移動販売の加地さん。

みのる

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第12話 秋だ!焼き芋だ!中華まんだ‼

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加地くんはまた、自宅ガレージにて何がゴソゴソとしていた。

かぁん!かぁん!かぁん!
とんてんとんてん♪

『出来た……!出来ただ………(輝)』

もうすっかり(一瞬だが)秋だからなぁ……
で、加地くん今度は“タラコ4号”なんだろ?どんな働きっぷりを見せてくれるんだ?
(肝心なところをナレーション出来ていないダメダメナレーター岡田)

………お?これは……もしかして、焼き芋か?んでもっておまけにくっついてるこの……如何にもコンビニにありそうなコレは……?

そうだ!中華まんなのだ‼(得意気加地くん)

これからは……温かい物が売れる気候だからな……で、そこには当然!温かぁいお飲み物も入るんだろ?

もちのろんだ!(かなり得意気)
缶でもパックでも爆発しないように出来てるだ♪

それはそれは得意気な加地くんはいきなり!超‼不安気な表情かおをする。

「また………アソコで”超!美味い芋“を調達しなければだ……」

ん?アソコって………もしや、「アソコ」か?
(加地くん、まさかアソコの店主…苦手なのか?)

ー翌日ー
加地くんは向かう……そう、何でも揃う「あの店」へ……
ガラガラガラっ‼‼

『いらっしゃいませぇ~♪』

おや?何時もの店主じゃない感じだぞ?

そこでは……小さな三毛猫を1匹抱いた、可愛らしいお姉さんが座って加地くんをお迎えしていた。

あの店主でないのに少し安心したのか、加地くんはそのお姉さんに話しかける。

『すみません、あまぁい甘い、ナルト銀時を箱買いしたいのですが………』

お姉さんは抱いていた猫ちゃんをそっと手放すと店の奥から大きな箱を持ち出してきた。

よっこらせいいち~‼‼

『こ……ハァッ!ハァッ!つ、疲れた……これで良いですか?し、試食は出来ませんが……ウチの商品は全て!特別製ですよ♪』

と、得意気なお姉さん、
加地くんは5キロのナルト銀時を見つめながら……また!とある交渉を始めた。


『……それと……中華まんの蒸す前の奴が欲しいんですが……
あんまん、肉まん、ピザまん、カリーまん…それと……何か変わり種が幾つかいただけたら………(そして出来たらお安く……)』

加地くん、最後の台詞をハッキリ言わないと……伝わらないぞ!
(最重要事項だろ?)

そこでお姉さんは少し考えながら……こう言った。

『そうですね……
今はちぃずふぉんどぅまんときんぴらごぼうまん、それから豚のしょうが焼きまん、ちぃずたっぷりカリーまんがありますね……全8種ですが、どれくらいご入用なんですか?』

そこで加地くんも少し考えながら答える。(お姉さんに対抗してるのか?)

『えと……とりあえず!10個ずつ毎日買いに来たいのですが……(オイモも買ったし、お安くして♡)』

加地くん……相変わらず!大事なところは声が極小だな……(やれやれ)


その後、それは清々しい顔をしながらその店を出る加地くんの姿が確認された。
※近所のばぁさんの証言。
あ!弁当も売るんだろ?加地くん?
(タラコ4号に乗るのかねぇ……)



この後部にコンビニにある「例の中華まん蒸し器(?)」と少しの弁当が乗るスペースがある。
(オイモと中華まんは「オヤツ限定」にするだかな?)
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