いつか生まれ変わっても…

みのる

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本編

氷の降る山

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進むに連れて激しさを増す氷の雨。幾体とも分からぬ程襲いかかる怪物。
みんな、キヨミに戦闘で出来た傷を癒して貰いながら闘い続ける。

キサラの天高くび上がる飛翔。その体勢から怪物目がけて勢いよく降りてくる!
(キサラ…君、実は強いのでは?(ダラダラ))

俺は買いたての剣の切れ味を試したくて、皮膚が硬く覆われてそうな怪物を力込めて斬りつける。飛び散る体液の飛沫。返り血も気にせず更に斬る。肉が切れ、その度に地を揺らす怪物の声。

エメラの詠唱。放たれる黒の魔法、『炎』‼幾度と無く戦闘は繰り返される。

何度となくキヨミにかけてもらう白の魔法で力は回復しているが、精神的にはもうみんな闘い過ぎて限界だった。

そろそろ訪れる夜。食事をして、眠りにつきたい。氷の雨が止まない。

そこに唐突に現れた洞窟。俺たちはひとまず洞窟に避難した。
落ちていた枯れ枝を集め、エメラに黒の魔法で火を起こして貰う。

先ほど退治した怪物を食糧にして、今夜をしのぐ。捌くのは無論、剣士の俺の役目だ。刃を入れるに連れ、体液が吹き出しあまりいい気がするものでは無い。
焼くのはエメラの役目だ。女子2人は…見てるだけ♡

食事を済ませ、止まない氷の雨に少しだけうんざり。
…この氷の雨が降る登山は、いつまで続くのかな?

まぁ、旅を始めた事により『入浴』出来ないのは当たり前、と思った方が良いみたいだ。…でも、汗を水分で流したいよね?

テントを二つ張り、ひとつに俺とキヨミ、もうひとつにはエメラとキサラが寝る。それはもう、当たり前となっていた。

キヨミを先にテントに入らせる。けれど、寒くて寝られないみたい。(仕方ないな♡)
エメラとキサラに火の番をお願いし、俺はキヨミとテントに入る。

(布はあるけど、コレじゃ寒いよね…?)
寒くて『悪いこと』をする気になれずに、ぎゅっとキヨミを抱きしめる。
布も被せた上から。俺の体温が、キヨミに伝わって温かいのかな?俺にもキヨミの温もりが肌を通して伝わる。

『温かいかい?』

キヨミを見つめ、頬に口付ける。

「…あたたかい……」

俺を見つめ呟くキヨミ。

さぁ…ゆっくりお休み?
(この世界では凍死とかしないハズだからね♪…てか、させないし)
キヨミの胸の辺りを優しくとんとんすると、キヨミは夢の世界に吸い込まれるように眠りについた。
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