新☆何でも屋

みのる

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新装開店☆中村夫婦の『何でも屋』

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中村夫婦は例の箱に家財道具一式を全て詰め込み、店主の既に出払った後の「元・何でも屋」の前に立っていた。
『ちょっとオンボロだけど…夢の一軒家だせ!』
中村が目を輝かせながら言う。

期待に胸を膨らませ……中村は玄関の引き戸を開け……ようとした。…………アレ?開かない……(滝汗)
『何でだよ!今日引っ越すって…オッサンにはちゃんと伝えたぜ⁉』
半ギレになりながら叫ぶ中村を奥さんは優しく諭す。
『まぁまぁ…きっと…店主さんも時間を勘違いをしてるのよ。待ってたら何時か現われるから、ね?アナタ。』
待つのが大嫌いな中村。だけど渋々…
『……………分かったよ!…まい…』

……時間が合わなかっただけなのか……?とりあえず、中村夫婦は空き地にて待つことにした。

駐車場代わりの空き地に腰掛けてひたすら元店主の到着を待つ中村夫婦。その一隅にある草むらが…ふと風も無いのにカサカサと小さく動いたのに中村奥さんは目ざとく気付いた、
興味心からワクワクと近づく中村奥さん。その草むらから「その物音の原因」が姿を現した時!
中村奥さんの瞳は♡マーク一色になった。
『かぁわいい~~~っ!ねぇねぇ、家も一軒家になるし…何でも屋の「2代目看板猫」にしましょうよ♡』

この説明的な会話を見てもらって分かって貰えたであろう。そこには親とはぐれたのか捨てられたのか…まだ小さな仔猫がその愛くるしい姿を惜しげも無く振りまきながら中村夫婦の元へと歩み寄ってきたのである。
奥さんLOVEな中村が、この申し出を断るハズが無い。

奥さんが仔猫を抱き上げて言う。
『お前の名前は……「とら」ね?』
何でも屋の元奥さんのような安直なネーミングセンスに中村は苦笑いしながら肯定の意を示す他は出来なかった。


それから暫くして……元・店主が奥さんと共に現れた。
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