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中村奥さん、遂に出かける。
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『それじゃあアナタお留守番よろしくね♪』
そう言い残して中村奥さんは朝早くから旅だった。
ー元何でも屋奥さんの所へ遊びに行くためにー
♪遊ぶな~ら、め ひえー♪
遊ぶな~ら、め ひえー♪
村も家もたのしい♪
遊ぶなら め・ひ・え♪
遊ぶな~ら、め ひえー♪
遊ぶな~ら、め ひえー♪
わたしは行ってき~ますー♪
遊ぶなら め・ひ・え♪
遊ぶなら めひえ♪
中村奥さんが大御所漫談師「和牛」が歌うご当地ソングを口ずさみながら軽やかに歩いている。どうやらこの歌が中村奥さんのここ最近のマイブームらしい(笑)
中村奥さんが久しぶりに元店主宅にお邪魔することになり、今日を指折り数える程楽しみにしていた為テンションもMAX☆近所の人達にも笑顔で挨拶しながら歩を進めるほどのご機嫌さんだった、そんな楽しそうな中村奥さんが人気が少ない川原にやって来た所へ近づく不穏な空気……
『ねえねえ、お姉ちゃんこれからお茶しない?』
『俺達といい所に行こうよ!!』
『朝ご飯はもう食べた?』
『ちょっと、どいてください!!
私はこれから用があるの!!
それに私には夫も居ます、ナンパなら他へ行ってください!!』
『いいじゃない、一緒に行こうよ?』
『俺ら3人と遊んだら楽しいぜ!』
『そうそう、タップリ可愛がってあげるよ!?』
『やめて!!離して!!』
男達は嫌がる中村奥さんの腕を掴みスモーク硝子のワンボックスカーへ無理やり連れ込もうとしている。中村奥さんは必死に抵抗するものの男の力には勝てずあと少しでワンボックスカーへ引きずり込まれようかという時に、男達の後ろから声がかかる。
『おや、なんだか楽しそうねぇ?
私も混ぜてくれるかい!?』
『姉ちゃんも一緒に来る・・・』
『2人ともヒーヒー言わ・・・』
『そんな物持ってても怖くな・・・』
後ろから話しかけて来た人物に、話しかけながら振り返った2人はそのまま固まる。
たまたま話しかけて来た人物の方を向いてた1人は、手に握られているスタンガンに気付き、そんな物怖くないと言いながら顔を見て固まってしまう。
3人が固まったので何事か?と中村奥さんは思うが男達が邪魔で死角になっており誰が来たのかわからない。誰が来たのか確認する為に男達の横から顔を出すと、そこにはタラコ唇を醜く歪めニタ~と不気味に笑う元店主奥さんが立っていた。
『おや、どうしたの?
楽しい事するんじゃ無かったのかい?』
『えっ?・・・いや、その・・・』
『ぼ、僕達急用を思い出したので帰らないと・・・それじゃあ‼』
『ち、ちょっとまってくれ~!』
元店主奥さんが話しかけると2人が逃げ出し、残るもう1人も慌てて2人の後を追う。
『奥様ありがとうございます、おかけで助かりました!!』
『まいちゃん大丈夫だったかい?どこも怪我していないかい?』
『はい、お陰様で大丈夫です…』
余程怖い思いをしたのであろうか、中村奥さんは笑顔で返事をするが元店主奥さんの手を強く握りしめ、身体は小刻みに震えている。
『こんな可愛いまいちゃんに手を出そうなんて10年早いよ、ほんとうにまったくもう!!
ふんづかまえて2度とこんな事が出来ないようにチョン切ってやろうかしら!?』
『お、奥様、何もそこまでしなくても・・・
それに奥様も1人で来られると危ないですよ?』
『え?あぁ、私は何故か昔からそう言う事が無いのよね?
それにうちの人が川向うから撃退しようとしてたから大丈夫だよ♪』
『そうだったのですね、あら?何を持って・・・って、えっ?じ、銃!?(えっ?か、格好良い♡)』
中村奥さんが自分を助ける為とは言え、1人で近寄って来たら危ない事を伝えると、どうやら危ない時は元店主が撃退する手はずになっていた様で、中村奥さんが元店主の方へ視線を送るとそこには元店主が銃を構えて狙いを付けておりその事に気付いた中村奥さんは非常に驚く。内心では格好良いと思った事は我々だけの秘密である。
安全を確認した元店主は銃を手の平サイズの箱に収納し、2人に向かって手を振り合流しに来る。(てか店主(驚!)銃刀法違反⁉)
『迎えに来て正解だったね、もうちょっとで青年に顔向け出来なくなる所だったよ。』
『私の為に店主さんまでわざわざすみません。』
『そんな事良いから良いから。どうせ私も暇だったし散歩がてらに、ね?』
『こんな所じゃなんだし…行こうかねぇ?』
『はい、お邪魔させていただきます♪』
合流した元店主が中村奥さんに話しかけると、すぐ様中村奥さんもお礼を言う。こんな所で立ち話も何だから帰ろうと元店主奥さんが言う。
元店主宅に辿り着いた3人は家へ入り早めの昼食を食べるのであった。
午後から元店主奥さんがお土産の野菜を収穫しようとすると手伝いを買ってでる中村奥さん、お土産の用意もできた後は元店主夫婦の愛猫のたまと戯れ、中村奥さんの束の間の休息が過ぎ去っていくのだった。
夕方になり、そろそろ帰宅しようかと言う頃には元店主に連絡を受けた店主中村が心配をして迎えに来ていたのであった。
『アンタねぇ、何でまいちゃんを送って来ないんだい!?
私らが間に合ったから良かったものの、少しでも遅れていたらどこかに連れ去られてたんだよ!!』
『だってしょうがないじゃ無いか・・・店番もあったし、まいも送らなくても良いって言ったから・・・』
『おだまり!!大して客も来ないような店なんか1日くらい閉めたって問題なんかありゃあしないの、ほんとにまったくもう!!』
『お前、そのくらいでそろそろ許してやったらどうだい?青年も反省しているみたいだしさぁ。』
『私からもお願いします、本当は送ってくれようとしたのですけど、店番もあるし私1人で大丈夫って無理に残らせたのです…』
『そ、そうかい、今回は特別に許してあげるけど今度は承知しないよ?』
『はい、すみませんでした・・・以後気を付けます。』
店主中村が元店主宅に着くなり元店主奥さんに正座させられ怒られ続ける。2人の仲裁もあり漸く元店主奥さんの説教も終わり内心では俺この間から怒られてばかりだなと思ったのであった。
せっかく店主中村も来たのだからと夕食を4人で食べ、暫く談笑した後そろそろ帰るかとなった。
お土産に大量の野菜を持たされた2人はホクホク顔で帰ってゆく♪
その日のニュース速報では、逃走した3人組が通報を受けた警察に逮捕された事が報じられた。逮捕の決め手になったのは放置されたワンボックスカーであった。
そう言い残して中村奥さんは朝早くから旅だった。
ー元何でも屋奥さんの所へ遊びに行くためにー
♪遊ぶな~ら、め ひえー♪
遊ぶな~ら、め ひえー♪
村も家もたのしい♪
遊ぶなら め・ひ・え♪
遊ぶな~ら、め ひえー♪
遊ぶな~ら、め ひえー♪
わたしは行ってき~ますー♪
遊ぶなら め・ひ・え♪
遊ぶなら めひえ♪
中村奥さんが大御所漫談師「和牛」が歌うご当地ソングを口ずさみながら軽やかに歩いている。どうやらこの歌が中村奥さんのここ最近のマイブームらしい(笑)
中村奥さんが久しぶりに元店主宅にお邪魔することになり、今日を指折り数える程楽しみにしていた為テンションもMAX☆近所の人達にも笑顔で挨拶しながら歩を進めるほどのご機嫌さんだった、そんな楽しそうな中村奥さんが人気が少ない川原にやって来た所へ近づく不穏な空気……
『ねえねえ、お姉ちゃんこれからお茶しない?』
『俺達といい所に行こうよ!!』
『朝ご飯はもう食べた?』
『ちょっと、どいてください!!
私はこれから用があるの!!
それに私には夫も居ます、ナンパなら他へ行ってください!!』
『いいじゃない、一緒に行こうよ?』
『俺ら3人と遊んだら楽しいぜ!』
『そうそう、タップリ可愛がってあげるよ!?』
『やめて!!離して!!』
男達は嫌がる中村奥さんの腕を掴みスモーク硝子のワンボックスカーへ無理やり連れ込もうとしている。中村奥さんは必死に抵抗するものの男の力には勝てずあと少しでワンボックスカーへ引きずり込まれようかという時に、男達の後ろから声がかかる。
『おや、なんだか楽しそうねぇ?
私も混ぜてくれるかい!?』
『姉ちゃんも一緒に来る・・・』
『2人ともヒーヒー言わ・・・』
『そんな物持ってても怖くな・・・』
後ろから話しかけて来た人物に、話しかけながら振り返った2人はそのまま固まる。
たまたま話しかけて来た人物の方を向いてた1人は、手に握られているスタンガンに気付き、そんな物怖くないと言いながら顔を見て固まってしまう。
3人が固まったので何事か?と中村奥さんは思うが男達が邪魔で死角になっており誰が来たのかわからない。誰が来たのか確認する為に男達の横から顔を出すと、そこにはタラコ唇を醜く歪めニタ~と不気味に笑う元店主奥さんが立っていた。
『おや、どうしたの?
楽しい事するんじゃ無かったのかい?』
『えっ?・・・いや、その・・・』
『ぼ、僕達急用を思い出したので帰らないと・・・それじゃあ‼』
『ち、ちょっとまってくれ~!』
元店主奥さんが話しかけると2人が逃げ出し、残るもう1人も慌てて2人の後を追う。
『奥様ありがとうございます、おかけで助かりました!!』
『まいちゃん大丈夫だったかい?どこも怪我していないかい?』
『はい、お陰様で大丈夫です…』
余程怖い思いをしたのであろうか、中村奥さんは笑顔で返事をするが元店主奥さんの手を強く握りしめ、身体は小刻みに震えている。
『こんな可愛いまいちゃんに手を出そうなんて10年早いよ、ほんとうにまったくもう!!
ふんづかまえて2度とこんな事が出来ないようにチョン切ってやろうかしら!?』
『お、奥様、何もそこまでしなくても・・・
それに奥様も1人で来られると危ないですよ?』
『え?あぁ、私は何故か昔からそう言う事が無いのよね?
それにうちの人が川向うから撃退しようとしてたから大丈夫だよ♪』
『そうだったのですね、あら?何を持って・・・って、えっ?じ、銃!?(えっ?か、格好良い♡)』
中村奥さんが自分を助ける為とは言え、1人で近寄って来たら危ない事を伝えると、どうやら危ない時は元店主が撃退する手はずになっていた様で、中村奥さんが元店主の方へ視線を送るとそこには元店主が銃を構えて狙いを付けておりその事に気付いた中村奥さんは非常に驚く。内心では格好良いと思った事は我々だけの秘密である。
安全を確認した元店主は銃を手の平サイズの箱に収納し、2人に向かって手を振り合流しに来る。(てか店主(驚!)銃刀法違反⁉)
『迎えに来て正解だったね、もうちょっとで青年に顔向け出来なくなる所だったよ。』
『私の為に店主さんまでわざわざすみません。』
『そんな事良いから良いから。どうせ私も暇だったし散歩がてらに、ね?』
『こんな所じゃなんだし…行こうかねぇ?』
『はい、お邪魔させていただきます♪』
合流した元店主が中村奥さんに話しかけると、すぐ様中村奥さんもお礼を言う。こんな所で立ち話も何だから帰ろうと元店主奥さんが言う。
元店主宅に辿り着いた3人は家へ入り早めの昼食を食べるのであった。
午後から元店主奥さんがお土産の野菜を収穫しようとすると手伝いを買ってでる中村奥さん、お土産の用意もできた後は元店主夫婦の愛猫のたまと戯れ、中村奥さんの束の間の休息が過ぎ去っていくのだった。
夕方になり、そろそろ帰宅しようかと言う頃には元店主に連絡を受けた店主中村が心配をして迎えに来ていたのであった。
『アンタねぇ、何でまいちゃんを送って来ないんだい!?
私らが間に合ったから良かったものの、少しでも遅れていたらどこかに連れ去られてたんだよ!!』
『だってしょうがないじゃ無いか・・・店番もあったし、まいも送らなくても良いって言ったから・・・』
『おだまり!!大して客も来ないような店なんか1日くらい閉めたって問題なんかありゃあしないの、ほんとにまったくもう!!』
『お前、そのくらいでそろそろ許してやったらどうだい?青年も反省しているみたいだしさぁ。』
『私からもお願いします、本当は送ってくれようとしたのですけど、店番もあるし私1人で大丈夫って無理に残らせたのです…』
『そ、そうかい、今回は特別に許してあげるけど今度は承知しないよ?』
『はい、すみませんでした・・・以後気を付けます。』
店主中村が元店主宅に着くなり元店主奥さんに正座させられ怒られ続ける。2人の仲裁もあり漸く元店主奥さんの説教も終わり内心では俺この間から怒られてばかりだなと思ったのであった。
せっかく店主中村も来たのだからと夕食を4人で食べ、暫く談笑した後そろそろ帰るかとなった。
お土産に大量の野菜を持たされた2人はホクホク顔で帰ってゆく♪
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