新☆何でも屋

みのる

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旧・店主の「1日新☆何でも屋」

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ー一方ー
こちらは新☆何でも屋の留守を守る旧・店主。
新聞を読むのにも飽きて来たらしく、その場に立ち上がると軽く伸びをし…おもむろにテレビを付けて体操を始めた。

ひと通り体操を終えた旧・店主。時計を一応確かめると、
『そろそろ昼ごはんの時間だな。…よし!』
店主中村の残して言った言葉通りに戸棚を開けると、そこに置いてあったごはんを(商品名:猫!一直線‼)猫達のごはん皿の中にザラザラと山盛りに。

その匂いに、既に腹ぺこな仔猫達は皿に真っ直ぐ駆け寄った。
『さぁ!スキッパ‼(以下略)ごはんの時間だ。……お前さん達は食欲旺盛だな。』
1つのでっかい皿に5匹(+1匹)の大集合である。

がっついてる猫達を見ながら旧・店主は呟く。
「そうだな、私もそろそろごはんにしよう。」
そこで何処からともなく取り出した、『超!DX焼肉大盛り弁当(※野菜抜き)』をショーケースの上に広げて旧・店主もお昼TIME☆
もちろん、冷たいお茶を用意して。

そこに!
ガラガラガラっ‼
引き戸を開ける音と共にKYなお客さん、来店。
もぐもぐと口を忙しく動かせながらも旧・店主、慌てて声をかける。
『(モゴモゴ)いらっしゃい(モゴモゴ)』

そこに立っていたのは…………
青いリュックサックに白いタンクトップ、半ズボンな青年。
何処かで見た様な………
そこでその青年はひとしきり店内を徘徊して、旧・店主の前に立った。

そして旧・店主の食している物をチラ見すると、一気に旧・店主との距離を縮めてきてこう言った。
『その……店主の食べてるソレ……下さい‼』
何時もの彼らしくも無く、それはそれは大きな声で……

『コレかい?コレは特別製で……売り物では無いんだが…』
旧・店主は戸惑うが、それでも「食欲」という1つの人間の偉大な欲に支配されている人間の感情は誰にも止められない!

『でも、売れない事はないのでしょ⁉』
視線は旧・店主の弁当に釘付けのまま。
………いやぁ、人の欲とは恐ろしいですな。

その青年の意欲に根負けした旧・店主は渋々と『超!DX焼肉大盛り弁当(野菜抜き)』を青年に売る事にした。…………1000円で。

代金を渡すとひったくるように商品を旧・店主の手から奪い取り、無言で新☆何でも屋を後にした青年。

(てか……あんなキャラだったかな?あの青年……お、弁当弁当……と)
気を取り直して旧・店主は食べかけの弁当を腹の中におさめ…ようとした。が……
『なんとぉぉぉぉぉおおおおお‼(大絶叫)』
その食べかけの『超!DX焼肉大盛り弁当(野菜抜き)』は無残にも跡形無く!仔猫達の餌食となっていた。
仕方ないので、旧・店主は……お茶で喉を潤した。


『オッサ~ン‼店番任せて悪かったな!帰ったぞ~♪』
『店主さぁん‼1日どうもありがとうございました!』

店主中村夫婦のご帰宅である。
(………おや?)
そう!我らが旧・店主、お昼を食べてそのまま店主中村夫婦が帰宅するまでずぅぅぅぅぅっと‼寝倒していたのだ!(良くあるパターン)

『お!そうだ‼オッサン、コレ……くれぐれも!みるようにな?』
そう言って店主中村が旧・店主に差し出す物は……本屋の袋。
『たまには新聞じゃねぇのも新鮮かと思って買ってきたんだ!』
あからさまに怪しい店主中村の薄ら笑い。

遠目で目を光らせる中村奥さん。
その笑みの意味を理解した旧・店主、それを収納箱に大事にしまい礼を言う。
『ありがとさんよ、青年。』

何はともあれ、今日1日お疲れ様でした‼旧・店主!
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