38 / 39
38
しおりを挟む
「黒曜石の力があれば、また元の神族の――人間の体に戻れるんだろう? それに、亜空間に退避させた神族の復活も出来る。そういう話だったよな?」
『はい、その通りです。ここまで黒曜石に近づけばもう問題ありません。ただその前に、わたくしの衣服を取りに行ってくださいませんか?』
俺はピンときた。
「神族の体に戻ると裸になるんだな、ハンシャ。いいじゃん、見せてくれよ」
『馬鹿』
「僕が取ってくる。女王、しばしお待ちを」
京が気を利かせて城内に飛んでいった。俺と白龍はしばし手持ち無沙汰になる。
『研磨、今回はありがとうございました。改めてお礼を言わせてください』
「何だよ、急に」
俺は照れくさくてよそを向いた。そこへ追い討ちがかかる。
『貴方がいなければ神族は全滅し、神界は帝王マーレイの手中に落ちていたところでした。どれだけ謝辞を述べても足りません』
「俺はただ暴れさせてもらっただけだ。感謝される謂れはねえよ」
ハンシャは意味深に間を置いた。呟くように言う。
『それで、貴方の答えは見つかったのですか?』
俺は白龍の瞳を眺めた。お見通しか。俺はゆっくりと、そしてはっきりと返事した。
「ああ。誰かが好きなら、誰かに好かれているなら、それはきっと……」
そこへ京が戻ってきた。純白の衣を両手に抱えている。
「お待たせしました、女王」
『感謝します、京。それをわたくしの角にかけてください』
京が言われた通りにする。そして俺と共に、白龍に背を向けた。
『こっちを見たら往復ビンタ3セットですからね。いいですね』
怖いな。しばらくして俺たちの背後から白光がほとばしる。俺は振り返りたい気持ちを抑えるのに苦労した。
「お待たせしました。もうよろしいですよ」
俺は京と一緒に振り向いた。白い衣服を身にまとったハンシャの姿があった。銀色の髪の毛が風に揺れている。
「では、神族たちを呼び戻します。黒曜石よ、吸い尽くした我が魂の断片をここに吐き出したまえ」
女王は人差し指を天に向けた。頭上に白い巨大な球体が現れ、そこから次々に神族の女たちが降りてくる。どうやら出ると同時に意識を取り戻すようで、ナンバー2のレンズや間諜のミズタとマリ、更にこの神界中で生きていた神族が次から次へと、雨後の竹の子のごとく出現した。服も状態も死ぬ前そのままだ。
「ああ、女王様!」
「あれ、辺境の村にいたはずなのに……」
「魔族は? 魔族はどこに行った? 私の矢に恐れをなしたか?」
「ここは都じゃん! あたい、生まれたとき以来だ!」
「何よこの大地! それに何だか息苦しくない?」
そういえば神族は魔界の、魔族は神界の空気が合わないんだっけ。不完全な『大統一』。その弊害には今後慣れていくしかないのだろう。
「研磨!」
「鏡さん!」
ミズタとマリが俺を見つけて飛んできた。
「ねえ、何がどうなったの? さっきまであたし、帝王を倒したあんたに抱きついて泣いてたんだけど……」
「私もです。これは一体……」
女王ハンシャが大声を出した。
「皆さん、聞いてください」
そのぴりりと威厳ある声に、神族たちは一斉に押し黙る。
「実は……」
写の手による女王の一時的な死。それに伴い神族たちが陥った仮死状態と、亜空間への自動的移動。それに伴い始まった魔界と神界の結合『大統一』。京と俺が魔界側へ向かったしばらく後の、白龍としてのハンシャの復活。白龍の『境界認識』による俺らの追尾。結界に包まれた空中大神殿での再会。俺と写の戦いと決着……
神族たちは皆一様に驚愕に打ちのめされていた。
「そんなことが……」
ミズタが俺の肩に手を載せた。目に悲哀の色がある。金色の長髪が鮮やかだった。
「実の弟さんと戦うのは辛かったでしょう、研磨……。可哀想に」
マリが俺の左手を両手で挟み、その平らな胸に押し当てる。眼鏡の奥で泣いていた。
「鏡さん……私たちのために、本当に頑張ってくれました。ありがとうございます」
俺は2人の温もりを感じながら、これ以上ない歓喜に浸る。
「また会えて良かった。おめえらが生きててくれるだけで、俺は、もう……」
二度と会えないと思っていたミズタとマリに、こうして会えた。俺はこみ上げてくるものを抑え切れず、目頭を押さえる。何だこれ、泣き過ぎだろ、情けない。そうは思いながらも、俺はむせび泣くのを止められなかった。すると、ミズタもつられて号泣し出す。マリはしゃくりあげるばかりだ。
結局三人揃って抱き締め合い、いい年して子供のように嗚咽を漏らし続けた。溢れて零れる滴が、頬を滑り落ちて顎からしたたり落ちる。それが気持ちよくて、俺は今まで積み重なってきた感情が――喜怒哀楽の埃の山が、綺麗に洗い流されていくのを感じていた。
その後、ようやく泣き止んだ俺はハンシャに対し、魔族の根本が死んだ人間の魂であると教えた。ハンシャは人間界が続く限り神族も魔族も絶えることはないと考え、『大統一』失敗後の歪な今の世界を、種族を問わず統合していこうと決心した。
まずはその前にナンバー2のレンズが軍隊を再編成し、補給線を整え、いつ魔族の残党が都に襲来してきてもいいように防備を固める。その辺はさすがに実力者、鮮やかな手並みだった。
神族たちはやがて、森林火災の鎮火、各種地形調査を進めながら、それぞれの目的地まで長い旅に出た。
京はこの新世界に残る道を選んだ。彼をスカウトして恋仲となった魔女のリングは、神界制覇による平和の到来という、純粋な夢に殉じて去った。京は今度はハンシャのそばで、超人類として神族に協力し、リングの残した夢を叶えたいという。
俺は人間界に戻る道を選んだ。恐らく爺っちゃんや婆っちゃんが、燃えた俺の家について、そしてそこで焼け死んだ俺の両親について、だいたいの後処理を終えた頃だろう。せめて俺だけでも戻ってやらないと。孫が生きていることを、知らせてやらないと。そう考えたのだ。
写と美羅に関しては、写との決着後に暫定的な墓を作ってある。それに関しては、ハンシャに後でもっときちんとしたものを用意してもらえるようお願いした。やはり弟とその恋人には、並んで静かな死後を過ごしてほしかった。
「そう、帰っちゃうのね」
「残念です……」
ようやく平穏が戻ってきた都の一邸宅、ミズタとマリの家で、俺は神界での最後の食事を楽しんでいた。この後ハンシャに魔方陣を開いてもらって、人間界に帰る手筈になっていたのだ。そのことはギリギリまで2人に言い出せなかった。なるべく長く彼女らの笑顔を見ていたかったからだ。
「ま、俺がいなくなっても元気でやれや。また何か緊急事態でも起きたら、再び人間界にやって来い。いつでも助けに行ってやるよ。まあ魔方陣を開く魔法石がまだ残っていたら、の話だけどな」
『はい、その通りです。ここまで黒曜石に近づけばもう問題ありません。ただその前に、わたくしの衣服を取りに行ってくださいませんか?』
俺はピンときた。
「神族の体に戻ると裸になるんだな、ハンシャ。いいじゃん、見せてくれよ」
『馬鹿』
「僕が取ってくる。女王、しばしお待ちを」
京が気を利かせて城内に飛んでいった。俺と白龍はしばし手持ち無沙汰になる。
『研磨、今回はありがとうございました。改めてお礼を言わせてください』
「何だよ、急に」
俺は照れくさくてよそを向いた。そこへ追い討ちがかかる。
『貴方がいなければ神族は全滅し、神界は帝王マーレイの手中に落ちていたところでした。どれだけ謝辞を述べても足りません』
「俺はただ暴れさせてもらっただけだ。感謝される謂れはねえよ」
ハンシャは意味深に間を置いた。呟くように言う。
『それで、貴方の答えは見つかったのですか?』
俺は白龍の瞳を眺めた。お見通しか。俺はゆっくりと、そしてはっきりと返事した。
「ああ。誰かが好きなら、誰かに好かれているなら、それはきっと……」
そこへ京が戻ってきた。純白の衣を両手に抱えている。
「お待たせしました、女王」
『感謝します、京。それをわたくしの角にかけてください』
京が言われた通りにする。そして俺と共に、白龍に背を向けた。
『こっちを見たら往復ビンタ3セットですからね。いいですね』
怖いな。しばらくして俺たちの背後から白光がほとばしる。俺は振り返りたい気持ちを抑えるのに苦労した。
「お待たせしました。もうよろしいですよ」
俺は京と一緒に振り向いた。白い衣服を身にまとったハンシャの姿があった。銀色の髪の毛が風に揺れている。
「では、神族たちを呼び戻します。黒曜石よ、吸い尽くした我が魂の断片をここに吐き出したまえ」
女王は人差し指を天に向けた。頭上に白い巨大な球体が現れ、そこから次々に神族の女たちが降りてくる。どうやら出ると同時に意識を取り戻すようで、ナンバー2のレンズや間諜のミズタとマリ、更にこの神界中で生きていた神族が次から次へと、雨後の竹の子のごとく出現した。服も状態も死ぬ前そのままだ。
「ああ、女王様!」
「あれ、辺境の村にいたはずなのに……」
「魔族は? 魔族はどこに行った? 私の矢に恐れをなしたか?」
「ここは都じゃん! あたい、生まれたとき以来だ!」
「何よこの大地! それに何だか息苦しくない?」
そういえば神族は魔界の、魔族は神界の空気が合わないんだっけ。不完全な『大統一』。その弊害には今後慣れていくしかないのだろう。
「研磨!」
「鏡さん!」
ミズタとマリが俺を見つけて飛んできた。
「ねえ、何がどうなったの? さっきまであたし、帝王を倒したあんたに抱きついて泣いてたんだけど……」
「私もです。これは一体……」
女王ハンシャが大声を出した。
「皆さん、聞いてください」
そのぴりりと威厳ある声に、神族たちは一斉に押し黙る。
「実は……」
写の手による女王の一時的な死。それに伴い神族たちが陥った仮死状態と、亜空間への自動的移動。それに伴い始まった魔界と神界の結合『大統一』。京と俺が魔界側へ向かったしばらく後の、白龍としてのハンシャの復活。白龍の『境界認識』による俺らの追尾。結界に包まれた空中大神殿での再会。俺と写の戦いと決着……
神族たちは皆一様に驚愕に打ちのめされていた。
「そんなことが……」
ミズタが俺の肩に手を載せた。目に悲哀の色がある。金色の長髪が鮮やかだった。
「実の弟さんと戦うのは辛かったでしょう、研磨……。可哀想に」
マリが俺の左手を両手で挟み、その平らな胸に押し当てる。眼鏡の奥で泣いていた。
「鏡さん……私たちのために、本当に頑張ってくれました。ありがとうございます」
俺は2人の温もりを感じながら、これ以上ない歓喜に浸る。
「また会えて良かった。おめえらが生きててくれるだけで、俺は、もう……」
二度と会えないと思っていたミズタとマリに、こうして会えた。俺はこみ上げてくるものを抑え切れず、目頭を押さえる。何だこれ、泣き過ぎだろ、情けない。そうは思いながらも、俺はむせび泣くのを止められなかった。すると、ミズタもつられて号泣し出す。マリはしゃくりあげるばかりだ。
結局三人揃って抱き締め合い、いい年して子供のように嗚咽を漏らし続けた。溢れて零れる滴が、頬を滑り落ちて顎からしたたり落ちる。それが気持ちよくて、俺は今まで積み重なってきた感情が――喜怒哀楽の埃の山が、綺麗に洗い流されていくのを感じていた。
その後、ようやく泣き止んだ俺はハンシャに対し、魔族の根本が死んだ人間の魂であると教えた。ハンシャは人間界が続く限り神族も魔族も絶えることはないと考え、『大統一』失敗後の歪な今の世界を、種族を問わず統合していこうと決心した。
まずはその前にナンバー2のレンズが軍隊を再編成し、補給線を整え、いつ魔族の残党が都に襲来してきてもいいように防備を固める。その辺はさすがに実力者、鮮やかな手並みだった。
神族たちはやがて、森林火災の鎮火、各種地形調査を進めながら、それぞれの目的地まで長い旅に出た。
京はこの新世界に残る道を選んだ。彼をスカウトして恋仲となった魔女のリングは、神界制覇による平和の到来という、純粋な夢に殉じて去った。京は今度はハンシャのそばで、超人類として神族に協力し、リングの残した夢を叶えたいという。
俺は人間界に戻る道を選んだ。恐らく爺っちゃんや婆っちゃんが、燃えた俺の家について、そしてそこで焼け死んだ俺の両親について、だいたいの後処理を終えた頃だろう。せめて俺だけでも戻ってやらないと。孫が生きていることを、知らせてやらないと。そう考えたのだ。
写と美羅に関しては、写との決着後に暫定的な墓を作ってある。それに関しては、ハンシャに後でもっときちんとしたものを用意してもらえるようお願いした。やはり弟とその恋人には、並んで静かな死後を過ごしてほしかった。
「そう、帰っちゃうのね」
「残念です……」
ようやく平穏が戻ってきた都の一邸宅、ミズタとマリの家で、俺は神界での最後の食事を楽しんでいた。この後ハンシャに魔方陣を開いてもらって、人間界に帰る手筈になっていたのだ。そのことはギリギリまで2人に言い出せなかった。なるべく長く彼女らの笑顔を見ていたかったからだ。
「ま、俺がいなくなっても元気でやれや。また何か緊急事態でも起きたら、再び人間界にやって来い。いつでも助けに行ってやるよ。まあ魔方陣を開く魔法石がまだ残っていたら、の話だけどな」
0
あなたにおすすめの小説
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる