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番外編・初デート
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僕は渡会保が帰ってくるのを、自宅の部屋でじりじりと待っていた。外は夕闇深くなるばかりである。
今朝、保はいつもの調子で僕の家にやってきた。小石さんとの初デートを楽しむべく、ラフな私服を身にまとい、何なら普段より髪をとかしていた。
「よう、篤彦。小石ちゃんを受け取りに来たぜ」
保は準備万端整ったとばかり、僕に対して手を伸ばす。さあ小石さんをその手のひらに載せたまえ、と言わんばかりに。
僕がちゅうちょしたのも当然だろう。お気楽者の保に小石さんを預けたら、どこかで壊したりしないか、落として見失ったりしないか、不安ばかりが増幅するのだから。
だが二の足を踏む僕をさとしたのは、肝心の小石さんだった。
「篤彦さん、大丈夫ですよ。心配しないで」
自信満々に言い放つ。その安心感はどこから生まれてくるのか、はなはだ疑問だった。
「本当にいいのかい、小石さん。これが永遠の別れになったりしたら、僕は後悔どころじゃなくなるけど……」
保が噴き出して僕の胸を小突く。
「俺を信用しろよ、篤彦。夕方になったらまた小石ちゃんを届けに戻ってくるからさ。それとも、小石ちゃんの要望を――俺とのデートを邪魔する気か?」
少し気に障った。まるで僕が二人の仲を妨げているかのような言い方だったからだ。
しかし――
「分かったよ、保。夕方までに戻ってこなかったらゲンコツだぞ」
「おお、怖い怖い」
「小石さん、できる限り気を付けてね。こいつは馬鹿だから、何をしでかすか分かったものじゃないよ」
僕は結局、保の手のひらに小石さんを載せた。彼女はくすくす笑う。
「はい、気を付けます。それでは行ってきますね」
保は小石さんをズボンのポケットにしまい込むと、意気揚々と玄関を出た。
「篤彦、それじゃあな」
それが今のところ、二人を見た最後だった。
「遅い……!」
僕は自室をうろつき回った。夕方までには帰ると言っていたのに。あれだけ忠告したのに。
スマホで連絡しようとしても、「電波の届かない範囲にいるか、電源を切っているか……」というお決まりのメッセージが流れるだけ。メールも届かない。
「何やってんだ、保のやつ……!」
僕は窓の外を見た。もう日が暮れつつある。夕方という時刻を飛び出して、もはや夜と言っても差し支えなかった。
これは重大な裏切りだ――もちろん保の。僕は服を着替えると、両親に「すぐ戻るから」と声をかけて、家を後にした。
いや、しようとした。
「駄目だ、篤彦。認められないぞ」
「そうよ、もう夜なのよ」
父の春雄と、母の佳代子に二人して止められたのだ。
僕は気が急いていて、玄関で靴を履くところだった。父さんに肩をつかまれ、強引に引っ張られてしまう。
「大丈夫だよ、すぐ戻るって!」
「前にもこんなことがあったじゃないか。2度目はないぞ、篤彦」
前とは、僕ら読書部が小石さんを中心にお月見をしたときのことか。あのときは約束の午後10時半までに戻ってこれたけど……
「そうよ篤彦、また怪我でもしたらって心配しているのよ、私たち」
ああ、大蔵秀三部長と一緒に、小石さんの生まれ故郷へ行ったときのことを差しているのか。二人には部長の家に泊まりに行ったと嘘をついてある。
あのとき、僕は怪物の彦五郎に肩を切り裂かれたのだ。その怪我は今でもまだ残っている。父さんと母さん含め、周りには「フェンスの尖った場所にぶつかって負傷した」と説明しておいたが、二人はまだ信じていないようだった。
過保護にもほどがある、とは言いがたい。僕は昨年、山で遭難しているからだ。似たようなことが起きたらと、二人が心配するのも無理はなかった。
僕は肩をつかむ父さんの手にあらがえない。
「うん、分かった。分かったから手を離して」
父さんはゆっくりと僕を解放した。僕は靴を脱ぎ、玄関にそろえる。
仕方ない。こうなったら保と小石さんの無事な帰還を願うしかなかった。立ち上がり、居間のほうへ振り向く。
すると――
「ねえ、篤彦。あなた、私たちに隠し事してない?」
母さんが不安の生きた化身のように尋ねてきた。父さんもうなずく。
「そうだぞ、篤彦。父さんも前から気になってたことがある。……お前、ときどき部屋で誰かと会話してるだろ。違うか?」
僕の心を汗が伝った。小石さんのことは、両親には内緒にしていたのだ。それに気づかれつつあったらしい。
「な、何でもないよ」
「何かありそうな顔で言われても説得力ないわよ」
これにはまいった。僕は一時的に自分の表情の制御に戸惑う。父さんと母さんが前のめりに僕を見つめてきた。猜疑心の権化のようだ。
どうする?
読書部以外の人々に小石さんのことを打ち明けるのは、どう考えても危険がともなう。話が伝播すれば、何せ今のネット社会だ。ネタを求めたインフルエンサーたちがこぞってうちのドアを叩くことになるかもしれない。
そしてその流れは誰にも止められず、最悪小石さんを奪われることになるかもしれないのだ。科学者たちは大喜びして、小石さんを各種実験台にするだろう。そうなってはことだ。
でも――決まっているじゃないか。父さんも母さんも、善良な僕の生みの親だ。彼らが小石さんのことを知ったとしても、きっと秘密はバレないに違いない。
そう、話すべきだ。今はその時が来たということだ。
「分かったよ……」
父さんと母さんがさらに前傾姿勢になる。僕はためらいを振り切って、言葉を打ち出した。
「実は僕は、小石――」
ピンポーン。誰かがチャイムを鳴らす。もちろん僕らではない。僕は再び玄関に向き直ると、ドアを開いた。
「よっ、篤彦、今戻ってきたぞ――って、あれ?」
そこには渡会保のスカした姿があった。僕ではなく、僕の後ろの両親に驚いている。しかしすぐに立ち直り、背筋をピンと伸ばした。
「こんばんは! 篤彦の友達の渡会保です! いつも篤彦とは仲良くさせてもらってます! ね、小石ちゃん」
保はポケットから小石さんを取り出し、僕の手に渡した。
「今日はMrs.のライブに行ってきたんだ。ね、小石ちゃん」
「小石ちゃん……?」
声を出したのは父さんだ。ええい、もう破れかぶれだ。
「僕は確かに隠し事をしてた。謝るよ、父さん、母さん……」
そして保の頭をコツンと叩いた。夕方に間に合わなかった罰の、ゲンコツだった。
「なるほど、小石ちゃん、ねぇ……」
僕と保は、母さん謹製のラーメンをすすりながら、キッチンで両親と向き合っていた。母さんは小石さんを裏返したり回したりしてまばたきを繰り返している。
父さんが僕に視線を向けた。
「小石さんが篤彦を、あの遭難から救ってくれたのか。喋る石なんて、今でも信じられないよ。でも、これが現実なんだな……」
小石さんがやや気落ちした声を出した。もちろんこの場にいる全員の脳に直接語りかけている。
「すみません、今まで黙っていて……。すぐにお話するべきでした」
僕は首を振った。
「小石さんは悪くないよ。今まで秘密を守ろうとしていた僕が馬鹿だったんだ。父さん、母さん。どうかこのことは他人には話さないでね」
母さんがテーブルの中央に小石さんを置く。
「でも良かったわ。正直、篤彦が自分の部屋でブツブツ何か言っているのを聞いたときは、背筋が凍ったもの。でも、小石さんだったのね、話していた相手は。ありがとう、小石さん。篤彦を助けてくれて……」
僕はラーメンを食べ終えた。隣でスープを完飲しようとする保に愚痴をこぼす。
「今日は何であんなに遅かったのさ」
ラーメンを胃袋に吸い込ませた保は、嬉しげにため息を付いた。
「いや、久々に小石ちゃんの人間の姿を拝みたくてさ。夕月を待って、小石ちゃんに変身してもらったんだ。悪りぃな、約束破って……」
「携帯が繋がらなかったのは?」
「電池切れに気づかなかっただけだよ。まあそう怒るなって。……どうもお母さん、ラーメン美味しかったです! ごちそうさま」
「いい食べっぷりね。また来てね」
微笑み合う母さんと保。憑き物が取れたような顔をした父さん。僕は小石さんに話しかけた。
「で、どうだったんだい、小石さん。保との初デートは……」
小石さんがくすぐったそうに笑う。
「知りたいですか、篤彦さん」
「そりゃまあ、僕には聞く権利があるだろうし。待ちくたびれていたんだからね」
「そうですね、実は……」
夏の夜は更けていく。保が門限で帰ってからも、僕らは語り合った。そういえばここまで両親と話し込むのも久しぶりだ。
小石さんが保にどう感想を抱いたか。それは新たな秘密として、公開するのは控えておこう。
今朝、保はいつもの調子で僕の家にやってきた。小石さんとの初デートを楽しむべく、ラフな私服を身にまとい、何なら普段より髪をとかしていた。
「よう、篤彦。小石ちゃんを受け取りに来たぜ」
保は準備万端整ったとばかり、僕に対して手を伸ばす。さあ小石さんをその手のひらに載せたまえ、と言わんばかりに。
僕がちゅうちょしたのも当然だろう。お気楽者の保に小石さんを預けたら、どこかで壊したりしないか、落として見失ったりしないか、不安ばかりが増幅するのだから。
だが二の足を踏む僕をさとしたのは、肝心の小石さんだった。
「篤彦さん、大丈夫ですよ。心配しないで」
自信満々に言い放つ。その安心感はどこから生まれてくるのか、はなはだ疑問だった。
「本当にいいのかい、小石さん。これが永遠の別れになったりしたら、僕は後悔どころじゃなくなるけど……」
保が噴き出して僕の胸を小突く。
「俺を信用しろよ、篤彦。夕方になったらまた小石ちゃんを届けに戻ってくるからさ。それとも、小石ちゃんの要望を――俺とのデートを邪魔する気か?」
少し気に障った。まるで僕が二人の仲を妨げているかのような言い方だったからだ。
しかし――
「分かったよ、保。夕方までに戻ってこなかったらゲンコツだぞ」
「おお、怖い怖い」
「小石さん、できる限り気を付けてね。こいつは馬鹿だから、何をしでかすか分かったものじゃないよ」
僕は結局、保の手のひらに小石さんを載せた。彼女はくすくす笑う。
「はい、気を付けます。それでは行ってきますね」
保は小石さんをズボンのポケットにしまい込むと、意気揚々と玄関を出た。
「篤彦、それじゃあな」
それが今のところ、二人を見た最後だった。
「遅い……!」
僕は自室をうろつき回った。夕方までには帰ると言っていたのに。あれだけ忠告したのに。
スマホで連絡しようとしても、「電波の届かない範囲にいるか、電源を切っているか……」というお決まりのメッセージが流れるだけ。メールも届かない。
「何やってんだ、保のやつ……!」
僕は窓の外を見た。もう日が暮れつつある。夕方という時刻を飛び出して、もはや夜と言っても差し支えなかった。
これは重大な裏切りだ――もちろん保の。僕は服を着替えると、両親に「すぐ戻るから」と声をかけて、家を後にした。
いや、しようとした。
「駄目だ、篤彦。認められないぞ」
「そうよ、もう夜なのよ」
父の春雄と、母の佳代子に二人して止められたのだ。
僕は気が急いていて、玄関で靴を履くところだった。父さんに肩をつかまれ、強引に引っ張られてしまう。
「大丈夫だよ、すぐ戻るって!」
「前にもこんなことがあったじゃないか。2度目はないぞ、篤彦」
前とは、僕ら読書部が小石さんを中心にお月見をしたときのことか。あのときは約束の午後10時半までに戻ってこれたけど……
「そうよ篤彦、また怪我でもしたらって心配しているのよ、私たち」
ああ、大蔵秀三部長と一緒に、小石さんの生まれ故郷へ行ったときのことを差しているのか。二人には部長の家に泊まりに行ったと嘘をついてある。
あのとき、僕は怪物の彦五郎に肩を切り裂かれたのだ。その怪我は今でもまだ残っている。父さんと母さん含め、周りには「フェンスの尖った場所にぶつかって負傷した」と説明しておいたが、二人はまだ信じていないようだった。
過保護にもほどがある、とは言いがたい。僕は昨年、山で遭難しているからだ。似たようなことが起きたらと、二人が心配するのも無理はなかった。
僕は肩をつかむ父さんの手にあらがえない。
「うん、分かった。分かったから手を離して」
父さんはゆっくりと僕を解放した。僕は靴を脱ぎ、玄関にそろえる。
仕方ない。こうなったら保と小石さんの無事な帰還を願うしかなかった。立ち上がり、居間のほうへ振り向く。
すると――
「ねえ、篤彦。あなた、私たちに隠し事してない?」
母さんが不安の生きた化身のように尋ねてきた。父さんもうなずく。
「そうだぞ、篤彦。父さんも前から気になってたことがある。……お前、ときどき部屋で誰かと会話してるだろ。違うか?」
僕の心を汗が伝った。小石さんのことは、両親には内緒にしていたのだ。それに気づかれつつあったらしい。
「な、何でもないよ」
「何かありそうな顔で言われても説得力ないわよ」
これにはまいった。僕は一時的に自分の表情の制御に戸惑う。父さんと母さんが前のめりに僕を見つめてきた。猜疑心の権化のようだ。
どうする?
読書部以外の人々に小石さんのことを打ち明けるのは、どう考えても危険がともなう。話が伝播すれば、何せ今のネット社会だ。ネタを求めたインフルエンサーたちがこぞってうちのドアを叩くことになるかもしれない。
そしてその流れは誰にも止められず、最悪小石さんを奪われることになるかもしれないのだ。科学者たちは大喜びして、小石さんを各種実験台にするだろう。そうなってはことだ。
でも――決まっているじゃないか。父さんも母さんも、善良な僕の生みの親だ。彼らが小石さんのことを知ったとしても、きっと秘密はバレないに違いない。
そう、話すべきだ。今はその時が来たということだ。
「分かったよ……」
父さんと母さんがさらに前傾姿勢になる。僕はためらいを振り切って、言葉を打ち出した。
「実は僕は、小石――」
ピンポーン。誰かがチャイムを鳴らす。もちろん僕らではない。僕は再び玄関に向き直ると、ドアを開いた。
「よっ、篤彦、今戻ってきたぞ――って、あれ?」
そこには渡会保のスカした姿があった。僕ではなく、僕の後ろの両親に驚いている。しかしすぐに立ち直り、背筋をピンと伸ばした。
「こんばんは! 篤彦の友達の渡会保です! いつも篤彦とは仲良くさせてもらってます! ね、小石ちゃん」
保はポケットから小石さんを取り出し、僕の手に渡した。
「今日はMrs.のライブに行ってきたんだ。ね、小石ちゃん」
「小石ちゃん……?」
声を出したのは父さんだ。ええい、もう破れかぶれだ。
「僕は確かに隠し事をしてた。謝るよ、父さん、母さん……」
そして保の頭をコツンと叩いた。夕方に間に合わなかった罰の、ゲンコツだった。
「なるほど、小石ちゃん、ねぇ……」
僕と保は、母さん謹製のラーメンをすすりながら、キッチンで両親と向き合っていた。母さんは小石さんを裏返したり回したりしてまばたきを繰り返している。
父さんが僕に視線を向けた。
「小石さんが篤彦を、あの遭難から救ってくれたのか。喋る石なんて、今でも信じられないよ。でも、これが現実なんだな……」
小石さんがやや気落ちした声を出した。もちろんこの場にいる全員の脳に直接語りかけている。
「すみません、今まで黙っていて……。すぐにお話するべきでした」
僕は首を振った。
「小石さんは悪くないよ。今まで秘密を守ろうとしていた僕が馬鹿だったんだ。父さん、母さん。どうかこのことは他人には話さないでね」
母さんがテーブルの中央に小石さんを置く。
「でも良かったわ。正直、篤彦が自分の部屋でブツブツ何か言っているのを聞いたときは、背筋が凍ったもの。でも、小石さんだったのね、話していた相手は。ありがとう、小石さん。篤彦を助けてくれて……」
僕はラーメンを食べ終えた。隣でスープを完飲しようとする保に愚痴をこぼす。
「今日は何であんなに遅かったのさ」
ラーメンを胃袋に吸い込ませた保は、嬉しげにため息を付いた。
「いや、久々に小石ちゃんの人間の姿を拝みたくてさ。夕月を待って、小石ちゃんに変身してもらったんだ。悪りぃな、約束破って……」
「携帯が繋がらなかったのは?」
「電池切れに気づかなかっただけだよ。まあそう怒るなって。……どうもお母さん、ラーメン美味しかったです! ごちそうさま」
「いい食べっぷりね。また来てね」
微笑み合う母さんと保。憑き物が取れたような顔をした父さん。僕は小石さんに話しかけた。
「で、どうだったんだい、小石さん。保との初デートは……」
小石さんがくすぐったそうに笑う。
「知りたいですか、篤彦さん」
「そりゃまあ、僕には聞く権利があるだろうし。待ちくたびれていたんだからね」
「そうですね、実は……」
夏の夜は更けていく。保が門限で帰ってからも、僕らは語り合った。そういえばここまで両親と話し込むのも久しぶりだ。
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