のみで約二時間程オカダさん宅で大奮闘なふたりの家政夫~
『どうも!今日はありがとうございました!!
あ、後五分三十秒程余ってるみたいですね♡
え~と、後五分三十秒程でお願い出来る依頼は………っと。』
一分足りとも余してなるものか!とばかりに依頼を探すオカダさんとやら。
…………………なんというか………チャッカリしているオカダさん……
『どうもありがとうございました!またのご指名をお待ちしております!!』
しかしこのオカダさんとやら、デビューしたての新人家政夫小成の情報を一体何処で収集してきたのか?(謎)
※別小説『移動販売の加地さん。』も御一緒にお楽しみくださいね☆
『はっ…………はじめまして!
わ、私「小成」と申す者です!
とっ…………得意分野は「家事全般」(主に掃除)でありますっ!!
どうかっ………何卒よろしくお願いいたしますっ!(ド緊張)』
サエキ家政夫紹介所にもまた、新たなる殿方が一人、戦力(?)にと加えられたようだ。
その時事務所に珍しく居合わせたコードネーム『超家政夫秀』の脳内に………その自己紹介を耳にした瞬間その頭を過ぎったのは、
"俺にも遂に「強敵が!?」"
『よろしくお願いします、小成さん♪(二ーッコリー♡)』
緊張MAXの小成に対し超家政夫秀は表面上ではとてもにこやかに見受けられたが、裏には挑戦的な表情を隠し持っていたとかいないとか?
その素性は本人のみぞ知るところである。
『秀さぁん!新規の依頼でぇす!!』
『あ、はぁい!』
遂二分ほど前に依頼先より帰還してきた秀。さすがはサエキ家政夫紹介所ナンバーワンである。即座に次の依頼先が飛び込む。
『………というか、非常に!言いづらいんだけど………
正確には「小成さん」に依頼で、彼はまだ今入ったばかりの超!ピッチピチ♡でしょ?
事務所のシステム等などをいろいろと彼に教えてあげて欲しいんだ。』
"何?この俺が…………直々に新人家政夫養成だと?(ピクリ)"
…………と彼がこころに感じたのか否かは一切の謎であるが、その表面では実に穏やかに!秀は新人小成に微笑んでみせる。
『では小成さん、早速行きましょうか?(微笑)』
…………裏では何を考えているのか…………(恐怖!)
『良かった~♪(安堵)
じゃあ小成さんの初!依頼先でぇす☆』
さて、気になる新人家政夫小成の依頼先とは………?
『あ、小成さん!(慌)
エプロン(眩しい程に純白な割烹着)と帽子(さながら学校給食配膳用のソレに似通ったモノ)を装備するのは、訪問先に到着してからだよ?』
『ぇえ!?そ、そうなんですか???』
事務員笠井からまず「家政夫の基本」なる教えを説かれる。
………新人家政夫小成の意気込みの表れといったところだろうか?
『ココが今日の依頼者が住んでるところみたいだよ?』
静かな住宅街の中に佇むなかなか小綺麗な、だが割と小さめなコーポ。三家庭くらいが生活をしてるのだろうか?
『わっ………私!!
精一杯頑張りますぅ!(思わず上ずる小成の声)』
『頑張ってくださいね♪(超笑顔)
えと………依頼者の家には……何処から入ったらイィんだろう……?』
入口が何処なのかあまりにも謎すぎて悩む野郎二人の姿に気づき駆け寄ってくるひとつの人影。
『あ、やっぱり悩んでた(笑)こっちですよ?』
その人影に確認する超家政夫秀。
『あの………
もしかして、貴方が本日の依頼者の…………』
その人影は超家政夫秀もビックリな程の素晴らしすぎる笑顔を振りまき、言うのだ。
『ハイ!依頼者の「オカダ」です!!今日はよろしくお願いします!!(爽)』
オカダさんとやらは依頼者を目前にまた!ガチガチに緊張する新人小成にチラリ目をやると意味ありげにニヤリと微笑う。
………には全く!気づきもしない新人家政夫小成。
『あれ?今日は「おひとり」に依頼していたハズなのですが?』
『ああ、ソレなんですが………
ご依頼いただいたこちらの「小成」は今日家政夫を始めたばかりのピッチピチ♡の新人でして……
今日は俺も同伴させていただいたという訳です。』
本来!お目にかかれるだけでもありがたい(?)程に「サエキ家政夫紹介所」では超レアキャラに指定されている超家政夫秀を目前に、そのオカダとやらは衝撃の一言!
『そうなんですか、
でも!コチラが依頼したのはひとりだから、お支払いは「ひとりぶん」ですよ♡(爽)』
………まぁ、事務所の方でもそういう規則で報酬はふたりで折半という事となっている。
しかしこのオカダとやら、随分と金銭に細かいな…………(まぁ、当然だけども)
『あ、それから!
入口はこちらですよ♪』
オカダさんは建物の裏側にまわり、非常口さながらの入口から建物内に颯爽と入ってゆく。
『『え!?そんなところがら!!?(絶叫)』』
ふたりの家政夫の大きな声がそのコーポに静かに住まう人々を驚かせたという。
『…………ウチの妻は料理は得意なんですけども………………
まぁ、ご覧の通りでありまして…………
今日は朝から外出して貰いました……』
どうやら此処の嫁は、片付け・掃除を最苦手科目とする人物なのであろう。
あちらこちらに飛び散らかる衣服やタオル…etc、多種多様なモノ。
『かっ!かしこまりました!!
私の得意分野は実は「掃除」でありまして…………』
「まさに!僕が求めていた仕事はコレなのよ♡」とばかりに興奮し、丸腰の状態でタイマーもセットし忘れて依頼にかかろうとする小成を慌てて止めに入る超家政夫秀。
『待ってぇぇぇえええ!
装備してタイマーセットしてからにしてぇぇぇえええ!!?』
~掃除のみで約二時間程オカダさん宅で大奮闘なふたりの家政夫~
『どうも!今日はありがとうございました!!
あ、後五分三十秒程余ってるみたいですね♡
え~と、後五分三十秒程でお願い出来る依頼は………っと。』
一分足りとも余してなるものか!とばかりに依頼を探すオカダさんとやら。
…………………なんというか………チャッカリしているオカダさん……
『どうもありがとうございました!またのご指名をお待ちしております!!』
しかしこのオカダさんとやら、デビューしたての新人家政夫小成の情報を一体何処で収集してきたのか?(謎)
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