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(おまけ)オレオレ詐欺の標的にされた奥さん
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ある日の昼下がり、一軒の古民家の電話が鳴り響いた。
たらこたらこたらこ~♪たらこたらこたらこ~♪
たら、ガチャッ!!
『もしもし?』
『あ、もしもし俺だよ俺』
『ん?誰だいアンタ?』
『だからぁ俺だよ』
『⋯⋯⋯⋯もしかしてお前さんかい?』
『あぁ俺だ』
元店主の奥さんが電話に出ると自分が誰だと伝えずに俺だと言い張る電話相手。
絶対に違うとわかってはいるが、あえて夫である元店主かねと問いかけるとそうだと答える相手に何者かピンと来る奥さん。
『ねぇアンタ⋯⋯⋯⋯』
『なんだ?』
『いつから自分の事を私から俺って言い方に変えたんだい?』
『えっ!?⋯⋯⋯⋯だから俺だよ。
(一人称が違うなら誰か決めつけるなよ!!ったく)』
『それじゃぁお義父様かねぇ!?』
『そうそう俺『そう言えばお義父様は俺じゃなくてワシだったねぇ~』だ⋯⋯⋯⋯えっ!?だから俺だってばよ!!
(あぶねぇ、関係ない奴をふっかけてくるなよ!?)』
もはやこの時点でオレオレ詐欺だと気付いてる奥さんは、ニタァ~とタラコ唇を醜くゆがめて不気味な笑顔を浮かべ詐欺師をからかいはじめていた。
一方詐欺師の方はバレているとは思っておらず必死に誤魔化していた。
『ひょっとしてアンタ大和かい?』
『そうそう、やまとだよ !』
『で、アンタがあたしになんの用だい?』
『それが実は事故にあって金が『なんだって!?それじゃあたんまり治療費やら慰謝料をふんだくれるじゃないかね!!』必要な、って⋯⋯⋯えっ?』
『ん~?』
『何で俺が治療費やら慰謝料を取れんだよ!?』
いつもの様に事故を起こしてしまったから金が必要だと言い現金を振り込ませようとするが、相手はあの奥さんだからそう問屋が卸さない。
『だってアンタは事故に遭ったんだろぉ?』
『ああ、そうだよ·····』
『だったらたんまり引っ張れるじゃ無いかねぇ?』
『だからなんでだよ!?』
『だってアンタ⋯⋯⋯⋯歩きだろぉ?』
『はぁ!?何で俺が歩きになるんだよ!?』
『そんな事言ったってアンタ、運転免許持ってないじゃ無いかねぇ?』
『えっ!?⋯⋯⋯⋯
(ゲッ、こいつ運転免許持ってないのかよ!?ふざんけなよ!!)
とにかく金が必要なんだよ、100万で良いから貸してくれよ!?』
『何であたしがアンタに100万も貸さなきゃならないんだい?』
『まるっきり知らないって訳じゃ無いんだからか別に良いじゃねぇか!?』
流石の詐欺師も奥さん相手ではタジタジである。
『まぁそれは良いとしていったい何につかうつもりなんだぃ?』
『実は会社の金を『会社ってアンタに譲った店はどうしたんだい?」えっ?店?⋯⋯⋯⋯』
『アンタに譲った店だよ、まさか知らないのかい?』
『あー店ね⋯⋯⋯⋯
(店なんか知らねーよ!!まったく)』
『まぁそれは良いとして、100万で良いのかい?』
『えっ!?この流れで貸してくれるのか!?』
『かしてやろうじゃないの。』
『そ、そうか、だったら銀『銀行には振り込まないよ、借りたいなら自分で取りに来るんだね。』⋯⋯しょうが無い行くよ·····』
よく分からないがお金を貸してもらえる事になったが奥さんに押し切られて家に取りに行くはめになる詐欺師。
(詐欺師が奥さんの住所をなぜ知ってるのかは作者の都合です)
ーーーー数十分後ーーーー
奥さんが今か今かと待ち構えて居ると玄関の引き戸を叩く音がした。
ガンガンガンガン
『お~い来たぞ~』
『ハイハイハイちょっと待っとくれよ』
ガラガラガラー!!
『おまっとうさん』
『ヒッ!!あ、あの~、ここは田中さんでしょうか?』
『いんや~、家は田中じゃ無いだよぉ!?』
『す、すみません家間違えましたー!!』
『あ、ちょっと待っとくれよ!?
フッ、アタシを騙そうなんて百万年早いよぉ、ほんとにまったくもう·····♪♪』
漸く元店主宅に辿り着いた詐欺師はドアを叩いて奥さんが出て来るのを待っていた。
引き戸が開き現れた奥さんの顔を見て思わず悲鳴を上げ後退りしてしまう。
なぜその様な事になったかと言うと、出てきた奥さんはタラコ唇を醜くゆがめてニタァーと不気味に笑っており、余りもの不気味さに詐欺師は怯んでしまったからである。
詐欺師は咄嗟に違う苗字を出し家を間違えた事にして奥さんの前から脱兎の如く走り去った。
これにて一件落着、まる
たらこたらこたらこ~♪たらこたらこたらこ~♪
たら、ガチャッ!!
『もしもし?』
『あ、もしもし俺だよ俺』
『ん?誰だいアンタ?』
『だからぁ俺だよ』
『⋯⋯⋯⋯もしかしてお前さんかい?』
『あぁ俺だ』
元店主の奥さんが電話に出ると自分が誰だと伝えずに俺だと言い張る電話相手。
絶対に違うとわかってはいるが、あえて夫である元店主かねと問いかけるとそうだと答える相手に何者かピンと来る奥さん。
『ねぇアンタ⋯⋯⋯⋯』
『なんだ?』
『いつから自分の事を私から俺って言い方に変えたんだい?』
『えっ!?⋯⋯⋯⋯だから俺だよ。
(一人称が違うなら誰か決めつけるなよ!!ったく)』
『それじゃぁお義父様かねぇ!?』
『そうそう俺『そう言えばお義父様は俺じゃなくてワシだったねぇ~』だ⋯⋯⋯⋯えっ!?だから俺だってばよ!!
(あぶねぇ、関係ない奴をふっかけてくるなよ!?)』
もはやこの時点でオレオレ詐欺だと気付いてる奥さんは、ニタァ~とタラコ唇を醜くゆがめて不気味な笑顔を浮かべ詐欺師をからかいはじめていた。
一方詐欺師の方はバレているとは思っておらず必死に誤魔化していた。
『ひょっとしてアンタ大和かい?』
『そうそう、やまとだよ !』
『で、アンタがあたしになんの用だい?』
『それが実は事故にあって金が『なんだって!?それじゃあたんまり治療費やら慰謝料をふんだくれるじゃないかね!!』必要な、って⋯⋯⋯えっ?』
『ん~?』
『何で俺が治療費やら慰謝料を取れんだよ!?』
いつもの様に事故を起こしてしまったから金が必要だと言い現金を振り込ませようとするが、相手はあの奥さんだからそう問屋が卸さない。
『だってアンタは事故に遭ったんだろぉ?』
『ああ、そうだよ·····』
『だったらたんまり引っ張れるじゃ無いかねぇ?』
『だからなんでだよ!?』
『だってアンタ⋯⋯⋯⋯歩きだろぉ?』
『はぁ!?何で俺が歩きになるんだよ!?』
『そんな事言ったってアンタ、運転免許持ってないじゃ無いかねぇ?』
『えっ!?⋯⋯⋯⋯
(ゲッ、こいつ運転免許持ってないのかよ!?ふざんけなよ!!)
とにかく金が必要なんだよ、100万で良いから貸してくれよ!?』
『何であたしがアンタに100万も貸さなきゃならないんだい?』
『まるっきり知らないって訳じゃ無いんだからか別に良いじゃねぇか!?』
流石の詐欺師も奥さん相手ではタジタジである。
『まぁそれは良いとしていったい何につかうつもりなんだぃ?』
『実は会社の金を『会社ってアンタに譲った店はどうしたんだい?」えっ?店?⋯⋯⋯⋯』
『アンタに譲った店だよ、まさか知らないのかい?』
『あー店ね⋯⋯⋯⋯
(店なんか知らねーよ!!まったく)』
『まぁそれは良いとして、100万で良いのかい?』
『えっ!?この流れで貸してくれるのか!?』
『かしてやろうじゃないの。』
『そ、そうか、だったら銀『銀行には振り込まないよ、借りたいなら自分で取りに来るんだね。』⋯⋯しょうが無い行くよ·····』
よく分からないがお金を貸してもらえる事になったが奥さんに押し切られて家に取りに行くはめになる詐欺師。
(詐欺師が奥さんの住所をなぜ知ってるのかは作者の都合です)
ーーーー数十分後ーーーー
奥さんが今か今かと待ち構えて居ると玄関の引き戸を叩く音がした。
ガンガンガンガン
『お~い来たぞ~』
『ハイハイハイちょっと待っとくれよ』
ガラガラガラー!!
『おまっとうさん』
『ヒッ!!あ、あの~、ここは田中さんでしょうか?』
『いんや~、家は田中じゃ無いだよぉ!?』
『す、すみません家間違えましたー!!』
『あ、ちょっと待っとくれよ!?
フッ、アタシを騙そうなんて百万年早いよぉ、ほんとにまったくもう·····♪♪』
漸く元店主宅に辿り着いた詐欺師はドアを叩いて奥さんが出て来るのを待っていた。
引き戸が開き現れた奥さんの顔を見て思わず悲鳴を上げ後退りしてしまう。
なぜその様な事になったかと言うと、出てきた奥さんはタラコ唇を醜くゆがめてニタァーと不気味に笑っており、余りもの不気味さに詐欺師は怯んでしまったからである。
詐欺師は咄嗟に違う苗字を出し家を間違えた事にして奥さんの前から脱兎の如く走り去った。
これにて一件落着、まる
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