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小話 例のおじいさん
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ある日の朝、店主中村は近所を散歩していると、向こう側から2人の人物が歩いてきた。
(おや?向こうから来るのオッサンじゃないか、珍しい所で会うな⋯⋯それともう1人は先日のジィじゃ無くておジィさん♡じゃないか)
『ようオッサン、珍しい所で会うな?それとおジィさん♡、先日はありがとうな?』
『やぁ青年じゃないか今日は散歩かい?』
『まぁそんな所だ、それよりそのおジィさん♡を知ってるのか?常連だったとかか?』
『いや、知ってるも何も私の父親だよ前に写真見せたろ?
先日こっちへ遊びに来たんだよ。』
『オッサンの親父かよ!?道理でどこかで見たことある様な気がしたんだ、それによく考えたらやり取りもオッサンに通じるものがあるな…』
『はっはっはっはっは、そりゃあそうだろさ!
私のやり方は何たって父親仕込みだからね?』
歩いてきたのが元店主と、先日何でも屋に買い物に来たおジィさん♡とわかり声をかける中村、珍しい組み合わせなので気になり元店主に2人の関係を尋ねると何と2人は親子であることが判明!
少し声のボリュームを落として店主に話しかける店主中村。
「それよりオッサン、オッサンの親父に補聴器買った方が良いんじゃ無いのか? かなり耳が遠かったぞ·····」
「いや、補聴器なんか買わなくても父親は耳は良いよ。」
「えっ?でもこの間店に来た時に大きな声で話しかけても聞こえて無かったぞ?」
『いや、ちゃんと聞こえておったぞ?耳は達者じゃと言ったろう?』
『ほぇ、きこえてたのかよ⁉だったらおジィさん♡、何で聞こえない振りなんかしたんだ?』
『そんなの面白いからに決まってるじゃ無いか!!』
『あぁそうかい、そういう所本当にそっくりだな……(滝汗)』
もちろんながら耳も遠くなく、からかってただけなのが判明して呆れる店主中村。
『それと、父親はじぃさんと言われても怒らないよ。孫からじぃやじぃちゃんって呼ばれて喜んでるくらいだからな。』
『オッサン、怒るか怒らないかはともかく…それは孫が呼んでるからだと思うぞ?』
『ワシャァ、おじぃさん♡じゃ!』
『ほらな?まあ良いや、そろそろ戻らないとまたまいに怒られるから行くよ、じゃあなオッサン!』
『あぁ、またそのうち顔を出すよ。』
『へいへい☆』
元店主親子と別れた店主中村は何でも屋へと帰るが、この日奥さんから怒られたのかは謎である。
(おや?向こうから来るのオッサンじゃないか、珍しい所で会うな⋯⋯それともう1人は先日のジィじゃ無くておジィさん♡じゃないか)
『ようオッサン、珍しい所で会うな?それとおジィさん♡、先日はありがとうな?』
『やぁ青年じゃないか今日は散歩かい?』
『まぁそんな所だ、それよりそのおジィさん♡を知ってるのか?常連だったとかか?』
『いや、知ってるも何も私の父親だよ前に写真見せたろ?
先日こっちへ遊びに来たんだよ。』
『オッサンの親父かよ!?道理でどこかで見たことある様な気がしたんだ、それによく考えたらやり取りもオッサンに通じるものがあるな…』
『はっはっはっはっは、そりゃあそうだろさ!
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少し声のボリュームを落として店主に話しかける店主中村。
「それよりオッサン、オッサンの親父に補聴器買った方が良いんじゃ無いのか? かなり耳が遠かったぞ·····」
「いや、補聴器なんか買わなくても父親は耳は良いよ。」
「えっ?でもこの間店に来た時に大きな声で話しかけても聞こえて無かったぞ?」
『いや、ちゃんと聞こえておったぞ?耳は達者じゃと言ったろう?』
『ほぇ、きこえてたのかよ⁉だったらおジィさん♡、何で聞こえない振りなんかしたんだ?』
『そんなの面白いからに決まってるじゃ無いか!!』
『あぁそうかい、そういう所本当にそっくりだな……(滝汗)』
もちろんながら耳も遠くなく、からかってただけなのが判明して呆れる店主中村。
『それと、父親はじぃさんと言われても怒らないよ。孫からじぃやじぃちゃんって呼ばれて喜んでるくらいだからな。』
『オッサン、怒るか怒らないかはともかく…それは孫が呼んでるからだと思うぞ?』
『ワシャァ、おじぃさん♡じゃ!』
『ほらな?まあ良いや、そろそろ戻らないとまたまいに怒られるから行くよ、じゃあなオッサン!』
『あぁ、またそのうち顔を出すよ。』
『へいへい☆』
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